新しい照明を購入したのに取り付けができなかった、なんてことはありませんか?照明は、天井に設置されている引掛シーリングや配線、天井の形状などにより、せっかく購入した照明を取り付けできない場合もあります。そこで、ここではそんな失敗を避けられるように、照明を購入する前の注意点について解説しています。また、部屋の用途別で相性の良い照明器具の選び方ついても解説していますので、どうぞご覧ください。
部屋全体を明るくするLEDシーリングライト LOG
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
照明を購入する前にまず確認したいこと
照明を購入する前にまず確認したいことを8つ紹介します。
- 配線器具があるかどうか
- 天井がどのような形状になっているか
- 設置予定の部屋の環境を確認
- 照明器具の配置と明るさが適切かどうか
- 照明器具の明るさと使用目的が合致しているか
- デザインや材質が部屋にあっているか
- 購入後のアフターフォローや保証はあるか
それぞれの確認事項について、説明していきます。
配線器具があるかどうか
照明を取り付けたい部屋の天井に、配線器具があるかどうかを確認しましょう。
以下のような引掛シーリング金物が付いているのであれば、引掛シーリングに対応した照明であれば設置する事が可能です。
引掛シーリングには以下のような種類があります。
- 角型引掛シーリング
- 丸型フル引掛シーリング
- 丸型引掛シーリング
- フル引掛シーリング
- 引掛け埋込・露出ローゼット
引掛シーリングを使って照明器具を取り付ける方法はとても簡単です。
まず、感電しないように電源をオフの状態にします。
次に、天井の引掛シーリングの穴に照明器具のプラグのツメの部分を差し込み、音がカチッとなるまで右へ回します。
最後にぐらつきがないかを確認したら取り付け完了です。
自分でも取り付けができるので電気業者などに依頼する必要はありません。
もし天井に引掛シーリングがない状態の場合、照明器具を取り付けられるように工事をしてもらう必要があります。
器具が引掛シーリング対応器具なら天井に引掛シーリングが必要になりますが、天井にダクトレールが設置されていればダクトレール用の照明器具が必要です。
また、配線が剥き出し状態の場合、端子台対応の器具や端子台となっている照明器具を購入して電気工事店や工務店に設置を依頼しなけければなりません。
天井に引掛シーリングを設置すれば、器具を変える際に電気工事店に依頼する必要はありません。
天井がどのような形状になっているか
次に確認しなければならないことは、照明を設置する天井がどのような形状になっているかです。水平の天井で、引掛シーリングが取り付けられているのであれば、照明器具の設置が可能です。
しかし、角度がついている勾配天井や特殊な変形天井の場合、自分たちで照明器具を取り付けることはできません。照明器具は水平天井での取り付けでテストされているため、安全性が確認できない勾配天井への取り付けは照明メーカーが禁止しています。
勾配天井に照明を取り付けたい場合は、電気工事店や工務店に相談するようにしましょう。
設置予定の部屋の環境を確認
設置予定の部屋の環境の確認とは、照明を点灯・消灯するための壁スイッチがあるかどうかや、調光器(ライトコントロール)があるかどうかの確認のことです。
調光器は、照明器具の明るさを自分で調節して変えられる装置のことです。部屋の設備に調光器が内蔵されている場合、調光器対応のLED電球でなければ使用できません。
器具を購入する際、調光対応していない器具もあるので注意しましょう。壁スイッチは、部屋になければ照明の入り切りができません。
そのため、部屋にスイッチがない場合は、取り付けてもらう必要があります。
また、消灯時にスイッチ部分が光るパイロットランプ(ほたるスイッチ)付き壁スイッチはLED電球との相性が悪く、不具合が起きる可能性があります。
例えば、電気を付けていないのに電球が点滅したり、パイロットランプが点滅・点灯したままなどの不具合です。パイロットランプ特有の電気回路によってこのような不具合が起きますが、故障することはありません。不具合が気になる場合は、パイロットランプ(ほたるスイッチ)対応のLED電球への交換をすることをおすすめします。
照明器具の配置と明るさが適切かどうか
照明は部屋を明るくする器具です。
部屋の広さに見合った適切な明るさの照明を選ばなければ、「暗すぎる」「眩しすぎる」などの不具合が生じます。
明るさはルーメン(lm)で表記されているので、その数値を確認するようにしましょう。
LEDシーリングライトの場合、6畳までの部屋なら、2,700〜3,700ルーメン、8畳までの部屋なら3,300〜4,300ルーメンが目安の明るさとされています。
照明器具の明るさと使用目的が合致しているか
照明器具は、シーリングライトのように部屋全体を明るく照らすものもあれば、ペンダントライトやスポットライトのように1部分を明るく照らすタイプのものもあります。
照明器具を選ぶ際には、どのような明るさを望んでいるのか、使用目的をはっきりさせるようにしましょう。
例えば、寝室のようにリラックスできる部屋にしたいのであれば、全体の明るさは控えめにし、手元を照らすスタンドライトなどを用意すると良いでしょう。
部屋全体が落ち着いた雰囲気を演出できます。
食卓を明るく照らしたいなら、下方向に光を広げるペンダントライトが良いでしょう。
このように、部屋の使用目的によって必要な明るさや光の広がり具合も変わってきます。
まずはどのような明かりが欲しいのかを考えてみましょう。
デザインや材質が部屋に合っているか
新しい照明を購入するのであれば、デザインや材質にもこだわりたい方が多いのではないでしょうか。おしゃれなデザインの照明を取り付けるだけで、部屋の中はグッとおしゃれな空間に変わります。照明を選ぶ際には、部屋のテイストにあったものを選ぶようにしましょう。部屋が北欧系なのか、ヴィンテージ系なのかなどによって、相性の良い照明のデザインや材質は異なります。デザインにこだわった照明が欲しいなら、デザイナーズ照明もおすすめです。機能性にも見た目の良さにも優れているので、1つ設置するだけでグッとおしゃれな部屋になりますよ。
購入後のアフターフォローや保証はあるか
お店や通販サイトで照明器具を購入する際には、アフターフォローや保証があるかどうかの確認をしましょう。万が一、商品に不具合やトラブルがあった時に保証してくれるお店で購入する方が、安心して照明器具を使えます。
商品の価格の比較
照明器具は、通販サイトや家具屋、雑貨屋、ホームセンターなど様々な場所で購入が可能です。似たようなデザインのものでも、他のお店や通販サイトの方が安く購入できる場合もあります。照明を購入する際には、価格も比較して自分の満足のいく商品を購入することをおすすめします。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。
照明を購入する際の部屋別での照明の選び方
部屋の用途によって、相性の良い照明は異なります。
ここでは、部屋別での照明の選び方について解説します。
リビング
リビングはテレビをみたり、読書を楽しんだりと色々なことをして過ごす場所です。そのため、様々な目的に応じて照明を使い分けられると、使い勝手が良くなります。
そこでおすすめなのが、「一室多灯」です。
一室多灯とは、1つの部屋の明かりを複数種類の照明で構成することをいい、おしゃれな部屋にしたい方におすすめの照明計画です。一室多灯にすると、家族でテレビを見る時には、部屋を明るく照らす主照明となるシーリングライトやダウンライトを使ったり、映画や音楽鑑賞の時には調光機能を利用して少し薄暗くしてムードを出したりなど、シーンよって使い分けることができます。
ダイニング
ダイニングの照明は、食事が美味しそうに見えることを重視して選びましょう。
使う照明の色は、オレンジ色の電球色がおすすめです。電球色は料理を色鮮やかに見せて、陰影がはっきりして立体感が出るため、より美味しそうに見える効果があります。電球色で、下向きに光を照らすペンダントライトをダイニングテーブルの上に設置すれば、ピンポイントで食事を照らして美味しそうに見せてくれるのでおすすめです。
キッチン
キッチンは、調理をする場所なので手元が明るく見えるような照明器具を選びましょう。シーリングライトやダウンライトなどがおすすめです。また包丁を使う作業台には、手元灯を設置するとより明るく安全に調理することができます。電球の色は、自然の光に近い昼白色がおすすめです。具材そのものの色味が確認できるので、野菜の状態などの確認がしやすくなります。
寝室
寝室は、1日の疲れを癒す場所です。照明は明るすぎず、光源が直接目に入らないようなものを選ぶのが重要です。オレンジ色の電球色の柔らかい光は、気持ちをリラックスさせる効果もあるので、寝室の照明に使うと良いでしょう。
子供部屋
子供部屋は子供が勉強したり、遊んだりする場所なので、どの場所でも天井から明るく照らせるシーリングライトを選ぶのが良いでしょう。勉強する時には、青白い昼白色や昼光色の光を使うことで集中力をアップさせることができます。読書や勉強がしやすいようにスタンドライトも用意してあげると良いでしょう。明るすぎる照明の中にずっといると寝つきが悪くなるので、寝る前には暖色系の柔らかい光に切り替えてリラックスできる空間を作ってあげましょう。
まとめ:照明を購入する前の注意点と部屋別での照明の選び方
照明を購入する前に確認したいことと、部屋別での照明の選び方について解説しました。照明器具は、1度購入すると10年近く使用するものです。毎日使用する照明なので、適切な明るさでデザインや機能がおすすめのものを選びましょう。