北欧のインテリアといえば聞いたことがある方も多く、インテリアのイメージもなんとなく浮かぶ方が多いのではないかと思います。今回はそんな北欧インテリアを演出する方法をお伝えいたします。
ライトで北欧スタイルのリビングをつくる方法を教えます。
実は北欧のインテリアは北欧の気候や暮らしを知ることでより深く理解することができます。また大切なのは北欧インテリアとあかりは密接な関係があり、かかせない存在ということです。北欧の暮らしと考え方を学んでより北欧インテリアを素敵に作っていきましょう。
北欧の暮らしと照明について
寒くて長い北欧は日照時間も短いといわれています。朝9時くらいに明るくなって午後14時には日が暮れ始める北欧の冬。冬は天気が悪いことも多く、太陽の光を感じることも少ないそうです。家の中で長い時間過ごすことが多い北欧の人たちが大切にしているのは家で家族や友人と過ごす時間です。心地良い家で過ごす時間にこだわりをもっているため、インテリアも大切にしています。夜の長い時間を心地よく過ごすことが多いことから北欧では優れた照明器具がたくさん生まれている背景があります。
ヒュッゲ(Hygge)という言葉を聞いたことはありますか?
ヒュッゲとは世界幸福度ランキング上位にランクインする北欧・デンマークの言葉です。「快適で居心地のよい時間」「楽しい時間」という意味で、デンマークの人はヒュッゲな暮らしをとても大切にしています。家族や友人と温かい雰囲気の中で食事をする、ゆったりと温かい飲み物を飲みながら読書を楽しむ。そんな日常のヒュッゲな暮らしをデンマークの人たちは照明でつくりだしています。
まさに北欧のインテリアに照明は密接な関係で欠かせない存在なのです。そして北欧のあかりが何故美しく、人気があるのか。 それは、北欧のあかりには「ヒュッゲ」が取り入れられているからなのです。
日本と北欧の照明の違い
日本のリビングの照明は部屋の中心に白く明るいシーリングライトだけの1灯単独で使っている方がほとんどではないかと思います。
あたりまえに思える明るく見やすいが基本のライティング。実は日本特有のライティング方法です。
一方、北欧デンマークのヒュッゲなあかり。デンマークでは日が陰ってきた時間に最初に窓辺にキャンドルをひとつづつ灯していきます。そしてキャンドルだけで足りないあかりをテーブルランプやスタンドといった間接照明を複数使う方法が北欧のライティングとなります。
シーリングライトのような強い光の照明を単独で使うことはありません。
明るさを落として光を必要なところに点在させ、暗すぎることもなく落ち着いた空間に仕上げます。
日本では照明は空間を明るくするもの、北欧デンマークは暮らしを豊かにする大切なもの。
と捉え方も異なります。
日本でも北欧の照明計画を取り入れるポイント
●シーリングライトを取りやめてみる
備え付けの部屋の真ん中にある白いあかりの天井のシーリングライト。
1灯で部屋を明るくしてくれる便利なあかりですが、これひとつでは部屋背景が陰影のない空間となってしまいます。
思い切ってこれを取りやめてライティングを考えると北欧インテリアに一歩近づきます。
ただ思い切ってやめるのは最初はちょっと心配な方がほとんどだと思います。
そういった方にお勧めなのがまずはシーリングライトのランプの色を白っぽい色の昼白色からオレンジ系の温かみのある電球色に変える方法です。これだけでぐっと落ち着いた雰囲気に変わります。
さらにチャレンジしてみたい方は、電球色のシーリング空間に間接照明やキャンドル、スタンドなどを足してみて
複数組みあせて空間を演出してみてはいかがでしょうか?
スタンドライトはコンセントさえあれば簡単に置けますし、キャンドルであれば電源も不要なので簡単にチャレンジできます。
ちょっとした工夫だけで空間に陰影が生まれて奥行き感があるリビング空間となります。
そして最終的にはシーリングライトを取りやめてみるライティング方法にチャレンジして北欧インテリアをより楽しんでいきましょう。
●明るさを必要な場所に点在させる。
間接照明やスタンドなどを購入したら次はどこにどう置くかです。
空間を心地よく演出できる、効果的なライティング方法をお伝えします。シーリングライトは部屋の真ん中ですが、点在させるライトは部屋の真ん中ではなく角や壁際に置いて演出しましょう。
部屋の隅やテーブルの上、ソファの横など複数のあかりを点在させることで空間にリズムが生まれて、奥行き感のあるリビング空間に仕上がります。また、スタンドのあかりも床置きの低いタイプと高さのあるタイプと両方置くとより陰影のある空間となります。
低い位置のあかりはよりくつろぎを感じやすくなる効果があります。
さらに応用編としてフロアスタンドなどを部屋の角ではなくソファや一人掛けの椅子と合わせれば北欧デンマークのヒュッゲな場所が簡単に演出できます。
読書をしたり、飲み物をのみながらゆったりしたりしてみましょう。部屋の一角が華やかに演出できます。
●デザインにこだわってみる
置く場所が決まったら次はデザインを考えていきましょう。
素材は北欧の温かい雰囲気に合った温かみを感じる木や布のもの、形はやわらかく優しい丸みを帯びたデザインがおすすめです。さらにデザインは素材や形だけはなく光の配光もみていくのがポイントです。
配光とは照明器具がどんな光をだすかということです。どういう場所にどんな光がほしいかを考えて選んでいくことも大切です。壁や天井など周りも照らしてくれ全体的にあかるさを補ってくれるタイプとデスクや読書まわりに適した部分的に光がでて照らすタイプと2種類あります。
この二つをうまく組み合わせていくことがメリハリの空間になる大切なポイントとなります。
北欧スタイルにお勧めの照明器具
3層からなる布セードペンダントライトMPN045
温もりを感じる柔らかい布のセード素材が温かみのある優しいあかりを空間に広げてくれます。まさに北欧のインテリアを演出するデザインです。ダイニングテーブルの上に設置するだけでぐっと北欧インテリアが出来上がります。
違った色のセードから透過する光がグラデーションとなりインテリアに柔らかな光のアクセントを与えてくれます。消灯時はお部屋のアクセントにもなるインテリアとして、点灯するとやわらかい光でお部屋を包む照明となり、昼と夜とで全く違う表情をみせてくれるのも魅力です。
3層からなる布セード ペンダントライト 茶 グレー ナチュラル 引掛シーリング MPN045
濃い茶色・グレージュ・ベージュと色味の違う3層の布セードで構成されたデザインのペンダントライト。違った色のセードから透過する光がグラデーション光をたたえ、インテリアに柔らかな光のアクセントをあたえます。消灯時はお部屋のアクセントにもなるインテリアとして、点灯するとやわらかい光でお部屋を包む照明として、お使いいただけます。
テーブルライト MST028
キャンドルを連想させるデザインがまさに北欧のインテリアにぴったりです。コンセントさえあれば簡単に置くことができるため初心者にもおすすめのスタンドです。取り付けるランプによってもイメージが異なります。
間接照明でおしゃれに LEDフロアスタンドライト MST03
お部屋の角に置くだけで間接照明が出来上がります。コンセントだけあれば簡単に間接照明を演出するあかりなのでまずはこのタイプから北欧インテリアにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?壁から反射するあかりで部屋に奥行き感もでて部屋も広く感じる効果もあります。
間接照明でおしゃれに LEDフロアスタンドライト MST03
フロアスタンドライト 間接光 MST03 は、コンセントにつなげるだけで設置できるシンプルでおしゃれな照明です。間接光というとあまりパッとしないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リビングルーム・廊下・玄関の壁や植物を光で照らして反射する光でお部屋の奥行きや、ほどよい暗さをお楽しみいただけます。
まとめ:
北欧デンマークの人々が大切にしているヒュッゲな暮らし。まずは簡単に始められる照明のライティングから取り入れてみてはいかがでしょうか?今回は北欧インテリアのライティング方法をメインにお伝えしましたが正解はありません。北欧の人たちひとりひとりがどういった暮らしをしたいかで生まれたものとなります。なにかプラスしたいなと思ったらまずはいくつかのあかりを空間にプラスすることからはじめると
自分自身の暮らし方や答えが出てくると思います。