お部屋の印象を一新！古い照明器具を交換する方法

照明は、お部屋の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。古くなった照明器具を新しいものに交換するだけで、部屋全体が明るく見違えるように変わることもあります。

しかし、古い照明器具の交換方法に悩んだ経験のある方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、自分で古くなった照明器具を交換する方法と、交換する際のポイントをわかりやすく説明していきます。特別な工具や技術がなくても安心して作業を進められるように、具体的な手順を紹介します。新しい照明で、あなたのお部屋をもっと快適でスタイリッシュな空間に生まれ変わらせましょう。

古い照明器具を使い続けているとどうなるの？

古い照明器具をそのまま使い続けることには、意外と知られていないデメリットがいくつか存在します。一般的には、照明器具は約10年間使い続けると交換が必要と言われるものです。10年経った照明器具には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

ここからは、なぜ古い照明を新しいものに交換すべきかの理由を、具体的なポイントとともに解説していきます。

明るさが低下する

照明器具は長年使用すると、光源の劣化により明るさが低下します。このため、室内が暗く感じられるようになり、目の疲れや不快感を引き起こすこともあるのです。

明るくクリアな照明は、生活空間の快適性を保つ上で非常に重要だと言えるでしょう。

消費電力が増加する

古い照明器具、特に白熱灯や古い蛍光灯は、LED照明に比べて消費電力が高く、電気代が割高になります。LED照明に交換することで、消費電力を大幅に削減し、経済的なメリットを享受できますよ。ちなみに、シーリングライトをLEDに変えることで、消費電力は約50％減ると言われています。

故障のリスクが増える

照明器具は使用年数に伴い劣化し、10年を過ぎると故障が急に増加します。特に内部の配線や接続部分が老朽化すると、ショートや発火の原因にも。安全のためにも適正交換時期とされる10年での交換が推奨されます。

なお、照明器具の製造年は銘板（ラベル）に記載されているので、確認してみましょう。

デザインが古くなる

時代とともにインテリアのトレンドは変わります。古いデザインの照明器具を使い続けることで、お部屋の印象が古臭く感じられることがあります。新しい照明器具に変えることで、部屋の雰囲気を一新し、モダンな印象に変えることが可能です。

熱が発生する

古い照明器具、特に白熱灯は多くの熱を発します。これが原因で夏場の室内温度が上昇し、エアコンなどの冷房負担を増加させることになります。LED照明は熱をほとんど発生しないため、より効率的に室温を管理できるのです。

環境への影響がある

古い照明器具の多くは、現代の環境基準に即していない可能性があります。特に水銀を使用した蛍光灯などは、廃棄時の環境負荷が高いです。LED照明は環境に優しく、持続可能な選択肢とされています。

照明器具の交換はただのコストではなく、長期的な投資と考えるべきです。特にLED照明への交換は、エネルギー効率の向上、メンテナンスコストの削減、そして何よりも安全性の向上に寄与します。今が交換の適切なタイミングかもしれませんよ。

自分でできる古い照明器具の交換方法

照明器具の交換は、部屋の印象を変えるだけでなく、エネルギー効率を向上させる効果もあります。ここからは、自分で照明器具を交換する際の手順を分かりやすく解説していきましょう。

準備をする

交換作業を始める前に、必要な工具を準備しましょう。照明器具によって、必要な工具は異なるので、取扱説明書をしっかり読んで、必要なものを用意してください。

なお、自分で照明器具の取付ができるのは、天井に「引掛埋込ローゼット」「フル引掛ローゼット」「角型引掛シーリング」「コンセント付引掛埋込ローゼット」「丸型フル引掛シーリング」「丸型引掛シーリング」の、いずれかが付いている場合です。付いていない場合は電気工事業者に依頼する必要があるので、しっかり確認しておきましょう。

電源を切る

照明器具の交換作業中に感電しないように、作業を始める前に必ずブレーカーを落として電源を切りましょう。これが最も重要な安全対策です。

古い照明器具を取り外す

天井や壁に取り付けられた古い照明器具を慎重に取り外します。ネジを外す際は、照明器具が落下しないように支えながら作業を行いましょう。

なお、配線の配置をメモしておくと、新しい照明に替える際の取り付けがスムーズです。

照明器具を取り付ける

新しい照明器具を取り付けます。この際、照明器具が天井や壁にしっかりと固定されているか、確認しましょう。また、照明器具の位置が安定しているかどうかをチェックすることも大切です。

取付作業は、シーリングライトであれば、基本的にはアダプタを差し込み、コネクタ（電源）を接続するだけでOK。シャンデリア等の重さのあるものはネジで止めるタイプもあるので、取扱説明書を確認しましょう。

電源を入れてテストする

全ての取り付け作業が終わったら、電源を戻し、照明器具が正しく機能するかテストしましょう。点灯しない場合は、もう一度配線を確認してみてください。

照明器具を交換する際の注意点

照明器具を自分で交換する際には、安全かつ効果的な作業を行うことが大切です。ここからは、失敗や事故を避けるためのポイントを紹介します。

電源を必ず切る

照明器具の交換作業を始める前に、絶対に電源を切ることが重要です。ブレーカーから直接電源を落とすことで、感電のリスクを防ぎます。

確実に電源が切れているか、しっかり確認しましょう。

適切な工具を使用する

照明器具の取り外しや取り付けには、適切な工具を使用することが必要です。不適切な工具を使うと、器具を傷つけたり、作業中に事故が起こる可能性があります。

ドライバー、ペンチ、ワイヤーストリッパーなど、必要な工具を事前に準備しましょう。

照明器具の選び方に注意する

新しい照明器具を選ぶ際には、既存の配線や設置場所に適合するかを確認してください。サイズが大きすぎると取り付けられないことがあり、電圧や種類が異なると火災の原因にもなり得ます。

照明器具を慎重に取り扱う

照明器具はガラスや繊細な部品で構成されていることが多いため、取り扱いには十分な注意が必要です。取り外しや取り付けの際には、器具が地面に落ちないように、しっかりと支えて作業を行いましょう。

照明のテストをする

照明器具の取り付けが完了した後は、必ずテストを行ってください。初めてスイッチを入れたときに問題が発生することがあるので、正常に点灯するかを確認し、異常があればすぐに電源を切ってトラブルシューティングを行います。

掃除と整理をする

作業終了後は、作業場所の掃除と工具の整理をしっかり行いましょう。小さな部品やネジが残っていると、後で足を滑らせる原因になったり、小さな子どもにとっては誤飲のリスクになります。

まとめ

 照明ひとつを変えるだけで、お部屋全体の雰囲気がガラリと変わり、まるで新しい空間にいるかのような感覚を味わえます。照明器具を自分で交換するのは難しく感じるかもしれませんが、意外と簡単なものです。

今回紹介したステップや注意点を参考に、自宅の照明をアップデートしてみてくださいね。手順に従えば、初心者の方でも簡単に作業を完了できるはずです。

新しい照明で、もっと居心地の良い、そしておしゃれなお部屋を実現させましょう。