リビングルームはお家の中でメインのお部屋とも言えるスペースです。家族団らんの時間をゆったりと過ごしたり、子供と遊んだり、来客があった際はお客様にもくつろいで過ごしてもらうので、素敵なインテリアコーディネートができると嬉しいですよね。しかし好きなものを寄せ集めるだけではおしゃれな印象になりません。そこで快適に過ごせる素敵なリビングルームのインテリアコーディネートのつくり方を紹介します。
目次
リビングルームのインテリアコーディネートのつくり方:テイストを決めよう
インテリアコーディネートを考えるならまずはどんなテイストのお部屋にしたいか決めましょう。好みで選んでもよいですが、生活スタイルや住む人の年齢などでも選ぶインテリアテイストは異なります。
例えばモダンテイストは、都会的でシックなイメージなので大人がスタイリッシュなお部屋で過ごすのに向いています。色味はモノトーンを基調とし、家具や照明には石やガラスなどを使用して直線的なデザインを多く用います。そのため、家具の角が危なかったり、割れ物が多く小さな子供のいる家庭では向かないテイストになります。子供のいる家庭におすすめなテイストはナチュラルテイストや北欧テイストです。これらは丸みをおびたデザインを多く使用していたり、優しい木の風合いを基調としています。アクセントカラーに鮮やかな色合いを使用しても全体が木目調で落ち着いているため悪目立ちしません。ビンテージテイストやカフェ風テイストは、使い込まれた本革のソファや古めかしいチェストなどがよく似合い、落ち着いたシックなお部屋になります。
他にも旅行先で素敵なホテルに泊まるのが好きな方にはホテルライクなテイストや、リゾート地のようなハワイアンテイスト、アジアンテイストなどがあります。リビングルームに趣味を連想させるようなインテリアがあると、思わず会話が弾むかもしれませんね。どのようなインテリアテイストがあるか確かめて、お好みのイメージをつかんでみるとコーディネートがしやすくなりますよ。
リビングルームのインテリアコーディネートのつくり方:カラーを決めよう
インテリアテイストが決まったら、次にリビングルームで使用したいカラーを最大3色までに抑えて決めてみましょう。3色の中に白・黒・グレーのような無彩色は数にカウントしなくてもよいです。赤や青、黄色や緑などの有彩色でバランスのよい組み合わせを選びましょう。目立たせたいカラーが決まらない場合は、木目の茶系や清潔感が演出しやすい白、グレーを基調に選ぶとよいです。カラーにはそれぞれ心理効果がありが期待でき、温かさや涼しさ、リラックス感や高級感なども演出できます。暖色系(赤、橙、黄など)を多く使用した部屋では、時間の流れがゆっくりと感じるため、実際に過ごした時間が短時間でも長い時間滞在している感覚になります。反対に寒色系(青、水色など)を多く使用した部屋では時間の流れが実際より早く感じられ、涼しさや清潔感をもたらします。緑は自然の色なのでリラックス効果があり、落ち着くお部屋になるでしょう。ピンクは温かみがあり優しい気持ちにさせてくれます。リビングルームは家族で団らんする憩いの場所でもあり、来客をもてなすお部屋です。カラーが持つ心理効果を上手く利用してコーディネートを考えるのもよいでしょう。
リビングルームのインテリアコーディネートのつくり方:家具の配置を決めよう
リビングルームではテレビを観たり、本を読んだりゲームをしたり。くつろぐ時間を過ごすとともに、家族それぞれが好きな過ごし方をする空間でもあります。そのため、テレビ台やソファ、リビングテーブルなどリビングルームに置く家具はさまざまあります。上手く家具の配置を決めてストレスのないゆったりとした空間づくりができるとよいですね。
動線を確保する
リビングルームではどのように過ごすことが多いでしょうか。床に座っているでしょうか、ソファに座っているでしょうか。ダイニングやキッチンへの行き来はしやすいでしょうか。このような生活動線を考えて家具を配置することが大切です。大人1人が歩く動線の幅は60㎝以上は必要となり、大人2人の場合は90~120㎝は必要です。ソファの前にリビングテーブルを置く場合、ソファからテーブルまでは30㎝以上離しておくとソファへ掛けやすく立ち座りがスムーズです。また、ソファに座ってテレビを観たい場合は、ソファからテレビまでの距離はテレビの画面部分の高さの3倍ほど距離が離れているとテレビが観やすいです。リビングテーブルの大きさはソファの大きさに合わせて合わせて選ぶとよいでしょう。ソファの座面より少し小さめの幅で選べば、ソファへの動線がとりやすいです。このように動線をよく考えて家具を選ぶと失敗が少なくなります。
配置はテレビを中心に
リビングルームにテレビ台を置くことは多いと思います。大抵の場合、お部屋の壁にテレビを設置することを前提としてアンテナ端子がついています。その場合はアンテナ端子を繋ぐため、テレビ台を置く位置が自ずと決まってくるでしょう。コンセント付近にテレビ台を置けば配線が露出する範囲を抑えられ、部屋がすっきりとしてつまづき防止にもなります。そのためまずリビングルームの家具の配置を決める際はテレビ台から決めていくことがおすすめです。また、テレビは光が逆光になると観づらくなるため、日中テレビを観る場合は窓との位置関係も注意して配置することが大切です。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
リビングルームのインテリアコーディネートのつくり方:家具を決めよう
配置が決まったら、お部屋の大きさに合わせた家具を決めます。生活スタイルをよく考慮して必要な家具の大きさ、形状を選びましょう。例えばソファと一口に言っても様々な形状があります。ゆったりと足を伸ばして座りたいならカウチソファやソファベッドがおすすめです。ペットがいたり、小さなお子さんがいる場合はソファの脚が短く高さの出ないデザインのほうが安心でしょう。背もたれの低いロータイプのソファならお部屋の壁が見える範囲が広くなり、圧迫感が出にくいです。また、脚の下にロボット掃除機が通過できるかも検討するとよいですね。テレビ台も脚付きのデザインならロボット掃除機が通過することと、床面積が広く見えるためお部屋が広く感じるメリットがあります。テレビ台とキャビネットの高さや奥行きをそろえると見た目がすっきりして、動線もとりやすくなります。リビングテーブルは機能的なものならソファに掛けたままデスクワークができる昇降式のテーブルもあります。リビングルームを広く使いたいなら敢えてリビングテーブルは置かず、ソファの横にサイドテーブルを置くのもよいですね。リビングルームの家具はお部屋のインテリアのメインにもなるため、インテリアテイストに合うカラーの家具を選びましょう。
リビングルームのインテリアコーディネートのつくり方:照明をアクセントに
リビングルームの照明はお部屋全体が均一に明るくなるようなシーリングライトを使用することが一般的です。他の照明に比べて広範囲の空間が明るく照らせるためおすすめです。シンプルなシーリングライトでも十分明るく照らせますが、リビングルームでは過ごす時間も長く、来客があったときにも人目につきやすい空間となります。そのためインテリアコーディネートに合う素敵な照明にこだわってみるとお部屋がおしゃれになりますよ。
■アシメントリーがおしゃれな6灯ペンダントライト
こちらは天井から吊り下げるペンダントライトですが、コードを短くして高い位置に吊ることでリビングルームにも取り付けられます。敢えて左右対称でない直線のアームが伸び、ランプがむき出しになっているので比較的明るいですが、リビングルームではダウンライトなどと併用して使用するとよいでしょう。真鍮古美の金色のメッキが美しく、高級感があります。リビングルームが一気に垢ぬけてまるでカフェや美術館のような演出がつくれますよ。
アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング
まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。
リビングルームのインテリアコーディネートのつくり方:観葉植物を取り入れる
清潔感がありすっきりとしたお部屋でも、植物がないとどこか緊張感があり、無機質な印象となります。観葉植物をリビングルームに取り入れると、心が安らぎリラックスした空間が演出できます。観葉植物は高さがある大型のものからデスクや窓辺に置けるサイズの小さなものもあります。リビングルームのインテリアコーディネートが大体決まったら、スペースのあるところに観葉植物を飾ってみるとよいですよ。ただし手入れの仕方が植物によるため、普段の生活スタイルで手入れがしやすいものを選び、日当たりや室内温度にも注意が必要です。エアプランツや水耕栽培ができる植物もあるので、インテリアとして扱いやすいものを選んでみましょう。
まとめ
リビングルームのインテリアコーディネートはお部屋の顔といっても過言ではありません。理想のお部屋をつくりたい!と思ってもどのように計画を練ってお部屋づくりをはじめればよいかわからないという方も多いですよね。こちらで紹介した順序で自分の好きなテイストは何か、カラーは何かなどゆっくり考えてお部屋づくりをすれば理想のお部屋に近づくでしょう。素敵なリビングルームのインテリアコーディネートが仕上がるとよいですね。