みなさんは、「シャンデリア」と聞くと、どのようなイメージを抱きますか?「シンデレラの舞踏会のように、ゴージャスで、ガラスの煌めき感たっぷり!」「シャンデリアのあるお家は、豪邸で広く、天井も高いよね?」などの印象を持たれる方が多いかもしれません。
しかし、現在のシャンデリアは、優雅なイメージは残しつつ、今の家に合うように、大きさもコンパクトになっていたり、派手さを抑えてシンプルなデザインになっていたりと、時代を意識したものも開発しています。
シャンデリアに憧れを持っていても、一歩踏み出せなかった方。新築時はシャンデリアを設置するのにチャンスです。優雅な気分を満喫するために、シャンデリアの設置時のポイントをお伝えします!
なぜ、シャンデリアを設置するのは、新築時がよいのか?
では、なぜ、シャンデリアを設置するのは、新築時がよいのでしょうか?理由は3つあります。
設置工事を最小限に抑えられる
シャンデリアは、「腕木」と呼ばれる枝分かれした細い柄が何本もあり、更にその先に照明器具が付きます。少ないもので3個。8個、12個、更に多いもので何十個。ホテルの大広間に飾るような何百個ものパーツが付いたシャンデリアもあります。ガラス製も多く、天井に重量がかかることも。普通のシーリングライトやペンダントライトは、重量も3kgぐらいまでにおさまるため、その程度の重さに耐えられるような通常の補強しかしません。シャンデリアは、普通の住宅に設置するようなものでも、10kgを超えてくるものもあります。よって、シャンデリアを設置するためには、あらかじめその重さに耐えうる補強をしておかなければならないのです。中には、引掛けシーリングに設置できる便利なシャンデリアもあります。
新築時では、最初から補強ができるため、スムーズに事が運びます。しかし、部屋の模様替えでシャンデリアを設置するとなると、補強はもちろんのこと、配線工事が必要になったり、壁紙を新しく張り直さなければいけなくなったりと、大掛かりな工事が発生します。ですから、新築時は、自由にプランできるので、シャンデリアを設置するチャンスなのです。
インテリアのテイストを統一できる
インテリアのテイストには、たくさんの種類があります。例えば、「モダン」「スタイリッシュ」「ナチュラル」「エレガント」「北欧風」「和風」「レトロ」など、様々。テイストをミックスするインテリア上級者のテクニックもありますが、まずはテイストを1つに絞る方法が、統一感が出るためおすすめです。
新築時は、床材、壁紙、建具などの家自体に付帯しているもの、他に窓廻り、照明器具、棚、造作家具、大型家具などのすぐに模様替えできないものも一から計画していきます。これを1つのテイストに合わせて、一貫して選んでいくと、まとまりのあるインテリアになります。困る例は、「壁紙は和風、照明器具はエレガント、家具はスタイリッシュ」のような場合。どこに目を向けてよいかわからず、落ち着きのないインテリアになってしまいそうです。
新築時なら、「スタイリッシュなインテリアにしよう!」と決め、「壁紙はシンプルに無地。アクセントウォールとして柄の細いモノトーンの幾何学模様。照明器具はシルバー系の直線的なシャンデリア。家具はシンプルで装飾のないソファを選ぼう。」とトータルで考えることもできるのです。
照明器具を同じシリーズで選べる
照明器具メーカーでは、同じシリーズで、シャンデリア・ブラケット・スポットライト・シーリングライト・ペンダントライト・スタンドライトを販売していることも多いです。これを、部屋の中、あるいは家全部の照明をシリーズで揃えると、統一感は増します。後で揃えようと思っても、シリーズが中止してしまったり、デザインが変わってしまったりすることもあるので、揃えられる時に揃えておくほうが、後悔しなくてよいかもしれません。
シャンデリアの種類
シャンデリアの定義とは何でしょうか?大きくは「吊り下げ式の照明で、灯りを取り付ける『腕木』が2本以上あるもの」を指します。
ペンダントライトとの境界は難しいところであり、1灯タイプで下がっているものもシャンデリアに含めている照明メーカーもあります。
シーリングライトやペンダントライトと比べて、腕木が枝分かれしている分、動きがあり、多種多様なデザインも生まれています。中には芸術作品のように、細かい装飾が施されているものも。
シャンデリアは、中世ヨーロッパの教会の中を照らす目的で作られました。当時は、アイアンの燭台を円形にして、天井から吊るせるようにしたもので、たくさんのロウソクを立てて空間を明るくした、シンプルな作りのものでしたが、時代と共に目的も変わり、ホテルなどの大空間から、一般的な家庭で使えるものまで、シャンデリアは随分と進化を遂げました。
シャンデリアを、大きく2つのタイプに分けてみましょう。
吊り下げタイプ
天井から真鍮・ゴールド・シルバーの金具で下がり、腕木がたくさん枝分かれして、照明が付きます。ランプをロウソクの形に模したものは、エレガントで豪華に感じます。更にキラキラと光るクリスタルガラスを下げると、反射で明るくゴージャスな感じになります。布のセードが付いたものは、クラシックなイメージに。温もりと落ち着きも感じます。
セードをガラスにしてシンプルな筒状にしたものは、モダンな印象になるので、シンプルが好きな方にはおすすめです。
また、アイアンやブラック塗装は、レトロな印象になります。昔の教会に飾られていたのもアイアンです。電球をあえて見せ、フィラメントランプを使うと、煌めき感のある独特な存在感を与えます。
吊り下げタイプは、天井の高さも必要になります。頭が当たらないように、天井高を上げたり、リビングを織り上げ天井にしたりして、圧迫感を減らしましょう。吹き抜けのリビング、吹き抜けの玄関に吊り下げる長さのあるタイプもあります。
天井付けタイプ
吊り下げずに、天井に付くタイプのため、通常の天井高でも取り付けできるのがメリットです。灯数が多いので、華やかな感じになります。
お花を模したセードはエレガントでかわいらしく。筒状のセードはシンプルでスタイリッシュやナチュラルな空間に。テイストに合わせて、色々なデザインが選べます。
新築時におすすめのシャンデリア
では、新築時におすすめのシャンデリアをご紹介します。
お部屋の大きさによっては、明るさが足りない場合もありますので、その際にはダウンライトを併用して使用することをおすすめいたします。
白い布セードが印象的な5灯LEDシャンデリア GCH001-5SD
シンプルな華やかさを追求したシャンデリア。細部まで燭台を再現したこだわりが感じられます。派手さは抑え、上品で落ち着いた大人っぽい雰囲気をイメージして制作されています。白い布セードとブロンズメッキの組み合わせは、調和や安心、優しい温もり。下向きの直接照明とは違い、落ち着いた明るさで、お洒落なカフェのようにゆったりとした優雅な時間を楽しむことができます。
オレンジの温かみがある電球色を採用。LED電球のため、光源寿命40,000時間。毎日10時間点灯して10年もちますが、設置場所が暖かい場所になるなど、環境によって光源寿命より短い期間で切れてしまうこともあります。
全長の長さを1400~480㎜と変更でき、チェーンは使用していないため容易にコードの長さを調整することができます。また、引掛シーリング対応のシャンデリアなので設置が簡単です。
アシメントリーでおしゃれな6灯のLEDシャンデリアGCH003-6
緩やかな放物線を描いたアームの先に真球ガラスがついており、空間を華やかに演出します。
真鍮メッキと乳白色ガラスの組み合わせにより、高級感の中に安らぎも。
左右の長さが非対称な3本のアームは、支柱を中心にそれぞれ360°可動し、好きな位置で固定することができます。
アームの長さが非対称なので、見る角度によって違う表情に見え、ユニークなその造形はインテリアのアクセントとして際立ちます。ガラスセードの受座を限界まで小さくすることで、ボールが軽やかに弾んでいるような印象を与えます。光源寿命は9,000時間で、毎日10時間点灯しても約2.5年はランプの交換が不要です。ランプは電球色で、あたたかみのある光は安らぎの空間を演出するのに最適です。天井に引掛シーリングボディが取り付けられている場合は器具をそのまま取り付けられます。
アシメントリーでおしゃれな6灯のLEDシャンデリア GCH003-6
緩やかな放物線を描いたアームの先に真球ガラスがついたシャンデリア。空間を華やかに演出します。真鍮メッキと乳白色ガラスの組み合わせにより、高級感の中に安らぎを感じさせます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シャンデリアと一口に言っても、ゴージャスなものから、今の住宅にあったシンプルなものまで、色々な種類があります。ですが、どのようなテイストのシャンデリアを設置しても、優雅な空間を演出することができ、メリハリをつけられる、実は便利なアイテムなのです。
これから新築される方は、ぜひ、シャンデリアを照明器具の候補に入れてみて下さいね。