やっと見つけたペンダントライト。
しかし付けたら、なんだか暗い…なんてありますよね。
ダイニングに使うペンダントライトは少し暗めでも基本的に範囲内ですが、それでも暗いとなると、何かが原因で暗くなっていることも。
どんな原因で暗くなってしまっているのでしょうか。
そこで今回は、ダイニングに設置したペンダントライトが暗い原因を解説します。
また、暗くならないようにするための解決方法や選び方も併せてご紹介。
暗さを解決し、理想の明るさのダイニングにしてください。
目次
ペンダントライトにしたらダイニングが暗い…
考えられる理由は
デザイン性が高く、インテリアとしても存在感のあるペンダントライト。
しかし、間違った方法でつけてしまうと、せっかくの良さが台無しになってしまいます。
それは何が原因なのでしょうか。
ここでは、ペンダントライトが原因でダイニングが暗くなる理由を解説していきます。
理由①高さが合っていない
高さは明るくするための基本です。
そのため、目安の高さは以下を参考ください。
・2~4人掛け用テーブルなら、高さが60~80cm
・6人掛け用テーブルなら、高さは50~70cm
ここでの高さは、照明の下の部分からテーブルの天板までの高さのことです。
これよりも高いと適切な光が届かず暗い印象を与えます。
ペンダントライトでは、お部屋全体を明るくするパワーは弱いです。
高くなればなるほど、テーブルとの距離は遠くなり、手元は暗くなってしまいます。
理由②テーブルの大きさと合っていない
テーブルの大きさも関係します。
大きさに合ったものを使わなければ、当然暗くなってしまうことも…。
4人掛け用や6人掛け用なら、ある程度テーブルの長さもあるので、小さめのペンダントライトを複数付け、明るさを確保することができます。
しかし、丸テーブルや2人掛け用テーブルに、小さめのペンダントライト1灯しか設置していないなら、それでは暗いです。
「コンパクトだから、この程度でも大丈夫でしょう」は間違いです。
テーブルの大きさに合ったペンダントライトにしなければ、暗くなってしまいます。
理由③電球の色味の確認不足
電球の色味も暗くしてしまう原因に…。
電球にはさまざまな形がありますが、形だけで決めるのは危険です。
電球にはそれぞれ色味があり、感じる明るさが異なります。
また、取り付ける照明のシェードによっては光を透過したり、しなかったりするため、それだけでも明るさに影響が出ます。
どのような光の色味や光の出方になるのか確認せず、購入し、取り付けてしまうと大変な事態を招きますので、「この形、可愛い」などで決めるのはNGです。
理由④掃除をしていない
ペンダントライトは、吊り下げられている分、ホコリが溜まりやすいです。
ホコリが電球やシェードについていると、見た目も台無しですが、食事に入ってしまう危険性もありますし、何より暗くなってしまいます。
「明るさは十分なのに、なんだか暗い」と感じ、掃除をしていないのなら、それが原因かもしれないので、これを機に定期的に掃除をしましょう。
スマートでシンプル 3灯円筒 LEDペンダントライト ゴールド/シルバー 引掛シーリング MPN06GO(SI)-3
器具の幅5.5㎝と細身でスマートな見た目がポイント。3灯で2.8kgというコンパクトですが、ダイニングテーブルの上を明るくします。3灯使いでも圧迫感を感じることなく、どんなお部屋にでも合わせやすいです。
ペンダントライトでダイニングが暗いを解決!その方法とは?
暗い原因が分かれば、次は解決方法です。
どんな方法で解決をすればいいのか、具体的に見ていきましょう。
解決①適切な高さにする
高さが合っていないことが原因で暗いのなら、適正な高さにしましょう。
目安とはしては、上記で紹介したとおりです。
・2~4人掛け用 テーブルの上から60~80cm
・6人掛け用 テーブルの上から50~70cm
この高さが適切なものになりますので、このあたりで修正するようにしましょう。
これだけで十分変わりますよ。
解決②ダイニングに合った電球の色味にする
ダイニング、とくにテーブルに合った電球の色味にしましょう。
電球の色味には種類があり、大きく分けて3種類あります。
・電球色
・昼白色
・昼光色
電球色は、暖かみのあるオレンジ色の光を出します。
昼白色は、太陽の明るさに一番近い光を出します。
昼光色は、青白っぽい光を出します。
電球の光色には、合う場所と合わない場所が存在します。
ダイニングの雰囲気に合うのは、「電球色」になります。
暖かみのあるオレンジ色の光は落ち着きのある雰囲気とリラックス効果があるため、家族団らんの場で使用するには一番おすすめの電球です。
また、電球色には料理を美味しそうに見せます。
逆にダイニングにあまり合わない光色は昼光色です。
昼光色はパリッとした印象の明るさになるため、どちからといえば集中して行う作業場に適しています。
ダイニングに取り付けても問題はありませんが、逆に明るくなり過ぎる原因に。
青白い光を出すため、当然、料理は美味しそうに見せられません。
また、ワット数を上げればその分明るさは増します。
ただ、上げても本当に欲しい光の明るさになるかは違います。
しかし、ダイニングでは食事以外にも作業スペースとして使っているお家もあるでしょう。
その際、電球を変えるべきか、シェードを変えるべきか悩みます。
電球を変えるなら、昼白色です。
手元がはっきりするので、本を読む、宿題がはかどります。
シェードを変えるなら、光を透過する素材がいいです。
たとえば布ですが、電球色でも手元はもちろん、全体的に明るくしてくれます。
用途と雰囲気、それぞれ違います。
そのため、どんな風にダイニングを使っているのかも考慮しつつ、最適な電球を見つけてください。
解決③テーブルに合った大きさにする
テーブルに合ったペンダントライトにすることも大切です。
目安としては、以下の組み合わせがベストになります。
・丸テーブル、2人掛け用 大きいペンダントライト1灯
・4人掛け用、6人掛け用 小さいペンダントライト2灯~4灯
丸テーブルや2人掛け用テーブルはコンパクトなため、大きいペンダントライト1灯でもダイニングテーブルを明るくすることが可能です。しかし、6人掛け用ともなれば、テーブルに長さが出てくるため、端まで光を届けることが難しくなってしまいます。
大きいペンダントライトをメインとし、小さいペンダントライトをサブとすることも可能ですが、見た目的におしゃれではなくなってしまうことも…。
統一性を持つことと、デザインや見た目の観点から見た時に、美しくなるように取り付けることもペンダントライトの良さを光らせますよ。
4人掛け用は、大きいペンダントライト1灯、もしくは小さいペンダントライト2灯、どちらでも問題ありませんが、テーブルの大きさに合わせてください。
丸テーブルやコンパクトな4人掛け用なら、大きなペンダントライトで大丈夫ですが、長方形のゆったりした4人掛け用なら、小さいペンダントライト2灯がおすすめです。
それ以外にも、ペンダントライトを取り付ける位置もポイント!
ペンダントライト1灯の場合はテーブルの真ん中に、2灯以上の複数の場合はテーブルに対し左右のバランスが対称になるようにしましょう。
非対称になっているとバランスが悪くなり、光にムラができてしまいます。
アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング
まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。
もう暗いとは言わせない!ダイニングに合ったペンダントライトの選び方
では、最後に暗さとは無縁のペンダントライトの選び方を紹介します。
3つのポイントを押さえ、ダイニングに合ったステキなペンダントライト選びに、ぜひ参考にしてください。
テーブルとの距離は正確に
何度も言いますが、テーブルとの距離は大切です。必ず守りましょう。
その際、コードが調節できるものを選ぶと失敗が少ないですよ。
最適な高さの目安はありますが、お家によって天井の高さやテーブルの長さ・高さは違ってくるので、コードの調節ができないものを選んでしまうと暗い原因になります。
それ以外にも、コードが長すぎたり短すぎるのも見た目として問題に…。
適切な高さの範囲内のものだから大丈夫!と思っても、実際に取り付けたら思っていたのと違うということもあります。
テーブルや天井は調節できないので、照明のほうを調節できるものにしておきましょう。
多灯できるものを
万が一ということもあるでしょう。
その時に、明かりをプラスできるサイズのものを選んでおくと安心できますよ。
テーブルの大きさに合わせ、ペンダントライトの数を決めますが、取り付けた時に、誤差が生じることもあります。
多灯できないものだと、買い足したとしてもバランスや見た目が悪くなったりと、取り付ける以前より悪くなってしまうことも…。
このような問題を未然に防ぐためにも、ぜひ選ぶポイントとして押さえておきましょう。
しかし、多灯は費用の面でデメリットがあります。
それ以外にも、取り付ける際、バランスを取るのが難しかったりするのも難点です。
良い面もあれば、悪い面もあるので、そのことも頭に入れておきましょう。
【注意】ペンダントライトの持つ良さを壊さない
明るさを追及するのもいいですが、ペンダントライトの良さは壊さないでください。
ペンダントライトは天井シーリングライトのように、部屋全体を明るくすることではなく、ふんわり部屋全体を明るくしたり、ピンポイントで明るくするといった、雰囲気を大切にする照明です。
おしゃれだけをとり、明るさはシーリングライト並では雰囲気もなくなり、ペンダントライトではなくなってしまいます。
あくまでも、ダイニングにペンダントライトを取り付けるのは、テーブルを明るくするための役割です。
お部屋全体を明るくしたいのであれば、ペンダントライトではなく、ほかの照明を取り付けることをおすすめします。
暗い問題を解決しペンダントライトで明るいダイニングを
ペンダントライトはひとつあるだけで、空間をおしゃれにするアイテムです。
しかし、見た目やおしゃれの観点だけで決めてしまうと、暗いダイニングになり、失敗の原因に繋がってしまいます。
暗いと感じる原因を見つけ、早急に問題を解決しましょう。
そして、失敗しないためにも、しっかり選び方を押さえ、ダイニングに合ったペンダントライトを見つけてください!