朝と夜に必ず使用する洗面所。
デザインも機能性も欠かせない場所のひとつですよね。
いったい何を意識して選べばいいのか、悩むところではないでしょうか。
手を洗う機会も以前より多くなり、使う頻度が高くなった方も多いと思います。
今回は洗面所の照明の選び方のポイントとおすすめの照明の種類をご紹介します。
朝のバタつく時間も、夜のひと息つく時間も大切にできるような空間づくりを目指しましょう。
鏡の上に設置するミラーライト
クロームメッキの銅板に、電球を模したガラスグローブが等間隔で付いているシンプルで高級感あふれるデザイン。新築のパウダールームや、ご家庭の洗面台の照明としてお使いいただけます。
洗面所の照明の選び方
選ぶ際の3つのポイント
洗面所には様々な形があります。
基本的には洗面台と脱衣所、ランドリースペースがあり、省スペースで作られた住宅が多いでしょう。
小窓をつけている住宅も最近は多く見かけます。
昼間は日が差し込んでくれるなら、照明は夜をメインに点けることになりますが、マンションでは昼間も照明を点ける必要があるでしょう。
このように、用途や部屋の条件よって照明の選び方は大きく変わります。
ポイントを抑えて環境に合わせた照明を探してみてください。
1.色温度と明るさ
・色温度
照明には大きく分けて白色とオレンジの2色があります。
それぞれ見やすさや落ち着いた雰囲気などの効果の違いがあります。
洗面所でメイクをするなら白色がおすすめです。
昼白色は自然光に近い色なので、肌にのった色味もしっかりと確認することができます。
ファンデーションにムラができたり、チークが濃すぎたりする心配もありません。
髪色や洋服のバランスもチェックできます。
リラックスしてスキンケアをおこなうだけなら、電球色がおすすめ。
目に優しく、夜でも刺激を感じることはありません。
・明るさ
洗面所の広さにもよりますが、白熱電球で40~60W、LED電球だと485ルーメン~640ルーメンが一般的です。
鏡にもライトをつける方が多いので、天井は少し暗めにして必要であればプラスして点ける方法もとれます。
シーンによって使い分けられると、とても便利です。
2.機能性
洗面所が脱衣所を兼ねている場合は、防湿型の照明を選ぶようにしましょう。
浴室からの湿気を1番にうける部屋になります。
最近の住宅は換気設備も充実してはいますが、長く照明を使うためにもおすすめの機能です。
お手入れの簡単さも検討しておきましょう。
配線がある場合、こまめに掃除ができると湿気とほこりによるショートを防ぐことができます。
洗濯機を洗面所に置いていると洋服の繊維も付着しやすく、明るさが落ちてしまう可能性もあります。
簡単に拭き掃除ができるデザインだと安心です。
3.天井の照明のバランス
洗面所にはメインの天井照明と、ミラーライトや間接照明などの補助照明をつけることが多いです。
それぞれの色温度や明るさをバランスよく設置することで、使いやすい環境を作ることができます。
よくあるのが、天井照明を電球色、補助照明に昼白色の組み合わせです。
メイクをするときに顔まわりが自然光に近い色だと見やすく、こまかな作業に適しています。
洗面台の掃除の時にも手元が明るい色だと汚れがよく目立ちます。
寝る前の歯磨きを電球色でおこなえば、安眠の妨げにもなりません。
逆に、洗面台上に間接照明を取りつけてもリラックス効果のある空間作りができます。
小窓がある洗面所は昼間の照明を使う機会も少ないので、ほのかな明かりでも充分まかなえます。
メインの鏡横に設置する拡大鏡
洗面台の鏡に補助ミラーとして設置できるライト付きの丸形拡大鏡。メイクをする時、コンタクトを装着する時、髭を剃る時など、3倍の拡大率ではっきり確認することができます。
洗面所の照明の種類
ホテルやお店のような雰囲気づくり
限られた空間だからこそ、照明の存在感はとても大きくなります。
天井照明だけでシンプルな作りにするのもいいですが、お風呂から出てひと息つくときにお気に入りの照明が灯っていれば、それだけで夜のリラックスタイムへの導入となってくれます。
スキンケアやドライヤーの時間も楽しく感じるでしょう。
では、洗面所にはどのような照明を付けることができるのでしょうか。
天井照明と補助照明、それぞれをご紹介します。
ダウンライト
天井照明には小型シーリングライトを取りつけている住宅が多いです。
ダウンライトにすることで、狭い洗面所の圧迫感を和らげることができます。
シーリングライトよりは光の範囲が狭くなってはしまいますが、あえて影を落とすことで夜のゆったりとした雰囲気を生み出してくれます。
洗面台の周りには影が落ちすぎないように、取り付け位置はしっかりと検討しましょう。
手元が暗いと使いにくさを感じてしまいます。
少し明るい電球を選んだり、利き手とは逆に影が落ちるようにして対策をしましょう。
補助照明との組み合わせで手元の暗さを防ぐこともできます。
ブラケットライト
壁に取りつけるタイプの照明をブラケットライトと呼びます。
小型のものが多く、省スペースに照明を設置することができます。
デザインも豊富で存在感があり、ホテルライクな空間を演出してくれます。
シェードがついているデザインや電球がむき出しになっているデザインもありますが、洗面所に取りつけるのは樹脂やガラスに覆われたものがいいでしょう。
湿気が入り込むのを少しでも減らし、長く使うことができます。
カバーは外せるので、電球交換は自分でできて手間もかかりません。
お手入れも簡単におこなうことができます。
ただし、ブラケットライトは壁に埋め込むため電気工事が必要です。
一度決めた位置は再度工事をしないと変えられないので、取りつける場所は慎重に選んでください。
ミラーライト
ミラーライトはその名のとおり、鏡自体や鏡の上部に取りつけるライトのことを指します。
賃貸物件によくあるユニット型やシステム型の洗面化粧台にはもとから備え付けられていて、スイッチ一つで白いライトが点灯するものが多いです。
手軽で安価ではありますが、インテリアとしてはシンプルすぎるのが欠点です。
デザインと機能性にこだわりたい方は、カウンター洗面化粧台を設置し、ミラーライトを別に選ぶことをおすすめします。
上下左右から均一に光を当て、メイクをするときに顔にかかる影をなくすときれいに仕上げることができます。
また、最近では手前に引き出せるミラーライトや、照明付きの拡大鏡なども販売されています。
今まで必死に鏡に近づいてメイクをしていた方には画期的なアイテムです。
間接照明
リビングやダイニングで使われることの多い間接照明ですが、洗面所のも取り入れることでおしゃれなお店の洗面台のような雰囲気を作ることができます。
カウンター洗面化粧台であれば、上にペンダントライトを吊るすと柔らかい光を灯してくれます。
仕事から帰宅して手を洗うとき、パッと目に付くとテンションも高まります。
前かがみになるときにぶつからないような長さと位置になるように注意しましょう。
天井の高さにもよりますが、コードが15㎝~30㎝あればある程度は長さを調節できます。
こまかな部分はしっかりと測ってください。
目線より少し高くなるくらいがおすすめです。
手元に近づけたい場合は真上ではなく左右にずらして設置をしましょう。
LED一体型ミラーキャビネット 曇り止めヒーター付き
LEDが組み込まれた鏡「ミラーライト」と収納家具の「キャビネット」が一体となった、MotoMオリジナルのLEDミラーキャビネット。十分な収納力で、乱雑になりがちな洗面周りをスッキリと魅せます。内蔵照明は前面発光と間接発光の2タイプそれぞれ一面鏡と三面鏡をラインナップ。自然光に近い色(4000K)のライトを備えメイクの確認に最適な前面光タイプと、温かみのある電球色(3000K)の光でパウダールームを優しく演出する間接光タイプがあります。
まとめ
洗面台の照明も他の部屋と同じようにたくさんの選択肢があります。
組み合わせ方によって明るさの調整も大きく変わるので、どんな種類を取り付けたいかしっかりと想像して検討してください。
家族が毎日行き来する空間なので、お気に入りのアイテムを見つけて快適に過ごせるようにしたいですよね。
湿度が高い場所ですので、こまめに手入れをして長持ちさせましょう。