照明器具の中でも、特にスポットライトは、空間にアクセントや演出を加える効果的な照明です。しかし、日本で一般的に使用されているスポットライトは一般的に100Vや200Vで動作するため、消費電力が高くなりがちです。そこで、今回は、ローボルトスポットライトという、省エネと美しさを両立する照明器具について紹介します。
1.ローボルトスポットライトとは何か
ローボルトスポットライトとは、その名の通り、低電圧(24V以下)で動作するスポットライトのことです。市場にはいろいろなローボルトのスポットライトが販売されていますが、オリンピア照明の自社ブランドMotoMで販売しているローボルトのスポットライトは専用のダクトレールから給電されることで、天井面や壁面などに設置できます。また、マグネットで脱着できるコンパクトな専用器具を取り揃えており、シチュエーションに応じて簡単にレイアウト変更することもできます。
1)ローボルトスポットライトの仕組み
MotoMのローボルトスポットライトは、以下のような仕組みで動作します。
ダクトレール:ローボルトスポットライトの給電と支持を担う部品です。ダクトレールは、一般的な配線工事と同じように壁面や天井面に取り付けます。ダクトレールには、内部に電源線が通っており、そのレールに専用のプラグを設置することでスポットライトを点灯することができます。プラグはダクトレール上を自在に移動できるため、ローボルトスポットライトの位置を自由に変えることができます。
ローボルトスポットライト器具:ダクトレールに接続される器具です。ローボルトスポットライト器具は、マグネットで取付できるため、簡単に脱着できます。また、光の色温度や明るさ、角度などを調整することができます。
電源装置:ダクトレールに接続される部品です。電源装置は、家庭用の交流電圧(100V)を低電圧(24V以下)の直流電圧に変換する役割を果たします。電源装置は、給電できる器具数や距離に制限がありますので、使用する器具の組合せやレイアウトに合わせたものを選ぶようにしましょう。
以上のように、ローボルトスポットライトは、ダクトレールとローボルトスポットライト器具と電源装置という3つの部品から構成されるシステムです。これらの部品を組み合わせることで、様々な空間に合わせた照明演出が可能です。
2)ローボルトスポットライトのメリット
ローボルトスポットライトとは、電圧が低い電源から点灯するスポットライトのことです。一般的には、12Vや24Vの電源を使用します。MotoMのローボルトスポットライトには、以下のようなメリットがあります。
・省エネ効果が高い
通常のスポットライトよりも消費電力が少なく、電気代を節約できます。また、発熱量も少ないため、熱による劣化や火災のリスクも低減できます。
・調光できる
調光器を使用することで、明るさを自由に調整できます。これにより、空間の雰囲気や用途に合わせて、最適な照明を演出できます。
・取り付けが簡単
ダクトレールが設置されていれば、スポットライトの設置はご自身で設置可能です。
・デザイン性が高い
小型でコンパクトなため、様々な場所に設置できます。また、シンプルなデザインなのでインテリアテイストを選ばずどんな空間にもマッチします。
以上のように、MotoMのローボルトスポットライトには多くのメリットがあります。ぜひ、あなたのお部屋やお店に取り入れてみてください。
当店オリジナル 24V用コンパクト スポットライト (小・大) 36度配光
ローボルト仕様により、触れたときに感電する危険性が低いため、器具の小型・軽量化が実現し、100Vである通常のダクトレールでは不可能な縦付けや、人の手が届く場所への設置が可能になりました。
ローボルトスポットライトの種類と選び方
ローボルトスポットライトには、主に以下の種類があります。
1)LEDタイプ
2)ハロゲンタイプ
それぞれの特徴と選び方を見ていきましょう。
1)LEDタイプは、発光ダイオード(LED)を光源とするスポットライトです。LEDは、省エネで長寿命な照明器具として注目されています。LEDタイプのローボルトスポットライトのメリットは、以下の通りです。
・電気代が安い
・発熱が少なく、熱による劣化が少ない
・色温度や光量を自由に調整できる
・環境に優しい
LEDタイプのローボルトスポットライトのデメリットは、以下の通りです。
・初期費用が高い
・トランスとの相性に注意が必要
・光の広がりが狭い
LEDタイプのローボルトスポットライトは、省エネで長寿命な照明器具としておすすめです。特に、色温度や光量を自由に調整できるので、空間に合わせた演出が可能です。ただし、初期費用が高くなることもあります。また、トランスとの相性に注意してください。LEDは電流に敏感なので、不安定な電流を供給するトランスでは、点滅や消灯などの不具合が発生する可能性があります。さらに、LEDは光の広がりが狭いので、照らしたい範囲に応じて角度や距離を調整する必要があります。
2)ハロゲンタイプは、ハロゲンランプを光源とするスポットライトです。ハロゲンランプは、白熱電球にハロゲンガスを封入したもので、白熱電球よりも明るく長持ちする照明器具です。ハロゲンタイプのローボルトスポットライトのメリットは、以下の通りです。
・光質が自然で美しい
・トランスとの相性が良い
・光の広がりが広い
ハロゲンタイプのローボルトスポットライトのデメリットは、以下の通りです。
・電気代が高い
・発熱が多く、熱による劣化が多い
・環境に悪い
ハロゲンタイプのローボルトスポットライトは、光質が自然で美しい照明器具としておすすめです。特に、絵画や彫刻などの美術品や、宝石や時計などを照らす場合に適しています。ただし、電気代が高いので、使用時間に注意してください。また、発熱が多いので、照明器具や周囲の温度が上昇しやすく、熱による劣化が多くなります。火災や感電の危険もありますので、安全対策をしっかりと行うようにしましょう。さらに、ハロゲンランプは水銀を含んでいるので、環境に悪影響を与えます。廃棄する際には、適切な処理を行うようにしましょう。
以上、ローボルトスポットライトの種類と選び方についてご紹介しました。ローボルトスポットライトは、省エネで安全な照明器具として注目されています。自分の目的や予算に合わせて、最適なタイプを選んでください。
コンパクトで明るい!ローボルト仕様バーライトAタイプ
専用のダクトレールと専用の接続パーツと組み合わせて使える照明シリーズ。ローボルト(24V)仕様により、万が一レールに触れても危険性がありません。そのため、100V仕様のダクトレールでは出来なかった人の手が届く高さへの設置が可能になりました。
ローボルトスポットライトの施工例
24Vダクトレールで自由に照明レイアウトを楽しもう
照明は、空間の雰囲気や機能性を大きく左右する要素です。しかし、一般的な照明器具は、設置場所や光の配光が限られたり、配線が面倒だったりすることがあります。そんなときに便利なのが、 MotoMで販売している24Vダクトレールという照明シリーズです。
24Vダクトレールとは、スリムなレールに電源を流して、専用の照明器具をマグネットで取り付けることができるシステムです。天井面や壁面にも設置できるので、空間に合わせて自由にレイアウトを変えることができます。また、専用の照明器具は、スポットライトやバーライトなど、バリエーション豊かに用意されています。シチュエーションに応じて、簡単に脱着や移動ができるので、いつでも理想の照明を楽しむことができます。
24Vダクトレールの設置方法はとても簡単です。まず、ダクトレールと必要な接続パーツを組み合わせながら、付属のネジで施工面に固定します。次に、専用の電源ユニットを接続して、コンセントに差し込みます。最後に、好きな照明器具をマグネットでレールに取り付けるだけです。これで、24Vダクトレールの設置は完了です。
次に、照明器具の紹介です。
24V用スポットライト(小)36度配光。この商品は、以下の特徴があります。
・24V用スポットライトは、ローボルト仕様のため、感電の危険性が低く、小型・軽量で様々な方向に取り付けが可能です。
・1灯タイプは、小サイズと大サイズの2種類があり、色温度は2700K/3000K/4000K/5000Kの4種類から選べます。
・平均演色評価数はRa90で、太陽光に近い自然な色味を再現できます。配光角は36度で、特注で24度や50度に変更できます。
・マグネット式灯具で簡単に着脱でき、調光も可能です。カラーはホワイトとブラックの2種類があります。
当店限定 24V用スポットライト (小・大) 2灯用 36度配光 GSP001D2-2 GSP002D2-2
ローボルト仕様スポットライト2灯タイプ。ローボルト(24V)仕様により、万が一レールに触れても危険性がありません。そのため、100V仕様のダクトレールでは出来なかった人の手が届く高さへの設置が可能になりました。
まとめ
ローボルトスポットライトは、低電圧で動作するスポットライトのことで、省エネと美しさを両立する優れた照明器具です。電気代が安く済みますし、火災や感電の危険性も低くなります。また、照明効果が高くなりますし、空間に奥行きや立体感を与えることができます。MotoMの24Vスポットライトは本体の色や色温度、配光を自由に選ぶことができます。これにより、空間の雰囲気や目的に合わせて光を演出することができます。ローボルトスポットライトを使って、あなたの空間をより魅力的にしてみませんか?