ファッション同様にインテリアにも流行のトレンドカラーやカラーテーマがあります。ここでは2024年のトレンドカラーをインテリアの視点でご紹介します。新築やリフォーム、模様替えなどの参考にしてみてください。
目次
インテリアのトレンドカラーとは
ファッション業界ではその年のトレンドカラーが発表され、コレクションのショーから一般小売店での流通までそのトレンドカラーの影響が広がります。インテリアにおいても、実は傾向があり、その年の見本市などで壁紙や建具・家具メーカーなどからトレンドがお披露目されます。一般家庭においては、インテリア販売店などでよく見かけるデザイン傾向やカラーなどで気づかぬうちにトレンドが拡大していくことも少なくありません。日本流行色協会とパントンのカラー・オブ・ザ・イヤーなどの発表を経て、各種業界やメディアによって大々的に発表されます。
日本流行色協会
日本流行色協会はアパレルなどのファッション、プロダクツやインテリア、化粧品など多業種の会員により構成された団体で、カラーデザインに関する様々な活動をしています。日本国内でのマーケティング調査と、インターカラー(国際流行色委員会)情報を基にカラートレンドを選定・発信しています。
パントンのカラー・オブ・ザ・イヤー
“PANTONE COLOR OF THE YEAR“(パントンのカラー・オブ・ザ・イヤー)で、今年のトレンドカラーが公式に発表されます。時代の傾向などを踏まえて2年前から準備されその年のトレンドカラーが選定・発表されます。
2024年のカラー傾向やテーマ
2024年のトレンドカラーの特徴としては、「自然とのつながりをかんじられる」「心地よい」などが挙げられます。
カラーテーマとコンセプト
日本流行色協会からはカラーテーマとして、2024年春夏は「Interplay(互いがそれぞれの個性を謳歌できる関係を目指す相互作用)」、2023-24年秋冬は「Alternative(定型化された美しさや慣習から脱却し、型にはまらない新たな美意識に心を開く新しい価値観」などが掲げられています。
インテリアにおけるカラーイメージ
インテリアにおける具体的なイメージとしては、ここ数年人気の高いグレー系インテリアから少し変化が起こる兆しです。今季以降はトレンドど真ん中からはやや外れ、定番の一つといった位置付けになるようです。
熱量をあまり感じられないクールな軽やかさや透明感、また対照的に重厚でオーセンティックなダークカラーや深みがありつつくすみもミックスされた抑えた印象の色にも注目が集まっています。
定番人気な黒や淡色系も、今季は心地よい落ち着いたトーンへとニュアンスチェンジ。
ソフトブラックやニュートラルな淡色系も、より温かみを感じられる色合いになります。
質感を感じさせるメタリック系のカラーやネオンカラーなど、人工的な表情や光を感じられる色も今季のトレンドです。
2024年のトレンドカラー
今季は「心地よい雰囲気」「自然とのつながりを感じる色」などが選ばれています。
ベースカラーや引き締めカラーにもおすすめなのは、落ち着いた雰囲気のソフトブラックやオリーブグリーンなどです。今季注目の色としてはスカイブルーなどのブルー系にも注目が集まっています。
また馴染みの良さや調和性の高い無難な色だけでなく、オルタナティブで多様性の扉を開くようなカラーをあえて組み合わせるのもおすすめです。
ダークでシックなカラー
「クラックド・ペッパー CRACKED PEPPER 」
「クラックド・ペッパー」はその名の通り胡椒(ペッパー)のような色です。あらゆるスタイルのデザインにも溶け込みやすい心地の良さが魅力です。ダークな色合いを使ったことがない方でも試しやすいので、トレンドカラーではありますが挑戦しやすいソフトブラックです。
温かみのあるニュートラルカラー
「リミットレス limitless 」
ハニーベージュのような「リミットレス 」は、イエローよりはニュートラルなイメージを抱かせる温かみのあるカラートーンが特徴です。
ニュートラルカラーなのでもちろん汎用性が高く、様々なテイストのインテリアにも取り入れやすくおすすめです。これまでご愛用の家具とも調和する汎用性があり、失敗なく挑戦できるトレンドカラーです。
ブルー系
今季は様々なタイプのブルーに注目が集まっています。
空や海など自然との繋がりを混じさせるブルーは、今季のテーマの「自然とのつながりをかんじられる」色として適任といえます。
緑っぽいブルーというよりも、より軽やかでみずみずしいものがおすすめです。グレーっぽいニュアンスのあるライトデニムカラーの「アップワード」は今年のトレンドカラーとして発表されています。
紫と青の中間のような落ち着いた印象の「ブルー・ノヴァ」や、白っぽく軽やかな「サーマル」、ミントグリーンをより軽やかにみずみずしくも儚さを感じさせる「リニュー・ブルー」にも注目です。
「アップワード」
リラックス感のあるブルー「アップワード」は、肩の力をぬいた安心感や充足感が特徴です。華美になりすぎずにマインドフルネスな平穏を感じさせます。グレーがかったライトブルーは、落ち着いた大人な爽やかさが魅力です。
グリーン系
落ち着いたリラックス感を感じられるグリーン系は引き続きトレンド傾向です。親しみやすく落ち着きのあるアーシーグリーンは、自然にインスパイアされた色調で、今季のカラーテーマとも好相性です。
トレンドカラーに好相性・おすすめ家具
マットな質感の磁器ペンダントライト
一つ一つ職人による手作りで作成された磁器のシェードは触れたくなるような心地よさや、自然素材ならではの存在感が魅力です。高級感がありながら温もりや心地よさも感じさせる白磁のテクスチャーは、今季のトレンドカラーやテーマにも親和性が高くおすすめです。
手作りの磁器をセードに使用したペンダントライト
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を使用。磁器はひとつひとつ手作りです。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチ。昼間は磁器の白さ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋を素敵に照らします。
メタルシェードの12灯LEDシャンデリア
ミラーボールのような輝く存在感のメタルシェードシャンデリアは、トレンドカラーの傾向にも含まれるメタリックな質感が魅力です。あえての強い存在感で空間に遊び心のあるメリハリを加えたり、アクセントとして取り入れるのもおすすめです。
内側からきらきら光る 12灯LEDシャンデリア GCH005-12
メタルセードの反射板が特徴的なインテリア照明。ミラーボールのような見た目は圧倒的な存在感を持ち、お部屋をゴージャスに演出してくれます。天井から吊り下げるワイヤーが透明でまるで宙に浮かぶ光の粒子のようです。
ニュアンスカラーのシーリング
MtomMオリジナルのLOG(ログ)シリーズは、丸太の年輪のようなぬくもりあるデザインで、今季のトレンドテーマとも好相性です。従来のシーリングライトによくみられた無機質な白いプラスチックカバーとは印象を一新し、グレージュとリーフグリーンの2色の布シェードでデザインされています。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
トレンドカラーをインテリアに取り入れるには?
空間のアクセントになる家具に採用
カーテンやラグなどのファブリック類は面積が広いので、空間の中で印象が強くなりやすいので、手軽にトレンドカラーをとりいれるのにもおすすめです。また、テーブルクロスやアートパネルなども手軽に取り入れやすいインテリアテクニックです。
トレンドカラーや質感を照明で採用
元々シンプルなお部屋であったり、ここ数年人気の高かったホワイトインテリアやグレーインテリアの方には、照明を変える方法もおすすめです。家具を全て買い替えたり、壁紙を張り替えるよりも手軽にできる、お部屋のイメージチェンジ術です。
まとめ:2024年のトレンドカラー
インテリアのトレンドカラーは、取り入れる素材でニュアンスに変化を付けることもできます。例えば、漆喰や床材のタイル、フローリングや建具などでもトレンドカラーを取り入れることができます。新築やリフォームの場合にはそれらの方法で取り入れるのもおすすめです。