シーリングライトは、天井に設置して部屋全体を明るく照らす照明器具です。
LDKや居室など幅広く使われています。
そんなシーリングライトは、自分で取り付けができるタイプのものもありますが、取り付け方法はご存知でしょうか。
また、天井に取り付ける前に確認しなければならないポイントや、取り付ける際に注意すべきポイントがあります。
本記事では、シーリングライトを天井に取り付ける方法と注意点について解説しています。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
目次
シーリングライトを天井に取り付ける前に確認するポイント
シーリングライトを天井に取り付ける前に、まず確認しなければならないポイントがあります。
そのポイントについて見ていきましょう。
天井に取り付けられている配管器具を確認する
まず天井を見た時に、シーリングライトを取り付けたい場所に配線器具がついているかどうかを確認する必要があります。
配線器具には、以下のようなものが必要です。
- 丸型フル引掛シーリング
- フル引掛ローゼット
- 角型引掛シーリング
- 丸型引掛シーリング
- 引掛埋込ローゼット
- 引掛露出ローゼット
上記の配線器具がついていない場合は、電気工事士の資格をもった業者に電気配線工事をしてもらう必要があります。
シーリングライトを天井に取り付ける配管器具の種類
先にも説明したように、シーリングライトを天井に取り付ける配線器具には種類があります。
シーリングライトは、引掛シーリングや引掛ローゼットを使って照明器具を設置するタイプと、電気配線に直接照明器具を配線して取り付けるタイプがあります。
それぞれにどのような違いがあるのか見ていきましょう。
3.5kgまでの照明は引掛シーリング
引掛シーリングは比較的軽量な3.5kgまでの照明器具を取り付ける際に使われる配線器具です。
天井の引掛シーリングに、シーリングライトを取り付けるだけで設置が可能なので、比較的簡単に取り付けができます。
3.5kg〜7kgまでの照明は引掛ローゼット
引掛ローゼットは、引掛シーリングには付いていない金具が付いた配線器具です。
金具で固定することにより、3.5〜7kgの重量のある照明器具も固定できるほどの耐久力があります。
重量のあるシーリングライトを取り付けたい場合は、天井の配線器具が引掛ローゼットであるかどうかを確認してから設置するようにしましょう。
7kg以上は直結のみで電気工事が必要
直結タイプは、天井から出ている電気配線コードに、直接照明器具の配線コードを結束させて照明器具を天井に固定させる方法です。
このタイプは、シャンデリアのような7kg以上ある重たい照明器具を取り付ける場合に使われます。
直結タイプは電気工事士の資格をもった人に照明器具を設置してもらう必要があります。
無資格の人が行った場合、感電などの危険性があるため自分で設置することだけは絶対しないようにしましょう。
また、重たい照明器具をつける場合、天井の耐荷重も考慮しなければなりません。
照明の重量によっては天井が重さに耐えられずに剥がれてしまう可能性もあります。
天井にしっかりと下地が施されているかどうかを確認した上で、照明の設置を検討してください。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
シーリングライトの種類
シーリングライトには「分離型タイプ」と「一体型タイプ」の2種類があります。
分離型タイプとは、引掛シーリングに接続するアダプター部分が本体から取り外せるようになっているタイプのことです。
一体型タイプは、シーリングライトとアダプターが一体になっているタイプです。
それぞれの取り付け方については後ほど説明しますが、一体型タイプの方が取り付けを簡単にすることができます。
シーリングライトを天井に取り付ける方法
ではここからは、シーリングライトを天井に取り付ける方法を見ていきましょう。
既存のシーリングライトを取り外す
まずは既存のシーリングライトがあるのであれば、それを取り外すことから行います。
取り外す際には、椅子ではなく安定した脚立を用意し、脚立の周りには不要なものを置かないように事前に片付けておくようにしましょう。
手順は以下の通りです。
- シーリングライトの電源を切って照明器具を冷ましておく
- シーリングライトのカバーを外す
- 天井と照明器具をつなぐコネクタを爪で押しながら外す
- シーリングライト本体を取り外す
- アタッチメントを取り外す
この方法でシーリングライトの取り外しは完了です。
直結タイプの場合は、電気工事士の資格を持った人に取り外してもらうようにしましょう。
新しいシーリングライトを取り付ける
続いて、新しいシーリングライトの取り付け手順を確認しましょう。
- 商品を開封して構造やパーツに不備がないか確認し、シーリングライトが分離型か一体型なのかを確認する
- 取り付け方について、取扱説明書で内容を確認しておく
- 引掛シーリングに新しい照明器具のアダプターをカチッと音がするまで回して取り付ける
- シーリングライトの本体を取り付ける
- コネクタを接続する
- カバーを取り付ける
以上がシーリングライトの取り付け方です。
ただし、器具によって異なる場合もあるため必ず取扱説明書を確認してから設置を始めるようにしましょう。
また、取り付ける際は、安定した場所に脚立を置いて、転倒しないように注意しながら行ってください。
心配な場合は、誰かに脚立を支えてもらいながら作業するのもおすすめです。
天井にシーリングライトを取り付ける場合の注意点
最後に、天井にシーリングライトを取り付ける場合の注意点について見ていきましょう。
- 天井の形状を確認する
- 配線器具がない場合は工事をしなければならない
- 蛍光灯からLED照明に変更する場合も工事が必要
それぞれの注意点について解説していきます。
天井の形状を確認する
シーリングライトは、天井面に貼り付けるような形で取り付けられます。
そのため、基本的には水平で出っ張りなどがない天井面でなければ取り付けられません。
たとえば、勾配天井のような傾斜のある天井、竿縁天井のようなさんのある天井、外部配線などがある凸凹した天井には設置が不可能です。
ただ、メーカーによっては別売りのアダプターを使うことで、取り付けられる場合もあります。
まずは天井の形状を確認し、シーリングライトが取り付けられるのかを確認しましょう。
取り付けられるかどうかわからないときは、業者に相談するのもおすすめです。
配管器具がない場合は工事をしなければならない
引掛シーリングなどの配線器具がない場合、電気工事を行って配線器具を取り付けてもらうか、電線に直結する工事をしてもらわなければなりません。
電気工事のための費用がかかりますが、引掛シーリングを取り付けてもらえば次回から自分でシーリングライトの取り付けができるようになります。
賃貸住宅でも配線器具がない場合もあります。
その時は、事前に大家さんや管理会社に許可をとってから電気工事を依頼するようにしましょう。
電気工事業者を指定される場合もあるので、その時は指定された工事業者にお願いするようにしてください。
蛍光灯からLED照明に変更する場合も工事が必要
今使用している照明は蛍光灯だが、それをLED照明に変更したいと考えている方もいるでしょう。
また、中古物件に引っ越すと、蛍光灯が照明に使われていることもよくあります。
この場合、このままの状態でLED電球に交換はできません。
バイパス工事を行うか、蛍光灯用の器具を全て取り外して器具を交換する必要があり、電気工事業者にお願いしなくてはなりません。
中には、蛍光灯用の器具に対応したLED電球もあります。
しかし、これは電気を余分に消費してしまうというデメリットがあります。
省エネで消費電力の少ないことがメリットのLED電球を最大限活かすためにも、電気工事を行うようにしましょう。
まとめ
シーリングライトを天井に取り付ける場合の注意点や方法について解説しました。
引掛シーリングなどの配線器具があれば、シーリングライトは簡単に取り付けられます。
これまで解説したことを参考に、シーリングライトの取り付けを実践してみましょう。