入居当時はピカピカな新居も、年月が経過すると汚れが目立ってきます。
その汚れは、日々の掃除で綺麗にしていく必要がありますが、窓サッシの溝や水回りのコーキング部分など、汚れ取りにくい場所もたくさんあります。
毎回汚れを落とすのは大変ですよね。
そこで便利なのがマスキングテープです。
本記事では、新居に引っ越したらまずやってほしい汚れ防止対策をご紹介します。マスキングテープを使った様々なアイデアがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
新居に引っ越したらマスキングテープで汚れ防止しよう
新居に引っ越したらまず、マスキングテープで汚れ防止対策を行いましょう。
マスキングテープを使った汚れ対策で最も有効なのは、汚れる前の綺麗な状態の時に貼ることです。
汚れやすい隙間などをマスキングテープでカバーすることで、後々の掃除の負担を減らすことができます。
そもそもマスキングテープって何?
マスキングテープと聞くと、可愛いデザインが描かれたテープという印象が強いかもしれません。
しかし、元々は建築用の「養生テープ」のことを「マスキングテープ」と呼んでいました。
内装工事の時に塗装剤などが付着して欲しくないところをカバーするために貼られ、作業が終わったらすぐに剥がせる粘着力の弱い和紙で作られています。
その和紙の色合いがいつからか「かわいい」と言われるようになり、今では文房具の一種となり、文房具店や百均などでたくさんの種類が売られています。
最近では、マスキングテープを本来の使い方である「養生」「保護」としても使われることが増えました。
おしゃれだけでなく、実用面でもマスキングテープの活躍が増えているのです。
新居でマスキングテープで汚れ防止するメリット
養生・保護の役割として使われるマスキングテープを新居で使うことには2つのメリットがあります。
- ホコリが取りやすくなる
- 掃除が楽になる
2つのメリットを解説していきます。
ホコリが取りやすくなる
壁紙や洗面台などの水回りの継ぎ目、玄関や床のコーキング部分はホコリが溜まりやすいです。特にコーキング部分はゴム素材になっていることが多いため、ホコリが付着すると取りにくくなります。
事前にマスキングテープでコーキング部分を保護することにより、ホコリが溜まりにくくなります。
掃除が楽になる
マスキングテープにホコリが溜まったら、剥がして新しいテープに張り替えましょう。
これだけでコーキング部分の掃除が完了するので、非常に掃除が楽になります。
マスキングテープで保護していたことで、元々のコーキング部分や隙間は綺麗な状態のままなのも嬉しいポイントです。
掃除が苦手な方や、少しでも掃除の時間を減らしたいと考えている方は、マスキングテープの利用をおすすめします。
新居でマスキングテープを貼った方が良い場所
新居に引っ越したらマスキングテープを貼った方が良い場所を紹介します。
- 窓サッシの溝
- 巾木
- 水回りのコーキング
- キッチンのコンロやレンジフード
- トイレと床の隙間
どの部分もこまめな掃除が必要な箇所です。
これらにマスキングテープを貼るべき理由をみていきましょう。
窓サッシの溝
窓サッシの溝はホコリが溜まりやすいです。
溝は幅が狭く、掃除機やほうきで掃除してもなかなかホコリをしっかりと取ることができません。
新居に引っ越したばかりの綺麗な状態の窓サッシの溝にマスキングテープを貼っておきましょう。
ホコリや汚れが溜まったらマスキングテープを剥がしてそのままゴミ箱に捨てれば掃除が完了です。
巾木
巾木は、家の壁と床の境目に付けられている部材のことです。
掃除機が壁に当たった時に壁紙を保護するために付けられています。
巾木の出っ張り部分はホコリが溜まりやすいです。
特に家電や家具の裏にある巾木は、わざわざ家電・家具を動かさなければ掃除ができないため、後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか。
このような面倒な場所の巾木に前もってマスキングテープを貼っておけば、汚れが溜まった時にテープを張り替えるだけで掃除を完了させられるのでおすすめです。
水回りのコーキング
コーキングは、キッチンや洗面所、壁やタイルなどの目地の隙間を埋めるために使われるものです。
水回りにコーキングが使われることが多いですが、これは防水性・気密性を高めるために施されています。
ただ、コーキングはゴム素材であることが多く、ホコリや油汚れなどが付着しやすくて取れにくいというデメリットがあります。
前もってコーキング部分にマスキングテープを貼ることで、コーキングが汚れないように保護することが可能です。
キッチンのコンロやレンジフード
キッチンのコンロが埋め込み式のビルトインの場合、天板とコンロの間に隙間ができてしまいます。
この部分の汚れは取りにくく、掃除をするのに手間取っている方も多いのではないでしょうか。
キッチンを使用する前にマスキングテープで保護すると、隙間に汚れが入り込まないので掃除の手間が省けます。
レンジフードには、換気扇に吸い込めなかった油を受け止める溝があります。
前もってマスキングテープでカバーすることで、頑固な油汚れで溝が汚れにくくなって掃除を楽にすることが可能です。
トイレと床の隙間
トイレと床との間にも隙間があります。
この部分は、ホコリや髪の毛、トイレットペーパーなどが入り込みやすく、小さな隙間なので掃除もしにくい場所です。
ここにもマスキングテープを貼って保護しておきましょう。
新居にマスキングテープを貼る時の注意点
最後に、マスキングテープを貼る時の注意点を見ていきましょう。
- 貼る前にホコリや汚れを綺麗にすること
- 色を合わせること
- 大きさを合わせること
- 貼ったまま放置しないこと
それぞれの注意点について解説していきます。
貼る前にホコリや汚れを綺麗にすること
貼りたい場所にすでにホコリや汚れが付着しているようなら、それを取り除いて綺麗にしてからマスキングテープを貼りましょう。ホコリ・汚れが付いたままマスキングテープを貼っても、粘着力のあまり強くないマスキングテープはすぐに剥がれてしまいます。汚れを取る手間はありますが、少しでも貼る場所を保護するために必要です。
色を合わせること
マスキングテープを貼る際は、貼る場所の色と合わせるようにしましょう。たとえば、黒い窓サッシにテープを貼るなら黒色のマスキングテープ、白い壁や巾木に貼るなら白を貼ることで、マスキングテープが目立ちにくくなります。半透明のマスキングテープも売られているので、コンロの隙間や水回りのコーキングには半透明のマスキングテープもおすすめです。
大きさを合わせること
マスキングテープには様々な幅のテープがありますが、大きさは貼る場所に合わせて選んでください。幅が合わないテープだと目立ってしまったり、ホコリが入りやすくなる可能性があります。目安は1.2〜1.5mm幅のものがおすすめです。
貼ったまま放置しないこと
マスキングテープは半永久的に貼っていれば良いものではありません。年月が経過すると経年劣化するため、貼って終わりにせずに定期的に張り替えるようにしましょう。また、長期間貼り続けると剥がした時に糊が貼った箇所に粘着する恐れがあるため注意してください。
まとめ:新居ですべきマスキングテープでできる汚れ防止
新居ですべきマスキングテープでできる汚れ防止対策について解説しました。引っ越したら気になる隙間にすぐにマスキングテープを貼るようにしましょう。テープを貼る手間がありますが、最初に丁寧に作業しておくことで、あとあとのお掃除が非常に楽になります。マスキングテープは百均でも手に入るので、手軽にできる汚れ防止対策です。ただ、テープは年月が経過するとボロボロになってしまうため、定期的に状態を確認して張り替えるようにしてください。これまで解説したことを参考に、マスキングテープで汚れ防止対策を施しましょう。