照明器具から照らされる「明かり」。その「明かり」を平仮名にすると「あかり」。この「あかり」を照明器具から始める部屋のテイストを決める際のポイントに置き換えてみます。「あかり」の「あ」は「明るさ」、「か」は「形(デザイン)」、「り」は「理想(りそう)」。照明器具の「明るさ」はどれくらい必要なのか?「形、デザイン」はどのようなデザインがよいのか?「理想」は日中どのような雰囲気の部屋で、夜は照明器具によってどのような雰囲気の部屋にしたいのか?をイメージしながら、照明器具から部屋のテイストを決めていきます。
ここで一番大切なのは「理想」。目指す理想の部屋のイメージができてはじめて、それにふさわしい「明るさ」やどのような「形、デザイン」の照明器具が必要なのかを決めることができます。ではどのように「理想」を決めていけばよいのでしょうか?一番のおすすめはインテリアの画像です。インテリア関連の仕事をしているプロでも画像収集は欠かせません。今SNSやインターネット検索で非常に多くのインテリアの画像を集めることができます。その画像を参考材料として理想の部屋をイメージしながら、照明器具から始める部屋のテイストの決め方を紹介します。
目次
照明器具から始める部屋のテイストの決め方①: ペンダントライトタイプ
主にダイニングで活躍してくれるペンダントライト。このあと、おすすめする照明器具のタイプもキーワードに入れながら検索し、お気に入りの画像がありましたら、参考画像としてストックしていきます。
まず円筒型ですが、1灯だけですと明かりが不足するため、基本は多灯使いとなります。そのため、前提として天井にダクトレールが設置されている必要があります。
円筒型は「形、デザイン」がスリムなので、スリムなペンダントライトを吊っているインテリアの画像をストックしていきます。
参考までに、ダイニングテーブルの脚の部分が円柱型で丸みを帯びていると統一感が出やすいです。
おすすめ商品: LEDアクリルカバー付き円筒ペンダントライト MPN06 引掛けシーリング/ ダクトレール
細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。1灯のみでは、充分な明るさが足りない場合があるため、家族用のダイニングテーブルでは2灯以上の使用がおすすめです。
セード型ですが、セード型のペンダントライトの「明るさ」については、電球による部分もありますが、一般的にダイニングテーブルの幅に対して3分の1程度の幅のセード型のペンダントライトを選ぶのが基本といわれています。
セード型の照明器具を吊っているインテリアの画像をストックしつつ、ダイニングテーブルにも注目していきます。
参考までに、セードが丸みのあるデザインなので、天板がオーバルタイプですと統一感が出やすいです。
オプティカルパーツがワンポイントのペンダントライト
ミニマルな円筒形LEDペンダントライト。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
おすすめ商品: ブロンズペンダントライト 電球有り/ 無し MPN051 引掛シーリング
ブロンズ色の高級感ある仕上げが印象的な鋼板セードのペンダントライト。湾曲した大人っぽさのあるデザインで、シックな雰囲気のレストランのテーブルのような空間を演出できます。
ワイヤー型ですが、1灯で「明るさ」が足りない場合は、多灯吊りも検討してください。ワイヤー型は、抜け感のあるデザインなので、そのようなインテリアの画像をストックしていきます。
参考までに、ダイニングテーブルの脚がアイアンなどの金属タイプですと、素材感や抜け感によって統一感が出やすいです。
ブロンズ色の高級感ある仕上げが印象的な鋼板セードのペンダントライト
光が透過しない素材のセードで、下方向に光が集まります。そういった空間全体を照らさない、照明直下の部分的な光は陰影を生み出し、シックな雰囲気のレストランのようなテーブル上に人が集う光だまりのある空間を演出できます。セード内面を白色に塗装されているため反射効率があがり、より明るくテーブル上を照らす工夫がされています。
おすすめ商品: アートな6灯ペンダントライト 銅メッキ クロームメッキ 埋込引掛ローゼット GPN005U-6(銅メッキ) 、GPN005M-6(クロームメッキ)
全長が長く、加えて横のボリュームもあるので開放感がある吹き抜けの場所や天井が高いお部屋におすすめします。存在感があり、空間に明るい賑わいを持たせます。ダイニングテーブルの上に吊すと食卓にゴージャス感が増してリッチな雰囲気になります。
アートな6灯ペンダントライト 銅メッキ クロームメッキ 埋込引掛ローゼット
"大きさの違う長方体を6つ螺旋階段を描くように組み合わせ、さらにコードの長さに高低差のリズムを付けているので立体的な質量と高さがあるシンボリックな存在感を発揮する6灯ペンダントライト。
大小の大きさがあるセードを組み合わせた重なりはまるでメロディーを奏でるようにインパクトが強く洗礼されたセードを見るように視界を楽しませます。"
照明器具から始める部屋のテイストの決め方②:シーリングライトタイプ
主にリビングで活躍してくれるシーリングライト。リビングでの中心的な家具はソファなので、おすすめする照明器具のタイプもキーワードに入れながら、お気に入りの画像がありましたら、参考画像としてストックしていきます。
ダクトレールタイプのシーリングライトは、幅広いレールにライトがついているので、その画像を含んだソファもあるリビングの画像をストックしていきます。
参考までに、ソファとダクトレールタイプのシーリングライトのデザインとの共通点を探すのがおすすめです。例えばダクトレールの色が黒なら黒の革張りのソファにしたり、ダクトレールの直線的なデザインに注目するならアーム無しのシャープなデザインのソファにしたり、丸いライトのデザインに注目するなら、丸みを帯びたデザインのソファといった感じで、参考画像をストックしていきます。
おすすめ商品: [スフィアシリーズ]球状ランプ5灯付きシーリングライト 引掛シーリング MCL010W(B)-5 間接光 MCL010W-5(白), MCL010B-5(黒)
アーム部分が白と黒の2色展開。天井の色に合わせると、球状のランプが浮かんでいるような素敵な空間になります。逆に、白い壁に黒を選ぶと照明自体がオブジェのようになり、アートな空間をつくります。乳白フロストガラスより柔らかなあかりを発します。光の色は電球色でぬくもりある光で癒しの空間をつくります。ガラスグローブの方向は化粧ねじをゆるめて、本体を持ち上げてお好みの向きに回転させることができ、左右にグローブを向けることも変更可能です。
ダクトレールタイプ以外ですと、フラットなシーリングライトがリビングでの定番のライトです。
シンプルなライトなので、シーリングライト以外でテイストをハッキリと表現したいところです。また部屋を均一に照らすので、テイストを表現するためにそれを部屋の各場所に散りばめるのもおすすめです。
例として、観葉植物、アート、インテリア雑貨、色、柄などに注目しながら、画像をストックしていきます。
参考までに、何か一つテーマを決めるとテイストを決めやすくなります。例えば観葉植物なら、大型の観葉植物をシンボル的に置きつつ、ミニサイズの観葉植物を一カ所にまとめて集積して飾ったり、天井から吊るしたりと、観葉植物を部屋の各場所に散りばめている画像を収集するといったやり方です。
空間をほんわか照らす5灯の球状ランプ付きシーリングライト
かわいい球状のランプがリズミカルに天井を照らします。灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能。
おすすめ商品 : 当店オリジナルLOG(ログ) LEDシーリングライト 6畳用・8畳用・12畳用
商品名のLOG(ログ)とは「丸太」「記録」という二つの意味を持ちます。発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状、そして日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。色々なインテリアとも調和しやすい『リーフグリーン』と『グレージュ』の2色の布セードなので、様々なテイストに合わせやすくなっています。さらにお部屋の大きさに合わせて6畳、8畳、12畳の3タイプから選べます。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
まとめ:照明器具から始める部屋のテイストの決め方
照明器具から始める部屋のテイストの決め方を紹介してきました。理想のインテリアの画像を集める際は、特に照明器具や家具に注目しながら、さらに気になるインテリア雑貨、観葉植物などにも注目して自分好みのテイストを探してみてください。