何だか部屋が薄暗いなあ…と思ったら、いつの間にか蛍光灯が2灯あるうちのひとつが切れていたということがあります。また、そうそう触ることのないシーリングライトですから、どうやってカバーを外すのかわからないという方も多いと思います。もし、LEDではないものを使っているようなら、この際、少々高くてもLEDへ交換しましょう。その場合は照明器具丸ごと交換が必要になります。
また、シーリングライトの蛍光灯が切れた時はどうすればいいのも見ていきましょう。


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目次
シーリングライトが暗くなったら交換のサイン?適切な交換時期と対策

一般的にシーリングライトの蛍光灯が暗くなったら、そろそろ寿命なので交換時期(器具によって異なりますが、目安として8〜10年ぐらい)に来ているということです。
まだLEDではないのならこの際、LEDに替えてしまうというのもひとつの手です。
いままでLEDは高いというイメージがありましたが、価格もだいぶ下がってきました。まず、LEDのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

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LEDのメリットは?

■LEDのメリットその1:寿命が長いこと
LEDと言えば長寿命です。蛍光灯の約4倍、白熱電球の約40倍と言われているので電球交換の手間がかかりません。どのくらい持つかというと目安として10年です。※器具によって異なるため、ご購入の際に光源寿命を確認してください。LEDの場合、設置場所によって光源寿命より早く切れる場合がございます。
大昔の白熱電球はよく切れていました。そのため、買い置きがないとアウトで、暗い中、我慢して過ごさなければなりませんでした。
ただ、どんなものでも言えますが、LEDでも中には粗悪なものがあります。検討段階で安心できるメーカーのものかどうかを見極めて購入するようにしましょう。
■LEDのメリットその2:消費電力が少ないため節約になること
LEDと言えば「省エネ」というイメージがあります。
実際、蛍光灯と比べると約2分の1、白熱電球と比べると約6分の1しか消費電力がかからないと言われています。ですから、電気代が安く済み、とっても経済的です。
■LEDのメリットその3:環境にやさしいこと
LEDは蛍光灯のように水銀を使っていないので、環境にやさしいと言われています。
■LEDのメリットその4:紫外線・赤外線の放出が少ないこと
虫は紫外線に集まるという特徴がありますが、紫外線の放出量が少ないので虫が寄りつきにくいです。ですから、野外で使うのにも適しているのです。
紫外線に影響を受けるのは虫だけではありません。私たち人間や観葉植物、展示物にも影響を与えると言われています。色褪せや劣化を防止することができるので、美術館や博物館などでも活躍しています。
■LEDのメリットその5:コンパクトな照明が実現したこと
LEDは電球タイプのほかにモジュールタイプがあり、照明器具と一体型にできるようになりました。LEDが切れてしまったときは照明器具そのものの交換が必要となりますが、白熱灯や蛍光灯では実現できなかったコンパクトなデザインの照明が可能になりました。

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LEDのデメリットは?
■LEDのデメリットその1:高いこと
LEDは白熱灯や蛍光灯タイプと比べて価格が高いものが多いです。最初は値段を見て、一生、LEDには替えられないなと思ったものです。ところが、今ではありがたいことに安くなり、ハードルも低くなりました。逆に蛍光灯を見つけるほうが大変かもしれません。
■LEDのデメリットその2:暗く感じることがある
部屋の中ではあまり感じることがありませんが、夜になって外に出るとLEDの外灯を見かけることがあります。遠くから見ると薄ぼんやりしていて暗いとどうしても感じてしまうと思います。
外灯の真下は明るいのですが、離れると暗く感じてしまいます。これは、LEDの構造上の問題で、光を放つ方向が決まっているからという理由のようです。
日々、改良されていくので、将来はもっといいものが使えるようになっているはずですが、シーリングライトが薄暗くなったと思ったら、交換時期に来ているということですから、ぜひ早めに交換を考えましょう。

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LEDシーリングライトの中身交換ができない理由とは?

LEDシーリングライトの中には電球を交換できるものもありますが、基本的にはLEDシーリングライトは電球だけの交換はできません。それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
交換できないタイプ
LEDが組み込まれている一体型タイプのものは、器具内部にLEDが組み込まれているため光源だけを交換することができません。交換する場合は器具丸ごとの交換となります。
交換できるタイプ
白熱灯や蛍光灯のように簡単に電球を交換できるタイプは、電球を交換することで簡単に光色を変更することもできます。交換できるタイプのものは一般的なLED照明よりも値段が高く、見た目もすっきりしないデザインのものが多いのでここは悩みどころでしょう。また、指定された電球しか使えないのも難点です。
ですから、お使いのLEDシーリングライトの中の電球を交換しようと思ったら、一体型ならシーリングライト全部を交換する必要があります。そもそもLEDは一日平均10時間点灯したとしても約10年、照明器具の寿命が8~10年ですから、電球が切れてしまえばすでに本体も残りの寿命はあとわずかということです。10年も経てば電球以上に照明器具自体も劣化してしまっているということになります。
ただ10年で丸ごと交換しなければならないのでは、何となくお得なのかそうでないのかと微妙な感じはしますが、電気代を考えれば先述した消費電力からみてとてもお得です。
シーリングライトの交換手順と注意点
シーリングライトの交換は、適切な手順と注意点を守ることで、安全かつ確実に行うことができます。誤った方法で作業を行うと、感電や落下の危険があるため、慎重に進めることが大切です。ここでは、一般的な交換手順と作業時の注意点について詳しく解説します。
まず、交換作業を始める前に必ず照明の電源を切ります。通常のスイッチをオフにするだけではなく、安全のためにブレーカーも落とすことをおすすめします。これにより、作業中に誤って電気が流れることを防ぎ、感電のリスクを低減できます。また、照明器具が点灯していた場合は、熱を持っている可能性があるため、十分に冷めるまで待つことも重要です。
電源を切ったら、次にシーリングライトのカバーを取り外します。カバーの取り外し方法は製品によって異なりますが、一般的にはカバーを軽く持ち上げながら左に回すことで外れるタイプが多いです。ただし、フック式やスライド式のものもあり、無理に力を加えると破損の原因になるため、事前に説明書を確認するとよいでしょう。カバーを取り外した後、蛍光灯やLEDモジュールの取り外しに進みます。蛍光灯タイプのシーリングライトの場合は、蛍光灯を支えているフックを慎重に外し、蛍光灯を取り外します。一方、LED一体型のシーリングライトではこの作業は不要で、本体の取り外しに直接進むことができます。
続いて、本体とアダプターを取り外します。本体を支えながら、アダプターのレバーを押してロックを解除し、慎重に本体を外します。その後、天井に取り付けられているアダプターを取り外します。多くのアダプターは外側にロックボタンが付いており、それを押しながら左に回すことで外れる仕組みになっています。この作業では、天井の配線を傷つけないように注意しながら、ゆっくりと行いましょう。
新しいシーリングライトを取り付ける際は、まずアダプターを天井の配線器具にしっかりと取り付けます。アダプターを右に回してはめ込み、接合部分にぐらつきがないかを確認することが重要です。アダプターがしっかり固定されたら、本体を取り付けます。次に、アダプターのコネクターと本体をしっかりと接続し、接触不良がないことを確認します。最後にカバーを取り付け、全体が正しく固定されているかを確認した上で、電源を入れ、照明が正常に点灯するかをテストします。点灯しない場合は、接続部分に問題がないかを再度チェックし、必要に応じて接続をやり直しましょう。
作業を行う際には、いくつかの注意点があります。まず、安全を最優先に考え、高所での作業では安定した脚立を使用し、無理な姿勢での作業は避けることが大切です。不安定な体勢で作業をすると、落下の危険があるため、必ず安定した足場を確保しましょう。また、作業中は必ず電源を切り、感電のリスクを防ぐことが重要です。ブレーカーを落としておくことで、より安全に作業を進めることができます。
次に、製品の取り扱いにも注意が必要です。シーリングライトのカバーや蛍光灯、LEDモジュールは非常に繊細な部品であるため、強い力を加えると破損することがあります。特に蛍光灯はガラス製であるため、取り外しや取り付けの際には丁寧に扱い、落とさないように注意しましょう。また、LED一体型のシーリングライトの場合、本体を乱暴に扱うと内部の電子部品が損傷し、故障の原因となる可能性があるため、慎重に作業を行うことが求められます。
さらに、配線器具の状態にも注意を払う必要があります。古い建物では、天井の配線器具が劣化していたり、新しいシーリングライトに対応していない場合があります。そのような場合、自分で無理に交換しようとすると、配線の破損や火災の原因となる可能性があるため、電気工事士の資格を持つ専門家に相談することをおすすめします。特に、新しいシーリングライトの取り付けにはアダプターの形状が合わないことがあるため、事前に適合するかを確認しておくと安心です。
シーリングライトの交換は、正しい手順と注意点を守ることで、安全に行うことができます。作業自体は比較的シンプルですが、高所での作業や電気配線に関する知識が必要な場合もあるため、少しでも不安を感じたら無理をせず、専門家に依頼するのが最善です。特に、天井の配線器具が劣化している場合や、取り付け方法が分からない場合は、電気工事士に相談することで、安全かつ確実に交換を行うことができます。シーリングライトは生活に欠かせない照明器具であり、快適な空間を維持するためにも、適切なタイミングでの交換と正しい取り付け方法を心がけることが大切です。
LEDシーリングライトの中身交換不可でも購入すべき理由

では、なぜLEDシーリングライトが電球の交換ができないにもかかわらず、購入すべきと言われているのでしょうか。
その理由を見ていきましょう。
購入すべき理由その1:とにかく10年と寿命が長いから
購入すべき理由その2:電気代が半分ほどになるから
購入すべき理由その3:LEDが安くなったから
購入すべき理由その1:
とにかく10年と寿命が長いから
蛍光灯は6,000~12,000時間、LEDは40,000~50,000時間と寿命が長いのが特徴です。
たとえばLEDを1日8時間使ったとしても13年はもつという計算になります。※器具自体の寿命が一般的に10年ですので、安全性を考えると10年で交換をおすすめします。※設置場所(高温な場所など)によって10年より早く切れてしまう場合があります。
ところが蛍光灯のほうは2~4年くらいしかもたないということになります。
数年ごとに蛍光灯を交換することになれば面倒ですし、時間もかかります。長い目でみればLEDのほうがその分、お得ということになります。
購入すべき理由その2:
電気代が半分ほどになるから
LEDは電気代も蛍光灯の約半分とお得なのが最大のメリットです。
LEDシーリングライトは、安価な照明であれば5,000~6,000円、高級機種なら2~3万円ほどで買えるので蛍光灯から乗り換える場合は簡単にもとが取れるというわけです。
※器具によって異なります。
購入すべき理由その3:
LEDが安くなったから
LEDはどうしても高い! というイメージがあります。
でも、それは以前の話で今では価格が下がっていますし、各メーカーはすでに蛍光灯からLEDへとシフトしてきているので、もはや蛍光灯のシーリングライトを探すほうが大変です。
安いものなら5,000円ぐらいで買えるものもあります。
ただ、3万円で購入したとしても10年も使えば年間のコストは3,000円ですから、さほど高くはないと言えるでしょう。
また、目安として10年ぐらい使えるものなのでしっかりと選ぶことが大切です。

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LEDシーリングライトの選び方

LEDシーリングライトのメリットとデメリットがわかったら、LEDシーリングライトの選び方を見ていきましょう。
LEDシーリングライトの選び方1:部屋の広さでチョイスする
まずは、設置する部屋の広さに合った明るさの器具を選ぶことが大切です。
LEDシーリングライトの明るさの単位はルーメンで、数値が大きいほど明るくなります。
畳数 | 4.5畳まで | 6畳まで | 8畳まで |
明るさ | 2700ルーメン | 3200ルーメン | 3800ルーメン |
畳数 | 10畳まで | 12畳まで | 14畳まで |
明るさ | 4400ルーメン | 5000ルーメン | 5600ルーメン |
これらを目安として照明器具を選ぶ必要があります。
LEDシーリングライトの選び方2:機能でチョイスする
メーカーによってさまざまな機能が付いています。
光の明るさを段階的に調節する「調光機能搭載」、光色を寒色から暖色まで自由に調節できる「調光機能搭載」などがあります。
また、最近では便利なセンサー機能搭載のものもあります。部屋の明るさを感知して自動で調光する機能で、例えば「おやすみタイマー」を設定すると部屋の明るさに合わせて少しずつ暗くなり、自動で消灯します。
逆に「お目覚めモード」にすると少しずつ明るくなったり、アラーム音で起こしてくれるものです。
様々な機能が付いているので、機能重視で選ぶのも手です。
LEDシーリングライトの選び方3:デザインでチョイスする
シーリングライトは丸くて乳白色といったイメージがありますが、木ワクがついたものや四角いものもあり、デザインも和室タイプや洋室タイプなどバリエーションも豊富にあります。デザイン性が高いものは、ダウンライトと併用して使用するタイプになる場合がありますので、スペック内容をよく確認の上、ご購入ください。
部屋の雰囲気に合い、便利な機能が付いたシーリングを選ぶようにすればより便利に使えるようになります。

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複雑な交換もスムーズに!シーリングライトの交換方法まとめとコツ
シーリングライトが切れたら…蛍光灯なら交換できますが、一体化したLEDを使っている場合は基本的に交換ができません。また、もし、蛍光灯を使っているなら、この際、思いきってLEDのものに替えてしまうのも手です。蛍光灯は数年で切れてしまいますが、LEDなら目安として約8〜10年と長持ちします。しかし、やはり照明器具も電化製品なので寿命は必ずきます。LEDの照明器具は少々高くても、その分、電気代も節約できるし、数年ごとに切れてしまう心配も少ないため長い目で見ればお得です。もちろん、自分で取り付ける自信がなければ業者に頼むようにしましょう。