最近人気の「ペンダントライト」。人気の理由の一つに、設置するだけでその空間がオシャレになるということがあります。そんなペンダントライトの中でも特におすすめなのが、LED電球を使った3灯のペンダントライトです。
1灯でも十分部屋がオシャレになるペンダントライト。今回は、そんなペンダントライトをさらに3灯にした上でLED電球にすることをおすすめする理由について解説していきます。これから家を建てる、またはリフォームや部屋の模様替えを考えている人はぜひ参考にしてください。
内玄関をおしゃれに照らす スフィアシリーズ 球状ランプΦ65mmが3灯ついたブラケットライト
コンパクトでミニマルな直径6.5センチ球状の乳白フロストガラスより、やわらかな灯りを発し空間をリズミカルに演出するブラケットライト。天井や壁の色に合わせて、ベース部分を黒か白のどちらかお選びください。
LEDの知識を増やして照明を選ぶ
最初に、LEDに関する知識やLEDのメリットとデメリットを見ていきましょう。LEDについて何も分からないという人はもちろん、大体の知識を持っているという人も復習のつもりで読んでみてください。
LEDの豆知識
第4世代の「あかり」と呼ばれるLED電球。ちなみに、多くの人になじみのある蛍光灯は第3世代の「あかり」です。そのLED電球の特徴としては省電力・長寿命・高輝度・低温度・環境に優しいなどが挙げられます。それらの特徴から近年では商業施設やオフィス、飲食店など、実に多くの場所で普及しており、LED電球を見ない日はないといっても過言ではありません。
最近できたと思われがちなLED電球ですが、その歴史は意外にも古く、1960年代まで遡ります。しかし、この頃のLED電球は暗めの赤色と黄緑色のみでした。
70年代になると黄色のLEDが生まれ、現在の普及率に至るきっかけになったのは1993年の青色LEDの開発です。
この青色LEDを開発したのは日本の企業と日本人研究者で、当時は世界的なニュースになりました。さらにこれから2年後には緑色のLEDも誕生し、光の三原色の赤・青・緑の光源が揃ったことにより実用化が一気に加速していくことに。
トーマス・エジソンが白熱球を発明したのが1879年。140年たった今は省電力・長寿命・高輝度・低温度・環境性能を特徴とするLED電球が取って代わり、日々改良が進んでとても身近な照明となってきています。
LEDのメリット・デメリット
ここからは、LEDのメリットとデメリットについて解説していきます。前項で述べた特徴かするとデメリットはないように思えるLED電球。ですがメリットもあればデメリットも存在します。それらを踏まえた上でLED電球を選択しましょう。
メリット
〇電気代が安い
LEDについてよく耳にするメリットの一つは省エネによる電気代の安さではないでしょうか。本当のところ、どのくらいの省エネになるのか気になるところですよね。一般的な白熱電球と比べ、LED電球の消費電力は約1/5~1/7まで抑えられるそうです。
一般的な白熱電球で年間5,600円の電気代とすると、LED電球は年間800円から1,120円で済む計算になります。
〇交換の手間なし
前項の特徴でも述べた通り、LED電球には長寿命というメリットもあります。寿命が長いので、電球を交換する頻度も少なくなるということになりますよね。現在のLED電球の寿命は約4万時間となっており、年数にすると大体10年になります。
今使っている電球が切れた時、ストックの電球が家になければ電球の型番を調べてお店に買いに行かなければなりません。電球が設置してある場所によっては交換時に脚立が必要になることもありますよね。LED電球は、そんな面倒な手間が10年間必要なくなりす。
〇虫が集まりにくい
夏場の夜、どこからか入ってきた虫が照明周りで飛んでいたり、照明カバーを開けてみると虫の死骸だらけだったという経験をした人は多いのではないでしょうか。LED電球は、そんな不快な思いも解決してくれます。
そもそも、なぜ電球に虫が集まるのでしょうか。それは、虫は紫外線に集まるという習性があるからです。街頭などでよく使われている水銀灯や蛍光灯にはその紫外線がふくまれています。虫は水銀灯や蛍光灯から出る紫外線に引き寄せられるというわけです。
一方、LED電球は紫外線を含んでいません。よって、虫が集まりにくくなるという結果になるのです。
デメリット
〇高価
多くのメリットがある一方、やはり普通の電球と比べると高価に感じますよね。しかし、メリットで挙げた「省エネ」「長寿命」を含めて考えると、実際には高価に感じるLED電 球の方がコスパに優れてることになります。
さらに、LED電球が高価というイメージは発売当初のものという可能性もあります。LED電球が普及しはじめた時と比べると、価格はかなり下がってきました。電器店などで探してみたら意外と高価ではなかったという声もよく耳にします。
〇暗く感じることがある
蛍光灯などからLEDへの交換後、蛍光灯の時より部屋が暗いと感じるというケースが少なくないようです。暗くなったように感じる原因としては、蛍光灯などの一般的な電球は光が全方向に拡散するのに対し、LEDは特定の方向にしか光が向かないという特性が挙げられます。
さらに、メリットとして挙げた紫外線フリーという長所が、結果として蛍光灯などの一般的な電球より演色性を下げていることも原因とされています。
しかしLEDの技術も日進月歩で、このようなデメリットも改善されてきており、高演色性のLEDの誕生や調色・調光機能の開発と商品化が進んでいます。
アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング
まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。6灯ペンダントライトにありがちなゴチャゴチャとした装飾過多さはなく、スッキリとしたシンプルな照明です。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。
ペンダントライトでLEDを選ぶ理由
ここからは、ペンダントライトとLED電球の組み合わせをおすすめする理由について解説していきます。
暗くなりやすいペンダントライトがLEDで明るくなる
ペンダントライトの役割はあくまでもメイン照明の補助、つまりサブ的なものです。そのことから、ペンダントライトのデメリットとして暗くなりやすいということがよく挙げられます。
しかし、LEDと組み合わせることによりこのデメリットは解決するのです。前項でも述べた通り、最近のLEDには調色・調光機能が搭載されたものや高演色性が優れたものが多く、サブの要素が強いペンダントライトでも十分な明るさに。
LEDも電球色が選べる
蛍光灯などの一般的な電球には色の種類として「電球色」「昼白色」「昼光色」の3つがありますよね。この3種類はLEDにも存在しており、部屋の雰囲気に合わせて電球の色を選ぶことができます。
このように、蛍光灯のように使えて前述のようなメリットがあることが、ペンダントライトとLEDの組み合わせをおすすめする理由の一つです。
LEDはランニングコストが安い!
これもメリットで述べたことになりますが、LEDは省エネと長寿命を両立する電球です。蛍光灯と比べるとランニングコストは圧倒的に安くなります。ペンダントライトに限らず、照明はLEDにした方が長い目で見ると経済的という時代になりました。
LEDはペンダントライトのデメリットを補う
ペンダントライトのデメリットとしては以下の通りです。
・部屋全体を照らすのが難しい
・照明の位置が低く邪魔になることがある
これらはLEDを選択することで十分補うことができるデメリットです。部屋全体に明かりを届けるには調光機能があるものや高演色性のものを選べば解決します。照明の位置が低くなりがちなのも、高くしてしまうと明かりが上手く下まで届かないということが原因なので、それならLEDの電球で明るくすれば解決しますよね。
このように、LEDと組み合わせることによってペンダントライトを設置する場所の選択肢はかなり多くなります。
おすすめするLEDの3灯ペンダントライト
独創的なペンダントライト <MotoM>LEDペンダント 3灯 GPN007U-3
公式価格:31,900円(税2,900円)
サイズ:幅550×奥行き190mm
重さ:1.95kg
色温度:2700K
黒いワイヤーシェードとむき出しのLED電球が特徴的なペンダントライト。見る角度によって表情を変える飽きの来ないデザインになっています。
レトロビンテージなペンダントライト <MotoM>LEDペンダント 3灯 GPN010-3
公式価格:45,100円(税4,100円)
サイズ:幅97.9×奥行き23cm
重さ:3.1kg
色温度:2700K
落ち着いた雰囲気を演出してくれるレトロビンテージ感たっぷりのペンダントライトです。一見、白熱球に見えるLED電球も雰囲気作りに一役買ってくれます。
シンプルなペンダントライト LED3灯円筒ペンダントライト MPN06-3
公式価格:32,780円(税2,980円)
サイズ:幅70×奥行き9.2×高さ22.8cm(全長95cm)
重さ:2.8kg
シンプルさがおしゃれなペンダントライト。3灯ペンダントライト特有の圧迫感もなく、どんな雰囲気の部屋にもマッチします。
3灯ペンダントライトとLEDを組み合わせて効果的な空間演出を
3灯のペンダントライトとLEDを組み合わせることをおすすめしてきました。LEDの電球にするだけで、これまであったペンダントライトの制約の多くが解決され、空間演出の自由度が増えることになります。
ペンダントライト特有のデメリットにより設置をあきらめていた人は、ぜひ一度電球をLEDにすることを考えてみてください。もしかすると問題点が解消されてペンダントライトの設置が可能になるかもしれません。