階段は家の中で最も危険な場所の一つです。転倒や滑りなどの事故を防ぐためには、階段照明は欠かせません。しかし、階段照明は安全だけでなく、美しさも重要な要素です。階段照明は家の雰囲気やインテリアに大きく影響します。では、階段照明はどのように選べば安全と美しさを両立させることができるのでしょうか?この記事では、階段照明の種類と特徴、そして安全と美しさを両立させるためのポイントをご紹介します。
1.階段照明の種類と特徴
ここでは、階段照明の種類と特徴について紹介します。主な照明として、天井照明、壁照明、ステップ照明があります。
天井照明は、階段全体を照らすことができる照明です。天井から吊り下げるペンダントライトやスポットライトなどがあります。天井照明のメリットは、階段全体が明るくなることで安全性が高まることです。また、天井から光が降り注ぐことで空間に広がりや高さ感を出すことができます。天井照明のデメリットは、光が強すぎると眩しく感じたり、影ができて足元が見えにくくなったりすることです。また、天井から離れた場所にある階段では、天井照明だけでは光が届かない場合もあります。
壁照明は、階段の壁面に取り付ける照明です。ウォールランプがこれにあたります。壁照明のメリットは、階段の壁面に光を当てることで立体感や奥行き感を出すことができることです。また、壁面に沿って配置することで視覚的にガイドラインを作ることができます。壁照明のデメリットは、壁面だけでは足元が暗くなってしまう場合もあることです。また、壁面に穴を開けたり配線を引いたりする必要が多いです。
ステップ照明は、階段の踏み板や側板に取り付ける小型の照明です。LEDライトやネオン管などがあります。ステップ照明のメリットは、足元に直接光を当てることで安全性を高めることです。また、小さくても存在感があることでインテリアのアクセサリーとしても機能します。ステップ照明のデメリットは、光量が少ないため階段全体を照らすことはできないことです。また、取り付けやメンテナンスが難しい場合もあります。
2.階段照明で安全と美しさを両立させるには?
一つの方法は、上記の3種類の照明を組み合わせることです。例えば、天井照明で階段全体を照らし、壁照明で壁面にアクセントをつけ、ステップ照明で足元を明るくするというように、それぞれの照明の特徴を活かすことができます。また、照明の色や形や配置にも工夫をすることができます。例えば、色は暖色系や寒色系などの統一感を持たせることや、コントラストをつけることで雰囲気を変えることができます。形はシンプルなものやモダンなものなどのスタイルに合わせることや、個性的なものやアンティークなものなどの存在感を出すことができます。配置は均等にすることやランダムにすることでリズム感を出すことができます。
階段照明で安全と美しさを両立させるためには、以下のポイントに注意して選ぶことが大切です。
・明るさと色温度のバランス
階段照明の明るさは、階段の大きさや形、素材、周囲の環境などに合わせて調整する必要があります。一般的には、階段の照度は30~75ルクス程度が目安とされています。また、階段照明の色温度は、階段の雰囲気や目的に合わせて選ぶことができます。色温度が高いと、白っぽくてクールな印象になります。色温度が低いと、黄色っぽくてウォームな印象になります。色温度は、3000K~5000Kの範囲で選ぶことが多いです。
・照明の位置と方向
階段照明の位置と方向は、階段の安全性と美しさに大きく影響します。照明の位置は、階段の形や素材、デザインなどに合わせて決めることができます。照明の方向は、階段の上から下に向けるか、下から上に向けるか、横に向けるかなどによって、階段の見え方や感じ方が変わります。照明の位置と方向は、階段の輪郭や立体感、質感や色彩などを強調したり、隠したりすることができます。
・照明の種類と数
階段照明の種類と数は、階段の空間に変化やリズムを与えることができます。照明の種類は、天井照明、壁照明、ステップ照明の中から、階段の特徴や目的に合わせて選ぶことができます。照明の数は、階段の長さや幅、高さなどに合わせて決めることができます。照明の種類と数は、階段の明るさや色温度のバランスにも影響します。照明の種類と数は、階段の空間に統一感や対比、アクセントなどを与えることができます。
階段照明は、安全と美しさを両立させるために、様々な要素を考慮して選ぶ必要があります。階段照明の種類と特徴を理解し、明るさと色温度のバランス、照明の位置と方向、照明の種類と数などのポイントに注意して、階段にぴったりの照明を見つけましょう。
3.階段照明でインテリアを楽しむ!おすすめ器具の紹介
・球状のランプがくっついたタイプ Φ100×2 ペンダントライト MPN034-2 MPN034D-2
弊社オリジナルデザインのスフィアシリーズのライトで、乳白色のガラスグローブがアシンメトリーに配置されています。このデザインは、柔らかな光のリズムを演出し、明かりをちりばめたような華やな空間づくりに貢献します。
このペンダントライトは、引掛シーリングタイプで、複数台設置する際は器具と同じ数の天井の配線器具が必要です。また、このライトは乳白フロストガラスにより、やわらかなあかりを発します。ガラスグローブ内で幾度も反射し、影のないあかりが生まれます。光の色は電球色で、ぬくもりある光で癒しの空間をつくります。
このライトは、リビングやベッドルーム、玄関など合わせるお部屋のテイストを選びません。
コード調整も簡単で、比較的天井高のある空間におすすめです。ただし、コードの長さが足りない場合があるため注意が必要です。
【スフィアシリーズ】 球状のランプがくっついたタイプ Φ100×2 ペンダントライト
アシンメトリーに配置した乳白色のガラスグローブが、柔らかな光のリズムを演出する「スフィアシリーズ」のペンダントライトです。高さを変えて複数台をレイアウトすれば、明かりをちりばめたような華やな空間づくりにお使いいただけます。
・球状ランプ直径Φ100mm×3灯がついた ブラケットライト MBK038W(B)-3
このライトは、ミニマルなデザインと乳白フロストガラスの組み合わせにより、やわらかな灯りを放つ壁面ブラケットライトです。3つの球状ランプが非対称に配置されており、その配置により照明の自由度が増し、居室空間にあかりのリズムが生まれます。
内玄関や廊下、寝室の壁に設置することができ、空間をほんのりと照らします。また、ベース部分は黒と白の2タイプがあり、インテリアの色調に合わせて選ぶことができます。
このライトは電気工事が必要で、設置はお近くの電気店や工務店などに依頼することが推奨されています。また、電球はG9口金のLED4.5W電球を3個採用しており、電球が切れた場合は交換が可能です。
直径Φ100ミリの球状ランプが3灯がついた ブラケットライト MBK038W(B)-3
ミニマルな直径10センチの乳白フロストガラスにより、やわらかな灯りを発する「スフィアシリーズ」の壁面ブラケットライト。ベース上に3灯を非対称にレイアウトすることにより、演出の自由度が増しました。お好みに応じて縦、横、上下と左右逆にも設置していただけるので、居室空間にあかりのリズムが生まれます。
4.まとめ
階段照明は、安全性を確保するだけでなく、美しい雰囲気を演出することも求められます。この記事では、階段照明の種類と特徴、安全と美しさを両立させる方法、そして階段照明を通じてインテリアを楽しむためのおすすめ器具を紹介しました。
まず、階段照明の種類と特徴を理解することで、自身のニーズに最適な照明器具を選ぶ際の基準が明確になります。次に、安全性と美しさを同時に追求するための方法について探求しました。階段の段差や角度に合わせて適切な明るさや配置を考慮することで、安全性を損なうことなく美しい照明効果を楽しむことができます。
最後に、階段照明を通じてインテリアを豊かにするためのアイデアを提案しました。おしゃれな照明器具や間接照明を活用することで、階段が空間全体のアクセントとなり、より魅力的な雰囲気を醸し出すことができます。
安全で美しい階段照明を選ぶことは、私たちの生活空間をより快適で魅力的なものにする重要なステップです。適切な照明を選ぶことで、家庭や公共の場における安全性と美しさを両立させ、心地よい空間を創り出す手助けとなることでしょう。