引っ越しをする場合、家電や家具、寝具などの生活に必要なものを一気に沢山買い揃えないといけません。そんな時にはインターネットショッピングが便利ですね。
調べながらじっくり比較検討したい、すでに買いたいものは決まっているから早くオンラインショップで購入したい、忙しくて中々買い物に出られないなどさまざまな理由でインターネットが活用されています。
こちらの記事では、オンラインショップで照明を購入する際に注意したい、4つのポイントをご紹介します。
おしゃれな照明はサイズに注意
世間には多くの家電量販店、インテリアショップ、照明メーカーなどがそれぞれオンラインショップを持っています。
オンラインショップで照明を購入する際、情報が沢山載っているので、十分商品のことが分かったような気がしてしまいます。しかし、商品ページで実際の部屋に取り付けたようなイメージ写真があると良いのですが、写真がない場合もあります。
また、写真があったとしても、画面上で見る感覚と実際の自宅に取り付けた場合の感覚はかなり違うことがあります。
サイズ表記を確認
商品説明の欄は必ず確認しましょう。その時点で、「あれ、意外と小さいんだ」と気付けるのが理想です。ただし、何㎝かを見たところで、実際それが自宅にとって丁度よいサイズなのかどうかはよく分からないこともあります。
「ダイニングテーブル上の照明が思ったより小さかった」
「ホールの照明が思ったより小さかった」
という声は実際によくある話です。
それぞれの空間にはその空間に合わせて丁度よい存在感のものを選ぶようにしましょう。
●ダイニングテーブル上の場合
ダイニングテーブル上には、そこに集まる人たちの顔周りを明るくし、食事をより美味しそうに見せてくれるペンダントライトがおすすめです。
LDKの中でインテリアのシンボル的な存在になるのでおすすめですが、そのサイズ選びを間違えると、バランスが悪く残念な印象になってしまいます。
取り付ける大きさと数の大体の目安は下記を参考にすると良いでしょう。
・4人掛けダイニングテーブル 120cm~140cmの場合、大きいシェードのものは1個、小さいシェードのものは2個まで
・6人掛けダイニングテーブル180cm~200cmの場合、大きいシェードのものは2個、小さいシェードのものは4個までを目安にしましょう。
40形相当の ペンダントライト台数 | 60形相当の ペンダントライト台数 | 100形相当の ペンダントライト台数 | |
テーブル面から 器具までの間隔 | 700~800mm | 600~700mm | 600~700mm |
角型 幅1200〜1400mm | 3台 | 2台 | 1台 |
角型 幅1800〜2000mm | 4台 | 3台 | 2台 |
丸型 直径1200mm | 3台 | 3台 | 1台 |
中でも160cm以上の大きいダイニングテーブルの場合、複数取付を想定して事前にダクトレールがあると便利です。
ダイニングテーブル上の照明は、その位置が中央にないとバランスが悪く見えます。
思ったより小さかった…という時は、もう1個追加購入することもあり得ます。
大きなダイニングテーブル上には、照明の位置を微調整できるダクトレールを使うのもおすすめです。
●ホールや吹き抜け空間の場合
天井が高い、または吹き抜け空間などでは、照明の種類にもよりますが、少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。商品だけを見ると素敵だなと思っても、天井の高い空間では存在感が薄くなりやすいです。
シンプルなデザインが人気のアクリル付き木目調のアクリル付き円筒ペンダントライト。
シンプルなデザインと木目調テクスチャーでこだわりのある空間にします。色はアイボリー、ダークブラウン、ブラウン、レッドからお選びいただけます。
おしゃれな照明は明るさに注意
オンラインショップを見ていると、実際に明るさは体感できません。しかし、実店舗に行くよりも情報が細かく載っている場合が多いので、よく情報を確認することができます。
この20年ほどで、LEDランプが普及して、新しく購入するにもほとんどの商品がLEDランプ製品となっています。
思ったよりも暗かった、明るすぎた、とならないためには以下のことを確認しましょう。
●光束lm(ルーメン)の数値を確認しましょう。
適用畳数を見ると簡単ではありますが、その記載が無い場合もあります。ルーメンは光源から出る光の量の単位で、明るさの目安になります。ただしシェード(笠)のデザインや素材によって明るさは影響を受けるので注意が必要です。
適用畳数 | 定格光束の範囲lm(ルーメン)目安 |
~4.5畳(約7㎡) | 2,200~3199 |
~6畳(約10㎡) | 2,700~3,699 |
~8畳(約13㎡) | 3,300~4,299 |
~10畳(約17㎡) | 3,900~4,899 |
~12畳(約20㎡) | 4,500~5,499 |
~14畳(約23㎡) | 5,100~6,099 |
●シェード(笠)の素材を確認しよう
鋼板やステンレスなど素材が光を透過しません。例えば下方向だけしか照らさないデザインの場合、周囲との明るさの明暗が出ます。それを生かした照明配置なら良いですが、そうでない場合は部屋が暗く感じる場合があります。
ガラス製
光を透過・拡散するため、買ってみたら思ったよりも明るかったということもあり得ます。
影が大きく出るタイプもあるので、位置はよく確認してから取付るようにしましょう。
布製
布生地からやんわりと光が漏れます。ルーメンの数値よりも実際は明るさは少なく感じます。またランプが見えるか、見えないかによって置く位置に注意が必要です。例えば寝室ではランプが見えていると、眩しく感じることもあります。
おしゃれな照明はランプ色に注意
シェードデザインがおしゃれな照明は、その空間がより雰囲気よくおしゃれになることを重視したオレンジ色のランプが多いです。
寝室やダイニング空間、トイレなどにはおすすめですが、リビング、洗面室、書斎、子ども部屋など、多目的に使ったり作業をしたりすることのある部屋では、ランプ色を検討するのがおすすめです。
ランプの色は下記のタイプがあります。
電球色・・・オレンジ色。リラックスしやすい、夕焼けの色
昼白色・・・白色。仕事や勉強に集中しやすい、自然な太陽光の色
昼光色・・・青みがかった色。爽やかな朝~正午の晴天の色
ランプを交換できたらな…と思う場合は、シェードとランプが一体になった商品なのか、ランプ交換可能なタイプなのかも確認するとよいでしょう。
おしゃれな照明は取り付け方に注意
せっかくおしゃれな照明を買ったのに、我が家では付けられないタイプだった…となると勿体ないです。特に賃貸住まいの場合は、退去時に原状回復をしておかないといけないので、勝手な工事などしないように注意が必要です。
●注意点 ブラケットライト
ブラケットライトはおしゃれなインテリアにしたい時に是非取り入れたいアイテムです。しかし、ブラケットライトは壁に穴を開けるタイプの商品が多く、そのためには電気工事士の資格のある人による電気工事が必要です。DIYの好きな人ならやってみたくなるブラケットライトの取付ですが、危険ですので自身では行わないようにしましょう。
工事予定のない人は、コンセントタイプの商品なら自分で取付が可能ですので(一部穴開けのある商品もあります)検討しましょう。
ビンテージテイストのブラケットライト
落ち着きのある真鍮古美メッキとクリアガラスセードがポイント。ビンテージテイストのセードが、程よいヴィンテージ感を演出します。壁に設置するライトで、電気工事が必要です。
●注意点 重量のあるランプ
シャンデリアや、一部ペンダントライトでは、ブラケットライトと同じく電気工事士さんによる電気工事が必要な商品もあります。「要施工」「要工事」など記載が無いかよく確認しましょう。天井の配線に直接配線するタイプのものもあります。また、「自宅天井にある引掛けシーリングで取り付けられると思っていたができなかった」という場合もあります。自宅の引掛けシーリングの種類が、欲しい照明に対応可能かどうかよく確認しましょう。
10kg以上あるような重量のあるものは、引掛埋込ローゼットやフル引掛シーリング、または要施工になる商品が多いです。天井にねじ止めが必要な場合もあるので、よく確認してから購入しましょう。
レトロ感漂う クリアガラスの3灯ペンダントライト GPN001-3
クリアランプのフィラメントがレトロ感ただよう大型ペンダント。カフェインテリアなどにマッチするシンプルなフォルム。取り付けは電気工事が必要です。お近くの電気工事店にご依頼ください。
●注意点 直接取付かダクトレール取付か確認
引掛けシーリング用(フランジタイプ)とダクトレール用(プラグタイプ)の購入を間違えてしまうこともあります。表記の意味を理解して注文するようにしましょう。
まとめ
いつでもどこででも購入できて、忙しい現代にはなくてはならないオンラインショッピング。簡単とはいえ、照明は安い買い物ではないですし、毎日の生活に大きく関わってきます。オンラインショッピングならではの情報収集を活用して、じっくり選んで、家づくりを楽しんでくださいね。