まず始めにデザインイメージを決めよう
模様替えをするにあたって一番重要なのはデザインイメージを決めることです。どうしようか悩んだときに立ち返るものがあると判断がしやすいため、つくりたい部屋のイメージを具体的に決めておきましょう!空間を考えるときは全体をざっくりと想像してから細かいところを決めていくとまとまりのある空間になっていきます。
デザインイメージを決めるメリット
雑誌などを見ていてその空間に惹かれる理由は、全体のテイストがまとまっていて、統一感のある空間になっているのが一つのポイントです。統一感を出すためにはベースとなる「デザインイメージ」があると選択に迷ったときに「どちらがよりイメージに近いか」で判断することで統一感のある空間が生まれます。
そのとき、イメージに近い写真があるとより判断がしやすくなります。イメージ写真はたくさんあると混乱してしまうので、イメージに近いベストな写真を1〜3枚ほど見つけておきましょう。
デザインイメージってどんなものがあるの?
デザインイメージとは、インテリアから受ける印象を言語化したものになります。まずは自分がどんなイメージの空間をつくりたいのかを知るところから始めましょう。
デザインイメージとは下記のようなものがあります。
・ナチュラル
・和モダン
・ヴィンテージ
・カジュアル
・ミニマル
・北欧風
こちらにあげたのはほんの一部となっており、デザインイメージは他にもたくさんあります。
インターネットで「デザインイメージ インテリア」や「デザインテイスト インテリア」とワード検索すればいろいろなものが見つかります。
デザインイメージに悩んだとき
インターネットで調べるとたくさんの情報がでてきて、自分の好きなイメージがまとまらない場合もあると思います。そういう場合は、イメージを細分化するために、下記の方法を試してみてください。雑誌やネットで直感的に好きだと感じるインテリアの写真をいくつかピックアップして、それらの共通点を探してみましょう。
ポイントは、色や素材、形などから共通点を見つけることです。
例えば、
・色はグリーンの中でも深みのある落ち着いたトーン
・素材は少しヴィンテージ感のあるザラザラした肌触りのもの
・形状は曲線を使ったやわらかいもの
など具体的な好みの傾向がわかってきます。
一見、異なるイメージの写真でも細かいポイントを見ることで共通点を発見できます。
好みの傾向を知ってから改めてどんなデザインイメージがあるのかを探してみると、
つくりたいインテリアのイメージが明確になってくるかもしれません。
素材感へのこだわった黒サビ風セードの真鍮ソケット ペンダントライト MPN044
気取りすぎないシックなデザインのペンダントライト。落ち着いた色調のインテリアにマッチするよう、ザラザラとしたセード表面のサビ風黒色塗装・ソケット部分の真鍮ブロンズメッキ仕上げの素材感にこだわりました。
レイアウトを図にして考える
模様替えをするときの大事なポイントとして、動線や使い勝手を考慮したレイアウトをあらかじめ考えておくことがあげられます。
「レイアウト」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、整理して考えると意外と簡単に考えられます。
模様替えをきっかけに居心地の良いこだわり空間をつくりましょう。
簡単なレイアウト図のつくり方
レイアウト図はポイントを押さえれば誰でも簡単につくることができます。
始めから細かく考えていくのではなく、まずはざっくり考えて、ある程度固まってから細かく計画していくとスムーズに進められます。
用意するものは、グリッドが書いてある方眼用紙とメジャーです。
実際にレイアウトを始めていきましょう。
始めに部屋の大きさをメジャーで測って方眼用紙に部屋の形状を書いていきます。
その際、方眼用紙の2マス分を1メートル、1マス分を50センチと考えるので、
部屋の大きさを測るときも細かい単位は気にしなくても問題ありません。
※部屋の大きさや方眼用紙のグリッドの大きさによって、1メートルが何マス分なのか調整して書くことをおすすめします。
メジャーで測るのが大変な場合は、スマートフォンのアプリが便利です。写真を撮るだけで部屋の大きさを測ることができます。
正確な数値が知りたい場合はメジャーがおすすめですが、状況に合わせて使い分けていきましょう。
次に、使っている家具のサイズを調べて、現状の家具配置を方眼用紙に落とし込んでいきます。
そこまでできたら、今のレイアウトで不満に思っている点、
もっとこうなったらいいなと感じていることを書き出してみましょう。
普段過ごしている空間でも図として見ると新しい気づきがあるかもしれません。
模様替えを考えるときのポイント
今度は実際に新しいレイアウトを考えていきます。
同じように部屋の形状を書いた方眼用紙を利用してください。
レイアウトを考えるときは下記のポイントを参考に計画を進めていくことをおすすめします。
・家具と家具の間には掃除機や人がスムーズに通れる動線を確保
生活動線が確保されていないと日々のストレスとなってしまいます。
方眼用紙のレイアウト図の中では1グリッド分(50センチ)の隙間があれば最低限人が通ることができます。
・部屋に余白をつくる
物がところせましと並んでいると圧迫感のある印象となり居心地の良い空間をつくることができません。無駄な空間を無くすことで部屋の中に余白をつくれるように意識しましょう。
例えば、ひとつの空間の中でリビング機能とダイニング機能が分かれている場合は、機能を一つにまとめることもできます。
思い切ってダイニングとリビングの機能を兼ねる「ダイニングソファー」に変えることで、機能が一つにまとまり余白が生まれます。
上記のことを意識しながらレイアウト作成を進め、完成したら現状の不満が解決しているかも確認していきましょう。
レイアウトの最終確認
レイアウトが固まったら最終確認をしていきましょう。
方眼用紙では細かい単位を気にせずに計画を進めていました。
特に隙間に余裕のない場所については実際の空間を使って動線などが問題ないか確認する必要があります。
用意するものは、マスキングテープとメジャーです。
実際の家具の大きさを配置する予定の場所にマスキングテープで印をつけていきます。
家具は角の4点だけ印をつければ問題ありません。
このようにレイアウトを実際の空間に落とし込んでいくことで、具体的に模様替えをしたあとのイメージができていくと思います。
実際の空間の中で動線や使い勝手に問題がなければ、レイアウトはこれで完成となります。
模様替えで部屋をおしゃれにみせる工夫
せっかく模様替えをするならおしゃれで友達を呼びたくなるような空間をつくりたいのではないでしょうか。
模様替えでおしゃれな空間をつくっていくポイントを押さえましょう。
部屋の雰囲気がガラッと変わる簡単DIY
部屋の印象を大きく決めているのは面積の大きい壁や床になります。
賃貸物件の場合、壁紙を張り替えるのは難しいですが、最近では簡単に壁紙の上から貼れるシールタイプの壁紙が販売されています。
壁紙を色味や柄のあるものにする場合は、ポイントとなる一面だけを変えることでアクセントとなりすっきりとまとまります。
床材についても板状になっているものをそのまま置くだけで設置が完了するものもあるので、とても簡単に部屋の印象を変えることができます。
照明の効果でホテルのような雰囲気に
照明は部屋の印象をホテルのようにおしゃれな雰囲気に変えることができるアイテムです。
特に光源が直接見えないタイプの間接照明を使うと部屋の雰囲気が一気に変わります。
天井についているメインの照明だけで明るさを確保しようとすると部屋の雰囲気が単調になってしまうため、照明は分散して配置することをおすすめします。
間接照明でおしゃれに LEDフロアスタンドライト MST03
フロアスタンドライト 間接光 MST03 は、コンセントにつなげるだけで設置できるシンプルでおしゃれな照明です。間接光というとあまりパッとしないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リビングルーム・廊下・玄関の壁や植物を光で照らして反射する光でお部屋の奥行きや、ほどよい暗さをお楽しみいただけます。
まとめ
今回の記事では、模様替えをするときのポイントを一番重要なデザインイメージからお話していきました。
デザインイメージやレイアウトを考えるのは少し手間に感じるかもしれませんが、快適で居心地の良い空間をつくるための重要なポイントとなっています。
今回ご紹介した方法を参考にして自分が満足できる空間をつくっていきましょう。