「和風の照明を選びたい」「日本らしいデザインを選びたい」と思う方は、和室を思い浮かべてコーディネートすると思います。しかし、スタイリッシュな洋室に合う照明が多いため、和室に合う照明を選ぶのに苦戦する方は多いと思います。
和室にぴったりな照明を選ぶには、照明の種類やシェードの素材を把握した上で、選び方のポイントを抑える必要があります。特にシェード部分にこだわれば、和風の雰囲気を創り出すことが可能です。
本記事では、和室に合う照明の選び方やおすすめのシェード素材を解説します。おすすめの照明器具も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
和室の照明選びのポイント
和室の照明を選ぶ上で、抑えておくべきポイントが3つあります。和風テイストを演出するには欠かせないので、参考にしてください。
自然素材で作られた照明を選ぶ
和室は自然素材で作られたインテリアが多く、自然を感じられるテイストが特徴です。そのため、取り付ける照明器具も自然素材で作られていると、違和感なく和室に馴染みます。
金属部分が少ないと、和室に合わせやすくなります。電気を使うので金属は必要不可欠なのですが、なるべく少なくすることで自然な照明器具となり、和室にマッチします。照明器具を選ぶ際は、どれだけ自然素材が使われているか見るといいでしょう。
デザインは落ち着きのあるものを選ぶ
照明器具のデザインは、静かな印象を与えるような、落ち着きのあるものを選びましょう。
デザイン性が高くカラフルな色が使われた照明器具は、和室にはミスマッチと言えます。強調しすぎない大人しいデザインだと、和室のような静かな空間にも合わせやすくなります。
自然素材の照明器具は、落ち着いた印象のあるデザインが多いです。素材だけでなく、デザインにもこだわって選んでみましょう。
シェードの素材にこだわって和風を演出する
シェードとはライトを覆うかさのことで、開く向きによってライトの広がり方が異なります。また、シェード部分の素材によって、照明のデザインや印象が変わります。そのため、シェードにも自然素材を使用することで、和風を演出することができます。
自然素材のシェードにすると、和室のテイストにマッチしやすくなります。また、自然素材を通して広がる光も柔らかく、穏やかで落ち着いた雰囲気になります。シェード部分のデザインで、照明の印象も大きく変わります。
和室に適した照明の種類
照明器具にはさまざまな種類があり、どのタイプを選べばいいのか迷ってしまいます。加えてデザインも重要なので、デザインの豊富さも大切です。
ここでは、和室に適した照明の種類を4つ紹介します。
シーリングライト
シーリングライトは、メイン照明として部屋全体を照らすのに適しています。シンプルなデザインが特徴で、目立ちすぎない落ち着いた照明として使うことができます。そのため、和室に合わせやすいと言えます。
シーリングライトそのものが和室に合わせやすいですが、「和風シーリングライト」というタイプであれば、自然素材を取り入れたデザインとなっているため、より和室に合うテイストになっています。メイン照明が欲しい場合は、シーリングライトから選ぶのがおすすめです。
ペンダントライト
天井から吊るして照らすペンダントライトは、デザイン性が高く、シェード部分でもさまざまなテイストのものを選べます。デザインにこだわれば、和室に合うおしゃれな照明を選ぶことも可能です。
デザインで遊びたい、おしゃれな空間を演出したい方は、ペンダントライトがおすすめです。ただし、ペンダントライトは部屋全体を照らすには明るさが足りない器具が多いため、他の照明と合わせて使ったり、複数のペンダントライトを設置するなど工夫が必要です。
ダウンライト
ダウンライトはシンプルなデザインで、部屋のテイストを邪魔しないコンパクトなサイズになっています。強調するような存在感が薄いので、和室を広々と使うことが可能です。そのため、和室らしさを演出しやすい特徴があります。
照明器具に使う空間を最小限に抑えたい場合は、ダウンライトがおすすめです。余白ができるので、空間を楽しむことができます。
フロアライト
床に置いて使うフロアライトは、コンセントで給電するタイプが多いため、自由に配置することが可能です。さまざまなコーディネートができるため、使いやすいタイプとなっています。
ただし床に置いて使うので、デザインが和室と合うかがポイントになります。テイストが合わないとかえって目立つので、注意しましょう。
麻紐を使ったテーブルランプ
アジアンテイストや和モダンなどリゾートホテルのような空間にします。アジアンテイストや和モダンなどリゾートホテルのような空間にします。丸いフォルムからの暖かみのある光が癒されます。
和室におすすめのシェードの素材
前述したように、照明器具のシェードの素材によって印象が変わり、和室に合うデザインにすることができます。ここでは、和室におすすめのシェードの素材を3つ紹介します。
和紙、布
和紙や布素材で作られたシェードは、ライトの光が通って全方向に広がります。部屋全体をほんわかと照らし、柔らかく落ち着いた雰囲気を演出できます。和紙や布は自然素材なので、和室にも合わせやすいテイストとなっています。
光をトーンダウンさせたような明るさになり、静かな雰囲気を演出する和室にピッタリです。照明の色を電球色のようにオレンジがかった色合いにすれば、おしゃれな空間になります。
木材
木材は透過性が低いですが、シェードの形によって使うことができます。かさが開いていれば、木材でもシェードに使えます。
自然素材の木を使うと、丸みのある曲線的な形になります。それによって柔らかい印象が生まれ、落ち着いた雰囲気を演出します。金属やプラスチックのように直線的ではないため、和室のような自然な空間を味わいたい方におすすめです。
磁器
自然由来の陶石を職人が焼き上げる磁器も、自然素材です。照明のオンオフで印象が変わるため、昼と夜で違った雰囲気を楽しむことができます。
デザイン性にも富んでいて、職人によって細部にまでこだわった照明を使えます。デザインによってはろうそくのように明るく強調されますが、和室に合わせやすい特徴があります。
和室におすすめの照明
ここまで和室に合う照明の種類やシェードの素材を紹介してきましたが、最後に弊社おすすめの照明を3つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
1.【MotoMオンラインストア限定】小国和紙 LOG(ログ) LEDシーリングライト 12畳用 MCL012-WA
小国和紙とは、新潟県長岡市で作られている伝統工芸の和紙です。原料である楮(こうぞ)をはじめ、原材料は自家栽培によって収穫し、加工していきます。それを伝統の製法で手間と時間をかけ、丁寧に作り上げていきます。
そうして完成した小国和紙は、丸太の年輪のようなデザインとなり、和モダンのようなおしゃれな雰囲気を演出します。シーリングライトの側面に小国和紙が取り付けられ、柔らかく落ち着いた印象を与えます。
加えて10段階の調光機能が搭載されていて、シチュエーションごとに適切な明るさに調整できます。和室にも合いますが、洋室などさまざまなテイストの部屋にも合わせやすいシーリングライトとなっています。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。
2.マットな質感 磁器ペンダントライト
引掛シーリング MPN20 ダクトプラグ MPN20D
磁器素材で作られたペンダントライトは、照明によって全体が明るくなります。照明の周りをほんわかと照らし、優しい雰囲気を演出します。和室のようにナチュラルな空間にマッチします。
他にもさまざまなデザインがあり、自分好みの和室を作り出すことも可能です。注意点として、単体だと部屋全体に光を届けられません。部屋全体を明るくしたい場合は、ダウンライトなど他の照明器具と合わせて使うようにしましょう。
マットな質感 磁器ペンダントライト 直径φ11cm 引掛シーリング MPN20 ダクトプラグ MPN20D
LED磁器ペンダントは職人がひとつひとつ釜でていねいに焼きあげた磁器をシェードに使いました。昼間は磁器の白さがお部屋に清潔感をあたえ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋をほっとあたたかくともします。
まとめ
和室に合うおしゃれな照明を選ぶ際は、種類とシェードの素材を意識することで、和室らしい静かな印象のものを選ぶことができます。ナチュラルなデザインで自然を思わせる雰囲気が、おしゃれでリラックスできる空間にしてくれます。
和紙や磁器はほんわかと光を拡散し、落ち着いた雰囲気を演出します。今回紹介したライトを参考に、和室に合う照明を選んでみましょう。