和とモダンの融合、リラックスできる空間づくりの新たなトレンドとして注目されているジャパンディスタイルについて、詳しく解説します。
ジャパンディとは何か、なぜ流行ったのか、そしてどのように自宅で再現できるのか、その全てがここにまとまっています。
この記事を通じて、ジャパンディスタイルの魅力を再発見し、自分だけの空間作りに活かしてみてください。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
ジャパンディと和モダンスタイルの違い
日本の美意識と北欧のシンプルなデザインが融合した”ジャパンディ”と、日本の伝統的な装飾や素材を活用しながら現代的な要素を取り入れた”和モダン”。
どちらも日本の美を感じさせるスタイルですが、それぞれにはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、ジャパンディと和モダンスタイルの特徴について詳しく解説します。
ジャパンディとは?
ジャパンディとは、和風(Japanese)と北欧(Scandinavian)のスタイルが融合した新しいインテリアスタイルです。
このスタイルは2020年頃に海外で流行し、その後日本でも紹介され、静穏な安らぎを求める人々の間で取り入れられるようになりました。
ジャパンディスタイルの特徴的な要素は何でしょうか?
それは、シンプルで洗練されたデザインの家具に、自然素材のアイテムを加えることです。綿や麻などの自然素材が使用され、それにより空間はより心地よく、また贅沢な雰囲気を醸し出します。
和モダンとは?
和モダンは、日本の伝統的なデザインと現代の洋風スタイルが融合した、一見相反する二つの要素が結びついたデザインスタイルです。
木や竹、珪藻土といった自然素材を豊富に使用しながらも、ベッドやクローゼット、カーテン、照明といった、一般的に洋風の住宅で見られるアイテムを巧みに取り入れています。
ジャパンディが流行ったのはなぜ?
ジャパンディの流行の背景には、その源流とも言える1860年代の歴史があります。
当時、鎖国から開国した日本を訪れたデンマーク海軍の尉官ウィリアム・カーステンセンは、和の文化に深く魅了されました。彼が帰国後に発表した航海日記「Japans Hovedstad og Japaneserne」は、日本の「わびさび」の美意識とデンマークの「ヒュッゲ」の暮らしとの間に共通点を見出し、その独特な魅力を世に広めることになりました。
そして、2020年に新型コロナウィルスが世界的に流行しました。
おうち時間が増えた人々は、インテリアに「癒し」「静寂」「安心」を求めるようになり、そこで見つけ出したのがジャパンディでした。
その結果、このスタイルは世界的なトレンドとなり、現在もその人気は続いています。
ジャパンディの魅力は、その名の通り日本と北欧の要素が融合した点にあります。
日本人にとっては、静寂や簡素を表す「禅」の考え方に対する美意識が共鳴し、日本の伝統的な様式を取り入れたジャパンディは「暮らしになじみやすい」スタイルとして受け入れられました。
その結果、北欧生まれのジャパンディは日本でも大きな注目を集めることとなりました。
ジャパンディを演出するおしゃれなインテリア作りのポイント
ジャパンディの魅力を最大限に引き出すためには、インテリアの選び方が重要です。
ここでは、ジャパンディスタイルならではのおしゃれなインテリア作りのポイントを詳しく解説します。
ジャパンディスタイルを理解し、自分だけの空間を演出するためのおしゃれなインテリア作りを楽しんでください。
やわらかい色合いにする
基本となるのが、やわらかい色合いの選択です。
ホワイト、アイボリー、ベージュなど、落ち着いた色味をベースに設定し、それにトーンを抑えたアースカラーを加えることで、ジャパンディらしい穏やかで温かみのある空間を作り出します。
また、アクセントカラーとしてブラックを少量取り入れることで、全体の配色にメリハリをつけ、スタイリッシュな印象を与えることができます。
ただし、ポップな色の使用は避け、全体のトーンを崩さないように注意が必要です。
素材にこだわる
ジャパンディスタイルにおいて、素材は空間全体の雰囲気を大きく左右します。
木製家具や竹、籐、土、石などの自然素材や、麻や綿などの天然のファブリック素材がおすすめです。これらの素材は、ジャパンディスタイルが持つ自然との調和を感じさせる心地よさと、洗練されたモダンさを両立しています。
また、ジャパンディスタイルにおいて注目したいのが、ペーパーコードという素材です。ペーパーコードは、樹脂を含ませた紙紐のことを指し、その軽やかさが、このスタイルによく合っています。
一方で、ブラックスチールやステンレスなどの無機質な素材は、使い方に工夫が必要です。
大きな面積を占めすぎるとジャパンディスタイルの雰囲気が損なわれるため、アクセントとして控えめに使うことをおすすめします。
さらに、プラスチックなどの人工的な素材は、視界に入りにくい部分で使用するなど、工夫が求められます。
おすすめアイテム
インテリアを彩るアイテムとして、観葉植物やドライフラワーがおすすめです。
どちらも手軽に取り入れることができ、空間にナチュラルな雰囲気とジャパンディスタイルの要素を加えることができます。特にドライフラワーは、そのくすんだ色合いがジャパンディスタイルにぴったりです。
また、インテリアに深みを与えるためには、シンプルなアートや小物の選び方も重要です。主張の強くないアートや小物をさりげなく配置することで、洗練された空間を演出できます。ここでも、基本的な配色にはホワイト・アイボリー・ベージュ・アースカラー・グレイッシュカラーを用い、ブラックをアクセントとして取り入れるのがおすすめです。
和を感じる照明を設置する
ジャパンディスタイルのインテリア作りでは、その心地よさを最大限に引き立てる要素として、照明の選び方が重要となります。特に「和」の要素を感じさせる照明は、その空間作りにおいて欠かせません。
ここでは、ジャパンディを体感できる照明の選び方や設置のポイントをご紹介します。
まずは、自然なイメージを作り出すための光の色の選び方からです。
厳しい昼光色よりも、ソフトで温かみのある昼白色や電球色を選ぶことで、より自然体で落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。
また、和室特有の障子や欄間は、柔らかな光を取り入れ、空間全体に広がる光を和らげる役割を持っています。北欧のように日照時間が短い地域では、このような自然の光を最大限に活用し、窓ガラスにカーテンを取り付けない等の文化があります。
ジャパンディスタイルに合う照明は、このような自然の光を取り入れ、落ち着いた雰囲気を作り出すことが特徴です。ニュートラルカラーやアースカラーといった、自然を思わせる色調の照明を使用することで、空間全体に安らぎを感じさせることができます。
最後に、照明の素材選びも重要です。
自然素材を使用した照明は、その優しさや温かみを空間全体に伝える効果があります。
まとめ
この記事では、日本の伝統的な美しさと北欧デザインのシンプルさを融合させた「ジャパンディ」スタイルについて詳しく解説しました。
ジャパンディスタイルは、日本の伝統と北欧のモダンデザインを組み合わせた独自の美しさを持っています。
それぞれの良さを活かしつつ、自分だけの空間を作り上げることが可能です。
この記事が、あなたのインテリア作りの参考になれば幸いです。