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2024年のトレンドカラーは?
毎年その年のトレンドカラーが発表されていますが誰が決めているか不思議に思ったことはないでしょうか。
そもそもトレンドカラーがどういうものなのかわからない方も多いと思います。
トレンドカラーとは、専門家が時代背景や社会情勢を見た上でイメージした色のことを指します。
中でもアメリカ合衆国ニュージャージー州に本社がある「PANTONE社(パントーン)」が発表する「カラー・オブ・ザ・イヤー」はトレンドカラーとして毎年注目を集めています。
PANTONE社は、世界共通となった「色の見本帳」を開発した色に特化した会社です。色の見本帳があることで、どの国のどの印刷機を使用しても同じ色で印刷することができます。
カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」2024年版
PANTONE社がカラー・オブ・ザ・イヤー2024年版で発表した今年のトレンドカラーは、温かみのある「ピーチファズ」という色です。
「ベルベットのような優しいピーチトーンで、すべてを包み込み、心、体、魂を豊かにする」と表現されています。
カラー・オブ・ザ・イヤーは20年以上続いていることからも、グラフィックデザインや建築、ファッションなど世界中のクリエーターが注目してます。
色の心理的効果
色はそれぞれの特徴を持っており、身体や感情に影響を与える効果があると言われています。
そのため、色の効果を意識してインテリアをコーディネートすると快適な空間を作ることができます。理想の空間をつくるために色を有効活用してみましょう。
例えば、わかりやすい例だと自然を連想させる緑は、人をリラックスさせる効果があるといわれています。
他にも色の効果にはどんなものがあるかみていきましょう。
子供の目線でデザインしたカラフルな花のペンダントライト4-Petals Flower
下から見るとお花畑のような楽しい空間に。幼少期の子供は、大人よりも何倍も天井を見上げています。その時期にカラフルで創造性が膨らむインテリアデザインに触れることは大切です。そんな思いから「4-petals Flower」は、お花を模したデザイン。ライトグリーンのコードは、お花の茎をイメージしてデザインしたものです。
心理的効果を理解して快適に過ごせる部屋をつくる
色には寒色や暖色、中性色と呼ばれるものがあります。
言葉通り暖色はあたたかく感じ、寒色は冷たく感じます。中性色はそのどちらにも属さない色のことを指します。
どれが良い悪いというものではなくそれぞれの属性によって空間に与える効果が異なります。
そのため、つくりたい部屋のイメージと色の効果を一致させる必要があります。
具体的な効果
先ほどご紹介した人をリラックスさせる効果以外にも色には心理的効果があると言われています。
その効果を理解して取り入れていくとより快適な空間を演出することができます。
例えば、赤、オレンジ、黄などの暖色系は、興奮や高揚感をもたらす色といわれています。
寝室などの静かに過ごす部屋よりもリビングなどの活動的な部屋に向いています。
暖かさを感じさせる色なので北向きの寒い部屋にもおすすめです。
青緑や青、青紫などの寒色系は、鎮静効果や集中力を高める効果があるといわれています。
後退色という効果によって小さく狭く、遠くに感じるという特性があり、トイレや洗面所など限られた空間では狭さを軽減できます。
トレンドカラーの取り入れ方
インテリアの中に色を取り入れると部屋の雰囲気がガラッと変わることで、その部屋で過ごすときの気分も変えることができます。
それぞれの部屋に求める雰囲気に合わせてインテリアの色を変えることで、どの部屋にいても快適な時間を過ごすことができます。
どんな色を使えばいいのかわからない場合は、トレンドカラーを試してみるのもおすすめです。
ここではインテリアの中にトレンドカラーを取り入れる方法をご紹介します。
アクセントカラー
インテリアにおいて配色の基本は、色数を3色にまとめることと言われています。
そうすることで、統一感のある落ち着いた空間をつくることができます。
しかし、3色だけで空間をまとめてしまうと少し単調な印象になってしまうため「アクセントカラー」を取り入れることをおすすめします。
「アクセントカラー」とは、強調色とも言われ空間の中で特に目立つ色になります。
ここでは、トレンドカラーの「ピーチファズ」がアクセントカラーの役割をします。
「ピーチファズ」は、アクセントカラーとしてポイントを絞って効果的に使うことで、空間に良い変化を与えることができます。
アクセントカラーに対比する言葉として、「ベーシックカラー」というものがあります。
例えば、白、ベージュ、ブラウンがベーシックカラーとして、天井や壁、床など、インテリアのベースとなる部分に使っていきます。
このような色の使い方をすることで、ベーシックカラーの落ち着いた空間の中に、ピーチファズが際立ち空間に華やかな印象を持たせることができます。
壁や床に取り入れる
壁や床は面積が大きいので色を取り入れると少しインパクトが強くなりすぎることがあります。
特に長時間滞在するような空間ではインパクトが強いと疲れたように感じてしまうので注意が必要です。
面積が大きいところにアクセントカラーを入れる場合は、あくまで部分的に取り入れていくことをおすすめします。
例えば、壁に使う場合は、部屋に4つの壁があるとしたら、面積の小さい1面にのみアクセントカラーを使うと効果的です。
床に使う場合は、アクセントカラーの入ったラグやカーペットのみにポイントを絞ることで、インテリアに取り入れやすくなっています。
「ピーチファズ」は優しい色合いなのでリラックスしたい寝室などに取り入れるのもおすすめです。
家具に取り入れる
家具にアクセントカラーを取り入れる場合は、チェアの座面やクッションなど布地部分が取り入れやすくおすすめです。
特にクッションは様々なデザインのものが豊富にあるので、お部屋のワンポイントとして選ぶ楽しみが広がります。
他にもペンダントライトのシェード(傘)部分にアクセントカラーを取り入れるのもおすすめです。
天井から吊り下げられたペンダントライトは空間の中でも目立つ存在のため、アクセントカラーを使うとさらに引き立ちます。
シェードは空間に対して面積も小さいので派手になりすぎることもありません。
小物で取り入れる
小物でお手軽に取り入れたい場合は、絵画やアートがおすすめです。
「ピーチファズ」の場合は、花など自然がモチーフとなっているものを探すとイメージしているものが見つかるかもしれません。
【MotoMオンラインストア限定】小国和紙を使ったアクリルカバー付き円筒ペンダントライト
人気のアクリルカバー付き円筒ペンダントライトに、新潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。「MotoMオンラインストア」を運営するオリンピア照明会社も同じ新潟県の燕市に自社工場を構えます。同郷ということからつながったコラボレーション商品です。
まとめ
今回はトレンドカラーとその取り入れ方について紹介していきました。
壁紙など大きな面積に取り入れることに抵抗がある場合は、小物から始めてみることをおすすめします。
部屋の中に一つでも明るい色のアイテムがあると気分が上がるのが感じられると思います。
最近は壁紙でも自分で貼って剥がせるものも販売されているため失敗を恐れず挑戦することができます。
ぜひトレンドカラーを取り入れたお部屋づくりを楽しんでください。