一般家庭用のLED電球がこの世に発表されたのは2007年のこと。まだ16年前のことであり、意外と歴史は浅いですが、今やLED電球の普及率は目を見張るものがあります。
背景には、省エネ意識の高まりがありました。白熱電球の消費電力量は大きく、改善は待ったなしの課題に。2005年の京都議定書、2008年の洞爺湖サミットで地球環境への関心も高まりました。日本政府は各メーカーに対して白熱電球の製造を2012年までに中止するよう通達したことにより、LED電球開発は急ピッチで進められました。
市場に出たばかりのLED電球は価格も高く、知名度は低かったのですが、「価格は高いが、長寿命、調光調色可能」という、省エネと自由度の高さで徐々に普及していきました。
そして、2011年3月の東日本大震災以降は電力供給の不安定要因がさらに節電意識を高め、普及に拍車をかけました。
白熱電球をLED電球に交換すれば、白熱電球の要素を活かしつつ、お得に快適に使用することができます。
まずは、白熱電球とLED電球の違いを理解しながら、知識を深めていきましょう。
白熱電球とLED電球の違い
白熱電球とは
白熱電球とは、ガラス球内部のフィラメント(抵抗部分)を用いることによって熱を発生させ、その熱による光を利用した電球の種類のことです。
1879年にエジソンがに煤(すす)とタールを塗って炭素化させたフィラメントを使い、約14時間連続して点灯する白熱電球を開発しました。そして日本の竹をフィラメントに使用し、1200時間以上も点灯させた話は有名です。
白熱電球は、熱を用いて明るさを確保するという特性を使用しているため、電球色と呼ばれるオレンジ色の光を放ちます。
LED電球とは
LED電球のLEDとは、「Light Emitting Diode」の頭文字をとったもので、「光る半導体」の略称です。
トランジスタやICなどの半導体と同じ種類であるため、寿命が長い、消費電力が少ない、反応が速いなどの特長があり、それを照明に利用しているのが、LED照明です。
赤や橙、黄緑などのLEDは1950年代以降実用化されましたが、白色にはならなかったため、用途は表示用などに限られ、照明用には使用されませんでした。1993年に日本人により、高輝度青色LEDの実現に漕ぎつけ、2014年のノーベル物理学賞が日本人3人に贈られたことは記憶に新しいですね。
白熱電球からLEDに交換するメリットとデメリット
ここでは、白熱電球からLEDに交換するメリットとデメリットについてみていきましょう。
白熱電球からLEDに交換するメリット
●省エネ効果大
白熱電球は寿命が約1,000〜2,000時間、LED電球は約40,000時間と言われています。
1日10時間使用したと想定すると、白熱電球は約3カ月~6カ月、LEDは約10年となり、格段に取り替えの手間も減ります。
10年を越すと、照明器具の寿命にもなるため、器具の交換になる場合もあり、最初から交換自体ができない照明器具もあります。
●退色を防ぐ効果
物に光が当たると、色は褪せていきます。外に黒色や紺色の洋服を干していると、褪せて着られないレベルになってしまいます。また、日差しの入る本屋に並んでいる本は、年月もそれほど経っていないのに、表紙が褪せてしまう場合もあります。
LED電球は、人には見えない紫外線や赤外線をほとんど含まず、可視光が効率よく得られ、紫外線による商品の退色や赤外線による熱的ダメージを軽減することができ、一般家庭ではもちろんのこと、店舗照明としても優れた効果を発揮します。
●効率の高さ
LED電球は、少ない消費電力で、明るく点灯するため、効率良く、コスパが良いです。
代表的な電球形LEDランプを事例とすると、白熱電球の約1/6程度の電力で同じ光量が得られます。
●低温でも瞬時に点灯
白熱電球は、冬の気温の低い日、特に零下になる朝方は、点灯するのに時間がかかることがあります。一瞬で点灯せず、ほんのりの明るさから全点灯になるまでに、時間がかかります。
しかし、LED電球は、そのような低温時にも、瞬時に全点灯となり、イライラすることがありません。
●調色が可能
白熱電球は、調光はできますが、調色はできません。しかしLED電球は、調光・調色とも可能です。
例えば、細かい作業をしたり、子供が勉強したりするためのスペースには白っぽい光で明るい「昼白色」を。家族団欒を楽しんだり、穏やかな睡眠に入ったりするためのスペースにはオレンジ色の落ち着く「電球色」を。昼白色と電球色を段階なく切り替えられる調光・調色機能付きのスイッチ対応の照明器具もあります。
白熱電球からLED電球に交換するデメリット
価格が高い
白熱電球は約100〜200円に対し、LED電球は約1,000〜3,000円。価格差があります。しかし、電球寿命を考えれば、LED電球に軍配が上がります。
この他に、デメリットが見つからないほど、LED電球に交換するメリットは多いので、LED電球が家庭でも店舗などでも普及しています。
LED電球を使ったオススメの照明器具
LED電球を使ったオススメの照明器具をご紹介します。
6・8・12畳用 LEDシーリングライト 星 MCL01606 MCL01608 MCL01612
シンプルなデザインが多いシーリングライトですが、こちらは子供部屋用にかわいい蝶々のオーナメントがアクセントに。部屋全体を照らせるので、子供部屋にぴったりです。
LEDシーリングライトは、使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。
例えば、夜に勉強をする時や細かい作業をしたい時は、昼光色にし、明るさを強めて作業をしやすい空間をつくります。また、夜寝る前などリラックスしたい時には、電球色にし、明るさを落とします。一つの照明器具で、明るさと色を調節することがリモコンで簡単にでき、便利です。
シーリングは照明の中で最もサイズが多く広範囲を照らしてくれる照明でもあります。たった1灯でも十分に空間を明るくしてくれ、お子さんが操作をしやすい点も十分に考えられています。
他にも便利な機能が。タイマーを設定すると、照明器具が自動で消灯・点灯を繰り返します。面倒な設定が不要で3パターンの待機時間を設定できます。スリープタイマーで、30分・60分の設定や常夜灯の後、OFFなどの設定もでき、お子様の生活パターンに合わせて組み込むことができます。
6・8・12畳用 LEDシーリングライト 星 MCL01606 MCL01608 MCL01612
シンプルなデザインが多いシーリングライト。子供部屋用にかわいい星のオーナメントをつけました。部屋全体を照らせるので、子供部屋にぴったりです。
丸型の女優ミラーMBK015 LED一体型ミラーライト
円形の鏡周りにLEDライトが埋め込まれたフラットな直径50cmのミラーライト。飲食店・ホテルなどの洗面室、化粧台、パウダールーム、トイレなどを優しい雰囲気に演出するのにぴったりなデザインです。
色の再現性が高いため、お化粧する際に、口紅やファンデーションの色が実物の色と近い色を写し出し、印象とのズレが少なくなります。
ミラーライトの色温度は4000ケルビンで、白色に近い光。光の色は白く、ミラーライトの光が正面から顔を照らすので、目・鼻・口元の影を気にせずメイクアップを楽しめます。このミラーライトシリーズには、他に暖かみのある光の3000ケルビンの電球色タイプ(GBK015-L)もありますので、光の色はお好みで選ぶことができます。
このミラーライトは、手をかざすだけで点灯・消灯ができるスイッチです。近接スイッチと手をかざす距離は[長い]か[短い]で選ぶことができます。鏡周りのスペースをご確認の上、どちらかを選ぶことができます。
設置において、鏡を設置する裏側にコンセントがあれば、電気工事の必要がありません。ご自身で設置する場合は器具の重さに壁が耐えられない場合がありますので、十分ご注意の上設置する必要があります。
丸型の女優ミラーMBK015 LED一体型ミラーライト 洗面室 メイクルーム 店舗 ホテル
LEDライトと鏡が一体化したミラーライト円形の鏡周りにLEDライトが埋め込まれたフラットな直径50cmのミラーライトMBK015 。飲食店・ホテルなどの洗面室、化粧台、パウダールーム、トイレなどを優しい雰囲気に演出するのにぴったりなデザインです。
まとめ:白熱電球からLED電球に交換
私たちは、長い間、白熱電球の恩恵を受け、生活してきました。しかし、余談を許さない省エネの時代へと突入しています。よって、LED電球を使用するメリットは非常に大きいように思います。また電気代は年々上がっており、少しでも家計を圧迫するのも防ぎたいですね。
白熱電球からLED電球に交換して、みなさんの生活をもっと快適に、もっとお得に、変えていきましょう!