ダイニングにはどんな照明をつければいいのだろう?照明選びはインテリアの中でもちょっとハードルが高いですよね。ただお部屋の大きさだったり、テーブルのサイズに合わせて照明を選ぶのではなく、生活スタイルを振りかえってから照明を選ぶことも実は重要です。ダイニングでの生活を快適にするための照明選びの下準備をご紹介します。
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照明を選ぶために、ダイニングでの生活スタイルを振り返ろう!
照明を選ぶ前にまず、ダイニングで何をしているのかを振り返りましょう。なぜかというと、それによって照明の選び方は変わってくるからです。ダイニングはご飯を食べる場所というだけでなく、子どもが宿題をする場所であるお宅もあれば、お母さんの作業場になっているお宅もありますよね。お部屋というのは生活行動によって分けられ、リビング、ダイニング、キッチンなどと名前がついていますが、行動が限定されているわけではありません。個人の動き、家族の動きは家庭によって様々です。
さて振り返った結果どうだったでしょうか。ご飯を食べる行動のみの方は以下にある「ダイニング」項目に、作業的なこともしている方は「ダイニング・作業」項目を見てみてください。
今のところはご飯を食べる、という目的でしか使っていないお宅も、いずれ作業的なことをするだろうな、と予測が出来ている人も「ダイニング・作業」項目をみてみてください。
ダイニング
ダイニングは食事をしたり、談笑したりする場所であり、何か作業をするにしてもちょっと書き物をする程度であるというお宅におすすめなのは電球色の照明です。電球色とはオレンジ色のあたたかみのある光のことで、電球色は料理をおいしく見せてくれますし、空間の演出にも長けています。
照明器具はどんなものでもいいですが、しっかりテーブル上を隅々まで照らせるようにするといいですね。ペンダントライトやシーリングライト、シャンデリアであれば照明器具の真下にテーブルを配置してあげるといいですし、スポットライトなど光の向きが調節できるものであればスポットライトのいくつかはテーブル上を照らすように角度を調節できると良いと思います。部屋全体が明るくなくとも、テーブル上をしっかり照らすことが大切です。補助照明でいくつかダウンライトやスポットライト、お部屋の規模にもよりますがフロアライトがあってもいいですね。
ダイニング・作業
ダイニングで仕事や勉強をするお宅は調色機能がついた照明器具を購入することをおすすめします。調色機能付きであればダイニングで食事するときは電球色、勉強や仕事をするときは昼白色と使い分けができます。電球色はお部屋の雰囲気づくりには適していますが、作業するには向かない色です。何か作業をしたい方は昼白色の照明器具をとりいれるか、調色機能つきにしましょう。
ちなみに昼白色は太陽光に1番近い白っぽい色になります。清潔感の出る光の色なのでダイニングに使ってもいいですよ。
作業するダイニングであれば部屋全体の明るさをしっかり確保したいので、部屋全体を明るくできるシーリングライトを取り付けるか、照明器具を組み合わせて使うことをおすすめします。例えば部分照明であるペンダントライトをテーブルがあるすぐ真上の天井に取り付け、そうすると隅のほうが暗くなるのでダウンライトやスポットライトなどで光の補填をするといいです。新築でお考えの方はダウンライトや、スポットライトをつけるためのダクトレールの工事を検討してみてくださいね。
ダウンライトやスポットライトを補助で使い、ペンダントライトやシャンデリアを取り付けると部屋の明るさもあり、お洒落な照明器具も取り付けられるのでおすすめです。
理想のダイニングにするために、たくさんのダイニング照明事例を見ておこう
ダイニング照明を考えるにあたって、一番はオープンハウスに行ったり、街中でカフェなどをみてどんな照明の使われ方がしているか実際に自分でみてみることがいいですが、なかなかそんな時間はとれなかったり、わざわざ出向くのが億劫だったりしますよね。ですので、インターネットを存分に活用し情報収集をしましょう。おすすめアプリを紹介します。
Pinterest(ピンタレスト)
ピンタレストとは、とてもおしゃれな画像や写真を検索できるアプリです。例えば「ダイニング 照明」と検索するとたくさんのダイニングの写真がでてきます。キーワードを少しずつ変えて、「ダイニング おしゃれ」、「ダイニング 北欧」など検索すると、また違った写真がでてきます。気に入った写真がありましたらアプリ内でフォルダをつくって画像を保存しておけます。もちろん自分の端末にダウンロードもできます。ピンタレスト内のフォルダのことを「ボード」、保存することを「ピンをする」と表現しています。
使い勝手もいいですし、とにかくおしゃれで参考になります。インテリア関係以外のデザイン画像もたくさんあるので、何かデザインで参考にしたいときにも役立つアプリです。
RoomClip(ルームクリップ)
ルームクリップはお部屋の事例写真をたくさん扱っているアプリです。アプリを持っている人なら誰でも気軽にインテリアの投稿ができるので、おしゃれでもあり、生活感があり身近に感じられるような写真があります。生活をしていたらカタログやモデルルームのようにはなかなかいかないですよね。ルームクリップの写真は一般の人の自宅をのぞけるので本当に参考になりますよ。
このアプリでも「ダイニング 照明」などと検索すると関連画像が出てきます。気になるものはピンタレストとおなじく保存しておけますし、このアプリの一番の魅力は写真に写っているインテリアがどこのメーカーのものか分かることです。「これほしい!」と思ったらそのメーカーサイトに飛ぶことができます。写真によってタグがつけられていなければどこのものかすぐには分かりませんが、投稿した人にコメントで聞くこともできます。
お部屋の画像自体も参考になりますし、気に入った画像のインテリアを知ることができるのは嬉しいですよね。
Instagram(インスタグラム)
画像投稿アプリといえばインスタグラムは日本のみならず世界中の人が使っていますよね。自宅の投稿やインテリアの投稿もたくさんあります。「#ダイニング照明」と検索するとたくさんの投稿がでてきますのでみてみてください。また、「#dining」と英語で入れると海外の投稿もでてきます。インスタグラムは外国の人たちのダイニングインテリアや照明の投稿も気軽に見れるので英語だけでなく好きな国の言葉で検索してみてもいいかもしれません。
インスタグラムは今では個人だけではなく企業も参入しています。有名人や友人だけではなく、好きな照明メーカーやインテリアブランド、個人でやっている職人さんもほぼインスタグラムのアカウントを持っています。参考にするためにフォローしておくといいですよ。
ちなみに検索ワードの「#」はハッシュタグと呼びます。インスタグラムは投稿時にタグ付けというものをすると、検索で引っかかるようになります。検索するときに「#(ハッシュタグ)」はつけなくても検索されますが、投稿する時は「#ダイニング」と文章中につけておかないと投稿が検索されないので、投稿するときは関連するハッシュタグをつけて投稿するようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたか?ダイニングでの過ごし方を振り返ると、おのずとどのくらいの明るさが必要なのか、光の色はどんな色がいいのか、照明はどんなものを付ければいいのかが見えてきます。もちろん設計士さんやインテリアデザイナーさんなどに、ダイニングでの過ごし方を伝えるとアドバイスをくれますし、設計士さんたちも意見を言ってくれた方が計画しやすいと思います。相談しながら一緒につくりあげていくといいですね。
ダイニング照明の事例写真を多くみておくと自分の理想のイメージも具体的に沸いてきやすいです。好きな照明や取り入れ方が参考になったら必ず画像を保存しておきましょう。紹介したどのアプリも使いやすいです。アプリのダウンロードにお金はかかりませんので安心してお使いください。
この記事で紹介した下準備の仕方は照明選びだけではなくお部屋作りや間取り決め、インテリアを決めるときでも役に立ちますのでぜひ参考にしてみてください。
情報社会をフル活用して理想のダイニングにしてくださいね。