一度みたら忘れない美しさ、もう一度振り返りたくなるような魅惑、美しく危険なイメージのアンティークランプ、アンティークランプの中でも特に美しいとされるバカラとステンドの魅力についてお話しします。
アンティークとはもともと古美術や骨董品という意味で、100年以上前の芸術的なもののことを指します。アンティークランプとは、100年以上前の照明器具の事です。
バカラは、アンティークの時代から変わらない凛とした美しさが受け継がれてきた技法です。光り輝くクリスタルガラスブランドのバカラの世界ふだん目にする事がないバカラシャンデリアやペンダントについてお話しします。クリスタルガラスの凛とした輝きには人を惹きつける力がありますね。
ステンドグラスは、色とりどりの複雑な形のガラスが寄り添い合いながら絵柄を作り出す素敵な作品です。
ニューヨークの宝石屋「ティファニー&カンパニー」の創始者ティファニー氏の長男で、特殊な技法による彩色ガラス(ステンドグラス)を組み合わせて作ったティファニー・ランプは、アメリカン・アール・ヌーボーの傑作ガラスをはんだ付けで繋げるという革新的なテクニックを生み出しました。アンティークランプのステンドグラスは時代を超えて技法とともに美しさが受け継がれています。
切子ガラスの煌めきが綺麗なスタンドライト
伝統技術に裏打ちされた切子ガラスと柔らかい透過性を創出する布セードが表現する暖かみを持ったスタンドライト。美しい切子ガラスは笹をイメージしてカットされた繊細な模様のガラスとクロームメッキにより高級感のある仕上りになっております。
アンティークランプ!バカラの魅力とは
クリスタルガラスはクリスタル(水晶)の様に透明に輝くガラスの事です。
日本硝子製品工業会によりクリスタルガラスが定義されており
(以下、日本硝子製品工業会HPより)
クリスタルガラスとは、酸化鉛を主要成分として含むガラス、および酸化カリウム、酸化バリウム、酸化チタニウムなどを主要成分として含むガラスで、高い透明度を有し、かつ屈折率nDが1.520以上で光沢のある美しい輝き、および澄んだ音色で特徴付けられる。
このうち酸化鉛を30%以上含み密度が3.00g/cm3以上のものを「フルレッドクリスタルガラス」、酸化鉛を24%以上含み密度が2.90g/cm3以上のものを「レッドクリスタルガラス」、酸化鉛含有量が24%未満で酸化鉛単独もしくは酸化カリウム、酸化バリウム、酸化亜鉛と併せて10%以上含むものを「セミレッドクリスタルガラス」とそれぞれ呼び、また酸化鉛を含まず酸化カリウム、酸化バリウム、酸化チタニウム、酸化亜鉛などを単独でまたは共に10%以上含むものを、主要成分を基にそれぞれ「カリクリスタルガラス」、「バリウムクリスタルガラス」、「チタンクリスタルガラス」などと呼ぶ。
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宝石のような光輝くガラスという事ですね。
アンティークシャンデリアやアンティークスタンドのバカラの輝きは宝石そのものです。
バカラは、アンティークの時代から受け継がれて現代でも魅力的で愛されています。
玄関、リビング、寝室、書斎など、どこに飾られても素敵ですね。
アンティークランプ!バカラの受け継がれる象徴
アンティークシャンデリアのイメージはベルサイユ宮殿の華やかで可憐で王族の力の象徴の見せ場の劇場ですね。
バカラとシャンデリアの歴史
バカラの起源は1764年、時の国王、ルイ15世の認可を受け、フランス・ロレーヌ地方にあるバカラ村に誕生したガラス工場にはじまります。 1824年にフランスで初めてクリスタルのシャンデリアを制作。1855年のパリ万国博覧会で、 巨大な燭台2基と140灯のシャンデリア一基を披露して以来、さまざまなデザイン、スケールのシャンデリアを制作してきました。バカラの創造性が自在に発揮されたそれらの作品は世界で賞賛の的となり、各国の王侯貴族や実業家はこぞって自邸に、建築家は作品となった建築物に飾りました。それは成功の象徴であり、またあるときには建物や空間に芸術的完成をもたらすものでした。
時代とともに新たなデザインが生まれているバカラのシャンデリアですが、すべてのシャンデリアに変わらない共通点があります。
ブランドを象徴するバカラレッドの八角形のクリスタルパーツ「オクトゴン」が飾られています。
ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
いまでも受け継がれるアンティークランプのバカラの種類はZENITH(ゼニス)、MILLE NUIT(ミルニュイ)、TUILE DE CRISTAL(テュイル・ドゥ・クリスタル)の3種類に分けられます。
バカラの魅力
バカラにはB級品が存在しないという点が一番の魅力です。
水準に達しない商品はすべて廃棄しているので妥協は許されない世界の中で作られています。
当たり前と思われがちですが、妥協しないってことは、コストがかかり高価な商品になります。それでも衰えない人気は不思議の力を持つ非日常的な存在だからでしょうね。
バカラの製品は全て職人の手によって作られています。
フランスのM.O.F.(フランス最優秀職人賞)というものがあり、日本で言ったら人間国宝と同じで国の宝物です。
バカラには品格がプラスされていますので、凛とした輝きがあります。
お家にバカラのアンティークランプを取り入れてみませんか。
アンティークランプ!ステンドの魅力とは
小さなガラスを手作業で作り上げるステンドグラスは、華やかで妖艶な幻想的な雰囲気を演出します。
1点1点丁寧に楽しく心こめて、手作りされたステンドグラス、お部屋の中で、神秘的なこころが静まる空間を生みだします。
「アール・ヌーボー」のモチーフで作られたアンティークランプのペンダントやスタンドは
「美しい物には毒がある」にふさわしいアンティークランプです。
光に通されたステンドグラスは、色鮮やかな景色とモチーフとなるものによって、様々な色を楽しむことができます。
アンティークランプ!手づくり出来るステンド
アンティーク時代から受け継がれ今も愛されているステンドグラスランプは手作りできます。
「アール・ヌーボー」の鳥や花や果物などお好きなアンティークランプを飾りませんか。
少し作り方の説明します。
カットしたステンドガラスに表面が銅製のコパテープ(カッパーテープ)をガラスの側面に貼っていきます。
テープがはがれない様にヘラでテープを押さえつけて下さい。
ガラスを並べ、フラックス付けて半田します。半田は鉛フリーをおすすめします。
フラックスとは、はんだ付け促進剤です。
パティーナで半田部分に色を付けていきます。
パティーナとは、半田を変色させる薬品の事です。色は黒、銅色、褐色、古金色があります。
最後にワックスで仕上げをして出来上がりです。
ガラスや半田でけがをしない様にゆっくりと作りましょう。
最初は、手作りランプキットを使うと便利ですし、ステンドグラス体験教室に行くのもおすすめです。ご自分で作られたステンドグラスは宝物になります。
リビングやキッチンなどに飾りましょう。光とガラスの輝きで毎日が楽しく過ごせます。
アンティークランプ!ステンドグラスは種類が豊富
①ペンダントランプ
LED電球を1個取り付ける小さいタイプからシャンデリアのような大きなタイプまであります。
小さなタイプは軽いですが、シャンデリアのような大きなタイプですと大変重くなりますので、重量を確認してからお求めください。
引っ掛けシーリングがついているタイプがおすすめです。
片手で持って脚立に上がれないくらいの重量が重い場合は電気工事士さんによる取り付けが必要です。電気屋さんや量販店さんにお願いし取り付けてもらいましょう。
②スタンドランプ
いつでも目の中に入ってくる場所に置いて「アール・ヌーボー」の魅力的なトンボやぶどうなどの神秘的な絵柄で癒されましょう。
オレンジ系の色や青系、緑系のお部屋の雰囲気に合わせたお好きな色のアンティークランプなら、インテリアととても調和します。
大人の魅力があるアンティークランプですが、モチーフによっては苦手なお子様がいらっしゃるでしょう。そんな時は、素敵な魅力を説明してあげると良さが理解できます。
どうしても苦手な時は、少し年を重ねるまで待ちましょう。
アンティークランプ!ステンドグラスお店めぐり
ステンドグラスランプは、アンティークショップや雑貨屋さんやアトリエ体験などたくさんのお店があります。
お店めぐりをしてみてはいかがですか。
今まで見たことのないデザインや、光に映し出された色とりどりの形、丈夫で繊細で一言では言い表せない表情の演出、アンティークランプの誘惑に負けてしまいそうになります。
青や緑あまり目にしないようなアンティークランプのステンドグラスを見つけたら、ぜひ手に入れてみてはいかがですか。
まとめ
アンティークランプのバカラとステンドグラスどちらも、今でも人気があり受け継がれています。
心をこめて妥協せずに作られているアンティークランプのある暮らしは、心の満喫と安らぎが混ざりあって心が軽くなりリラックスできます。
お家では、ストレスを忘れた空間で過ごしましょう。