ダクトレールとは、照明が取り付けられるレール状の配線器具のことで、ライティングレールとも呼ばれています。レールの内部に電気が通っているため、専用の照明器具ならレール上の好きな位置に取り付けられます。また、複数の照明を取り付けることもできるので、照明計画の自由度が高くなります。
ダクトレールの活用法 サイズなどの種類や取り付け方法とは
ダクトレールには取り付け方法がいくつかあり、サイズやデザインも取り付け方によって異なります。まずは、取り付け手段を検討してから必要なサイズや選べるデザインを探すと良いでしょう。
取り付け方法
ダクトレールの取り付け方には、大きく分けて2通りの方法があります。天井に直接取り付けるダクトレールは、電気工事や天井面の施工が必要になるため、専門の業者に依頼します。天井にネジで固定して取り付ける直付けタイプと、天井面に切り込みを入れて埋め込むタイプがあり、どちらも新築時やリフォーム時に取り入れやすいダクトレールです。自分で簡単に取り付けたい場合や、賃貸住宅に取り付けたい場合には、簡易取り付けタイプのダクトレールを使うと便利です。簡易取り付けタイプは、天井に備えられた引っ掛けシーリングボディを使うため、手軽にダクトレールが取り入れられます。シーリングにも形などによって種類があるので、購入の際にはよく確認しておきましょう。
サイズ
直付けタイプや埋め込みタイプのダクトレールは、必要な長さに切断して使うこともできるため、取り付ける場所や好みのサイズに合わせてサイズが決められます。簡易取り付けタイプにも、メーカーによってはサイズバリエーションが揃えられているので、その中から適切なサイズを選んで取り入れることができます。
カラー・デザイン
ダクトレールのカラーバリエーションは、あまり多くの種類がありませんが、白や黒、シルバーなど、コーディネートしやすい色がラインナップされています。ダクトレール自体はデザイン性が豊かなアイテムではありませんが、取り付ける照明のデザインや雑貨のディスプレイにこだわってコーディネートすれば、印象的な空間をつくることができます。
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ダクトレールのおしゃれな活用法
印象的でおしゃれな空間に欠かせないのが、お部屋のムードを高める多灯照明です。様々な種類の照明を複数個取り付けられるダクトレールは、多灯照明が簡単に叶えられる便利なアイテムです。また、ダクトレールは照明だけでなく、グリーンや雑貨を吊るすこともできるので、コーディネートの幅を広げることができます。
ペンダントライトを取り付ける
ペンダントライトとは、コードやチェーンを使って天井から吊り下げるタイプの照明です。もちろん一灯でも素敵な照明ですが、いくつかのペンダントライトを並べたコーディネートは、とても印象的でおしゃれな空間になります。ダクトレールを使えば複数のペンダントライトも並べやすく、バランスを見ながら間隔を調整するのも簡単です。
グリーンやドライフラワーを吊るす
ダクトレールに専用のフックを取り付ければ、グリーンやドライフラワーなど、植物を吊るして飾ることもできます。観葉植物やフェイクグリーンを天井から吊るせば、床や家具の上に置いて飾るよりも立体的なコーディネートがつくれます。茎や葉が垂れ下がる種類を選んだり、お気に入りのハンギングプランターを使うなど、自分好みの空間に仕上げてみてください。お部屋の雰囲気によっては、ドライフラワーを飾るのもおすすめです。
雑貨を飾る
かごやモビール、季節の飾りなど、ダクトレールを使って雑貨を飾れば、カフェやショップのような雰囲気が楽しめます。模様替えも簡単にできるので、気分や季節に合わせて好きな雑貨を吊るして、インテリアのアクセントにしてみましょう。ホームパーティーやお誕生日会などの飾り付けも立体的にデコレーションすることができます。
ダクトレールの活用法 おすすめしたい部屋別コーディネート術
複数の照明が取り付けられるダクトレールは、リビングなどの比較的広い部屋に取り入れられます。多灯照明でお部屋のムードを高めることもできるので、落ち着きのある印象的な空間をつくりたい寝室にも適しています。レール状なら好きな場所に照明が取り付けられるので、模様替えなどでお部屋のレイアウトが変わっても柔軟に対応できます。
リビング
リビングにダクトレールを取り入れる場合には、スポットライトを使うのがおすすめです。リビングの広さに合わせて複数個取り付けることでメインの照明としても使用でき、シーリングライトなどと組み合わせて、補助的な照明としても活用できます。ダクトレールをロの字やコの字型に設置して、インテリアのアクセントとしてコーディネートしても良いでしょう。また、吹き抜けを採用している場合など、梁部分にダクトレールを取り付けてもおしゃれに仕上げられます。
ダイニング
ダイニングでは、テーブルの上にペンダントライトをコーディネートして、食卓を明るくおしゃれな空間に仕上げてみてください。ダクトレールを使えば、複数個の照明を取り付けることが可能な上に、テーブルとのバランスを調整しながら適切な位置にペンダントライトが吊るせます。ペンダントライトは光の効果に加えて、シェードのデザインによっても様々な雰囲気が楽しめるので、点灯していなくてもインテリアの一部になります。ペンダントライトを食卓の上に吊るす場合には、テーブル天板から70~80cm程の距離が保てるように設置することで見た目の収まりがよくなり、適切な明るさで使用できます。
キッチン
調理や後片付けなど、キッチンでは細かな作業や安全に気を付けるべき作業が多くなるため、手元が見やすい照明がおすすめです。照らしたい場所に光が当てやすいスポットライトはキッチン照明としても使いやすく、ダクトレールを取り付けておけば、必要に応じて照明を増やすこともできます。また、対面式のキッチンでは、ペンダントライトを並べてインテリアのアクセントにするなど、ダクトレールを使っておしゃれな雰囲気を演出することもできます。ダクトレールはスポットライトやペンダントライトが自由に取り付けられるので、キッチンカウンターの上に設置しておくと照明計画が立てやすくなります。
寝室
寝室の照明計画では、眠る前の時間を充実させる工夫や、安眠へ導くためのリラックスした雰囲気をつくることが大切です。間接照明のように使えるスポットライトやペンダントライトは寝室照明に適しているため、ダクトレールを使ったコーディネートが有効的です。照明の位置が変えられるダクトレールは、寝室のレイアウトや雰囲気を変えたい場合にも対応しやすく、お気に入りのプライベート空間で一日の疲れを癒すことができます。
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ミニマルな円筒形LEDペンダントライト。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
まとめ
住まいの照明計画に柔軟に対応してくれるダクトレールは、お部屋づくりにおすすめしたい便利なアイテムです。スポットライトやペンダントライトなどの照明器具を取り付けることはもちろん、グリーンや雑貨を飾るなど自分好みにアレンジしながら使えるので、コーディネートの幅も広げてくれます。それぞれの暮らしに合わせてダクトレールを使いこなせれば、今よりもさらに快適でおしゃれな空間が手に入れられます。