これから新築を考えている方や、リフォームを検討されている方などにおすすめは照明選びです。照明の種類は無数にありますが、まずはその照明をつける器具についてチェックしてみましょう。器具によって耐荷重が異なったり、電気工事士による追加の工事が必要になる場合があります。
設置したい照明に合わせた器具選びの参考にしてみてください。
自分の部屋の天井に取り付け可能な器具をチェック
はじめに、建物工事の段階で、天井に取り付ける照明器具の取り付け方は”主に”3種類あります。
1.引掛シーリング
2.ダクトレール※設置済みの場合あり、電気工事士資格保有者にお願いすれば任意で設置可能
3.直付け(端子台)※電気工事士資格保有者にお願いすれば任意で設置可能
です。
新たな住まいに住む際、付いている器具によって好みの照明をすぐに設置できない可能性も。
そこで今回は、照明の取り付け器具にフォーカスを当てて見ていきます。
器具ごとにおすすめの照明も紹介していきますので、あわせて参考にしてみてください。
引掛シーリング
代表格は、引掛シーリングです。1979年に業界規格としてこの引掛シーリングが採用されました。そのため、ほぼ一般的と言っても差し支えないかと思います。こちら6つ全てを総称した言葉として「引掛シーリング」と言われています。文字通り引っ掛けるだけで取り付け可能なため、高いところでも比較的安心です。
丸い円盤のようなよく見られる照明はシーリングライトと呼ばれている照明器具です。日本では部屋全体を照らす照明として取り付けやすく人気があります。
その中で、ちょっと違いを生み出す照明をご紹介します。
こちらはLOGという商品です。一見するとシンプルな照明のようですが、LOGの意味である”丸太”をモチーフにしています。やりすぎずちょうどいいデザイン感覚で、リーフグリーン、グレージュの2色展開です。タイマー機能や調光にも優れた、機能性の高いモデル。活気に満ちた可憐な空気感を作ってくれる一助となってくれそうです。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
ダクトレール
続いて、天井部分にこのような細いレールが付いていればダクトレールです。
こちらは、設置されている住宅も多いですが先の引掛シーリングほど一般的ではないかと思います。
それでも、電気工事士資格保有者にお願いすれば好きな位置に設置可能です。
賃貸の方は、必ず大家さんや管理会社に相談してからにしましょう。
ダクトレールを使用するとロープ状のペンダントライトをつるしたり、はたまたスピーカーを取り付けることが可能といったアレンジが楽しめる配線方法です。
間接的に光を照らし、リラックス空間を演出することも可能にしてくれます。
シンプルな筒状のペンダントライトです。ダクトレールによる取り付けです。
食事の際、ダイニングをきちんと照らし、美味しそうに見せてくれる明るさも十分です。何より、シンプルでシャープなボディは、光と相まって大人な空間を作ってくれます。
何より、ストレートな筒状は意外とあるようでないデザインかもしれません。
生活する上で、光源であると同時にインテリアとしても部屋を彩ってくれるおすすめな照明です。
オンラインストア人気商品!円筒ペンダントライトMPN04 MPN05
直径5.5cmのスリムな円筒形ボディで、どのような場所にも合わせやすいです。器具内部にLEDが組み込まれているため、光源のみを電球のように交換することができませんが、LEDの寿命は40,000時間なので1日平均10時間点灯したとしても目安として約10年間ご使用いただけます。
取り付けられる照明をチェック
また、天井には照明用の配線がついてます。その配線にあわせた器具を購入すれば自身でも交換可能です。
直付け(端子台)
最後は直付けについてです。直付けは、天井から出ている配線に直接照明をつなげる方法です。電気配線の高度な知識が必要なため電気工事士資格保有者しか行うことが出来ません。
配線だけでは照明の重さを支えることが出来ませんから、柱の位置など総合的な判断のもと行われます。
これだけだと大変そうな直付けですが、大きなメリットがあります。
重い照明を設置できることです。
これまでの引掛シーリングは、重さは8kgほどしか設置ができません。ダクトレールは種類により異なりますが、大体引掛シーリングと同じ重さまでです。
その点、直付けだとシャンデリアなど重量がある照明器具を取り付けることが可能になります。
電気工事士資格保有者にお願いする費用相場は、1箇所につき5,000円~15,000円程度です。設置場所などによって異なるため、見積もりを出してもらってから依頼してみてください。照明の大きさや設置位置の高さで費用が変わってくる場合もありますが、玄関やリビングにこだわりの照明をおけるなら、と比較検討してみてもいいかもしれません。
他にも、天井に直接照明と接続するため電線が見えずにミニマルにおさまるメリットもあります。
コンセントプラグに変換+突っ張り棒で設置
引掛シーリングの引っ掛け部分は、器具を通して変換するとコンセント接続できるようになります。「引掛シーリング コンセント」と検索してみると1000円以下で手に入ります。それを使い、延長コードで部屋のコンセントへと接続すると照明が光ります。置いていける小さなものであれば、そのまま置いて設置完了です。しかし上からつるしたい場合、突っ張り棒をおすすめします。現在、突っ張り棒はものにもよりますが3000円〜5000円で100cm〜300cmのものが販売されています。壁と壁の間にその突っ張り棒を設置し、照明をつるせば、少し手間ではありますが、好きな場所に設置することは可能です。
まとめ
3種類の照明の取り付け方について見てきました。引掛シーリングは、設置が簡単で一般的ではあるものの、重量制限があったり。ダクトレールはおしゃれな雰囲気や機能性に特化した部屋作りをかなえてくれる一方こちらも設置が任意で難しかったり、重量制限があったりします。直付けは、重量制限がないわけではないですが、幅はききやすいです。特にヴィンテージの照明は人気があり、部屋に飾りたい想いを抱えてらっしゃる方も多いと思います。直付けならもしかすると自宅に設置できるかもしれません。
最後の変換+突っ張り棒は好みの突っ張り棒を探す手間だったり、長い突っ張り棒のため複数人で設置する苦労もあります。参考までに頭のどこかに置いていただければと思います。
照明は、部屋の空気感を作るキーマンと言えます。なぜなら空間の色を変えてくれるからです。そんな照明といい時間を過ごすため、この記事が少しでも役に立てれば幸いです。