ペンダントライトの可能性を広げてくれる「ダクトレール」で、気軽にアレンジ！

「ダクトレール」をご存知でしょうか？店舗などの天井を見上げると、縦横に張り巡らされたレールに気づくことがあるでしょう。ダクトレールは、ペンダントライトやスポットライトを、自由に設置することができる便利なアイテムなのです。

最近では、住宅においても、キッチンのカウンターや、ダイニングテーブルの上に、ダクトレールを一本通し、ペンダントライトを２〜３個設置することにより、おしゃれなカフェのような雰囲気を演出する場面もよく見かけます。

今回は、その人気の演出方法である、ダクトレールとペンダントライトの組み合わせについて、深掘りしていきたいと思います。

ダクトレールとは？

ダクトレールとは、照明を設置することができるバー状の配線器具です。１本でも設置できますが、部品を組み合わせてコの字型や十字型に設置することもできます。色は、白・黒が多く、天井のクロスに合わせて同じ色を選んだり、あえて反対色で目立たせたりする場合もあります。ダクトレールを設置することにより、ペンダントライトやスポットライトを自由に設置することができるため、使い勝手に合わせて器具を足したり引いたりできます。ライティングレールと呼ばれることもあります。

照明器具を設置する際には、W数や耐重量の制限がありますので、確認は必要です。

ダクトレールのメリットとデメリット

では、ダクトレールのメリットとデメリットについて考えてみましょう。

ダクトレールのメリット

自由に照明器具を増やしたり、減らしたりすることができる。

ペンダントライトやスポットライトを設置する際、引掛シーリング等で設置した場合は、器具の場所を移動させることはできません。しかし、ダクトレールを配置しておけば、ダクトレール上にペンダントライトやスポットライトを配置することができます。位置も移動でき、明るさが足りなければ照明器具を足すこともできます。

例えば、家を新築する際に、ダイニングテーブルの大きさが決まっていないは場合、ダクトレールを１本設置し、ダイニングテーブルを購入してから、ペンダントライトを吊るすことができます。テーブルが長ければ、ペンダントライトを３個、４個と増やすことができます。また、壁に近いところには、スポットライトを設置し、壁を照らせば、間接照明のように使用することもできます。

今まで使用していたペンダントライトやスポットライトが使用できる

今まで使用していた、お気に入りのペンダントライトやスポットライトの、天井部分に接する部品を、ダクトレールへ取り付けられる部品に変換すれば使用できるようになります。中には使用できないものもありますので、設置前に調査が必要です。

照明器具以外にも設置できるものがある

【スピーカー】

天井から下げることにより臨場感が得られます。後方にスピーカーを設置すると音に奥行き感が出て、より映画や音楽などを楽しむことができます。また、床に置かないため、倒してしまうリスクを回避できます。

【シーリングファン】

部屋の空気を循環させるファンを回すことで、エアコンの効きをよくすることができます。吹き抜けに設置するわけではないため、シーリングファンは小型のものが主流です。

【プロジェクター】

プロジェクターを設置することができます。ダクトレール専用コンセントプラグも設置しましょう。天井近くに設置すれば、倒すこともなく、映す位置も固定できます。

【グリーン】

ダクトレールに、フックを引っ掛けて、マクラメなどに入ったグリーンを引っ掛けることができます。アイビーやグリーンネックレスのような、垂れる観葉植物も飾ることができます。空間にグリーンが入るだけで、一気にオシャレな印象になります。

設置するには工事が必要

設計の段階で、ダクトレールを設置することがわかっていれば、容易ですが、後から設置するには、配線工事・クロス等の張り替え工事が必要になります。

ダクトレールにはダクトレール用（ダクトプラグタイプ）のペンダントライトやスポットライトでないと設置ができないため、購入前に確認が必要です。またペンダントライトは引掛シーリングタイプが多いですが、ダクトレール用の変換プラグを取り付ければ、引掛シーリングタイプのペンダントライトを設置することも可能です。天井に引掛シーリングボディが設置されていれば、簡易型ダクトレールが設置できるので、検討されてもよいでしょう。

ダクトレールの色が白・黒のみ

ダクトレールの色は、基本的に白・黒のみ販売されていることがほとんどです。天井の色が、白・黒以外の場合は、ダクトレールが目立ってしまうことがあります。１・２本の場合は良いのですが、店舗などでダクトレールを張り巡らせる場合は、天井の色との相性を考えねばなりません。

W数・耐重量に制限がある

一本のダクトレールに設置できる照明器具の個数や重量に制限があります。守らないと、発熱し過ぎたり、天井が落ちたりと危険が伴います。多くの照明器具を設置したい場合は、ダクトレールの数を増やすなどの対策が必要です。

ダクトレールに適したおすすめのペンダントライト

では、ダクトレールに適したおすすめのペンダントライトをご紹介します。

アクリルカバー付き 円筒ペンダントライト MPN06　ダクトレール

ミニマルな円筒形のLEDペンダントライト。細身のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
光の色は電球色で、リラックスしたいときなどにオススメの色合いでお部屋を落ち着いた雰囲気にできる光色です。
また、電球色には料理の色味をよく見せてくれる効果があります。

1灯のみでは、充分な明るさが足りない場合があるため、家族用のダイニングテーブルでは2灯以上のご使用がおすすめです。 連続して設置することにより、リズム感も生まれます。

ペンダントライトMPN06のアクリルカバーは内面フロスト部分が光を拡散するので、優しい光が全体に広がります。
一家団欒の食卓を囲むテーブルの上に設置することで、落ち着いた雰囲気を演出し家族との会話が弾むこと間違いなしです。

このペンダントライトは、４色展開のため、雰囲気に合わせて色が選べます。

ゴールド・シルバーカラーはアルミアルマイト仕上げ。シンプルながらもよりグレード感のある照明なので一つ設置するだけで目立ちます。
梨地調の高級感を感じさせる仕上げなので、上品な食卓を演出するのにぴったりです。
黒・白は表面をマットな仕上がりにし、上質な質感とインテリアとの合わせやすさを重視してデザインされています。マットブラック、マットホワイトの灯具はモダンでスタイリッシュな空間を演出します。

ダクトプラグ用のダクトレールが設置されていれば、商品到着後すぐに設置できます。（設置する際は、十分ご注意ください。）引掛シーリングタイプもありますので、必ずダクトレールタイプをご購入ください。

磁器ペンダントライト MPN18D

ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いたシリーズ。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。LED磁器ペンダントは職人がひとつひとつ釜でていねいに焼きあげた磁器をシェードに使っています。昼間は磁器の白さがお部屋に清潔感をあたえ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋をほっとあたたかく灯します。

ろうそくの炎に近い、温かみのある光は、癒しの効果も。

このシリーズは、色々な形や模様があります。８デザイン、そして質感はマットな素焼き仕上げと、有子釉薬仕上がの２種類の中から選べます。

また、同シリーズ内で、一つずつ違う種類を組み合わせて選ぶと、統一感を保ちつつ、個性も発揮できます。

ダクトプラグ用のダクトレールが設置されていれば、商品到着後すぐに設置できます。（設置する際は、十分ご注意ください。）引掛シーリングタイプもありますので、必ずダクトレールタイプをご購入ください。

まとめ

ダクトレールを設置すると、ペンダントライトがもっと活用でき、使い方の可能性が、今よりもっと広がることがおわかりいただけたことと思います。

ペンダントライトの配灯数や位置を迷っている場合は、先にダクトレールだけでも、設置しておき、後で器具の数や設置位置を検討するのもよいでしょう。

アレンジの幅を広げてくれるダクトレールを、ぜひ配灯計画の中に組み入れてみてくださいね 。