無理せず電気代を抑えるおすすめの節電方法を紹介

電気代の高騰に頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。

少しでも電気代を減らすためには、家電や照明などの使い方を工夫する必要があります。

本記事では、すぐに始められる節電方法や家電別に電気代を抑えるコツをご紹介します。

気軽に始められる簡単な節電方法

すぐにでも節電したい方は、以下で挙げる節電方法を取り入れてみましょう。

スイッチ付き電源タップで使わない機器はオフに

電源タップを使っている場合、スイッチでオン・オフを切り替えできるものを取り入れましょう。

その上で不要な家電・機器をオフにすれば、待機電力をカットすることが可能です。

機器を使用する際は電源タップのスイッチをオンにするだけで済みます。

ほとんど手間がかかりませんので、生活利便性を損なうことなく節電が可能です。

主電源を切って待機電力をカット

使っていない機器の主電源をオフにする手段もあります。

待機電力をカットできますので、少なからず消費電力の削減に影響します。

ただ、機器によっては主電源をオフにすると設定が初期化されたり、再使用時に誤作動する可能性もあります。

故障などのトラブルを防ぐためにも、主電源を切る前に説明書を確認しておきましょう。

エアコンや冷暖房の節電方法

エアコンなど冷暖房は特に消費電力が多く、使い方によっては電気代の大部分を占めることがあります。

以下では冷暖房の節電方法をご紹介します。

冷暖房の設定温度を見直す

冷暖房の電気代を少しでも抑えたい方は、設定温度を見直してみましょう。

設定温度を1度変更するだけで、1ヶ月の電気代が数百円安くなる場合もあります。

使用する環境にもよりますが、一般に冷房は28度、暖房は20度が適温とされています。

夏に冷房の温度を下げたり、冬に暖房の温度を上げたりすると電気代がかさむので気をつけましょう。

カーテンや日除けで日差しをカットする

冷房の効きが悪い時は、カーテンや日除けを使って日差しをカットするのもおすすめです。

光による室内の温度上昇を抑制できますので、エアコンの効率も高まります。

エアコンの効率が高まれば、その分必要なエネルギーを抑えることが可能です。

電気代もかなり削減できますので、直射日光や西日が当たる部屋は日差しを遮るようにしましょう。

サーキュレーターで空気を循環させる

冷暖房を使う際は、サーキュレーターで室内の空気を循環させると節電に繋がることがあります。

サーキュレーターを使うと電気代が高くなる、と考えてしまうかもしれません。

しかし、サーキュレーターの電気代は非常に安く、1時間1円にもならないくらいです。

サーキュレーターで空気を循環すると冷暖房の効率が高まります。

室内の温度を均一にできますので、冷暖房の電気代を抑えることが可能です。

エアコンのフィルターはこまめに掃除を

エアコンを利用する際は、こまめなフィルターの掃除を心がけましょう。

使用頻度にもよりますが、半月に1回程度は掃除することをおすすめします。

エアコンのフィルターが詰まると運転効率が下がり、消費電力が増えるケースがあります。

電気代が大きく変わりますので、フィルターの掃除を習慣化させると良いでしょう。

エアコン室外機周辺は物を置かずスッキリさせる

エアコンの室外機の周辺に物を置かないことも大切です。

物があると給排気の効率が低下し、消費電力が増えてしまう場合があります。

プランターなどは遠ざけ、定期的に雑草を刈り取るなど、室外機付近はスッキリさせておきましょう。

照明の節電方法

日常的に使用している照明も、使い方次第で節電できます。以下で挙げる節電方法を取り入れることで、電気代をかなり削減できる可能性もあります。

こまめにスイッチを切る(点灯時間を短くする)

照明を使う際は、こまめにスイッチを切ることが重要です。

わずかに使用時間が短くなるだけでも、長い目で見ると大きな節約効果が生まれます。

明るくしたいからと、朝から夜まで部屋の照明を点けている方もいるかと思います。

しかし、電気が無駄になってしまいますので、不要な場合は照明を消灯しましょう。

日中は照明の使用を最小限にする

日中はできる限り自然光で過ごし、照明の使用を減らすことも節電に繋がります。

特に南面の部屋や吹き抜けなど自然光が入りやすい構造の住まいは、少ない照明で快適に過ごせる可能性があります。

ただ、照明を完全にオフにすることが良いとは限りません。

生活に支障のない範囲で対応しましょう。

不要な部屋の電気を点けない

使用していない部屋の照明は極力点けないようにしましょう。

少なからず電気を消費しますので、電気代が高くなってしまう可能性があります。

もっとも良いのは、過ごしている部屋の照明のみ点けることです。

入室時に点灯・消灯する習慣をつけておけば、照明の消し忘れを防止できます。

LEDに交換する

電球をLEDに交換することも電気代の削減に繋がります。

LEDは蛍光灯と比較して価格が高い反面、消費電力を大幅に減らすことができます。

消費電力が半分程度に減るケースもありますので、電気代も半分にできる可能性があります。

LEDは蛍光灯よりも長寿命なため、購入・交換頻度を減らせる点もメリットと言えます。

長い目で見た場合、電気代などの出費を大きく減らせるでしょう。

冷蔵庫の節電方法

毎日何度も使用する冷蔵庫は、消費電力が多い家電の一つです。

しかし、工夫次第で節電できますので、下記で挙げるポイントを意識してみましょう。

ドアの開閉時間を短く、開閉回数も最小限にする

冷蔵庫を節電したい場合、できるだけ開閉時間を短くすることが大切です。

開閉回数もなるべく減らし、何度も出し入れせずに済むように心がけましょう。

開閉時間が長かったり回数が多かったりすると、庫内の温度が上昇してしまいます。

食材を冷やすのに使う電力が増えますので、電気代が高くなる恐れがあります。

料理は十分に冷ましてから冷蔵庫に入れる

冷蔵庫に料理を入れる時は、しっかりと冷ましてから入れるようにしましょう。

熱いままだと料理が冷えるまでに時間がかかり、電力の消費量も増加してしまいます。

少なくとも粗熱を取ってから冷蔵庫に入れましょう。

ただ、夏のように温度や湿度が高い季節は注意が必要です。

長時間常温に置くと料理が傷む可能性があるため、粗熱が取れたら早めに冷蔵庫へ入れましょう。

食材の詰め過ぎはNG

冷蔵庫に食材を詰め込みすぎてはいけません。

食材が多いと、庫内の冷気循環が悪化して電力消費量が増加する場合があります。

ライフスタイルによって異なりますが、食材は冷蔵庫の半分程度に抑えることがおすすめです。

常温保存できるものは外に出すなど、庫内をスッキリさせることを意識しましょう。

その他生活家電・設備の節電方法

以下では、テレビや洗濯機、トイレなどの節電方法をご紹介します。

テレビの節電方法

テレビを節電したい場合は、基本的に不要な時は消しておきましょう。

長期間見る予定がない時は、主電源をオフにするかコンセントを抜くのがおすすめです。

部屋が明るい場合は画面の明るさを抑えたり、音量を低くしたりすることも節電に繋がります。

一つ一つの節電効果は低いですが、積み重なれば大きな差になります。

洗濯機の節電方法

洗濯機を節電したい場合、まとめ洗いを行って洗濯回数を減らすと良いでしょう。

洗濯回数が半分になれば、洗濯機の電気代も半分に抑えることが可能です。

ただし、詰め込みすぎるとかえって電気代が高くなる可能性もあります。

早く洗濯できる倍速や時短コースの利用もおすすめです。

通常より洗濯機の稼働時間が短くなるため、電気代を節約することができます。

炊飯器や電気ポットの節電方法

炊飯器や電気ポットを節電したい方は、できる限り保温機能の使用を控えましょう。

保温はとても便利な機能である反面、意外と電力を消費するので注意が必要です。

炊飯器の場合、炊いたご飯は小分けして冷凍し、その都度レンジで温め直すと良いでしょう。

電気ポットは電源プラグを抜き、使用する時のみ再沸騰させたほうが電気代を抑えられます。

トイレの節電方法

トイレで節電したい方は、なるべく温水洗浄便座の使用を控えましょう。

温水洗浄便座は意外と電気の消費量が多く、短時間でも電気代を高くする原因になります。

少しでも電気代を安くしたい方は、設定温度を低くするか節電モードを活用しましょう。

使用後はフタを閉めることも大切です。

熱が逃げにくくなるので、再度温める際に必要な電力の消費を抑えられます。

まとめ

もし電気代が高いと感じたら、一度身の回りにある家電の使い方を見直してみましょう。

ほんの少し意識してみるだけでも、電気代を大幅に削減できる可能性があります。

特に電力消費が大きいのは冷暖房や冷蔵庫、照明などです。

何から取り組めばいいか迷った時は、これらの使い方を見直してみると良いでしょう。