照明はどんな空間にしたいか?どんな作業を行いたいかによって照明を選ぶ必要があります。今回は食卓、ダイニングテーブルで使用される照明について、種類と選び方のポイントをご紹介します。食卓では料理を楽しむ空間です。そのために料理を照らすための最適な色や、明るさというものがあります。食卓は家族で料理を楽しむ空間です。もっと素敵に!おしゃれにしたい!という方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
食卓照明はどんな種類の照明があるの?
食卓・ダイニングテーブル周りで使用される照明は色々あります。「ペンダントライト」・「シーリングライト」・「フロアスタンドライト」などが一般的です。最近ではペンダントライトが人気です。それぞれの照明の特徴を説明していきます。
オプティカルパーツがワンポイントのペンダントライト
ミニマルな円筒形LEDペンダントライト。細身な円筒形のボディと光を拡散するアクリルパーツの組み合わせが、シンプルかつスタイリッシュな空間をつくります。
天井から吊り下げるペンダントライト
今ダイニングターブル上にダクトレールを設置してペンダントライトを複数台設置するのが流行っています。ペンダントライトはダクトレールや引っ掛けシーリングという配線器具に引掛けて、設置します。テーブル上から料理を直接照らします。お部屋のワンポイントになるため、デザイン性が高い器具が多いです。
北欧テイストのお部屋にぴったりな三角セードのペンダントライトMPN049
真っ白なセードと木の飾りがポイントのペンダントライト。木の飾りがあることで、ナチュラルな素材感とどこかほっこりとした雰囲気が感じられます。
部屋全体を照らすシーリングライト
天井の配線器具引掛シーリングに直接設置して、天井から部屋全体を照らします。部屋全体を照らすため、ペンダントライトのようにダイニングテーブル上の料理をスポット的に照らすというより柔らかない光で照らします。解放感のあるダイニングにすることができます。
部屋全体を明るくするLEDシーリングライト LOG
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
部分的に照らすスタンドライト
コンセントに繋いで簡単に設置できる置き型のライトです。床に置くタイプを「フロアスタンドタイプ」、テーブルや机の上に置く「テーブルスタンドタイプ」があります。自分の好きな位置におくことができます。ペンダントライトより照明の位置は低くくなります。壁や植物など照らして間接照明のような雰囲気を演出することもできます。
ペンダントライトとシーリングライトは天井からの電源が必要で、部屋のレイアウトを決める前に食卓ダイニングテーブルの大きさや照明の位置を決まることが重要です。
食卓照明の選ぶポイント
選ぶポイントは、「食事の時間」を素敵に心地よい空間にすることです。料理を並べたで座った時ににどんな空間になるのかを想像しながら、選んでいきましょう。
器具の大きさとテーブルとのバランス
食卓照明を選ぶ際は、ダイニングテーブルの大きさを確認したから、選びましょう。ペンダントライトならテーブルの幅に対して1/3程度の大きさがおすすめです。照明の明るさにもよりますが、テーブルの幅に対して1/3より大きい器具を吊り下げるようでしたら高め設置、小さめなら低めに設置すると良いでしょう。実際に設置しながら高さを調節してみましょう。ペンダントライトはコードを調節してカバー内に収納できるものが販売しています。明るさにこだわるなら、高さ調節できる器具を選びましょう。
大きめなダイニングテーブルなら、テーブル上にダクトレールを設置して、小さめのペンダントライトを複数台使用して全体に照明が当たるようにするのもおしゃれです。
食卓照明の選び方として照明器具のデザインにこだわることも大事ですが、電球の種類や、光の色の種類も検討しましょう。食卓に並べられる料理がおいしく見えるような照明を選ぶのも重要です。ここからは電球・明かりの種類についてご紹介します。
電球の種類
使用されるLED電球は2種類です。
・LED電球
現在、電球の中で一番一般的なもので、電気使用量が少なく寿命も長く、節電省エネ効果が高い電球です。
・LEDフィラメント電球
LED電球のうち、クリアタイプで白熱灯のような光源を再現した電球です。
ちょっと前までは白熱灯を使用されていた方が多かったと思いますが、今はLED電球がほとんどです。はじめの購入費用がまだ少し高いかもしれませんが安価のものが増え、電球寿命が長く電気代も抑えられます。
光の色
光の色は大きく3種類となります。
・昼光色
青みの強い寒色系の色合いです。料理をパリッとした印象に照らしてくれます。サラダなど野菜の緑や赤がはっきりとした色合いになります。
・昼白色
昼光色と電球色の中間の色合いで、それぞれのいい部分を程よく表現してくれます。昼間の太陽光に近い印象になります。
・電球色
オレンジっぽい色合いとなり、暖色系の温かみのある印象になります。リラックスした雰囲気でゆっくり食事を楽しみたい方におすすめです。
一番おすすめなのは、温かみのある印象の電球色です。料理を暖色系の光で照らすと美味しそうに見え、リラックスする空間を演出できます。
食卓照明を選ぶ際の注意点
食卓照明を選ぶ際の注意点は、お部屋の明るさです。部屋全体の明るさに対してダイニングテーブル上を照らす照明のバランスも考えましょう。ダイニングテーブルを食卓照明を照らす際は同時に部屋の照明も使用します。部屋全体の明るさとダイニングテーブル上の明るさのバランスを考えて選びましょう。
部屋と食卓ダイニングテーブル上の明るさ
明るさは「ルーメン(lm)」という明るさの単位で表されます。部屋の大きさによって推奨される明るさの目安があります。
・6畳⇒2700~3700ルーメン
・8畳⇒3300~4300ルーメン
・12畳⇒4500~5500ルーメン
以上が目安です。お部屋の大きさに合わせて主照明の明るさを参考にして下さい。
これに対して食卓照明(ダイニングテーブル上)で使われる電球の明るさは
・40W⇒485ルーメン
・60W⇒810ルーメン
・100W⇒1520ルーメン
となっています。60Wを基本と考え、ペンダントライトの場合は天井からの高さや、テーブルの広さなどで調節が可能となります。もっと明かりを抑えたい場合は40W(485ルーメン)の電球を選んだり、部屋全体の照明の明るさを抑えてダイニングテーブル上を明るくするなど方法があります。自分が使用したい空間イメージに合った明るさを選びましょう。
ペンダントライトの位置
ペンダントライトの位置は天板から60~80㎝くらいです。高い位置にすると光が広がって、低くすると光の強さが強くなります。大きいテーブルで複数台のライトを設置する場合はライトの間隔を30~40㎝程度あけるとバランスよく照らすことができます。
【まとめ】食卓照明で楽しい食事を!
照明の選び方で食卓ダイニングテーブル上のイメージは大きく変えることができます。デザインや電球、主照明とのバランスなど様々です。自分好みにおしゃれで楽しい空間を作っていきましょう。
ここに紹介した内容を参考にしていただき、照明によって素敵な食卓になっていただければ嬉しいです。