ホテルに滞在したときにいつもと違う非日常を感じ、自宅でもこんなくつろぎを感じたいと
思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
そんな非日常を感じられ、ゆったりとくつろぎを感じられるホテルライクな寝室を自宅でも演出する方法を今回はお伝えします。
ホテルライクな寝室をつくるためのポイントを説明します
ホテルに滞在すると間接照明で計画された空間に心地よく感じることも多いのではないかと思います。
ホテルライクな寝室にするには内装も大切ですが実は照明計画が最も重要な要素となります。
でも自宅ではどうやったらよいかわからないし難しそうという方のためにホテルライクな寝室にするための照明計画のポイントを解説していきます。
間接照明についての基本
ホテルの照明計画にかかせない間接照明。住宅でもホテルライクな寝室にかかせないデザインです。
まずは間接照明の基本について最初にご説明します。
◎間接照明とは
間接照明とは天井や壁などに反射させた光を空間に活用する手法です。
間接照明は演出として多く使われています。
◎間接照明のメリット
①天井や壁面を広く照らして空間に心地よい明るさ感と広がり感を演出する
天井を照らすことで解放感を、壁を照らすことで奥行き感をつくりだすと同時に明るさ感を空間にもたらすこともできます。
②やわらかな光でまぶしさを軽減し目に優しい
間接照明は天井や壁に光を反射させることでやさしいグラデーションのひかりをつくりだします。
建築と一体化させることで直接光源を目にすることがないため、まぶしさを感じることがありません。
③器具の存在感がなく空間がすっきりする
照明器具を建築と一体化させることで照明器具本体が露出しないため、すっきりとした空間をつくれます。
◎間接照明の役割
・天井を照らす(コーブ照明)
光を天井に反射させる手法です。天井が明るく開放的に見えます。
また空間全体に広がりを与えてやわらかく落ち着いた雰囲気を演出します。
・壁を照らす(コーニス照明)
光を壁に反射させる手法です。
空間を明るく感じさせて解放感や奥行き感を演出できます。
・家具・造作照明
家具や造作家具内に間接照明をつけてひかりを壁や天井に反射させる手法です。
空間にひかりのアクセントがうまれてやわらかく落ち着いた雰囲気に演出します。
◎間接照明の成功するためのポイント
①器具をかくす
器具の存在を隠して空間をすっきりさせることが間接照明のメリット。
住む人の動線や視線から器具が見えないように計画することが大切です。
②ひかりを受ける面の素材を考慮する
間接照明は光を受ける面によって空間のあかるさ感やひかりそのものの質に大きな影響を受けます。
反射材の違いによる影響を考慮して計画することが大切です。
例えば濃い色のアクセントクロスの貼ってある面に間接照明のひかりをあてると白い素材のものより反射率が落ちるため想像より光が伸びにくく暗く感じることがありますのでアクセントクロスなどがある場合は注意が必要です。
◎間接照明に使用する光色
最近主流となっているLED照明ですが照明の光色は昼白色~温白色~電球色と用途によって光色が選べます。
・昼白色:さわやかなあかり。作業や勉強をする場所や明るさ重視の場合におおすすめ
・温白色:ニュートラルで自然なあかり。温かさと明るさを両立したい人におすすめ
・電球色:温かみのあるあかり。落ち着いた空間を好む方におすすめ
商品によっては光色が変更できる調色タイプやあかるさを変更できる調光タイプがあるのも特徴です。
間接照明は空間に落ち着きを演出する電球色がおすすめです。さらに調光機能があるととても便利です。
ホテルライクな寝室にする照明計画のポイント
間接照明
くつろぎを演出する寝室とするために間接照明をとりいれましょう。
器具の存在を抑えながら柔らかい空間がつくれます。ベッドの頭側からは光源がみえないような配慮が必要です。
間接照明は造作したもの以外でもコンセントがあれば設置できる商品もあります。
ミラーに間接照明のライトが組み込まれていているミラー付きライトや、置き型のスタンドライトなどで間接照明を演出することもできますのでぜひ取り入れてホテルライクな寝室を演出してみましょう。
壁付けのブラケットライト
ベッドサイドなどにはまぶしさに考慮したブラケットライトの器具を選んで設置しましょう。
枕元をやわらかな光で包みこむことができます。
ブラケットライトのタイプでは読書ができるリーディングライトもおすすめです。リーディングライトがあればベッドで本を読んだりするときに照らしたい方向にあかりを向けることができるため便利です。
さらに調光ができるとより使いやすくなります。
ダウンライト
ダウンライトを計画する場合はベッドからみて直接光源が入らないようなライティング計画を行いましょう。
ベッドで寝たときにまぶしさを感じにくく目に光源が入らないようにするのはベッドの足元側に寄せて設置することが重要なポイントとなります。
足元灯
足元灯があると夜にトイレにいく際など明るさを確保できる常夜灯としても使えて便利です。足元にあるので急にまぶしくならないので夜中に目覚めたときの目にもやさしいあかりでおすすめです。
おすすめの照明器具
・ミラーライト MBK043 MBK019
間接照明型のミラーライトです。
寝室のドレッサーまわりにあると夜のお手入れとしても使えますし、機能面以外でも空間のアクセントとなり演出効果もあるため、ホテルライクな寝室の演出にもおすすめです。取付する背面のコンセントがあれば取付可能な商品です。取付前に下地やコンセント位置の確認を行うように注意しましょう。
・リーディングライトMBK023-DIM
ベッドサイドにお勧めのリーディングライトです。角度調整が可能なため照らしたい位置に移動ができて隣に寝ている人の妨げ防止もできます。また、調光機能つきのため便利に利用できます。色は落ち着きある電球色。設置には設置工事が必要になるため施工業者へ事前にご相談ください。
ベッドのヘッドボードに設置する調光機能付きの読書灯MBK023-DIM
手元を自分好みの明るさに調節可能で使いやすいです。回転式スイッチで簡単に点灯・消灯。無段階で明るさの変更が可能です。
・フロアライト MST03
間接照明を演出できるスタンドライトです。ベッドヘッドとの逆の壁面のコーナー面に置いて壁に反射するひかりで間接照明の温かい空間を演出しましょう。コンセントがあれば簡単にできるのでおすすめ商品です。
間接照明でおしゃれに LEDフロアスタンドライト MST03
フロアスタンドライト 間接光 MST03 は、コンセントにつなげるだけで設置できるシンプルでおしゃれな照明です。間接光というとあまりパッとしないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リビングルーム・廊下・玄関の壁や植物を光で照らして反射する光でお部屋の奥行きや、ほどよい暗さをお楽しみいただけます。
フロアスタンドライト GST003
背の高いフロアスタンドライトです。
広い寝室の場合などで一人掛けチェアの横に置いたり、壁際に置いて壁を照らして間接照明として使うこともできる寝室にお勧めの商品です。布シェードが優しい印象で空間を演出します。シンプルなデザインなので比較的どんなインテリアにも合わせやすいのもポイントです。
布シェードのシンプルなフロアスタンド GST003
高い位置から布セードを通して柔らかな光りをお部屋に。床置き型・自立タイプのフロアスタンドは豪華なホテルの寝室やロビーなど癒やしの空間を演出します。
まとめ
ホテルライクな寝室の作り方いかがでしたか?ホテルライクな寝室を作るのに照明計画が大切なポイントであること、賃貸の方でもスタンド等を利用して演出できることが分かっていただけたと思います。ぜひ照明器具をつかって自宅の寝室も非日常なホテルライクな寝室にチャレンジしてみてください。