ダイニング照明選びのポイント
部屋の照明は、家具よりも後回しになりがちです。ですが、ダイニング照明は空間作りの重要なポイントになっていることにお気づきでしょうか。ここではダイニング照明の選び方について、ポイントをご紹介します。
照明の色
光の色には基本的に「電球色」「温白色」「昼白色」があります。電球色から昼白色にかけて、オレンジからホワイトへ変わっていきます。ダイニングテーブルで作業をする方もいると思いますので、手元が良く見えるように昼白色を選んでしまいそうですが、ダイニングにおすすめしたいのは電球色の照明です。
ダイニングテーブルの重要な役割は、「食事をとるスペース」であることです。昼白色は青白い光であるため、照らすものが青みを帯びてしまいますが、電球色であれば料理に温かみがあり、美味しそうに見える効果があります。レストランなどは多くの場合電球色の照明が使われています。また、昼白色には集中力を高めるなど、少し緊張感のある空間になってしまいますので、電球色でリラックスした雰囲気にできることも良いでしょう。
照明の高さ
リビングの場合、テレビを見る場所であったり、ローテーブルを置いておらず、歩く場合を考えると、吊り下げタイプの照明があると少し邪魔だと感じてしまうかもしれません。
ですが、ダイニングには多くの場合ダイニングテーブルがあり、座った状態で相手の顔を見ることができれば、少し低い位置に照明があっても邪魔に感じることは少ないです。
また、リビングとダイニングで照明の高さに差をつけることで、空間全体に奥行きを感じることができ、グレードが1段階上がったように感じるでしょう。
照明のデザイン
多くの場合、リビングダイニングには、少なくとも2つの照明を取り付ける場合が多いです。その際、一時しのぎでとりあえず同じ商品を2つ購入してつけてしまうこともあるでしょう。
ですが、前述の通り、ダイニングは吊り下げタイプの照明器具の設置に適した場所です。吊り下げタイプの照明にはペンダントライトという種類があり、デザイン豊かな照明が数多く存在します。リビングとは異なったデザインを設置することで、こだわりの空間を演出することができます。
おすすめダイニング照明
ダイニングには高さのあるペンダントライトがおすすめです。MotoMの商品から、ダイニングに適切なペンダントライトをご紹介します。
インダストリアル風ペンダントライト
真鍮の削り出し加工で作られている「ソケット型 ペンダントコード MPN030」はインダストリアルインテリアに合う商品です。本体にグリップ用のギザギザした意匠を取り入れることで、より機械的で重厚感のあるデザインになっています。シンプルな見た目ですが、細部までこだわりのあるものになっています。レザー、レンガ、アイアンなどの素材と相性が良く、取り付ける電球の形状を変えることで、いく通りもの表情を見せてくれます。
ごつごつとした工業的なデザインが印象的なソケット型 ペンダントコード
真鍮の削り出し加工でつくられ重厚感があります。凹凸あるデザインにすることでハイライトが入り、ミニマルながら素材感が際立ったペンダントライトです。
クリスタルガラスペンダントライト
クリスタルガラスのシェードを持つ「クリスタルガラス 3灯LEDペンダント GPN004-3」は設置した場所で存在感を放つ商品です。ですが、透明感のあるクリスタルであるため、重くなりすぎず程よい主張をしてくれます。クリスタルガラスを通して映し出される煌びやかな光は、ダイニングを華やかで高級感のある空間としてくれるでしょう。
個性的ペンダントライト
黒いワイヤーで作られた幾何学模様を持つ「黒いワイヤー 5灯ペンダントライトGPN006U-5 GPN006M-5」は、見る角度により表情を変えてくれる個性豊かなデザインです。電球を設置する部分は、黒いワイヤーとは異なり、輝くメッキでデザインの中でワンポイントとなっています。個性的なデザインながら、シンプルな構造であるため、様々なインテリアデザインに取り入れやすい商品です。この商品には3灯タイプのデザインもあるため、設置スペースによって選ぶことができます。
カフェのような空間に! 黒いワイヤー の5灯ペンダントライトGPN006-5
見る角度によって幾何学的に見え、表情が変化する飽きのこないデザインの5灯LEDペンダントライト。 黒いワイヤーシェードと対照的に輝くソケットカバーがワンポイント。ペンダントライトの光は電球色(色温度2700K)で、暖かみのある夕暮れのような光の色合いでお部屋を落ち着いた雰囲気に。
マリン風ペンダントライト
「マリンランプ ペンダントライト MPN043」は船上に見られるデザインを再現しています。船の上のランプは強風で物が飛んできても、ランプ部分が割れないように格子状のガードがついているのが特徴です。
この商品はその特徴を持たせながら、さらに傘をつけることで、光を下に向けるようにデザインされています。
構造的で、機械的なインテリアにはもちろん、カフェ風など柔らかなデザインにもマッチする商品となっています。
船で使われる照明イメージしたマリンランプ ペンダントライト MPN043
船で使われる照明をモチーフとしたマリンランプ。強風で物が飛んできても電球が割れないよう、格子状のガードがついている個性的なデザイン。住宅やカフェでも使用されていて人気があります。まるで海の上で長く使い込まれているようなかっこいいユーズド感が感じられます。
モダンペンダントライト
棒と球体というシンプルな「【スフィアシリーズ】 球状のランプがくっついたタイプMPN034-2 MPN034D-2」は2種類のタイプがあり、1つでも複数の組み合わせでも使える商品です。
球体の向きや、並べ方でも表情を変えるため、デザインを楽しむことができるでしょう。
棒の部分はブラックとホワイトがあり、白い壁にホワイトを選ぶと、球体の光源部分が浮き上がって見える効果もあります。
ただし、1mの高さがあるため、ある程度天井の高い空間への設置をおすすめします。
【スフィアシリーズ】 球状のランプがくっついたタイプ Φ100×2 ペンダントライト
アシンメトリーに配置した乳白色のガラスグローブが、柔らかな光のリズムを演出する「スフィアシリーズ」のペンダントライトです。高さを変えて複数台をレイアウトすれば、明かりをちりばめたような華やな空間づくりにお使いいただけます。
磁器ペンダントライト
「磁器ペンダントライト MPN21 MPN21D 」のシェード部分は職人が1つ1つ丁寧に焼き上げたものを使用しています。昼間は磁器の白さと光沢のある質感が、すてきです。夜に点灯するとロウソクのような優しい光を放ってくれます。
1つで2つの表情を見せてくれる商品は、空間を豊かにしてくれるでしょう。ダイニングに設置することでオレンジ色の優しい光が料理を美味しく見せてくれます。
磁器ペンダントライト直径φ12.5cm 引掛シーリング MPN21 MPN21D
昼と夜と違った表情で楽しむペンダントライト。ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を用いました。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチします。
ダイニング照明の位置が決まらない、そんなときは
ダイニング空間は変化が多い場所の1つです。
ですが、多くの場合照明を取り付ける引っ掛けシーリングソケットの位置は決まっており、動かすことは、工事を伴うため億劫だと感じるでしょう。
ダイニングテーブル1つとっても、夫婦二人の時には小さかったテーブルが、家族が増えると大きくなり、配置を変えることもあるでしょう。
このような変化に、既存の引っ掛けシーリングソケット1つだけで対応することは難しく、変化を予測して最初から複数計画することは、無駄になる可能性もあり困難です。
ダクトレールをつかう
ダイニング照明の位置が決められない場合は、簡易型のダクトレールを活用しましょう。簡易型のダクトレールは引っ掛けシーリングソケットに取り付けができるタイプと、新築時やリフォーム時に直接天井に取り付けできるものがあります。ダクトレールはそのレール範囲であれば、灯数や位置を変えることができます。ダクトレール本体を天井の色に合わせることで、目立ちづらくなるため、インテリアを邪魔することも少ないです。
また、一度ダクトレール本体を設置すれば、照明を設置することは片手で出来るほど容易で、掃除などのメンテナンスもほとんど必要ありません。また、+αとして、ダクトレールには植物やコンセントを設置することもできるため、ダイニング周りのインテリアや利便性も高めることができます。長く住む家の場合はダクトレールを1つの選択肢として持っておくこともよいでしょう。
まとめ
ダイニング照明は照明としての機能だけでなく、インテリアとしても楽しむことができるアイテムです。
後回しにしがちなポイントですが、ご紹介した内容を踏まえ、考えてみてはいかがでしょうか。