照明は毎日の生活で使うものです。
適切な明るさのものを選ばないと、「思っていたよりも暗くて使いづらい」「明るすぎて眩しくて困っている」など、日常生活にも支障が出る場合もあります。
そうならないためにも、照明選びの際には明るさもしっかりと考慮して選ぶようにしましょう。
照明を選ぶ時のチェック項目と、適切な明るさを選ぶ際の注意点について解説します。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。
目次
照明の選び方|チェック事項3
照明を選ぶ際に必要なチェック項目を3つ紹介します。
それぞれのチェック事項を1つずつ見ていきましょう。
部屋の広さにあった明るさの器具かどうか?
まず大切なのが、部屋の広さにあった明るさを選ぶことです。
照明を選ぶ際には、商品に記載されている畳数表示を参考にするとわかりやすいでしょう。
もし表示がない場合は明るさの表示を見て、広さに適した明るさを選びます。
明るさは、ルーメン(lm)で表示されており、LEDシーリングライトでは適用畳数の表示基準を以下のように日本照明器具工業会で定められています。
- 4.5畳 2,200lm〜3,200lm未満
- 6畳 2,700lm〜3,700lm未満
- 8畳 3,300lm〜4,300lm未満
- 10畳 3,900lm〜4,900lm未満
- 12畳 4,500lm〜5,500lm未満
- 14畳 5,100lm〜6,100lm未満
上記の数値を目安にして、適切な明るさの器具を選ぶようにしましょう。
ただ、年齢を重ねるとたとえ適切な明るさでも暗く感じやすくなります。
高齢の方が使用する部屋などは少し明るめのものを選んだり、調光機能付きのものを選ぶのがおすすめです。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
設置する部屋の目的にあった照明のデザインや材質かどうか?
例えば電球の周りを覆うシェードにも、光を通すガラス製の照明や光が通らないスチール製の照明、ぼんやりとあかりを通す和紙製の照明など様々な種類があります。
種類によって光の広がり方も変わってくるのです。
ダイニングテーブルの上に照明を設置するなら、下向きに光が広がるタイプを採用することで、食事を美味しそうに立体的に照らしてくれます。
テレビやゲームを見るリビングであれば光が全体に広がるタイプが適しているでしょう。
このように、シーンや場所によって適切な照明も異なってくるため、用途に合わせてデザインや材質を選ぶのも重要です。
また、壁の色が白い方が光を反射して明るく感じられます。
このように周りのインテリアや家具の色も考慮した上で、照明の明かりを選ぶようにしましょう。
照明器具に欲しい機能があるかどうか?
照明器具には様々な機能があります。
- 明るさを調整できる調光機能
- 光の色を調整できる調色機能
- センサーによって人を感知して自動で点灯・消灯する自動点灯・消灯機能
調光機能は、シーンや好みによって明るさを調節できるのでリビングのようにテレビをみたり読書をしたりと様々な用途で使われる可能性の高い場所におすすめです。
調光機能も照明の色をオレンジ色の電球色から青白い昼光色まで色を変えられるので、シーンによって使い分けができます。
例えば、読書や仕事などの集中したい場面では昼光色、寝る前でリラックスしたい場合は電球色の明かりにすることもできるのでとても便利です。
これらの機能の他にも、スピーカー内蔵照明やプロジェクター付き照明、空気清浄機のうつ機の照明などもあります。
部屋の用途や生活習慣などに合わせて選ぶと、住んでからも快適に過ごせます。
かわいい星のオーナメントがついたシーリングライト6・8・12畳用 LEDシーリングライト
シンプルなシーリングライトにかわいい星のオーナメントがつきました。部屋全体を照らせるので、子供部屋にぴったりです。かわいいだけではなく、使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。例えば、夜に勉強をする時は集中して作業を行いたい時は昼光色にして、明るさを強めて作業をしやすい空間をつくります。夜寝る前などリラックスする時に電球色にして明るさを落とします。
電球の明るさ・色温度(光)の違い
電球の明るさや色温度の違いについて、解説していきます。
ワット(W)とルーメン(lm)
電球のパッケージにワット(W)やルーメン(lm)という単位が書かれているのを見たことはありますか?
ワット(W)は消費電力を表す単位です。
従来主流だった白熱電球は、消費電力によって明るさが変化していました。
そのため、ワット(W)がそのまま明るさの基準として使われていたのです。
しかし、その後消費電力が低くても明るさを確保できるLED電球が開発されたことで、新たにルーメン(lm)という単位がつかわれるようになったのです。
ルーメン(lm)が明るさを示す単位で、数値が高ければ高いほど明るくなります。
畳数により、適切なルーメンの数値も変わってきています。
ただ、多くの人にとってルーメンよりもワットの方がわかりやすいので、LED電球のパッケージに「○○○○ルーメン、100W方相当」と書かれていることが多いです。
これにより、どのくらいの明るさに相当するのかワット数でも確認できるようになっています。
部屋の広さにあったワット数を選ぶ場合、これまで使っていた電球のワット数に合わせて選ぶと良いです。
例えば、一般的なE26口金の場合、4.5畳までの部屋なら40W程度のものを、6〜8畳程度の部屋であれば60W、それよりも広い部屋なら100Wが大体目安となります。
電球色・昼白色・昼光色
電球には、電球色・昼白色・昼光色など光の種類が存在します。
- 電球色 色温度が低くオレンジがかった色をしている。
温かみのある色をしているので、リビングや寝室などリラックスしたい部 屋に使われることが多い。
- 昼白色 自然光に近い色をしている。外との見え方の差があまりないので、化粧や
身だしなみを整える場所でよく使われている。
- 昼光色 青白い色をしている。電球色や昼白色よりも明るいので仕事や勉強をする 部屋に使われる事が多い。
電球の色の違いは、色温度によって変わってきます。
色温度は数値が低いほど赤みを帯びており、数値が高いほど青みを帯びた白色になります。
つまり、3つの中で電球色が最も色温度が低く、昼光色が最も色温度が高いのです。
6・8・12畳用 LEDシーリングライト 蝶々
シンプルなシーリングライトにかわいい蝶々のオーナメント付きで、子供部屋にぴったりです。使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。例えば、夜に勉強をする時は集中して作業を行いたい時は昼光色にして、明るさを強めて作業をしやすい空間をつくります。夜寝る前などリラックスする時に電球色にして明るさを落とします。
照明器具の適切な明るさを選ぶ際の注意点
照明器具の適切な明るさを選ぶ際には、これから紹介する6つの注意点に気をつけてください。
それぞれの注意点について簡単に説明していきます。
照明器具のデザインや材質による明るさの違い
先にも述べましたが、同じ明るさの電球でも照明器具のデザインや材質によって光の発し方が異なってきます。
シェードが光を透過するガラス製か、光を透過しないスチール製なのかによっても、光の広がり方は変わります。
ダイニングテーブルの上をスポットのように照らしたいのか、部屋全体を明るくしたいかによって選ぶ照明器具も変わってくるので気をつけましょう。
天井高さ・照明の取り付け高さによる明るさの違い
吹き抜けのような高い天井に照明を取り付けると、下の方まで明るさが十分に届かない事があります。
また、ダイニングテーブルの上にペンダントライトを取り付ける場合も、コードの長さによって光の広がり方が変わってきます。
天井の高さを考慮した上で、どのくらいの高さに照明を取り付けるのかを検討しなければなりません。
壁紙や家具の色による明るさの違い
同じ明るさの照明器具でも、壁紙や家具の色によって明るさの違いが出てきます。
白い壁紙は光を反射するので明るくなるのに対し、濃い色の壁紙は光を吸収してしまうので暗く感じてしまいます。
家具の色も白っぽい色と濃い色で変わってくるので、色の持つ効果を見落とさないように気をつけましょう。
LED電球の配光角度による明るさの違い
LED電球には、全方向タイプ・広配光タイプ・下方向タイプの3タイプの電球があります。
それぞれ光の広がり方が異なるため、同じ明るさの電球でもタイプによって光の照らし方が異なってきます。
- 全方向タイプ 配光角度が約260度、リビングに主に使われる
- 広配光タイプ 配光角度が約180度、ダイニングやキッチン、玄関などに使われる
- 下方向タイプ 配光角度が約140度、トイレや廊下などに使われる
上記のように、部屋の種類によって適切なタイプが異なるため、LED電球を購入する際には配光角度にも気をつけましょう。
高齢者が感じる明るさの違い
高齢者の方は明るさの感じ方が、20代の方よりも暗く感じやすいです。
そのため、高齢者の方の部屋には通常の1.5〜2倍程度を目安に明るさを検討した方が良いでしょう。
ただ、目の水晶体が濁ると眩しさに敏感になってしまうため、直接光源が目に当たるようなデザインは避けた方が良いです。
トイレのように狭いスペースは特に眩しく感じやすいため、明るさを半減させるなどの工夫も必要になってきます。
蛍光灯と電球の明るさの違い
蛍光灯から電球に変える場合、たとえ同じ消費電力のものでも明るさに違いが出てくるので注意が必要です。
蛍光灯のような明るさを想定していると、電球に交換した時に暗く感じる事があります。
照明の明るさがイメージと違っていた場合の対処法
照明の明るさがイメージしていたのと違っていた場合の対処法について解説します。
イメージよりも暗かった場合
イメージしていたよりも暗かった場合の対処法は2つあります。
1つ目の方法は、LED電球に変える方法です。
もし使用している電球が白熱電球であればLED電球に交換することで、解決できる可能性があります。
ただし、器具によってはLEDに交換できない場合もあるので、取扱説明書を見たり、メーカーへ問い合わせたりして確認するようにしてください。
2つ目の方法は、フロアライトやテーブルライトなどの補助照明を取り入れる方法です。
部屋の明るさをプラスするだけでなく、おしゃれな空間作りにも役立ちます。
イメージよりも明るかった場合
イメージしていたよりも明るかった場合の対処法は、電球のワット数を下げることで解決できます。
100Wで明るすぎると感じた場合は、60Wの電球に変更すると良いでしょう。
LED電球でも同じように、ルーメンが低い電球に切り替えることで明るさを抑える事ができます。
こちらも、器具によっては対応できない電球もあるので、よく確認するようにしましょう。
まとめ:照明の選び方と適切な明るさを選ぶ際の注意点
照明の選び方と適切な明るさを選ぶ際の注意点を解説しました。
照明を選ぶ際には、部屋の広さにあった明るさを選ぶようにしましょう。
また、部屋の用途によって適切な照明器具や電球も異なってきます。
これまで解説したように、適切な明るさを選ぶ際には照明器具のデザインや電球のタイプなど様々なことに注意して選ばなければなりません。
思っていたよりも暗かった・明るかった、と後悔がないように、これまで解説したことを参考にして照明を選んでみてくださいね。