コードやチェーンで吊るすタイプの照明器具「ペンダントライト」は、デザインが豊富でおしゃれなものが多いので、家のLDKなどに取り入れる人が多いです。
ただ、たとえおしゃれなペンダントライトでも、吊るす高さを誤るとおしゃれに見えなかったり、生活するのに邪魔になったりする場合があります。
そこで、本記事では、ペンダントライトのちょうど良い高さはどのくらいになるのかをご紹介していきます。
お家にペンダントライトを取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ペンダントライトのちょうど良い高さはどのくらい?
ペンダントライトのちょうど良い高さは、つける場所によって異なってきます。
そこで、ここでは以下の5つのパターンの場合のそれぞれのちょうど良い高さについて解説していきます。
- ダイニングテーブルの上につける時
- キッチンにつける時
- 部屋の中心につける時
- トイレにつける時
- 部屋のアクセントとしてつける時
1つずつ見ていきましょう。
ダイニングテーブルの上に付ける時
ペンダントライトは、吊り下げることで必要な場所に適度な明るさを配置できます。
そのため、ダイニングテーブルの上につける場合は、天井近くにペンダントライトを設置するよりもできるだけ低い位置に設置した方がおすすめです。
具体的には、テーブル面から70cm〜80cmくらいが良いとされています。
この高さにすることで、ペンダントライトが当たるテーブル面をしっかりと明るく照らせます。
文字の読み書きもしやすいくらいの明るさになり、料理も美味しそうに見せることが可能です。
反対に、ペンダントライトを80cmよりも高い位置にすると、テーブルを照らす範囲は広くなりますが、明るさが弱くなってしまいます。
読書など細かい作業をするときに明るさが物足りなく感じてしまうかもしれません。
キッチンにつける時
キッチンにつける場合は、目線よりも少し上の高さの床から1m60cm〜70cmがおすすめです。
目線よりも下にペンダントライトが設置されていると、作業をしている時の邪魔になる可能性があるので、実際にキッチンに立って設置するのも良いでしょう。
ただ、独立型のキッチンに設置するには向いておらず、アイランドキッチンやカウンターキッチンに取り付けることでおしゃれに設置できます。
ペンダントライトだけでは、明るさが足りないためダウンライトなどと組み合わせて設置しましょう。
部屋の中心につける時
部屋の中心にペンダントライトをつける場合も、ペンダントライトに頭をぶつけない高さに合わせましょう。
最低でも床から自分の身長に10cmほど足した高さにペンダントライトの下端が来るようにするのが望ましいです。
トイレにつける時
トイレにつける場合も、用を足している時に邪魔にならない高さに設定する必要があります。
例えば、トイレ空間の中央に設置する場合は、部屋の中央につける時と同じように最低でも自分の身長+10cmの高さに設置しましょう。
トイレ空間の奥の方に取り付ける場合は、用を足すのに照明が邪魔になりにくいので、床から1m50cm程度の高さでも問題ありません。
少し低い位置に光源が来るようにして、空間の角に取り付けるのもおしゃれです。
部屋のアクセントとしてつける時
ペンダントライトをお部屋のアクセントとしてつけたい場合、その部屋に入った時にパッと目に入る場所にペンダントライトを設置するとおしゃれです。
たとえば、ペンダントライトのセード部分が床から1m40cmほどのところにあると、ちょうど大人の目線ほどの高さに来るのでペンダントライトをしっかり目立たせることができます。
ペンダントライトの高さを自分で調節できる便利なアイテム
ペンダントライトは、コードやチェーンの長さを調節することで高さを変えられます。
器具によってはコードをカバー内に収めて隠せるタイプもあり、見た目をすっきりと見せてくれます。
ただ、どの器具もカバー内に隠せるようになっているわけではありません。
購入前に、コードをどのように収納できるのかは事前に確認しましょう。
コードの長さを変えたいけど、カバー内に隠せるタイプになっていないペンダントライトの場合、以下のような便利なアイテムを使うことで、自分で自由に長さを変えられます。
- コードリール
- コードクリップ
- S字フック
ちなみ、コードの長さを変える際、コードを縛ることはやめてください。
断線の可能性があるので、大変危険です。
では、それぞれの便利なアイテムについて紹介します。
コードリール
コードリールは、器具内にコードを丸めて収納することでペンダントライトのコードの長さを調整できるアイテムです。
コードリールはおしゃれなデザインのものも売られているので、お部屋のイメージに合うものを選ぶと良いでしょう。
コードクリップ
コードクリップは、コードを挟んで長さを調整するアイテムです。
安い価格でホームセンターや家電量販店でも簡単に購入することができます。
コードリールのような存在感がないため、ペンダントライトのセードのデザインの邪魔をしません。
ただ、調節したコードはコードリールのように隠せず丸見えになっているため、それが気になる人はコードリールの方が良いかもしれません。
S字フック
S字フックは、チェーンで吊るされたペンダントライトで使える高さ調節アイテムです。
S字フックをチェーンの穴に通すだけで、手軽に長さを変えられます。
ホームセンターでも売られていますが、購入する際はペンダントライトの重さに耐えられる丈夫なものを選んでください。
コードを延長したい場合はどうするの?
ペンダントライトの長さを短くする場合は、コードリール・コードクリップ・S字フックで調節できます。
逆にコードが短すぎるから延長したい場合はどうすれば良いのでしょうか。
そんな時は、「引掛シーリング用の延長コード」というアイテムがあります。
これを使うことで、ペンダントライトのコードの長さを継ぎ足すことが可能です。
ただし、この場合は購入する延長コードがペンダントライトの重さに耐えられるのかをしっかりと確かめる必要があります。
また、大きな地震が発生した時に揺れ幅が大きくなり、ペンダントライトが家具や壁などに衝突する可能性もあるため注意しましょう。
もし吹き抜けの空間に設置する場合や初めからコードをどのくらい長くしたいか決まっているなら、購入店でオプションとしてコードを長くすることも可能な場合も多いです。
コードの長さで困っていることがあれば、購入店に相談してみましょう。
ペンダントライトを取り付ける時の注意点
最後にペンダントライトを取り付ける時の注意点を見ていきましょう。
- 耐荷重を確認すること
- 部屋のテイストに合わせる
- 天井の強度を確認する
- 傾斜のある場所には取り付け不可
それぞれの注意点について解説していきます。
耐荷重を確認すること
ペンダントライトは、天井に取り付けられた引掛シーリングに固定するか、ダクトレールに設置します。
この時、重量のあるペンダントライトを設置した時に、荷重に耐えられずにペンダントライトが落下する危険性があります。
最悪の場合、天井が剥がれ落ちる可能性もあるため非常に危険です。
ペンダントライトを設置する場合は、ペンダントライトの重量の確認、引掛シーリングやダクトレールがどのくらいまでの荷重に耐えられるのかを確認した上で設置しましょう。
場合によっては、天井にフックを打ち込んでチェーンで補強するなどの対応が必要になってきます。
また、ダクトレールには電気容量での制限もあります。
容量以上の照明器具は取り付けできないため、必ず容量の確認も行ってください。
部屋のテイストに合わせる
ペンダントライトはデザイン性の高いものが多く、部屋のアクセントとしても使えます。
そのため、部屋のテイストに合わないペンダントライトを設置すると、部屋全体を見た時にチグハグした雰囲気になる可能性があります。
ペンダントライトを決める際は、ペンダントライトのデザインが目指す部屋のテイストと合っているかどうかを確かめながら選びましょう。
例えば、ナチュラルな雰囲気にしたい場合、パステルカラーや木目調のものなどと相性が良いです。
スタイリッシュな雰囲気にしたいなら、シンプルで無機質な素材を使ったものが良いでしょう。
天井の強度を確認する
重量のあるペンダントライトを取り付ける場合、天井の強度を確かめておく必要があります。
一般的な住宅の天井の場合、重さは10kgまで耐えることが可能と言われています。
ただ、重量のあるペンダントライトを自分でつけた場合、天井が重さに耐えられずに落下してしまうこともあるようです。
重量のあるペンダントライトを設置する場合、電気工事が必要な取り付けが多いです。
業者にお願いした方が安心して取り付けられるでしょう。
傾斜のある場所には取り付け不可
ペンダントライトは天井面に貼り付けるように作られているため、基本的に傾斜のある天井には取り付けることができません。
ただ、メーカーによっては別売りのアダプターを使用することで、取り付けが可能なこともあります。
MotoMでおすすめのペンダントライトを紹介
ここからは、MotoMでおすすめのペンダントライトをご紹介します。
細かい模様が個性的 磁器ペンダントライト 引掛シーリング MPN18 ダクトプラグ レール MPN18D
職人が一つ一つ丁寧に焼き上げて作った磁器のペンダントライトです。
引掛シーリングタイプは、コードをカバーに隠せるようになっているため、適度な長さにペンダントライトを調整できます。
ろうそくの炎に近い温かみのある光が特徴的で、個性的なデザインから消灯時もその見た目で楽しめます。
細かい模様が個性的な磁器ペンダントライト 引掛シーリング MPN18 ダクトプラグ レール MPN18D
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いたました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。
無骨すぎないソケット型 ペンダントコード 電球有り/無し 引掛シーリング MPN042
滑らかな曲線を描いたソケット部分が特徴的なペンダントライトです。
無骨すぎず、上品さも感じられるデザインとなっているため、モダン・ナチュラルなお部屋にも馴染みやすいです。
こちらもカバーがついているので、コードを自分で調整できるようになっています。
ソケット部分の曲線が美しいペンダントコードMPN042
ソケット部分の曲線が無骨さを軽減させ、上品な雰囲気も感じられるデザイン。裸電球照明はレンガやアイアンなどのインテリアを彷彿とさせますが、上品なデザインのため、インダストリアルテイスト以外のテイストにも合わせやすいです。洗練されたシンプルデザイン。
まとめ
ペンダントライトのちょうど良い高さについて解説しました。
部屋やつける場所に合わせて適切な高さにペンダントライトを取り付けることで、よりおしゃれに実用的にペンダントライトを活用することができます。
これまで解説したことを参考に、ペンダントライトの高さを設定してみましょう。