照明を選ぶ時や取り付ける時、「調光」という言葉を見たことや聞いたことはありませんか?調光とは文字通り「光を調節する」ことであり、調光機能がついていれば器具を取り付けた後も明るさを調節できることが利点です。明るくハツラツとした空間にも、光をしぼってムードのある空間にすることも調光ができればわざわざ照明を変えずとも、スイッチ一つで簡単にできます。
新築の方は「調光機能をつけたい」と家を建ててくれる設計士さんや施工会社の人などに言えばそのように手配してくれますが、もう持ち家があったり賃貸の方だったりと後から調光機能を取り入れたいけどどうすればいいのか分からないという人はいますよね。
そういった方向けに説明していきます。
もう照明器具は持っているけど、調光器って後付けできるの?
調光器の後付けはできます。3パターンあるので説明しますね。
一番手っ取り早い!スマート電球を取り付けるだけ
今使っている照明がまず、調光機能がついているかついていないかを調べましょう。「そう言えば買った時リモコンがついていた」、「調べたら調光機能がついていた」、などという調光機能がついている場合には今から説明する方法は使えません。またこの方法は電球タイプの照明器具のみでしか対応できません。気をつけましょう。
さて、この方法は本当に簡単です。スマート電球を買い、電球を調光器のついていない照明器具に取り付ける、それだけです。工事などは一切せずにすみます。びっくりするほど簡単ですね。
リモコンで操作もできますし、物によってはスマートフォンと連携させて操作もできます。好きな明るさに操作できますし、寝るときもベッドから起き上がらなくてもリモコンやスマートフォンを押すだけで消せるのは嬉しいですよね。
そんなスマート電球ですが、そもそもスマート電球とは何か、と聞かれますとLED電球に様々な機能を搭載させたもので、スマートフォンで操作できるものになります。この様々な機能の中に、「調光機能」がついているんですね。他にも調色(光の色を変えられる)機能がついていたり、スマートフォンやスマートスピーカーなどの媒体と連動できたりと本当に便利です。中には音楽が流せるスピーカーが搭載されているものもあります。
基本的にスマートフォンとWi-Fiのある環境があれば使えます。しかしスマート電球によって対応のOSのバージョンが違うので、AndroidでもiPhoneでも自分が使っているスマホのOSのバージョンとスマート電球の対応のOSを確認してから購入してくださいね。
値段は大体ですが1000円〜5000円ほどで売っています。色々なメーカーから発売されていますので、自分のスマホに対応するのか、どんな機能が付いていて自分が欲しい機能は何なのかなど確認して値段と折り合いをつけて購入できるといいですね。
とにかく便利なスマート電球ですが、残念なポイントをあげるとすれば見た目です。フィラメントが見えるクリアガラスの電球はスマート電球になく、全て白色の電球です。あのレトロさが好きな人にはこれからそういったものが出てくるのを期待して待つか、次に紹介する方法で実践してみてもいいかもしれません。
調光器と調光対応の電球を買う
調光器を工事なしで後付けする方法は2つあります。
1つ目はペンダントライトやシャンデリアであれば引掛シーリングに取り付けられる調光器をつける方法、コンセント給電のスタンドライトなどであればアダプターの調光器をつける方法です。どちらも電気工事は必要なく、照明器具とコンセントや引掛シーリングの間に調光器を挟む形になります。
取り付けたあとはリモコン操作するだけです。
電球を取り付ける場合は調光対応しているLEDか、白熱球をつけましょう。調光対応していないと事故の原因になるので気をつけましょう。
引掛シーリングに取り付ける調光器は隠れてしまうとリモコン操作ができません。ですのでその信号受信部分が隠れてしまうシーリングライトは使えません。またペンダントライトもシャンデリアもあまりにも器具が重いと使えないので荷重制限をしっかり確認しましょう。
2つ目は調光機能つきの簡易ダクトレールを取り付ける方法です。
調光機能つき簡易ダクトレールにつける照明器具は調光機能がないもので、電球は調光器対応のものを買うようにしましょう。少しややこしいですね。しかし今ではその調光機能がついている簡易ダクトレールにリモコンと、対応のスポットライトがいくつかついてくるセットで売られていることが多いです。調光機能つき簡易ダクトレールを買っても、照明器具との相性が悪く調光できないこともあり、注意が必要なんですね。セットで買えば確実に調光ができるのでセットで買ってもいいかもしれません。
注意点ははじめにいった通り、調光機能のない照明器具を取り付けることと、壁などに調光スイッチがつけられていないこと、リモコンがないことです。調光機能がないから調光器付きの物を取り付けるのであって、元から調光機能がある場所に調光機能がついたものをつけると火事や事故の原因になります。
この調光器と調光対応の電球を買うやり方は他の方法よりもコストがかかります。後づけ調光器もリモコンも全部揃えると2〜3万円ほどかかってしまうこともありますので自分のお財布と相談してみてくださいね。
照明器具自体を取り替えるのであれば調光機能付きの照明器具を購入する
こちらも手っ取り早いといえば簡単ですしそうだといえます。照明器具そのものを変えたい人にはぴったりですね。
照明器具そのものに調光機能がついていれば、取り付けたあと付属のリモコンで調光ができます。スマート電球と流れは同じですね。
注意点は電球を取り付ける照明器具の場合は調光対応のLED電球か白熱電球を取り付けましょう。再三言いますが対応していないと事故が起きる可能性があります。気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?調光スイッチがないと調光できないと思っていた方もいたのではないでしょうか?調光器は後づけできて電気工事が不要でできるやり方もこの記事で紹介した通りあります。賃貸の方もわざわざ電気工事士をよんで工事したくないという方もこれなら気軽に取り入れられますね。
ぜひご自宅での時間をおしゃれなライティングで楽しんでください。
MotoMおすすめ!調光機能つきの照明器具
ぴたっとLED
磁石で取り付けられ、頭部も回転する球状のLEDライト。直径6cmの手のひらサイズなので持ち運びも楽々。机での作業にも、ベッドで寝る前に過ごす時間もこのライトで明るく手元を照らせます。
コロンとした可愛らしい見た目でモバイルバッテリーなどからもUSB給電ができるので出張先などでも使えます。
ボタンが1つで軽くおすとオン・オフができ、長押しすると調光ができます。操作もわかりやすく簡単なLEDライトです。
ワイヤレスチャージャー機能付きLEDデスクスタンドライト
高級感あるレザー調のデスクスタンドライト。調光機能に加えて調色も可能です。
このスタンドライトはワイヤレスチャージャー機能もついているので対応のスマートフォンを置くだけで充電ができます。USBポートもあるのでスマートフォン以外も充電できます。
リモートが増えて自宅で作業するときもスタイリッシュなデスクライトがあれば気分も上がり、また使い勝手もいいので活躍すること間違いなしなスタンドライトです。
灯菜 OMA01RN1
おしゃれなLED水耕栽培器の灯菜。インテリアに馴染むデザインで太陽が当たりにくい室内でも葉物野菜などが育てられます。玄関やリビング、キッチンなどどこでも置くことができます。
お水と液体肥料とLEDの光で育つので管理も簡単ですし、グリーンが家にあると癒されますよね。
水耕栽培器も種類がありますが、特にこのOMA01RN1は調光機能がついていますので自分の好きな明るさにできます。見た目も可愛い水耕栽培器なので灯りオブジェにもできますよ。(植物を育てているときは一番明るい光で照らしてあげてください。)
ミラーライトMBK012-TO
ワンランク上の空間を演出できるミラーライト。前面からLEDの光で影にならないようにお顔を照らしてくれます。さらに調光・調色機能がついているので、お昼や夜の時間帯に合わせて調光したり、シーンに合わせて調色ができます。
お化粧などの身支度もしやすく、スタイリッシュな見た目で気品のある空間にもできるミラーライトです。