レトロな雰囲気が魅力の古民家風インテリア。
最近では、そんな古民家風インテリアを取り入れてコーディネートする方も増えています。そこで、ここでは古民家風インテリアの魅力やコーディネートのコツについて紹介します。古民家風インテリアに取り入れたい素材や家具、より洗練された古民家風インテリアをレイアウトするコツも解説していますので、どうぞご覧ください。
古民家風インテリアの魅力
古民家とは、一般的には建築年数が50年以上経過した建物のことをいいます。このレトロな雰囲気を取り入れたインテリアテイストが古民家風インテリアです。和の風情と自然の温もりが感じられ、どこか懐かしい気持ちを感じさせる雰囲気が古民家風インテリアの魅力です。
古民家風インテリアにコーディネートするコツ
まずは、古民家風インテリアにコーディネートするコツを紹介します。
- 家具は自然素材を使用
- ダークカラーをメインで使う
- 照明にこだわる
- 障子を使う
それぞれのコツを見ていきましょう。
家具は自然素材を使用
古民家風インテリアに使う家具は自然素材のものです。
昔ながらの家には、鉄やコンクリートなどの近代的な素材よりも木材などを使った家具がよく似合います。
木の温もりや香りが感じられるテーブルや椅子を選びましょう。
直線的な家具で統一させるとシンプルな雰囲気が、曲線的なものでまとめるとカジュアルな雰囲気の古民家インテリアコーディネートができます。
ダークカラーをメインで使う
古民家風インテリアでのカラーコーディネートはダークカラーをメインで使うのがポイントです。ダークブラウンやブラックなどが特に相性が良く、落ち着いた空間を生み出せます。だた、ダークカラーは暗い印象になりやすいので、取り入れすぎないように注意しましょう。
照明にこだわる
古民家風インテリアには、レトロな照明を取り入れると古民家のレトロ感が増します。大正時代や昭和時代を感じさせるようなガラス細工の照明やペンダントライトを取り入れましょう。電球の色は青白い昼光色よりも、オレンジ色の電球色がおすすめです。白熱球を取り入れるのも良いでしょう。
障子を使う
障子を取り入れて和モダンな雰囲気を取り入れるのも良いでしょう。障子の一部に色を取り入れてカラフルにしてみるなど、遊び心を取り入れるのもおすすめです。
古民家風インテリアに取り入れたい素材や家具
古民家風インテリアに取り入れたい素材やおすすめの家具について紹介します。
- レトロなガラスを使ったもの
- 木製の丸テーブル
- 深みのある色のソファ
- 掛け時計
- アンティーク調の箱
- 畳
- 障子・らんま
それぞれの家具や素材の特徴について見ていきましょう。
レトロなガラスを使ったもの
レトロなガラスとは、カラフルな色合いが特徴のステンドグラスのことです。光に照らすことで、ガラスが反射してカラフルな光を室内に取り込むことができます。ダークカラーをメインにコーディネートする古民家風インテリアの空間に、ノスタルジックな雰囲気がプラスされます。
ちゃぶ台(木製 丸テーブル)
古民家風インテリアには木製の家具がおすすめです。特にちゃぶ台(木製の丸テーブル)は、柔らかい雰囲気が感じられるだけでなく、空間をすっきりと見せてくれます。ただ、丸テーブルは長方形のテーブルよりも面積が狭いため、大人数で使うにはあまり向いていません。
深みのある色のソファ
古民家インテリアはダークカラーで揃えるため、ソファの色味も深みのある色を選びましょう。ブラウンや深みのある緑色などのファブリックを使ったソファは相性抜群です。フレームにはダークカラーの木製フレームを選ぶと良いでしょう。ただ、ダークカラーだけでは部屋が暗くなるので、クッションなどのアイテムを用いて明るさを調整してくださいね。
掛け時計
古い家には掛け時計が飾られていることが多いです。
古民家風インテリアには掛け時計がとてもよく似合います。
リビングの空いている壁に飾るとより雰囲気が増しておすすめです。
アンティーク調の箱
アンティークな雑貨店には、おしゃれな箱がたくさん売られています。そんなアンティーク調の箱も、古民家風インテリアに取り入れると良いでしょう。アンティーク調の箱は、小物や靴入れにするなどアイデア次第でさまざまなコーディネートが可能です。箱の上に観葉植物を置くのもおしゃれですね。
畳
日本の家に古くからある畳を取り入れて古民家風インテリアをレイアウトするのもおすすめです。フローリングの上に敷き畳を敷いてその上にちゃぶ台や座椅子を置くなど、洋室をアレンジするのも良いでしょう。
障子・らんま
障子やらんまを取り入れるのもおすすめです。古民家風の雰囲気をより引き出すなら、障子やらんまに木格子を取り入れると良いでしょう。格子には縦ラインのみのデザインと縦横ラインのデザインのものがあり、どちらのデザインでも和の雰囲気を引き出せます。窓を木格子デザインの障子にするだけでも一気に古民家風デザインになります。
より洗練された古民家風インテリアにレイアウトするなら?
古民家風インテリアをさらに洗練されたものにするなら、以下のようなレイアウトを取り入れてみましょう。
- 土壁や漆喰の壁にする
- 柱や梁は古材にして木目の美しさを見せる
- 和モダンな家具や調度を取り入れる
- タイルを取り入れる
- 柔らかい光を通す和紙や陶器・磁器などを取り入れる
- 日本の伝統色をアクセントとして使用する
それぞれのポイントを紹介していきます。
土壁や漆喰の壁にする
古民家には、漆喰の壁や土壁が使われていることが多いです。古民家風インテリアにするなら、思い切って壁を土壁にしたり漆喰の壁にしたりするのも良いでしょう。土壁や漆喰の壁は、耐火性が高く調湿効果もあるので、見た目に美しいだけでなく機能性の面でも快適に過ごせます。
柱や梁は古材にして木目の美しさを見せる
古民家の家は柱や梁が表しの状態になっていることが多いです。古民家風インテリアにするなら、柱や梁を表にしてダークカラーの家具と色の近い暗い色の古材を採用しましょう。家具と同じダークトーンで揃えることで、部屋全体に統一感が感じられます。また、古材の表面の美しい木目は目も楽しませてくれるでしょう。
和モダンな家具や調度を取り入れる
日本風のデザインに現代風のデザインを取り入れたものを和モダンスタイルといいます。そんな和モダンな家具は、もちろん古民家風インテリアにもよく似合います。和モダンな家具や建具、調度を取り入れることで古民家な雰囲気を醸し出されるでしょう。また、現代の生活スタイルに合った使いやすさも期待できます。
タイルを取り入れる
タイルは耐候性・防水性に優れ、日本では昔から水回りの壁や床材によく使われていました。最近では、その素材感や風合いが魅力で空間のアクセントとしてよく取り入れられます。造作の洗面所の壁やキッチンの壁など、アクセントとしてタイルを取り入れるのも良いでしょう。
柔らかい光を通す和紙や陶器・磁器などを取り入れる
柔らかい光を通す和紙や陶器・磁器などを取り入れるのもおすすめです。例えば、和紙、陶器や磁器でできたペンダントライトやスタンドライトなどを置くだけでも雰囲気が増します。和紙の障子でできた扉は、部屋に光を通し圧迫感を感じさせません。最近では、和紙と樹脂などを複合させて強度を高めたものや、防炎タイプの障子紙やガラスを用いたタイプもあるので、張り替える心配もありません。また汚れにも強くて掃除もしやすいので、和紙でできた障子を取り入れやすくなっています。
日本の伝統色をアクセントとして使用する
古民家風インテリアでまとめるなら、日本の伝統色を用いると良いでしょう。日本の伝統色としてインテリアに取り入れるのにおすすめの色を紹介します。
- 赤系:茜色、紅梅色、薄紅、朱色
- 黄系:杏色、梔子色、飴色
- 緑系:若草色、抹茶色
- 青系:群青色、藍色、紺碧、空色
日本の伝統色をアクセントとして取り入れるなら、クッションなどの雑貨がおすすめです簡単に取り入れられるだけでなく、気に入らなければすぐに変えることもできます。気に入った色があれば、部屋の壁の一面に日本の伝統色を用いるのも良いでしょう。
まとめ
古民家風インテリアの魅力やコーディネートのコツ、さらに洗練された空間づくりのポイントを解説しました。古民家風インテリアは、ダークカラーと柔らかい光でまとめられた、落ち着いた空間作りが魅力です。これまで解説したことを参考に、古民家風インテリアをコーディネートしてみてはいかがでしょうか。