私たちが当たり前にしようしている「照明」。家電量販店を始めとする、照明を取り扱っている店舗では「照明機器」という表示がされていることもあります。
「照明」と「照明機器」とはなにかが違うのでしょうか?新しく照明を購入する前に知っておきたい、照明機器の特徴や各照明の種類と特徴を解説していきます。
今まで使ったことのない照明や見たことのない照明もあるかもしれません。自分が知らなかった照明の特徴や魅力に触れて、色々な照明の知識を学んでみましょう。
アシメントリーでおしゃれな6灯のLEDシャンデリア GCH003-6
緩やかな放物線を描いたアームの先に真球ガラスがついたシャンデリア。空間を華やかに演出します。真鍮メッキと乳白色ガラスの組み合わせにより、高級感の中に安らぎを感じさせます。
目次
照明機器の【照明】について
照明機器の「照明」とは、光で照らして明るくすること。明るさを補うための器具全般を指します。照明では、種類の違いにこだわらず、光で空間を照らすもの全ての商品を照明としてまとめることができます。照明は、住宅のなかでもインテリアに大きな影響を与える重要なポイントです。
照明【機器】とは?
「機器」は「器具」と同じ意味として捉えることができます。「器具」は、簡単な機械や道具としての意味があり、「手段」としての意味もあります。
「照明機器」は、電気を使用して光で設置された空間を照らし、光の色・光の量を調節できる機械です。
照明機器の種類について
照明機器には、私たちの知らない種類の照明が多く存在し、大まかに一般照明用と舞台・スタジオ照明用に分けられています。
一般照明用
「一般照明用」は、私たちが自宅で使用している照明のこと。多くの照明は、LED照明をメインとして使用されています。住宅だけでなく、小さなカフェやお店などで使用されている照明の多くは、一般照明用です。
舞台・スタジオ照明用
「舞台・スタジオ照明用」は、学校、テレビ局、舞台などで使用されている照明で、スポットを当てる照明やより多くの照明の光を発することのできる照明です。
照明機器の商品の種類は?
照明機器の種類を各種類に分けながら、特徴を解説していきます。自宅用や店舗用の照明を探している方は、照明のデザインや特徴などを考慮して、照明を学んでから照明選びをしてみてください。
シーリングライト
「シーリングライト」は、天井に直接設置して使用する照明です。現在、多くのシーリングライトはLED照明として販売されており、「LEDシーリングライト」という名前は誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
照明の消費電力が少ないため、電気代を節約することができ、エコにも繋がる照明です。電球の寿命も長く、電気代が低い状態で長い期間の使用が可能なコストパフォーマンスの高い商品です。
調光機能・調色機能・常夜灯を始めとする光を調節できる機能が備えられており、高機能なシーリングライトでは、タイマー機能などハイテクな機能を使用することができます。
ダウンライト
「ダウンライト」は、天井に埋め込んで使用する照明です。天井にしっかりと埋め込む必要があるため、自分では設置できず、内装工事と電気工事が必ず必要になってしまいます。新築やリフォーム時にしか設置できません。
ダウンライトは、明るさがパワフルですが複数の照明を埋め込んで広い空間を照らすことも可能です。天井がフラットになるため、空間を広く見せることができ、多くの住宅で採用されています。
ペンダントライト
「ペンダントライト」は、天井からコードで吊り下げられている照明です。販売されている種類が多く、デザインの多さが特徴です。おしゃれな製品が多く、ガラス・陶器・アルミなどを使用したものが世代を問わず人気を保っています。
メイン照明として1つの部屋を1つの照明で照らすほどの明るさは確保できる商品が少ないですが、補助照明として使用でき、インテリアのアクセントになる照明です。
スポットライト
「スポットライト」は、シェード部分の角度や向きを自由に調節することができ、好きなポイントに光を照射させることができる照明です。部屋の角や家具、壁や天井に当てて、間接的な照明を作ることで、間接照明としての使用も可能。
様々な使用方法があり、多種多様に使うことができる照明です。
スタンドライト
「スタンドライト」は、床やデスクに立たせて使用する照明です。簡単に移動ができるだけでなく、用途に合わせて適切な照明が販売されており、ベッドサイドやデスク、ソファー付近など、様々な場所で活躍する補助照明です。
ブラケットライト(壁付照明)
「ブラケットライト」は、壁に設置する照明で、基本的には光源はカバーに隠れて見えないことが多いので、間接照明のような柔らかい光で照らしてくれます。
玄関や廊下の補助照明としても人気が高く、商品によっては防水性・防湿性まで備えられており、外玄関の照明として使用できる商品も販売されています。
シャンデリア
「シャンデリア」は、基本的には「ペンダントライト」と同じく天井から吊り下げられている照明ですが、2灯以上の光源を使用しており、ゴージャスなデザインの照明が多いです。
(一概には、「ペンダントライト」「シャンデリア」の定義は決まっていないようです。
)
シャンデリアは、設置するだけで空間が明るくなり、高級感を演出することができます。さらに、インテリアの大きなアクセントにもなります。ガラスなど、透明で反射力の高い素材を使用している場合が多く、キラキラ輝く見た目でも楽しめる照明を探してる方におすすめの種類です。
シーリングファン
「シーリングファン」は、シーリングライトにファンが設置されている照明です。照明として使用することだけでなく、部屋の空気を循環させる力を持っているため、寝室やリビングなどで使用している方が多いです。
近年では、日本でも注目を集めており、小さな子供が就寝する部屋や子供部屋、寝室にも取り入れられています。
間接照明
「間接照明」は、天井や壁、床に照明の光を反射させて間接的な光を作り出し、空間を照らす照明方法です。様々な照明機器を使用して、間接照明を作ることも可能です。
一般的に、天井や壁、床に設置する場合の照明は、内装工事・電気工事が必要になります。間接照明は、リラックスできる環境を作るためだけではなく、明るさや落ち着いた空間をつくることもでき、個人の好みによって様々な印象を受けることができます。
設置できる場所も多く、リビングだけでなく、玄関や廊下に設置する方法も人気が高まっています。
照明機器の取り付け方法は?
照明機器はどうやって取り付けるのでしょうか?各照明の種類によって、大きく異なる照明の設置方法を簡単にご説明していきます。
引掛シーリングに取り付け
《シーリングライト、対応しているペンダントライト・スポットライト》
天井にすでに設置されている引掛シーリングに、そのまま照明の差し込む部分を設置して、簡単に設置が完了します。部屋の真ん中に設置されているので、照明の位置を真ん中からずらしたい場合を除き、設置が可能です。
女性でも簡単に設置が可能なため、独り暮らしで照明を選ぶ場合には、引掛シーリングタイプの照明を選びましょう。
ダクトレールを設置する
《対応のペンダントライト・スポットライトなど》
ダクトレールとは、棒状になっており、天井に設置して照明を設置できるレールです。引掛シーリング 設置できるタイプと天井に取り付けなければならないタイプがあります。
引掛シーリングに設置できる場合には、同じ要領で簡単に設置が可能。天井に新しく設置する場合には、電気を使用することができるようにするため電気工事を必要とします。
取り付けが完了したら、レールの端部分を取り外し、照明のコードの上部をレールに設置していきます。
部屋や用途によって、必要な照明機器は変化します。正しい照明機器を選んで、おしゃれに取り付けてみましょう
部屋の作り、部屋の使用用途、主に使用している人によって、照明の選び方は大きく左右されます。「照明」と1つの言葉で表しても、照明の種類は多く場所や必要な明るさ機能性に合わせて、適切な照明を選ぶことが大切です。
今回、ご紹介した照明は家の内部の照明の1部にしか過ぎません。照明機器に興味のある方は、ぜひ内部だけでなく外部の照明も学んで、納得の行く照明選びをしましょう。