自宅の中で家族が集う場所のリビング。さまざまな用途で使われますが、やはり、リビングは家族がくつろぐ場所としての役割が大きいでしょう。リビングの模様替えを考える場合、誰が使ってもくつろいだり、何かに集中できる空間にすることが大切です。リビングの模様替えは、インテリアを移動させたり新しく買い替えるなどの方法があります。
リビングというと、シーリングライト1台設置する方が多いですが、おしゃれにしたいならペンダントライトやダウンライトを組み合わせて設置することをオススメします。
そこで、模様替えのアイテムの1つとして「ペンダントライト」をご紹介します。「交換しよう」と考えることが少ない照明ですが、照明のデザインを変えることで雰囲気も変わります。照明の中でも「ペンダントライト」はさまざまなデザインがあります。ここでは、ペンダントライトを選ぶ時のポイントや、おすすめのペンダントライト3選などをお伝えするため参考にしてください。
目次
リビングに最適な高さのペンダントライトを選ぶ時のポイント
リビングの広さやインテリアは家庭によって異なります。しかし、リビングの使い方は勉強をしたり、くつろいだり、テレビを見たりと共通する部分もありますよね。
ペンダントライトを初めて使うときは、どのようなポイントに注目をして選べばいいのか?と気になるでしょう。リビングに合ったペンダントライトを購入する第一歩として、最適な高さのペンダントライトを選ぶ時のポイントをご紹介します。
リビングに適した光量のペンダントライトを
リビングの使い方はテレビ鑑賞や読書、会話を楽しむなどさまざまです。どのシーンでも気にならず、快適に過ごすことができる光量を保つことが求められます。
蛍光灯が一般的に使われていた時の光量は「w(ワット)」でしたが、LED電球の光量は「lm(ルーメン)」といいます。例えば、一般電球(E26口金)の60ワットはLED電球の810ルーメン以上に相当します。単灯のペンダントライトをテーブルの上に設置し、高さはテーブルから60cm~80cmを確保すると、810ルーメン以上の光量が適しているといえるでしょう。
少し前までは蛍光灯が一般的に使用され、蛍光灯では光量の調整はできませんでした。しかし、LED電球が普及し、特徴としてボタン一つで光量を調整することが可能になりました。LED電球であれば、ボタン一つでペンダントライトの光量を調整できます。また、ペンダントライトのタイプによっては光の色合いも変更できるため、購入する際にどのような操作ができるのか確認しましょう。
ボタン一つで光量は調整できますが、リビングに適した光量のペンダントライトを決める方法は、「リビングの広さ」で決まります。以下が広さと対する目安の光量です。
リビングの広さ | 照明器具の明るさ目安 |
4.5畳まで | 2200~3200ルーメン |
6畳まで | 2700~3700ルーメン |
8畳まで | 3300~4300ルーメン |
10畳まで | 3900~4900ルーメン |
12畳まで | 4500~5500ルーメン |
14畳まで | 5100~6100ルーメン |
複数個設置も視野に入れる
リビングに設置するペンダントライトは1つだけではなく、ペンダントライトの大きさや光量などによっては、複数個設置も視野にいれる方法もあります。
例えば、1つ1つの光量は少なくても、複数個設置することでリビングを明るくすることができます。さらに、部屋の隅々まで輝かせるという演出効果もあります。また、あえてデザインが違うペンダントライト同士を配置すると、カフェや喫茶店のような空間を作ることにも一役買ってくれます。
複数個設置する場合、単灯タイプを設置する方法もありますが、多灯という1個以上の電球がついて1組になっているペンダントライトもあります。「複数個設置したいけど、いくつも購入するのは設置にも手間がかかりそう」、「複数個設置するのはハードルが高い」など感じるときは、多灯タイプを選びましょう。
周囲のインテリアとの相乗効果を狙う
リビングにはペンダントライトだけではなく、周囲にインテリアが配置されています。リビングにあるインテリアは、くつろいだり、家族との団欒を楽しんだりするために使われます。そのため、ペンダントライトの下や近くにいる時間は自然と長くなるでしょう。
くつろいだりするにはインテリアだけではなく、ペンダントライトも心地よいと感じる光を放つことが重要です。また、ソファに座った時に気持ちいいと感じたり、インテリアに統一感があるのも、心地がいいと感じるポイントです。そのため、インテリアもペンダントライトも心地いいと感じることで相乗効果が生まれ、お互いの良さを引きだすことに繋がります。
リビングに最適なペンダントライトの高さを確認しよう
リビングは家族が使う場所であるため、せっかく模様替えするのであれば、誰でも居心地がいいと感じる場所にしたいとですよね。そのためには、リビングで使用するペンダントライトの高さにも注目したいと思います。
シーリングライトは高さを気にすることなく設置しますが、ペンダントライトは吊るすため高さなどがポイントになります。では、実際に購入時にチェックしておくポイントや、意外と見落としてしまうポイントなどを見ていきましょう。
ペンダントライトの寸法をチェック
ペンダントライトは商品紹介でサイズや重さなどが表示されています。まず、ペンダントライトはコードやチェーンで吊るしますが、販売されている物は長さに幅を持たせてあります。長さに幅があるペンダントライトであれば、設置後に長さの調整をして使用することが可能です。
次は見落としてしまいがちな点ですが、実は「セード」もポイントです。デザインによっては傘のようにセードが広がっていることがあります。ペンダントライトは吊るして低い位置に設置しますが、テーブルの幅からセードがはみ出していると、座るときなどに頭をぶつけてしまいます。そのため、セードの幅も気にして、人がぶつからないように配慮することが大切です。
照明から床までの理想的な距離
リビングの天井の標準的な高さは、一般住宅で「2m20cm~2m40cm」です。リビングの場所は住宅によって異なりますが、1階にあるリビングの天井高は2m40cm、2階にあるリビングの天井高は2m20cm前後です。また、マンションのリビングの天井高は2m40cm前後といったように、住宅の種類やリビングの場所によって天井の高さが異なります。
照明から床までの理想的な距離は、「人がライトの下を通っても邪魔にならない」です。もしくは、1900mm~2000mmを目安にしましょう。一人暮らしであれば、自分が邪魔にならなければ問題ありませんが、家族がいる場合は一番身長の高い人を基準にする方法もあります。
もう一つの方法は、取り付けるリビングの天井から、床までを測定する方法です。測定をすることで、そのリビングに合った高さをきめることができます。ペンダントライトを取り付ける予定のダクトレールや引っ掛けプラグがあれば、器具から床までを測定しましょう。
ただし、シェードが目線の高さあたりに設置するとまぶしく感じるため、目線より高い位置か低い位置に設置しましょう。また、光量によって設置する高さでまぶしく感じたり、暗く感じたりするため、設置して光をつけて微調整することも方法です。
リビングに設置したいおすすめペンダントライト3選
ここまでに、ペンダントライトの設置の目安や特徴などを見てきました。ペンダントライトはさまざまなデザインがあり、素材も木製やガラス製などあるため迷ってしまうでしょう。ここで紹介するのは、リビングに設置したいおすすめのペンダントライト3選です。
理想のリビング像はいろいろなテイストがありますが、ここからは、リビングに設置したいおすすめのペンダントライト3選をご紹介します。
LEDシャンデリア8灯セード付き GCH001-8SD
サイズ:幅φ70.6cm
重さ:4.0kg
電球の種類:LEDランプ
LEDシャンデリア8灯セード付き GCH001-8SDは、8灯の照明が付いているシャンデリアタイプのペンダントライトです。セードはアイボリー色の布製、アームはブロンズメッキの銅板製です。
布製のセードから放たれる光は柔らかく、優しい空間づくりができます。また、アームはセードを下から支えているため、見た目はろうそくようなデザインです。そして、均等にアームが配置されているため、スタイリッシュな雰囲気の中に美しさも兼ね備えたデザインとなっています。この照明器具1台だけでは1部屋を明るくするのは、明るださが足りないため、ダウンライトなどと併用することをおすすめします。
シンプルな華やかさを追求したシャンデリア
昔から使われてきたロウソクを立てるための台「燭台」をモチーフとしたデザイン。どこか懐かしさを彷彿とさせ穏やかな心地にしてくれる癒やしと、シャンデリア特有の派手さを抑えたシンプルかつ上品で大人っぽい雰囲気にします。
LEDシャンデリア8灯セード無し GCH001-5SD
サイズ:幅φ64.6cm
重さ:2.7kg
電球の種類:LEDランプ
LEDシャンデリア8灯セード無し GCH001-5SDはLEDシャンデリア8灯セード付き GCH001-8SDのセード無しタイプで、デザインはろうそくを置く「蝋台」を元にしています。LED電球はスリムタイプのソケットを使用し、セードが付いていないことでそのまま見えます。また、ソケットは上を向いているため、蝋台に設置されたろうそくを見ているような感覚になるでしょう。
ソケットが下を向いているタイプとは違い上を向いているため、間接照明のように天井や壁に反射した光を感じます。そのため、明るいリビングというよりも、落ち着いた雰囲気のリビングに仕上がるでしょう。
アームはブロンズメッキ素材で、色は茶色です。さらに、ヘアライン加工という一定の方向に直線のすじがついているため、落ち着いたツヤのある表面になっています。
この照明器具1台だけでは1部屋を明るくするのは、明るださが足りないため、ダウンライトなどと併用することをおすすめします。
白い布セードが印象的な5灯LEDシャンデリア GCH001-5SD 引掛けシーリング
昔から使われてきたロウソクを立てるための台「燭台」をモチーフとしたデザイン。どこか懐かしさを彷彿とさせ穏やかな心地にしてくれます。
LEDペンダントライト6灯 GCH002-6
サイズ:幅φ93.2cm(ランプは含まない)
重さ:1.85kg
電球の種類:LEDランプ
LEDペンダントライト6灯 GCH002-6のデザインは少し複雑になっています。長短がつけられているアームは真っすぐで、その先にLED電球が取り付けられています。アームの先に電球があることで、広い範囲を照らすことが可能です。
また、3本のアームが左右非対称になるように配置されていることで、6灯タイプであってもすっきりとした印象で、デザイン性が高くなっています。さらに、アームの取り付け位置を1本1本高さを変えることで、奥行を出しています。また、真鍮古美製で、強度がありさびにくい特徴があります。
LEDペンダントライト6灯 GCH002-6にはコードハンガーがついており、長さ調整をする場合はコードハンガーを利用して調整可能です。
この照明器具1台だけでは1部屋を明るくするのは、明るださが足りないため、ダウンライトなどと併用することをおすすめします。
アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング
まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。
リビングにペンダントライトを設置するなら最適な高さで
リビングは家族が集う場所であるため、誰でも利用しやすくくつろいだりできることが求められます。リビングにペンダントライトを設置する場合、利用する人が快適に過ごせるように配慮することが大切です。
ペンダントライトは天井から吊るすため、購入前に天井から床の高さを測定して決める方法や目安となる高さがあります。例えば、低い位置にシェードがくることが特徴ですが、低すぎても頭をぶつけたりまぶしいと感じてしまいます。そのため、各家庭で使う人を基準にして高さ調整をすることは大切です。
さまざまな種類のペンダントライトがありますが、お気に入りのペンダントライトを見つけて、華やかなリビングに模様替えしてみてはいかがでしょうか。