シーリングライトは誰でもかんたんに取り付けることができる照明器具です。
しかし、いざ実際に自分で取り付けようとしても手順に迷ってしまったり、上手く取り付けられないなどトラブルが発生してしまうこともあります。
今回は、シーリングライトアダプターの取り付け方法や、トラブルが発生してしまった際の対処方法についてご紹介します。
シーリングライトの取り付けをしようとしている人や、シーリングライトの付け替えを検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
シーリングライトのアダプター取り付け方法
シーリングライトは、角型引掛シーリング・丸型引掛シーリング・埋込ローゼット・引掛ローゼットと呼ばれる引掛シーリングが天井に設置されていれば、誰でもかんたんに工事不要で取り付けることができます。
ここでは、天井に設置された引掛シーリングにシーリングライトのアダプター・シーリングライト本体を取り付ける方法、電源を接続する方法についてご紹介します。
まずは、シーリングライトアダプターの取り付け方法です。
天井に設置されている引掛シーリングがシーリングライトアダプターに対応していることを確認してから、アダプターを取り付けます。
アダプターの引掛金具を引掛シーリングに挿入し、カチッと音がするまでアダプターを回します。
このとき、反対方向に回して外れないことを確認しておきましょう。
次に、シーリングライト本体の取り付け方法です。
コネクタを本体中央にある丸穴から通し、アダプターに丸穴を合わせた状態で本体中央部を天井に押し上げます。
このとき、必ず本体にグラつきがないことを確認しておきましょう。
最後に、電源を接続する方法です。
アダプター側から出ているコネクタ端子を引っ張り抜けないことを確認してから、本体側の端子口に差し込みます。
カバーを天井と水平になるように持ち上げて、カバーのフチを本体の金属部の内側にはめ込み、しっかりと固定されるまで回せば電源の接続、シーリングライトの取り付けは完了です。
シーリングライト取り付け不可な天井に対応した別売アダプター
シーリングライトは、部屋の天井に引掛シーリングが設置されていれば工事不要で取り付けることができる照明器具ですが、傾斜のある天井や桟のある竿縁天井、埋込ローゼット・丸型引掛シーリングを外部配線している天井、傾斜を合わせた舟底天井、桟を組み合わせた格子天井などには取り付けることができません。
しかし、傾斜天井・竿縁天井であれば別売りアダプターを用いることでシーリングライトを取り付けることができるようになります。
竿縁天井用の別売りアダプターは、パナソニックより発売されています。
・LEDシーリングライト 竿縁天井取付アダプタ(HK9003) 4個セット
・LEDシーリングライト 竿縁天井取付アダプタ(HK9058) 4個セット
竿縁天井用の別売りアダプターを取り付ける際は、竿縁の高さを金尺で測り、測った高さに合わせてアダプターの高さを調整します。
アダプターの高さ調整ができたら、シーリングライト本体の裏面4か所にアダプターを取り付けます。
粘着面のテープを剥がしてシーリングライト本体裏面に貼り付け、本体取付穴をドライバーなどを使用して抜いたあと、本体取付穴に木ネジでスペーサを取り付けましょう。
傾斜天井用の別売りアダプターも、竿縁天井用の別売りアダプターと同様、パナソニックより販売されています。
・LEDシーリングライト 傾斜天井取付アダプタ(HK9049) 2個セット
・LEDシーリングライト 傾斜天井取付アダプタ(HK9039) 4個セット
傾斜天井用の別売りアダプターを取り付ける際は、まず本体の2か所のノックアウト穴をドライバーで押して抜き、ニッパーで抜きカスを切り取ります。
2か所のノックアウト穴に支持具を重ねて木ネジで取り付け、配線器具に照明本体を取り付けたあと、2本の木ネジで補強材のある場所に取り付けます。
竿縁天井用や傾斜天井用の別売りアダプターを用いることで、本来シーリングライトを取り付けることができない天井でも、照明器具としてシーリングライトを取り入れることができます。
シーリングライト取り付けに対応した増改アダプターとは
天井に引掛シーリングが設置されていても、全ての引掛シーリングがシーリングライトに対応しているわけではありません。
特に古い引掛シーリングの場合、購入したシーリングライトを取り付けることができない可能性もあるため、注意が必要です。
天井に引掛シーリングはあるのに、購入したシーリングライトに対応していないため取り付けることができない、そんなトラブルが発生しまった際に便利なのが、増改アダプターです。
天井の引掛シーリングが購入したシーリングライトに対応していないとき、引掛シーリングを交換するには電気工事を行う必要があります。
電気工事を依頼すれば時間も費用もかかってしまいますが、増改アダプターを使用すれば、お手頃な価格で購入することができ、すぐにシーリングライトを取り付けることが可能です。
増改アダプターは、パナソニックより販売されています。
・引掛シーリング増改アダプタ1型(WG4481PK)
・引掛シーリング増改アダプタ2型(WG4482PK)
・引掛シーリング増改アダプタ3型(WG4483PK)
・引掛シーリング増改アダプタ4型(WG4484PK)
パナソニックの増改アダプターは1型から4型までありますが、全て数百円~1,000円未満で購入することが可能です。
増改アダプターを購入して天井に設置されている引掛シーリングにカチッと取り付けるだけで、購入したシーリングライトを取り付けることができます。
電気工事を依頼するよりも手軽にシーリングライトを取り付けることができるため、引掛シーリングが古いタイプでシーリングライトを取り付けることができないときは、増改アダプターの購入をおすすめします。
シーリングライトのアダプター紛失時の対処法
取り付ける部屋を変えたり、引っ越しでシーリングライトを取り付けた際、シーリングライトのアダプターを紛失してしまうと、シーリングライトを取り付けることができなくなってしまいます。
このようなトラブルが発生した際、どうすれば良いのでしょうか。
シーリングライトのアダプターのみを公式サイトなどで販売しているメーカーは多くありません。
また、別メーカーのアダプターが手元にある場合でも、シーリングライトに付属しているアダプターはメーカーごとに接続端子の形状などが異なるため互換性がなく、原則使用するのは難しいでしょう。
シーリングライトのアダプターを紛失してしまった場合は、シーリングライトを購入したお店やメーカーに問い合わせて、アダプターのみを取り寄せできるか確認する必要があります。
お店やメーカーによってはアダプターのみの取り寄せができない可能性も考えられるため、取り寄せができない場合はシーリングライトを再購入するしかありません。
まとめ
シーリングライトは、手順に沿って行えば誰でもかんたんに取り付けることができる照明器具です。
間違いなく取り付けが完了できるよう、手順に沿って行いましょう。
いざシーリングライトを取り付けようとしても、シーリングライトを取り付けることができない天井や、天井に設置された引掛シーリングが古いタイプの場合、シーリングライトアダプターを紛失してしまった場合など、スムーズに行えないことがあります。
竿縁天井や傾斜天井には専用の別売りアダプター、引掛シーリングが古いタイプの場合には増改アダプターを用いることでシーリングライトを取り付けることができます。
シーリングライトアダプターを紛失してしまったときは、シーリングライトを購入したお店やメーカーに問い合わせて、アダプターのみの取り寄せができるかどうか確認してみましょう。
シーリングライトの取り付けや、トラブル発生時の参考にしてみてくださいね。