友人や兄弟が新しく家を建てたりマンションを購入したときに、新築祝いを贈るという慣習があります。新築は大きな買い物になるため、これからも長く暮らせるようにという意味を込めて贈る必要があります。
しかし、新築祝いで何を贈ればいいのか、贈ってはいけないものがあるのかなど、分からないことが多いという方も多いのではないでしょうか。こちらに意図がなくても、失礼に思われてしまうケースもあるため、注意しなければいけません。
そこで今回は、新築祝いにおすすめの品物やマナー、相場、注意点を紹介します。「何を贈ればいいか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
新築祝いとしておすすめの品物
新築祝いにおすすめのアイテムは、「新しい住まいで暮らす」ということを前提に考える必要があります。ここでは、新築祝いとしておすすめの品物を5つ紹介します。
食器
新しい生活を送る上で、食器は欠かせません。新築祝いとして食器をプレゼントすると、相手も喜んでもらえます。
食器はこだわりがなければ質素でシンプルなデザインのものを選びがちです。そのため、デザイン豊かな食器は新築祝いとしておすすめです。
食器が増えて困るという方もあまりいないでしょう。新築祝いに困ったら、高級感があっておしゃれな食器を選んでみましょう。
キッチングッズ
キッチングッズは多いため、揃えるのに時間がかかってしまいます。また、簡単なもので済ませてしまうこともあるため、おしゃれで品質にこだわったキッチングッズをプレゼントするのもおすすめです。
フライパンや電子レンジ、炊飯器などは喜んでもらえるキッチングッズです。高性能で最新のものであれば、新築祝いとして適切な品物と言えるでしょう。
カタログギフト
カタログギフトとは、カタログの中から好きな品を選べるというギフトです。カタログギフトは「相手が好きな物を買ってほしい」「既に持っている物はプレゼントしたくない」といった方におすすめです。
商品のラインナップから好きな品を選べるため、迷惑になりません。相手の趣味や家族構成、関係性が分からないときは、カタログギフトがおすすめです。
タオル
タオルはたくさん持っていても困ることはありません。相手が迷惑に感じることもないため、新築祝いのプレゼントとしておすすめです。
タオルのように、多くあって困らない日用品をプレゼントする際は、品質やブランドにこだわって選びましょう。普段買わないような特別感のあるアイテムは、喜んでもらえるはずです。
家電製品
掃除機やキッチン家電などは、新築を建てる機会に一新することもあります。そのため、高品質で最新の家電製品をプレゼントすると、相手は喜んでくれるでしょう。
家電製品をプレゼントする際は、最新式を贈りましょう。また、家電製品が被ってしまうと相手も迷惑に感じてしまう可能性があるため、相手が購入したい家電製品を事前に把握しておくことが重要です。相手が買いに行く前に渡すようにしましょう。
現金でもOK!
新築祝いは、現金でも問題ありません。
現金であれば、品物のようにアイテムが被ることはありません。「これで好きな物を買ってください」ということになるため、受け取る相手としても新生活の準備に充てられます。
ただし、現金の場合は渡す金額に注意しましょう。金額が多すぎたり少なすぎたりすると、相手に負担を感じさせたり失礼になったりする可能性があります。後述する新築祝いの相場を参考にしてみてください。
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新築祝いのマナー
新築祝いとして現金を渡す場合、ご祝儀袋(熨斗)も用意する必要があります。熨斗を準備する際にはマナーがあるため、失礼のないように知っておくようにしましょう。
表書き
表書きとは、熨斗の中身の名目を示します。
新築祝いの場合、表書きには「祝御新築」「御祝」「新築御祝」といった祝いの言葉を記載しましょう。表書きを書く際は、筆ペンや黒い墨で書きます。
表書きは熨斗の中央上段部分に記載します。一目でそれが何であるのか分かるように、大きな文字で書きましょう。自分の名前は、表書きより小さくなるように書くのがマナーです。
水引
水引とは、熨斗などの祝儀袋についている紐のことで、熨斗を華やかにする飾り物です。水引には紐の色や本数、結び方などによって種類が異なりますが、一般的には以下の水引がお祝いに適しているとされています。
紐の色:紅白
本数:7本
結び方:蝶結び
蝶結びは何度も結び直せるという意味があり、縁起が良いとされています。水引については上記の条件を満たすようにしましょう。
ちなみに、結び方が結び切りの水引は選ばないようにしましょう。結び切りは「一度きり」「二度とない」という意味があり、新築祝いにはNGです。結婚式の際など何度も起きると困るような祝い事の場合は、結び切りがマナーとしても適しています。
渡す時期
新築祝いを渡すタイミングとしては、入居後1~2ヶ月ほどの間に渡すのがペストです。
焦って用意する必要はありませんが、2ヶ月を過ぎると、相手が新築での生活に慣れてしまいます。入居してから2ヶ月経つまでには渡すようにしましょう。1ヶ月ほど経てば相手の生活も落ち着き、慌ただしくないタイミングで渡せるでしょう。
新築のお披露目を兼ねた会が開かれる場合は、お披露目会当日に持参しましょう。いずれにしてもプレゼントを選ぶ時間はあるため、焦らずじっくりと選ぶようにしましょう。
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新築祝いの相場
新築祝いを選ぶ上で迷うのが費用です。いくらまで使うのが相場なのか、どれくらいお金をかければ失礼にあたらないのかなど、費用面で気になる方も多いでしょう。
新築祝いの相場については、以下のようになっています。
会社の上司や友人:5,000円~1万円
親戚:5,000円~3万円
子ども・両親:5万円程度
新築祝いの費用は、相手との関係性が近いほど高くなります。自分の子どもや両親が新築を建てる場合は、5万円かそれ以上の費用のものをプレゼントするのが一般的とされています。
これらを踏まえて予算を立てると、新築祝いが選びやすくなるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
新築祝いでNGな品物
新築祝いとして贈る品物の中には、不適切とされるものもあります。不適切なものを渡してしまうと失礼にあたるため、注意しなければいけません。
ここでは、新築祝いとしてNGな品物を紹介します。
火を連想する品
火を扱うもの、もしくは赤い品は火を連想させるため、NGとされています。火事と結びつくため、火を連想させるような品物は新築祝いで渡さないようにしましょう。
ストーブやアロマキャンドルなどはタブーとされています。また、ライターや灰皿も火を連想してしまいます。また、赤いカラーのアイテムも縁起が良いとはされていないため、なるべく避けるようにしましょう。
敷物、履き物
スリッパや靴などの履き物、バスマットなどの敷物も実はNGな品物なのです。
敷物や履き物は「相手を踏みつける」という意味を連想させてしまいます。そのため、敷物・履き物は実用性が高くプレゼントとしてもおすすめですが、新築祝いの際には贈らないようにしましょう。
壁に掛けて使用する品
壁に掛けて使用する品物もおすすめできません。壁掛けの絵や時計などは、使う際に壁に穴を空けたりと新たに工事する必要があります。そのため、新築の家に贈るプレゼントとしては適していません。
おしゃれなインテリアとしても活用できる壁掛けのアイテムですが、新築祝いでは選ばないようにすると、相手にとっても助かるでしょう。
ハンカチ
ハンカチも実用性があってプレゼントとしては選びやすいかと思いますが、ハンカチもタブーとされています。
ハンカチは漢字にすると「手巾」となり、手を切る、つまり「縁を切る」という意味になり、縁起の悪いものとされています。新築を建てた相手との関係がある以上、ハンカチは新築祝いとして避けるようにしましょう。
まとめ
今回は、新築祝いにおすすめのアイテムやマナー、費用相場、NGな品物を紹介しました。
新築祝いは、相手が喜んでくれるものを選ぶ必要があります。新しい生活を始める相手に向けたプレゼントを選びましょう。もし思い付かない場合は、現金やカタログギフトでも失礼にはあたりません。目安である入居から1~2ヶ月の間には渡せるように準備しておきましょう。
おすすめのアイテムやNGアイテムを参考にして、相手の新しい門出を祝ってあげましょう。