古民家再生などが注目されているなか、リノベーションの需要も高まっています。リノベーションの目的のひとつに機能性やデザイン性の向上があります。そんなデザイン性を高めるため、空間を演出することが可能な照明選びが重要です。
今回は、インテリアに一部として活躍する照明の選び方のポイントについて詳しく解説していきます。
小国和紙 LOG(ログ) シーリングライト 12畳用 MCL012-WA
MotoM オリジナルシーリングライト「LOG(ログ)」のセード部分に潟県長岡市で作られる伝統工芸『小国和紙』を用いました。手作りの和紙からのほんのりした光で素敵な空間に演出します。
リノベーションとは?
リノベーションとは、中古住宅の大規模な改修を行うことをいいます。
よく混同されるリフォームとの大きな違いとしては、機能性やデザイン性を向上させることで付加価値をプラスする工事をリノベーションと表現されます。
リノベーションのメリットとしては、構造躯体以外は解体し大規模な改修を行うことが多いので、間取り変更などの自由度の高い設計が可能です。
さらに機能性を高めることで、家の資産価値を向上させることができるのも、メリットのひとつです。
デメリットとしては、中古物件の見極めは重要であったり、工事期間が長くかかります。
その他に、工事の範囲や中古物件の劣化状況によっては新築並みの費用が発生することもあります。
マットな質感の磁器ペンダントライト
ダイニング等お部屋のワンポイントに清潔感あふれる純白な磁器素材を使用。磁器はひとつひとつ手作りです。自然由来の素材なので、ナチュラルな空間にマッチ。昼間は磁器の白さ、夜は磁器からもれる灯りがお部屋を素敵に照らします。
空間を演出する照明の種類
リノベーションを行う目的のひとつにおしゃれな空間づくりをイメージされるでしょう。
おしゃれな空間づくりに重要な要素に照明選びがあります。
照明は日常生活の明かりとしての役割以外にも空間を演出する効果があります。
そんな空間を演出する照明の種類としましては、
・メイン照明
・補助照明
・間接照明
上記の種類に分類されます。
空間全体を照らす照明、空間に変化を与える照明など、その役割はさまざまです。
そんな空間を演出する各照明を詳しく解説していきます。
メイン照明
メイン照明とは、空間全体を照らすことを目的とした照明器具のことです。
照明器具の種類としては、シーリングライトやシャンデリア、ダウンライトなどがメイン照明として使用されることが多いです。
メイン照明は空間に明るさと広がりを与えることが可能です。
空間全体を照らすことによって、日常生活を快適に過ごすこともできます。
メイン照明はそのデザイン性によって空間の印象を大きく変化させます。
シャンデリアであれば、派手な装飾性によって高級な雰囲気を、ダウンライトであれば、すっきりとしたモダンな雰囲気をつくってくれます。
メイン照明は空間の主役となる照明器具といえます。
補助照明
補助照明とは、メイン照明との組み合わせて使用することによって、空間にアクセントや変化を与えるために設置する照明です。照明器具の種類としては、ペンダントライト、スポットライト、スタンドライトなどが補助照明として使用されることが多いです。
補助照明の魅力として、空間に立体感やムードを与えるところにあります。デザイン性の高い照明も豊富にあるため、設置するだけでインテリアのアクセントにもなります。
ペンダントライトは、ダイニングに設置することで、食事の場を明るく彩ります。スポットライトは、絵画などのアートや観葉植物などを照らすことで、対象を強調します。スタンドライトは床に設置することで、空間の高低差を演出してくれます。補助照明は空間の演出に効果的な照明だといえます。
間接照明
間接照明とは、光を直接照らす照明でなく、壁や天井などに光を反射させることで、反射した光で空間を照らす照明のことです。反射した光は柔らかい光になり雰囲気づくりに最適な光です。設置の際には、天井や壁面に照明器具本体を組み込む方法があり、建築中の照明設計が必要な照明です。その他にライン照明といって、細長い照明器具を用いることが多いです。壁や天井以外にも観賞植物や家具などにスポットを当てることで、陰影が生まれ空間の演出を行えます。間接照明は直接の光でないため目にもやさしく、リラックス効果や落ち着いた雰囲気づくりが可能な魅力的な照明といえます。
部屋別照明選びのポイント
リノベーションにおいて空間を演出するための照明選びのポイントはいくつかあります。
・部屋のスタイルや用途に合ったものを選ぶ。
・照明器具の種類や機能性を考慮して選ぶ。
上記のようなポイントをよく考慮する必要があります。
お部屋のインテリアのスタイルとして、モダンスタイルやナチュラルスタイルなどのスタイルがあります。
そんなスタイルに合った照明を選ぶことで、お部屋の統一感につながっていきます。照明器具の種類や機能性については、シーリングライト、ペンダントライト、ブラケットライトなどの種類をお部屋に合った器具の選択を行いましょう。
機能性としては、調光調色などの機能は特に便利です。お部屋の過ごし方によって光の色を変化させることが可能なため、リラックスしたいときには電球色、作業を行う際には昼白色などの使い分けができます。
ここからは、そんな照明選びにおいてお部屋別の選び方について詳しく解説していきます。
リビング
リビングは家族が集まるリラックスできたり、落ち着けるお部屋とすることが望ましいです。照明選びはそんなリビングの雰囲気や日常生活での快適さに影響を与えるものです。リビング照明においては、明るさが非常に重要です。リビングの広さに応じて、光量を確保することが大切です。照明の色においても、印象を変える要素となってきますので、よく検討が必要です。リビング照明に用いられることが多く、おすすめな照明の種類はシーリングライトやシャンデリアや、ダウンライトなどです。シーリングライトはシンプルなデザインのものが多いですが、光を全体的に照らすタイプのものが多いので、明るいリビングを演出してくれます。ダウンライトは多灯使いで設置することでおしゃれな雰囲気を演出できます。
ダイニング
ダイニングでは、主に家族の食事する場所であり、料理を美味しく照らすことも可能な照明選びはとても大切です。ダイニングにおける照明選びのポイントはいくつかあります。
・ダイニングテーブルのデザインとサイズに合ったものを選ぶ。
・空間の雰囲気に合った光を出すものを選ぶ。
・キッチンとダイニングとのバランスを考慮して選ぶ。
上記の項目が照明選びのポイントとなってきます。
ダイニングのメインのインテリアのダイニングテーブルとの相性は非常に重要です。テーブルと照明器具が合わないと、お部屋の統一感が生まれず、バラバラな印象を与えてしまいます。照明の光の出し方についても、空間全体を照らすのか、部分的に照らすのかによっても照明選びは変わってきます。主に使用されるのがペンダントライトとなり、デザイン性が豊富なものが多いので、好みの照明を選んでいきましょう。
寝室
寝室は1日の疲れを癒やし、次の日の活力を蓄える重要なお部屋です。寝室の照明選びにおいて重要なポイントがあります。
・光が直接目に入らないものを選ぶ。
・調光機能付きの照明器具を選ぶ。
・多灯使い、間接照明でおしゃれな空間づくりをする。
寝室ではリラックスした状態から自然と睡眠に入れるのが理想的です。そのため、光が直接目に入らないような照明を選択することで、目に優しく刺激が少なく睡眠の妨げになりにくいです。さらに調光機能付きのものであれば、寝室での過ごした方によって光の強さを変更できるので非常に便利です。
まとめ
今回は、リノベーションにおいて空間を演出する照明選びのポイントについて解説していきました。
お部屋の明かり取りだけでなく、インテリアの一部や、光による空間演出効果が高い照明選びはとても大切なものだと理解いただけたでしょうか?
リノベーションにおけるおしゃれな空間づくり実現のために、デザインや機能性、さらに種類が豊富な照明選びの参考にしてください。