クラシカルな照明と聞くとシャンデリアを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?シャンデリアは絢爛豪華なイメージで今の時代に合わないと思う方もいらっしゃいますよね。しかしシャンデリアのデザインも今では様々なものがでています。シャンデリアについてや取り入れ方、クラシカル要素を取り入れたお部屋の実例やおすすめのシャンデリアを紹介します。
レトロな感じがおしゃれ! ガラスセードのペンダントライトMPN053
リブ模様のガラスセードと鉄を真鍮ブロンズ色に仕上げたソケット部分・ガード部分がレトロさと無骨さを感じさせるペンダントライト。セードはプレス加工した肉厚なガラスに、さらにフチにガードがつけられているため強度が高く、ガラス表面の凹凸は光を拡散させる効果があるため、柔らかい光で空間を照らしてくれます。
目次
クラシカルの王道、シャンデリア
シャンデリアは800年前から登場している歴史のある照明器具です。もともとは高い天井と広い空間を明るく照らせるよう、ろうそくを多灯使いするためにつくられたものです。1灯だけだと到底明るさは確保できません。見た目の豪華さを意識してつくったのではなく、明るさを確保するためにはどうしたらいいのか、考えられてできた形だったんですね。
中世ヨーロッパでは、ろうそくは庶民は買うことができない高級品でした。それを多灯使いできるとなると、特別な建築物や上流階級の人々しか使えないものといえます。シャンデリアと聞くと煌びやかで豪華なイメージがあるのはそういった理由もあるかもしれません。
ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック、ロココ、時代の変遷とともに人々の生活スタイルも変化し、シャンデリアも時代によってかたちを変えてきました。中世から近世にかけての豪華な装飾のシャンデリアは目を見張るものがあります。シャンデリアは現代でも人気のある照明器具ですし、値段も買えない値段ではありません。次の章ではシャンデリアがあるお部屋の実例とシャンデリア選びのポイントを紹介します。
クラシカルテイストは他ジャンルとも合う、シャンデリアを取り入れたお部屋紹介と選ぶポイント
モダンやシック、北欧テイストやレトロなど、ジャンルは様々ありますが最近はシンプルですっきりとしたお部屋が好まれるイメージがあります。その中でもクラシカルテイストと聞くと、装飾的で一見するとシンプルにはほど遠いものにも感じられます。
お部屋をクラシカルテイストにするなら全てのインテリアを統一しなければならないような感じもしますが、全てを統一せずシャンデリアだけを取り入れても変ではありません。写真で見ながら解説していきます。
意外と合う、カジュアルなお部屋にクラシカルなシャンデリア
ブルックリンの街のアパートのような、味のあるレンガや木が特徴のブルックリンスタイルのお部屋。このようなテイストは男性にも人気があります。この部屋にシャンデリアを合わせるならもっとシンプルで黒のアイアンが使われているようなかっこいいシャンデリアなら合うかも、なんて思いますがガラスでできたクラシカルなシャンデリアもありですよね。ガラスのシャンデリアが可愛らしいインテリアともあっていて女の子らしいお部屋にしてくれていますね。
かっこいいカジュアルなお部屋がよければ、ヴィンテージ感のあるシャンデリアで、他の家具も明度、彩度の低い引き締まった色のものを取り入れるといいですよ。
上向きに光源がついているシャンデリアであれば天井にも光があたり、やわらかい光が空間を照らしてくれます。ですのでシャンデリアは写真のように寝室に取り付けてもいいですね。
モダンテイストにクラシカルを取り入れて上品に
モノトーンのお部屋にポイントでピンクが入っているお洒落なお部屋ですね。シャンデリアも、モノトーンを選んでいるのでモダンなお部屋に溶け込んでいますが、他の照明器具ではだせないシャンデリアだからこその上品な雰囲気がでていてお洒落なお部屋になっていますね。モダンテイストなお部屋にもクラシカルな要素を取り入れるとぐっと風格がでます。
壁、天井、床が白で、シャンデリアが黒なので、コントラストがはっきりしていてシャンデリアが目立ちますね。絵の額縁やカーテンレール、テレビなど他のインテリアとポイントで色をあわせていて統一感もあり、空間を引き締めてくれていますね。
シャンデリアはダイニングテーブルの上に置いても素敵ですよ。ダイニング照明を迷われている方はシャンデリアを検討してみてください。品のある素敵なダイニングになりますよ。
テーブルの上に小ぶりなシャンデリア
白、グレーのシンプルな家具の中に、華やかなシャンデリアがあっても空間に馴染んでいます。シャンデリアの装飾に負けないよう他の家具を主張の強いものにしなくても、シャンデリアはデザインによっては悪目立ちしません。この写真のシャンデリアは無彩色な空間に浮かないガラスのシャンデリアで、テーブルからはみ出ない小ぶりな大きさですので空間に合っています。
シャンデリアを選ぶポイント
光の向き
シャンデリアは電球が上向きについているか、下向きについているかで空間の照らし方が変わります。上向きの方が天井に光が当たる分やわらかい拡散した光で、下向きのほうが直接的なしっかり空間を照らしてくれる光です。例えばシャンデリアを設置する部屋や場所によって光の向きを気にしてもいいかもしれません。寝室なら優しい光がいいから上向き、ダイニングテーブル上なら手元を照らせる下向きなど。
もちろん電球の光の強さや、シャンデリアの設置する高さでも光の強さは変わりますので向きだけにとらわれすぎないでくださいね。
色
シャンデリアを目立たせたい場合は壁や家具の色と違う色、目立たせたくない場合は同系色でまとめるといいですよ。もちろんサイズ感でシャンデリアは目立ってしまうかもしれませんが、色でお部屋全体の印象は変わります。例えば白い壁に黒色や茶色のシャンデリアと、白い壁に白色やガラスなどの透明なシャンデリア、どちらがシャンデリアの存在感があるでしょうか?もちろん黒色や茶色のシャンデリアですね。逆にシャンデリアが白色で、壁が紺色や深緑などの暗い色だとシャンデリアは目立ちますね。
サイズ感
リビング、ダイニングなどのメインのお部屋ではなくてもシャンデリアは他のお部屋にも合わせられます。しかし空間にあったサイズを選ぶことは重要です。とくにシャンデリアは大きいものが多いので、部屋の大きさや天井の高さを考えないと圧迫感を感じることがあります。HPやオンラインサイト、カタログに器具のサイズが書いてあるので、照明を設置する場所にメジャーで実際のサイズをはかってみるとイメージがつかみやすいですよ。ショールームがあれば実物を見に行くことをおすすめします。
【おすすめ】クラシカルなシャンデリアから変わった形のシャンデリアも、照明器具紹介
シンボリックなGCH005-12。一見奇抜でインパクトのある照明器具ですが、シンプルなお部屋やモダンなお部屋にも合う照明器具です。直径53.9センチメートルと大きいので、お部屋のサイズ感に気を付けてください。
メタルセードから漏れる光は空間の雰囲気作りもばっちりです。電気を点けない昼間でもお部屋のインテリアとして活躍してくれます。
シックなシャンデリアのGCH001-8SD。アイボリー色の布セードから漏れる光はやわらかく、金属独特の光沢感があるブロンズメッキとの組み合わせは落ち着いた高級感やエレガントな上品さを感じさせてくれます。
写真は8灯ですが、一回り小さいサイズの5灯シャンデリアもございます。
シンプルで落ち着いたデザインなので年齢を重ねてもずっと飽きがこない、どんな空間にも合わせやすい上品なシャンデリアです。
切子ガラスのシャンデリアのKRI002Rです。シャンデリアは和室に合わなくても、日本風のこのシャンデリアならぴったりですよね。あたたかみと懐かしさを感じる素敵なデザインです。
写真の切子ガラスは色は赤色ですが、青色もご用意があります。
まとめ
いかがでしたか?難しいと思われがちなクラシカルテイストも今のインテリアに合わせやすく、取り入れやすいです。1つ取り入れただけで品のある雰囲気にできますし、シャンデリアはお部屋の雰囲気をガラッと変えることができるので、クラシカルなお部屋にしたいなと思っている方は自宅の部屋に合うシャンデリアを探してみると良いかもしれません。
シャンデリアは重い照明器具です。住宅にあるような引っ掛けシーリングに簡単に取り付けられるものではなく、電気工事が必要になります。賃貸は工事ができないので気を付けてください。しかし、引っ掛けシーリングタイプのシャンデリアも売られているので、購入を考えている方は工事の有無を確認することを忘れないでください。
今回はシャンデリアについてお話しましたが、古典的なイメージを残しながら取り入れやすいデザインの照明やインテリアはたくさんあります。クラシカルなお部屋を他ジャンルとも組み合わせながらつくってみてくださいね。