屋外用ブラケットで素敵な玄関にしましょう

玄関の外に付いている照明器具は、玄関灯やポーチ灯などと呼ばれています。
玄関灯やポーチ灯のなかでも一般家庭に多く取り入れられている照明器具は、ドアの横に取り付けられている屋外用ブラケットです。
夜帰宅したときに、玄関入り口で屋外用ブラケットの光が優しく包み込むように出迎えてくれます。
屋外用ブラケットは、デザインやカラーやセンサーがついている物などたくさんの種類がありますが、光源の種類の中ではLEDタイプの屋外用ブラケットをおすすめします。消費電力のカットで電気料金が同じ明るさで比較すると白熱灯よりかからなく、寿命も長いのです。玄関の外周りを明るく照らし安心安全で防犯にも役立つ屋外用ブラケットについて紹介をしていきます。

雨や風に強い材料で選ぶ屋外用ブラケット

屋外に付けるブラケットは防水・防塵性能が必要です。
照明器具の防水性能・防塵性能は保護等級「IP」が決められています。「IP」とはIEC(国際電気標準会議)によって定められている防水・防塵の保護規格のことで、「IP」の後ろにある2ケタの数値のうち左側が防塵等級を、右側が防水等級を表しています。この「ＩＰ」表記を見て「ＩＰ66」表示がある器具が望ましいといえるでしょう。
「IP66」とは防塵等級でいえば完全な防塵構造であること、防水等級でいえばいかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない構造になります。例えば台風などのような豪雨でも浸水の恐れがない性能をもった器具ということになります。

屋外用の照明器具は、雨や風、海に近い地域の場合は塩分が含まれた雨風、雪が降る地域は、雨や風に加えひょうやあられなどに耐えられるような材質を選ぶ必要があります。

雨や風に強いプラスチック・樹脂材料

プラスチックや樹脂には耐候性と呼ばれる性質があります。
耐候性とは太陽光・紫外線や温度の変化によって変形・変色・劣化等の変質を起こしにくい性質のことです。
屋外に使用されるプラスチックや樹脂は、耐候性試験を行って評価基準をクリアした材料で
屋外用ブラケットに使用されています。

1.アクリル
プラスチックのなかでも、耐久性に優れ透明度があります。
車のヘッドライトのカバーに使われています。
透明度が高くきれいな事から水槽にも使用されています。

2.ポリカーボネート
自己消火性とプラスチック中最高の耐衝撃性をもつエンジニアリングプラスチックです。
看板や駐車場などの屋根に使用されています。

3.塩ビ
接着・溶接加工が可能です。また耐薬品性に優れており、ほとんどの酸・アルカリ・塩類に侵されることがありません。
硬質の塩ビは、水道管のパイプなどに使用されいます
軟質の塩ビは、ビニールハウスなどに使用されています。

4.フッ素樹脂（テフロン）
吸水がゼロの為、雨に強く耐えることができます。
フライパンのコーティングに使用されている事から熱にも強いです。

雨や風に強い金属材料

金属そのものが腐食しない材料、一番はご存じの通り金で2番目はプラチナです。
ですが金とプラチナは高価な材料で、ブラケットライトには不向きですので、一般的に使用されている金属で説明します。

1.ステンレス鋼
薄い保護被膜を形成する働きを持つため、錆びに強く、いつまでも美しい 状態を維持する鋼です。
流しのシンクや水筒やポットに使用されています。

2.アルミニウム
アルミニウムには、1円玉にも使われている材料がアルミニウムのみの「純アルミ」とアルミニウム合金があります。ステンレス鋼に比べとても軽いので持ちやすいです。
アルミニウム合金は、飲料の缶やサッシや毒性が少ない事から薬の包装などがあります。
アルミニウム合金ダイカストはアルミを溶かし液体状にした溶湯（ようとう）を高速で金型へ流し込んで成型したもので、自動車やバイクやミシンなどに使われています。

プラスチック・樹脂やステン素材・アルミ合金・アルミダイカスト材料で作られている屋外用ブラケットは、どの材質を選ばれても問題ありません。
お家の外壁のお色、玄関ドアの形、ポストのお色や形に合わせて調和のとれたデザインと材質で選びましょう。

メーカーや販売店の保証がついている屋外用ブラケットをおすすめします。

機能で選ぶ屋外用ブラケット

防犯対策に欠かせないセンサー付きの屋外用ブラケットというのもあります。 おしゃれな空間を演出する照明も大切ですが防犯性が高く省エネルギーな照明選びも大切なポイントです。センサー付きのライトにすれば、深夜でも泥棒が来たらライトが点灯するので安心です。またLED型にすれば、省エネルギーかつ長寿命なので無駄なく長期間活躍してくれます。

暗い中で使うブ屋外用ブラケットですので、センサータイプがとても便利です。
センサータイプには、人を感知する人感センサー、暗くなると点く明暗センサーなど
色々な機能があります。機能について説明します。

1.人感センサー
人物が動いた時の温度の変化を検知して動作するスイッチです。スイッチの待機状態では検知エリア内の温度を常に感知していて人物の動きなどにより検知エリア内の温度が変化したことを検知するとスイッチがONになり点灯します。

2.照度センサー
周囲が暗くなると点灯して明るくなると消灯します。簡単な機能ですが小さい子供のいるお家とお年寄りがいる家庭では暗くなると電気がついていて安心感を与えます。

3.ON/OFFセンサー(マルチタイプセンサー）
明るくなると消灯します。周囲が暗くなるとON/OFFモードになり、人の動きを感知して点灯・消灯を行います。
6時間（8時間）タイマー付きです。メーカーによってはタイマー時間が異なります。
暗くなると点灯して6時間（8時間）経過するとON/OFFモードに切り替わります。
少しだけ難しい設定になりますが大変便利です。

形で選ぶ屋外用ブラケット

1.丸い形
丸い形は空間を仕切らないため見た目のかわいらしさに加えて広々とした空間が生まれ個性的になります。尖ったイメージがなくふんわりと優しい屋外用ブラケットになります。

2.四角い形
住宅にもキューブ型がスタイリッシュで無駄がなくデザイン性も高いという理由で人気が出てきています。お色をモノトーンで纏めるとモダンでスタイリッシュな屋外用ブラケットになります。

3.三角の形
山やピラミッドの形から現実離れをした神秘的なデザインで頂点を目指す勢いのあるデザインです。センスが光る屋外用ブラケットになります。

デザインがたくさんありすぎて、迷った時はシンプルなデザインから選んでみましょう。意外にお家と調和が取れる感じがします。
灯りを点けないときは、インテリアとして見ていただけるようなデザインが良く魅力的な形を重点において、灯りを点けた時は、暗くて光だけが目立ち屋外用ブラケットのデザインやお色など薄れてみえにくいですので、LED電球を選ぶ時は白色か電球色かお好きな光の色で選ぶことをおすすめします。

玄関以外で活躍する屋外用ブラケット

玄関以外の外壁に取り付ける屋外用ブラケットは、用途に合わせて選びましょう。
壁面を照らしたり、表札を照らしたり、駐車場や犬小屋や物置など外壁のツタやお花などを照らすブラケットなどおしゃれな演出を考えてお選び下さい。
インテリア雑誌やネットなどのイメージとお家の理想のイメージを合わせて考えてみられると良いでしょう。

屋外用ブラケットの取り付けはプロに依頼しましょう

器具にプラグがついていない場合は、資格を持っていないとご自分での取り付けができません。
屋外用ブラケットの取り付けや交換には電気工事士の資格が必要です。
そのため、お店屋さんや工事店に依頼しましょう。電気工事士さんが来てくれます。
電気工事士さんは、色々な照明器具を取り付けたり電気配線のプロです。
どこに取り付けたら一番良いかなど色々と質問してみましょう。
案外わからない事をプロ目線で教えて貰えます。センサーの設定なども相談出来ます。

まとめ

外玄関は家の外観を決める顔ともいえる大切な場所。また家の出入り口として、実用性も大切なポイントになります。屋外用ブラケットのお手入れをしてあげて下さい。
年一度の大掃除の時だけでなく、季節の変わり目に蜘蛛の巣や虫等ついていたりホコリで色が変わったりしていたら掃ってあげて下さい。
屋外用ブラケットが綺麗になると明るさが復活して、以前の魅力的な空間が生まれ優しく包み込むような光で出迎えてくれます。
デザイン性だけでなく、手入れのしやすさや防犯性、安全性も考えて選びましょう。