おしゃれなカフェやレストラン、服屋さんや雑貨屋さんなどさまざまなお店や施設で見かける吊り下げ照明。おしゃれな場所の照明はかなりの割合で吊り下げ照明を取り入れています。
インテリアショップに行けば色々売っていて欲しくなる…けれど実際、吊り下げ照明を自分の家に取り入れるのは中々難しいのかなと思うかもしれません。
こちらの記事では、一見取り入れるのが難しそうな吊り下げ照明を、分かりやすく解説し、購入する際のポイントや選び方をご紹介します。
【スフィアシリーズ】 球状のランプがくっついたタイプ Φ100×2 ペンダントライト
アシンメトリーに配置した乳白色のガラスグローブが、柔らかな光のリズムを演出する「スフィアシリーズ」のペンダントライトです。高さを変えて複数台をレイアウトすれば、明かりをちりばめたような華やな空間づくりにお使いいただけます。
目次
おしゃれな吊り下げ照明の種類は?
吊り下げ照明と呼ばれる照明には
・ペンダントライト
・シャンデリア
の2種類があります。
いずれも、どちらかというと空間の主照明としてよりは補助照明として使うのがおすすめです。明るさを得る目的もありながら、装飾的な役割の方が強いです。そのデザイン性と、光と影がプラスされ、インテリアのアクセントになります。
ファッションでいうと、首元や耳元がなんだか寂しいなという時、キラキラしたアクセントがあるとおしゃれになる、そんな感覚に近いです。デザインが豊富で、部屋のインテリアに合わせてさまざま選ぶことができます。
⚫︎ペンダントライト
ペンダントライトはコードやチェーンで天井から吊り下げてある照明器具のことを言います。
吊り下げ長さの調節ができるので、好みの長さに調節して、照らしたい空間や面に明るさの変化を持たせることもできます。
セード(笠)の大きさや素材、デザインはさまざまで、小さいものなら階段やトイレなどの比較的狭いスペースでも主照明として使うことができます。
また、リビングやダイニングや個室、吹き抜けなど、家の中のあらゆる場所で使えます。
●シャンデリア
ペンダントライト同様に天井から吊り下げるものですが、重量の大きいモデルが多いため天井に固定されています。複数の光源があり、それを支えるための複数の腕木(うでぎ)があるのが特徴です。
一般的に透明ガラス細工でゴージャスな印象のあるシャンデリアですが、近年はアイアン製や乳白ガラス性など、さまざまなインテリアに合わせやすいモダンなデザインのモデルも増えています。
吊り下げ長さを調節できるモデルもありますが、存在感やサイズ自体も大きいため、天井の高い空間に設置するのがおすすめです。
アシメントリー 真鍮メッキ6灯ペンダントライト GCH002-6 引掛シーリング
まっすぐなアームのみを組み合わせて、複数のランプを取り付けた多灯ペンダントライト。支柱から左右にまっすぐに伸びたアームはあえて長さを均等にせずに短いアームと長いアームを組み合わせたものを交互に3本重ね、お互いのアームを支え合うようにバランスを考慮した新しい形。左右対称にならないところがポイントで、他にはない珍しくユニークな形を表現しました。
おしゃれな吊り下げ照明の取り付け方は?注意点もあり
吊り下げ照明ってなんだか取付が難しそうだな…と思うかもしれませんが、ポイントを押さえさえすれば、今お住まいの住宅にも取り付けることができますよ。
まず、照明器具の商品説明や取り扱い説明書の記載を確認しましょう。
●取付方法に「引掛けシーリング」とある場合
天井にある引掛けシーリングをチェック
吊り下げ照明を取り付けたい場所に、下のような引掛けシーリングがあるか確認しましょう。
基本的に引掛けシーリングは、照明器具の重量によって対応可能なものが違います。
・5キログラム未満…丸型フル引掛シーリング、角型引掛シーリング、丸型引掛シーリング
取付は、2つの溝に照明器具側のプラグを差し込んでカチッと音が鳴るまで回すだけです。
・5キログラム以上10キログラム未満…フル引掛シーリング、引掛埋込ローゼット
プラグを差し込むのは同じですが、左右の爪があり、さらに重量のある照明器具をしっかり固定させるために、取付金具を取り付けます。天井に穴を開けるため注意が必要です。
・10キログラム以上…電気工事士の資格を持つ人による電気工事が必要
引掛けシーリングの種類を違うものに交換したい場合も、電気工事士さんによる工事が必要です。
●取付方法欄に、「要施工」「要電気工事」「直接配線工事」とある場合は注意
10キログラム以上のモデルの場合、天井に補強下地が必要になります。通常の下地だけでは支えが十分でなく、天井が抜け落ちてしまう場合があります。
また、直接配線工事とは、引掛けシーリングを使わず、直接天井から配線を照明器具と繋げる方法です。「直付け(じかづけ)」とも言います。直付けタイプは、取り付けも取り外しも電気工事士さんに依頼しないといけないため注意しましょう。
●傾斜天井・勾配天井に注意
吊り下げ照明を購入する際には、傾斜天井でも取付が可能かどうか確認するようにしましょう。
傾斜天井対応でないのに、取り付けてしまうと、無理な角度での使用のためコードに負荷がかかり、切れて落下したり火災の原因にもなってしまいます。
傾斜天井でも使いたい場合は、傾斜天井引掛けフレンジを使うか、S字フックなどで対応するのがおすすめですが、天井下地が必要な場合もありいずれも電気工事士さんに確認依頼するようにしましょう。
黒ワイヤー ペンダントライト MPN052 引掛シーリング
黒のワイヤーがスタイリッシュなペンダントライト。ランプあり、無しをお選びいただけます。コンクリ打ちっぱなしの壁やレンガの壁に合わせておしゃれな空間をつくります。
おしゃれな吊り下げ照明の選び方:ダイニングがおすすめ
吊り下げ照明をどこに取り入れようか迷っている人には、ダイニングに取り付けることをおすすめします。LDKの一体型間取りが主流となっている近年、LDKに入った際の視界の焦点になります。この視界の焦点のことをフォーカルポイントとも言いますが、これがあることで更にインテリアがおしゃれになります。
まだ、座って利用するダイニングでは、多少大きい吊り下げ照明があっても邪魔になりません。
明かりによってダイニング空間によりくつろぎ感が生まれ、食事の時間がより楽しいものになります。食事も美味しそうに見せてくれるので、ダイニングに吊り下げ照明はおすすめです。
●ダイニングにおすすめな吊り下げ照明のデザインと位置
小さいのものでも大きいのものでも、目に入ったときにできるだけ眩しくないデザインのものがおすすめです。
もし裸電球の見えるものや、ガラスセードで光が拡散するタイプのものなどを選ぶ場合、吊りさげ位置を少し高くして食事の際に目に入らない高さに調節しましょう。
球状ランプが離れた Φ100×2ペンダントライト MPN035-2 MPN035D-2
直接光源の見えないグローブ型のセードは、光源からの明かりを軽減させ、リラックスできる空間づくりにおすすめです。また球状のセードはさまざまなインテリアテイストにも合わせやすいです。
●ダイニングの小さなペンダントライトはダクトレールがあると便利
小さいペンダントライトなら、複数取り付けられるダクトレールがあると便利です。
吊り下げ照明はダイニングテーブルの中央に配置するとバランスよく見えます。
これが中々難しく、想像してた位置じゃなかった…とか、他の吊り下げ照明に変えたいな…となった時に、丁度良い位置に微調整できます。
ダクトレールを取り付けたい場合は、電気工事士さんに依頼するようにしましょう。
【スフィアシリーズ】 球状ランプが離れた Φ100×2ペンダントライト MPN035-2 MPN035D-2
お店やご自宅のダイニングテーブル上などに複数台設置しておしゃれな空間にします。球状のグローブくっついたタイプと合わせて設置するとさらに素敵な空間になります。
おしゃれな吊り下げ照明の選び方:トイレもおすすめ
トイレはご年配の人や体の不自由な人が使うことを想定した場合は、部屋全体が色の分かりやすい白い光で明るい方がよく、更には人感センサーなどがあるのがおすすめです。
しかし、おしゃれかどうかを重視する場合には、トイレは排泄空間なため部屋全体が明るい必要性はありません。ペンダントライトでほんのり明るい位がおすすめです。来客者が使うこともあるので、クロスや照明などでおしゃれな空間にしておくのがおすすめです。
●トイレにおすすめな吊り下げ照明のデザインと位置
トイレはその面積上、小さいペンダントライトがおすすめです。その位置もトイレの便座真上ではなく、奥側コーナー付近がおすすめです。
吊り下げ照明が便座の真上にあると、身長によっては顔周りで邪魔に感じることもあり、また当然便座が照らされます。座った時にも真上の照明により、自身の頭の影ができて影が動作の度に動くことで鬱陶しい場合があります。
奥側コーナー付近にあると、光は壁に当たり、広がりと影を生みます。ペンダントライトのデザインと、その影の出方、クロスとの相性などで選びましょう。
マットな質感の磁器ペンダントライト
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を使用。磁器はひとつひとつ手作りです。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチ。昼間は磁器の白さ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋を素敵に照らします。
まとめ
いかがでしたか?吊り下げ照明の種類や取付方法、おすすめのデザインや選び方をご紹介しました。今住んでいる家に取り付けられるかどうかの確認と、これから家づくりをする人は、どんな照明をそれぞれの空間に配置しようかと参考になったのではないでしょうか。
吊り下げ照明は、その存在感をそれぞれの空間でアクセントにすることができます。寂しくなりがちな空間には、吊り下げ照明をプラスしてみましょう。家の中にもおしゃれでお気に入りの空間が増えますよ。