どの世代にもどの部屋でもシーリングライトは長く利用されてきました。シーリングライトは天井に直接取り付けるタイプの照明で、部屋の主照明として使われることが多いです。
取り扱い店舗が多く、他の照明タイプに比べて身近な存在です。
しかし、シーリングライトは1回買い換えると中々買い換える機会がないため、一昔前のイメージのままの人も多いようです。こちらの記事では、最新のシーリングライトを知って頂き、買い替えの際のヒントとなるいくつかのポイントをご紹介します。
6畳用・8畳用・12畳用 LEDシーリングライト LOG(ログ)
発光面に年輪をイメージしたグラフィックを施した丸太のような形状。日々の「ちょっとした幸せ」の積み重ねが年輪のように記録として刻まれていくようにと思いを込めてつくりました。見た目だけでなく使うシーンによって、光の色や明るさを調節できます。部屋の大きさに合わせて6畳用・8畳用・12畳用から選べます。
目次
シーリングライトってどんなもの?シンプルが長く愛される理由
シーリングライトは円形か角形の蛍光灯をイメージする人が多いと思います。
しかし政府による環境的計画や一般社団法人日本照明工業会の目標に基づき、既に多くのメーカーが2020年を最後に蛍光灯照明器具の生産を中止しています。蛍光灯で馴染み深かったシーリングライトは近年、LEDランプになり引き続き使われ続けています。
●住宅事情によるシーリングライトの長い歴史
日本の住宅は、戦前は長く1室を食事室、居室、寝室として兼ねて使う文化がありました。
しかし戦後の団地建設の大量供給が進む中で、保健衛生面などの理由よりそれぞれの部屋を分けて使う文化が定着しました。そして各部屋に自分で取付取り外しの可能な引掛けシーリングが設置されるようになり、シーリングライトはさまざまな部屋で使われる天井付の主照明として使われてきました。日本人にとってシーリングライトは文化といっても良いほど普及しています。
●シンプルは分かりやすい
シーリングライトはデザインがシンプルなものが多いです。天井に付けているため、光はほぼ下方面に向かいます。部屋全体を明るくしたいという単純な要求に応えてくれます。
また、「〇〇畳用」という記載もある商品も多く、大して照明知識が無くとも選ぶのが楽です。シンプルで薄いデザインは、天井に付いている分部屋も広く感じられ、どんなインテリアでも合わせやすいです。
ダウンライトやペンダントライトが普及してきた現代でも、特に子ども部屋や1人暮らしのワンルームなどでは、勉強や就寝など1室を多用途に使うため、より部屋全体をまんべんなく明るくしてくれるシーリングライトが好まれる傾向にあります。
●LEDランプとなりより使い勝手が良くなった
蛍光灯ランプより寿命が長く、消費電力も少なく、環境に優しいという点などから、LEDシーリングライトはより主照明として使いやすいものになりました。
また蛍光灯はものを見たときに目がチカチカする印象もあったものですが、LEDランプとなり、蛍光灯よりも自然光で見たときの見え方により近い表現ができるようになりました。
長時間家の中で使うのに、目が疲れず居心地の良い光環境を作れるようになりました。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。
シーリングライトはおしゃれなの?と思う方へ
LEDランプは従来のランプよりも小型・軽量なため、さまざまな照明器具デザインに対応できるようになりました。ライフスタイルが多様化している現代、シンプルなデザインはもちろん、その他部屋でアクセントとなるようなデザインのものも増えてきました。
●シンプルも多様化
シンプルはそのままでありながら、より薄くスタイリッシュなものや、逆に厚みのあるモデルも人気を集めています。また、フレームの素材も種類が増えてきました。フレームが木製のもの、布製のもの、スチール製、ガラス製、和紙製のものなどさまざまです。子ども部屋で、同じシーリングライトでも兄弟でそれぞれフレームの色を変えるというのもおすすめです。
●装飾性重視のデザイン
シーリングライトはシンプルなものだけではありません。存在感があり、光や影に個性あるデザインもあります。ペンダントライトのように吊り下がっていない分、印象的でありながらも部屋が広く感じられます。インテリアに合わせて、よりおしゃれなものを選ぶこともおすすめです。
例えば
・間接照明として天井を照らし、その反射光で天井を高く見せたり、部屋をやわらかい雰囲気にしてくれるモデル
・スポットライトのように複数のランプが向きを変えることができるモデル
・アーティスティックな天井画を思わせるようなデザインや、シャンデリアのようなゴージャスなデザインなモデル
ただし、装飾性の高いシーリングライトは、シンプルなモデルに比べると機能性や明るさが求めるものでないこともあるので、しっかりと確認してから購入するようにしましょう。
白い布セードが印象的な5灯LEDシャンデリア GCH001-5SD 引掛けシーリング
昔から使われてきたロウソクを立てるための台「燭台」をモチーフとしたデザイン。どこか懐かしさを彷彿とさせ穏やかな心地にしてくれます。
最新シーリングライトは機能性が高い
LEDランプとなった最新シーリングライトは、さまざまな魅力的な機能を搭載しているものがあります。好みのものや必要な機能を選んで購入しましょう。
●リモコンで光の色や明るさを調節できるタイプ
リモコン付きモデルは各メーカーが販売しており、ほとんどのモデルに付属しています。
調色(明かりの色を調節)や調光(明かりの量を調節)することができるものもあるため、次のような場面で便利です。
・子どもがリビングやダイニングで勉強する時は、文字や色の分かりやすい白色~青色の明かり
・夕食時には食事がより美味しそうに見えるオレンジ色の明かり
・夜の団らん時にはリラックスしやすいオレンジ色の明かりで、更に明かり量を減らす
・就寝時の常夜灯
調光・調色のどちらか一方、または両方などのモデルがあるので、間違えないように購入しましょう。
●おやすみタイマー・おはようタイマー
リモコンの機能で、常夜灯で就寝して、起床時に向けて時間を設定すれば段々と目覚めに良い白色〜青色の明かりなどに変化してくれる機能です。
●ブルートゥースやWifiで連動機能、音声認知機能
スマホと連動して、スマホをリモコン代わりで使用できるモデルです。
音声認知は暗がりで高齢者の方が使うのも安全なためおすすめです。
●スピーカー機能、プロジェクター機能
スマホで選んだお気に入りの音楽や、勉強用の聞き流し英語などを天井からスピーカーで流せるスピーカー機能や、スマホで選んだ映画や動画を、壁面にプロジェクターで映し出す機能です。
癒し空間をつくる可愛い球状ランプ3灯がついた シーリングライト
灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能です。コンパクトでミニマルな乳白フロストガラスにより、やわらかなあかりで空間をリズミカルに演出する「スフィアシリーズ」のシーリングライトです。
シーリングライトの取付方法や交換もシンプル
最新のシーリングライトは、取付方法もシンプルです。一昔前までのシーリングライトは、天井から直接照明器具へ配線するタイプも多かったですが、最近はほとんどの商品が自分で取付、取り外しが可能なものが主流となっています。
●まずは取り付けたい場所に引掛けシーリングが対応しているかどうか確認しましょう。
天井に引掛けシーリングがあれば、ほとんどのシーリングライトは取付が可能です。
ただし、念のため購入したい製品の取付説明書などを確認し、自宅の天井の引掛けシーリングが対応したものかどうかを確認するようにしましょう。
また、引掛けシーリングがあったとしても、傾斜天井、凹凸のある天井形状などによっては取付できない場合もあるため、取付説明書などをよく読むようにしましょう。
●対応の引掛けシーリングが天井に無く、取り付けたい場合
引掛けシーリングの増設は電気工事士の資格のある人のみ取付が可能なため、電気工事業者さんへ依頼するようにしましょう。
●シーリングライトのタイプ
最新シーリングライトは、天井側の引掛けシーリングボディに、照明器具側のアダプターを取り付けることで設置できます。照明器具のアダプターが本体と一体化したタイプと、分離したタイプがあります。
分離タイプの場合…先にアダプターのみを天井に取付け、その上から残りの一体化した照明器具を被せます。
一体化タイプの場合…引掛けシーリングボディに直接本体ごと被せて、アダプターを取り付けます。
空間をほんわか照らす5灯の球状ランプ付きシーリングライト
かわいい球状のランプがリズミカルに天井を照らします。灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能。
まとめ
いかがでしたか?シーリングライトがなぜ人気があるのかを知ると、シンプルなデザインとシンプルな明かりに魅力があったんだと分かりますね。また、最新の機能やデザインを知ると、より部屋の主照明として使いたくなってきますね。主照明としてシーリングライトを選んだら、あとは部屋のより必要な箇所にアクセントとなる補助照明を加えるのがおすすめです。選び方も取り付け方もシンプルなので、ぜひお家に取り入れてみると良いですね。