照明はインテリアの中でもお部屋全体の印象を決める重要なアイテムになります。
照明の効果によって明るくて清潔感のある空間や落ち着いたリラックスできる空間などをつくることができます。
今回の記事では賃貸物件で自分がつくりたいイメージや用途に合わせて照明選びをしていくポイントをご紹介します。
新居へのお引越しなど、新生活をスタートさせるシーンでは、照明にもこだわることで居心地の良いお部屋づくりをしていきましょう。
賃貸物件の照明選びで気を付けるポイント
照明は部屋の印象を左右しますが、賃貸物件では取り付けられる位置と個数が決まっていることが多いです。
自由に自分が取り付けたい位置や数を決められることが理想ですが、賃貸物件ではなかなか難しいのが現実です。
しかし、工夫次第で理想に近づけることはできるのでいくつかポイントを押さえることが大切です。
いろいろと計画を始める前に自分が借りた部屋の現状を把握していくところからはじめましょう!
部屋に照明がついているかどうか確認する
賃貸物件の場合は部屋の引き渡し時にどのような状態なのかを把握しておきましょう。
特に照明はあらかじめ部屋に照明が付いている場合と付いていない場合があります。
リビングやダイニング、寝室など部屋の中央に設置するようなメイン照明は、自分で好きなものを取り付けられるケースも多いです。照明を用意するのを忘れると入居初日から慌てて購入することになってしまうため大事なチェックポイントです。
引っ越し前に不動産業者に照明があらかじめあるかのどうかを確認してみましょう。
照明があらかじめ部屋に付いていた場合でも自分の好きな照明に交換することが可能な場合もあります。
交換したい場合は、不動産業者に確認をして大家さんから許可をもらいましょう。
また、許可が出て交換が可能だった場合でも退去時に元の状態に戻す必要があるため、はじめに設置されていた照明は処分せず保管しておく必要があります。
照明は天井から外してみると意外と大きく感じます。
ダンボールなどで梱包するとさらに収納量が必要になるため、収納場所もきちんと確保しておきましょう。
また、ダイニングやリビングなどでは、自分で用意するメイン照明の他に、明るさを確保するために付けられた補助照明があることもあります。
一般的には補助照明は、天井に直接埋め込まれ、天井面とフラットになった「ダウンライト」という照明が設置されていることが多いです。
補助照明がある賃貸物件の場合は、自分で用意する照明の明るさをそこまで気にする必要はないですが、補助照明がない場合はメイン照明のみで部屋の明るさを確保する必要があるため注意が必要です。
例えば、セードがガラスなど透明な素材であったり、電球が複数個ついているような照明だと比較的明るさを確保しやすくなっています。
逆にセードが陶器などの不透明な素材で、電球が1個しかないようなものはあまり明るさを確保できません。
自分の住む賃貸物件の状況を良く確認しながらお気に入りの照明を探しましょう!
ガラスセード 真鍮メッキ 3灯LEDペンダントライト GPN010-3 埋込引掛ローゼット
白熱電球のような趣きのあるLEDクリアランプ使用。LEDクリアランプは、フィラメントがキラリと光り、ヨーロッパのカフェにあるような雰囲気ある照明を彷彿とさせるデザインです。※ランプは3つ同梱されております。
照明にはどんな種類があるの?
照明によって部屋の印象をつくりだすには、照明の種類も大きく関わります。
部屋全体を照らすペンダントライトから、柔らかい光の間接照明、ムーディーな雰囲気のフロアライトなど、目指すスタイルで選ぶ照明の種類も変わります。
自分の理想の空間をつくるために部屋ごとにおすすめの照明の種類を紹介します。
リビング、ダイニング
リビングとダイニングは家の中でも過ごす時間が長いため適切な明るさを確保する必要があります。
テレビや食事、読書などいろいろな用途に使う場所だからこそ、何をしていても居心地の良い空間にしていきましょう。
まず押さえるべきポイントとしては、同じくらいの大きさの照明でも、
「天井直付け式のシーリングライト)」と「吊り下げ式のペンダントライト」では明るさの感じ方が変わってきます。
「天井直付け式のシーリングライト」は天井付近の高い位置に設置することで部屋全体を明るくする特徴があり、リビングなど部屋の面積が広く多用途に使う場所に適しています。
最近では、簡単に明るさを調整できるものや、光の色味を変えられるものもが売られているため、
時間帯や過ごし方によって部屋の雰囲気を調整することができます。
おすすめ
天井よりも低い位置に設置する「吊り下げ式のペンダントライト」は、テーブルなど照らしたい場所を特に明るくすることができます。
テーブルから器具の距離は約60〜80cmが一般的な高さとなっています。
そのため、照明がテーブルの真上にくるようにするなど、設置する位置もきちんと検討する必要があります。特に賃貸物件の場合は位置を自分の好きな位置に調整できないことが多いため間取りを考えるさいに注意しましょう。
ペンダントライトは、大ぶりなものを設置することで印象的な存在となり部屋が華やかになります。
また、小ぶりなものを複数個設置することでも、華やかな印象をつくることもできます。
賃貸物件の場合は照明を取り付けられる箇所が一つしかない場合もありますが、
「ダクトレール」を使うことで複数個設置することできます。
ダクトレールとはペンダントライトを複数設置することができるバー状の配線部品のことです。
賃貸物件でも取り付けが可能な電気工事不要のダクトレールは簡易的に取り付けが可能です。
こちらを使用することでペンダントライトを複数個取り付けることが可能になります。
その場合は、自分が購入したい照明がダクトレールに取り付けられるものなのかをしっかりと確認してから購入しましょう。
簡易取付型ダクトレール / 引掛シーリング対応
天井に設置されている配線器具が引掛シーリングで、ペンダントを複数台設置できなかったという方へ。この簡易取付型ダクトレールを設置すれば、ダクトレール対応器具が複数台設置できます。設置するペンダントライト(ダクトレール対応)は別途ご購入ください。
スリムなボディが人気のペンダントライト MPN06
LEDモジュールを採用することにより、従来の電球型器具では表現できないφ5.5cmのスタイリッシュなシリンダー型のペンダントをデザイン。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
寝室
寝室は寝る直前に少しだけ明かりを落として時間を過ごしたり、
ベッドで読書をしたりとゆったりした時間を過ごすことも多い空間です。
そのため、ベッドの近くにフロアライトや読書灯などがあると、メイン照明を消しても居心地のよい空間がつくれます。
フロアライトは、床に直接置くタイプの照明で、背が高いものから低いものまでいろいろとタイプがあります。
簡単に動かせるタイプの照明器具で、部屋の隅やベッドの横に置くことがおすすめです。
背が低いタイプのものは直接床に置かずにベッド横にあるサイドテーブルの上に置いて使用することもあります。
例えば、寝る直前にスマートフォンを見たり、読書をしたいときに、メイン照明をベッドから出て消しに行くのは少しめんどくさく感じます。
メイン照明はベッドに入る前に消しておいて、フロアライトを付けた状態で寝る前のリラックスタイムを過ごすことで、ベッドに入ったまま照明を消すことができます。
おすすめ
背が高いタイプのフロアライトは、照明をつけていない時でも存在感があり部屋の印象が華やかになります。機能性はもちろん、デザイン性にもこだわって選ぶことをおすすめします。
機能性ではフロアライトの中にも様々なタイプがあります。
例えば、
・電球を覆う笠がついたシェード型、
・スリムなフォルムの棒状のバーライト型
・支柱についた電球の角度を変えて使うことができるスポットライト型
などがあげられます。
寝室のベッドサイドで使用する場合は、角度を調整できるスポットライト型がおすすめです。
特に灯部が2つあるタイプの場合は、様々な空間演出が可能です。
一方は自分の手元を照らし、もう一方は灯部を上に向け空間を照らすアッパーライトとして使用するなど、1台の照明で同時に2つの使い方ができます。
こうすることで、メイン照明を消していても、暗くなりすぎず居心地の良い明るさの空間をつくることができます。
おすすめ
読書灯はベッドフレームに照明が直接付いているもののことを指すことが多く、ホテルなどでよくみられます。
サイズも小さくベッドフレームと一体型になっているため、1人暮らしなどで部屋が狭くても場所を取らずに設置することができるメリットがあります。
とても便利ですが読書灯が付いているベッドフレームをもっている人は少ないのではないでしょうか。
今からベッドを買い替えるのは大変ですが、商品によってはいま持ってるベッドフレームにあとから付けられる読書灯もあります。
取り付け方法は、磁石や両面テープ、木ねじなどから選択できるため、ベッドフレームだけではなく使いたい場所に合わせて選択することができます。
寝室のベッドボードに後付けできるリーディングライト 読書灯
工事不要で、好きなところに木ネジや両面テープを使って簡単に設置することができます。台座裏と本体の裏部分はマグネット式になっています。マグネットが付く場所はどこでも、それ以外の所には両面テープか木ネジで台座を固定できます。
まとめ
賃貸物件でもいろいろと工夫をすれば注文住宅のように自分の理想の空間をつくることができます。
最近では、賃貸物件に適した照明として簡易的に設置できるものが開発され手軽に手に入れられるようになってきています。
また、照明は見た目だけではなく健康状態にも密接に関わっています。
自分の居心地の良い空間をつくるためにしっかりと事前に知識を得た状態で照明選びをしていきましょう。