ブラケット(壁照明)とは、壁面に取り付けられているおしゃれで繊細で種類が豊富な照明器具の事です。
ネットで「ブラケット(壁照明)」と検索してみたところ
ブラケットとは、IT用語では「大括弧(角括弧)」のこと
製造業技術用語では、「機械部品同士を結合するための支持具・取り付け金具のこと。部品を固定するために使われ、通常ネジ止めして固定する。金属製や樹脂製がある。」という意味で、照明器具とは別な情報が出てきました。
知識が増えて良いことです。照明器具のブラケット(壁照明)しか知らなかったのでちょっと勉強になりました。
ここでは、照明器具のブラケット(壁照明)について説明します。
ブラケット(壁照明)とはどこに付けるの?
ブラケット(壁照明)は、壁や柱の狭い空間に取付が出来ますので、階段、廊下、キッチン、洗面所、玄関、寝室どんな場所でも取り付ける事が出来る照明器具です。
ブラケット(壁照明)は取り付けたときに壁面から飛び出てしまうので、頭などぶつからないように身長より高い位置に取り付けをおすすめします。
思わぬ事故が怒らない様に配慮しましょう。
階段は登るとき降りる時で人の立つ高さが変わるので、どの段に立っていても邪魔にならない位置に付けるようにしましょう。
内玄関をおしゃれに照らす スフィアシリーズ 球状ランプΦ65mmが3灯ついたブラケットライト
コンパクトでミニマルな直径6.5センチ球状の乳白フロストガラスより、やわらかな灯りを発し空間をリズミカルに演出するブラケットライト。天井や壁の色に合わせて、ベース部分を黒か白のどちらかお選びください。
ブラケットとはどんな種類があるの?
電球のそのままの形を活かしたシンプルなソケットだけの裸電球タイプは、LEDランプの配光で光り方が決まります。
上方向のみ照らすアップタイプは、光が直接視界に入らず天井を高く見せる効果があります。
下方向のみ照らすダウンタイプは、直接照明を消してブラケット(壁照明)の灯りだけでも安心できて頼りになります。
上下照らすアップダウンタイプは、名前の通りアップタイプとダウンタイプ両方を兼ね備えています。
そのほかにも遮光板に反射させ光を抑制させるタイプなど光の演出や遊び心を取り入れたデザイナーさんこだわりのスタイリッシュなブラケット(壁照明)が多数あります。
子供部屋にふさわしい動物やお花が付いたデザインもあります。
アートや写真を照らす専用のピクチャーライトもあります。お部屋や廊下の壁のスペースにギャラリーみたいにお好きな写真や、絵画など飾って美術館の真似をしてブラケット(壁照明)で照らしてみてはいかがですか。
お子様が描いた絵を飾っても素敵ですね。額に入れただけでも素敵に見えますが、ブラケット(壁照明)で照らしてあげたらもっと素敵になります。
素材は、鉄、樹脂、和紙、木、ガラス、などさまざまな素材があります。
鉄やガラスで出来たブラケットは重量がありますので、重量も見てください。
厚みが約4㎜前後からの表面に木の板目や柾目柄が印刷されたシートが貼られているプリン合板など薄い板素材には、取り付け出来ない場合もあります。
ブラケット(壁照明)は、種類が豊富なのに、あまり重要でないと思われているため新築やリフォームの時に
選ぶ事を忘れてしまいがちな照明器具です。
ぜひブラケット(壁照明)も、カーテンやソファなどインテリアと同じ様にしっかりご自分で選びましょう。
最近では、手作り出来る手作りキットなどありますが、電気製品ですのでご自分で楽しむだけにしておきましょう。
ブラケット(壁照明)を選ぶポイント
1.玄関
玄関は、お客さんをお迎えする場であり、家族が出入りする場でもあるので「おうちの顔」とも呼ばれる重要な場所ですので、慎重に選びましょう。
玄関のドアの色や床の色と合わせて玄関空間の調和のとれたブラケットを選びましょう。
ちょっと冒険して奇抜なお色を選んでもアクセントになります。ブラケット(壁照明)の写真を玄関の付けたい場所にマスキングテープなどで貼り確かめてみても良いでしょう。
明るさは暗い外から家の中に入ったときに、眩しいと感じないくらいの明るさが良いです。
お部屋に行くにつれ徐々に明るくなるように、照明器具の明るさを調節して付けてみてはいかがでしょうか。
2.階段、廊下
出来るだけフラットになるタイプがおすすめです。
登り降りの時に光が邪魔にならないようなブラケット(壁照明)をお選びください。
足下が暗いと感じられたときは、足元灯をおすすめします。
3.リビング
どれを選んで頂いても素敵な演出ができますが、光に遊びがある電気を付けたときの光り方で選びましょう。
器具と光が調和されたデザイン性があふれたブラケット(壁照明)は見ているだけでも幸せな気分になります。
4.寝室
リラックスするお部屋ですので、ブラケット(壁照明)の意匠のデザインより光のデザインで選びましょう。
まずは電球が見えないタイプのブラケット(壁照明)をおすすめします。眠りにつく前は、強い光を見ない様にしましょう。
つぎに調光機能が付いているブラケット(壁照明)をおすすめします。
好みに合わせて光の調節が出来ますので大変便利です。
5.屋外
屋外に付けるブラケット(壁照明)は防水・防塵性能が必要です。
照明器具の防水性能・防塵性能は保護等級「IP」が決められています。「IP」とはIEC(国際電気標準会議)によって定められている防水・防塵の保護規格のことで、「IP」の後ろにある2ケタの数値のうち左側が防塵等級を、右側が防水等級を表しています。この「IP」表記を見て「IP66」表示がある器具が望ましいといえるでしょう。
玄関ドアの外壁につける家の一番の顔になる部分のブラケット(壁照明)は、照度センサーが付いているタイプがおすすめです。単純に暗くなると点灯する機能が付いているブラケット(壁照明)になります。
難しい設定がいらないので簡単シンプルセンサーです。
おすすめは、汚れが目立たないお色を選ぶのもポイントです。
外壁に取り付けますので、砂埃や小さな虫などで汚れますので、シルバー系やブラウン系などおすすめします。
注意が必要なのは、ドアの開く方向とブラケット(壁照明)を付ける方向を考えないと光をドアで遮ってしまいます。決まりはありませんが実際に使っていると、ストレスを感じてしまい取り付ける位置を変えてもらいました。(実体験から)
玄関以外の外壁に取り付けるブラケット(壁照明)は、用途別で選びましょう。
外壁が綺麗で外壁を照らすブラケット(壁照明)や、外壁のツタやお花などを照らすブラケット(壁照明)など
演出を考えてお選び下さい。
駐車場などは、安全に車が止められるように、さらに車の乗り降りの時に怪我などしない様に明るく照らすブラケットを選びましょう。
補足
ナチュラルな雰囲気であれば、木や布や和紙といった温かみを感じさせる素材を選びましょう。
モダンなテイストであれば、モノトーンな色で選ぶと良いでしょう。
古風な和調には、木と和紙で出来たブラケット(壁照明)を選びましょう。
空間との調和を意識してブラケット(壁照明)を選びましょう。
ブラケット(壁照明)は、直接照明の脇役だけではありません。おしゃれで、繊細な照明器具です。
ブラケット(壁照明)は、光のデザインを選ぶ照明器具ですので、意匠だけでなく、灯りをつけた所も確認して選びましょう。
ブラケットの取り付け方法とは?
ブラケット(壁照明)にプラグが付いているタイプならご自分で取り付けが可能です。
ブラケット(壁照明)も少しずつ人気が出てきていて、プラグが付いているタイプも増えてきました。
ブラケット(壁照明)にプラグが付いていないタイプはご自分では取付が出来ませんのでご注意下さい。
電気配線をブラケット(壁照明)に接続するという電気工事が必要になります。
取り付け面の強度不足や指定以外の取り付けをした場合、感電や落下の原因になります。
電源接続を含め十分な確認が必要です。
その為ブラケットライト(壁照明)を取り付けたい場合には、リフォーム時や新築時を除き電気工事店や工務店などの専門業者での取付けが必要になります。
さきほど寝室に使用するブラケット(壁照明)に調光タイプをおすすめしましたが、ラジオやテレビなどの電子機器に雑音が入る場合があります。
その場合は取扱説明書を読んで頂き電気工事士さんと相談して下さい。
お手入れ方法も取扱説明書に記載されていますので丁寧に使ってあげましょう。
まとめ
ブラケット(壁照明)を取り入れると、アクセントができ、とてもおしゃれな空間になったり、スタイリッシュな空間になったりします。
玄関はお家の顔ですので、柔らかい光の演出ができるブラケット(壁照明)を選びましょう。
狭い納戸など狭いスペースにブラケット(壁照明)を取り付けると狭いスペースが広く感じられますし暗い空間が明るくなります。
ぜひお気に入りのブラケット(壁照明)をみつけたら、写真を撮ってお部屋に貼ってみましょう。
お部屋の雰囲気が変わり素敵な空間に思えたら実際に手に入れて取り付けてみてはいかがでしょうか。