クリップライトは、テーブルの角や棚板など、挟めるところがあればどこにでも固定できる照明です。読書や細かい作業をするための商品や、おしゃれな間接照明として使える商品など、さまざまな種類のクリップライトが売られています。そこで今回は、クリップライトの特徴や種類、おすすめの選び方について解説します。
寝室のベッドボードに後付けできるリーディングライト・クリップ付き
工事不要で、好きなところに木ネジや両面テープを使って簡単に設置することができます。台座裏と本体の裏部分はマグネット式になっています。マグネットが付く場所はどこでも、それ以外の所には両面テープか木ネジで台座を固定できます。
目次
クリップライトって何?特徴は?
クリップライトは、テーブルや棚、窓枠などに挟めて、あかりが必要な場所に工具を使わずに設置できる照明のことです。アームの長いタイプやイベント用など種類も豊富で、どこにでも使える便利な照明といえるでしょう。また、クリップライトは移動して使うことが前提の照明なので、軽量なものが多く使いたい場所に持っていって使用できます。
クリップライトの種類
クリップライトには、コンセント式・充電式・電池式の3種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。
コンセント式
コンセント式は、コンセントに差し込んで使うタイプのクリップライトです。充電する必要がないので、時間を気にせずに長く使えます。ただ、持ち運びの際にはプラグを抜いて持ち運ぶことが必要です。また、コンセントの近くでなければ使えないので、その点では少し不便さを感じる人もいるかもしれませんね。電源が切れるのを心配せずに使いたい方には、コンセント式がおすすめです。
ぴたっとLED クリップセット MBK040
こちらはMotoMで売られているクリップライトです。
マグネット式の固定クリップにLEDライトを固定して使用するだけでなく、マグネットがくっつく場所であればどこでも使えます。付属のコンセントプラグを使って電力を供給することもできますが、USBポートをパソコンや携帯用の充電器に差して使用することもできます。灯部は球状になっており回転式、照明は調光機能があるので好みの角度と明るさに調整できる点も便利なポイントです。
充電式
充電してコードレスで使用できる充電式のクリップライトは、持ち運びがしやすくコンセントのない場所でも気にせずに使えるメリットがあります。バッテリーの持続時間は商品によって異なりますが、6時間も連続使用できる商品も売られています。室内だけでなく、屋外に持ち出して使えるのでとても便利ですね。
電池式
電池式は、乾電池を入れてコードレスで使えるクリップライトのことです。コンセントも充電も必要がないので、替えの電池を用意しておけば屋外でも使えます。持続時間は3Wの消費電力で約30,000時間程度もつと言われており、1日に2〜3時間程度の使用なら1年近く使えます。
クリップライトのおすすめの選び方
ここからはクリップライトのおすすめの選び方について解説します。
アームの形で選ぶ
1つ目の選び方は、アームの形で選ぶ方法です。クリップライトのアームには、主に長いタイプと短いタイプの2種類があります。
アームが長いタイプ | 高い位置から広範囲を照らしたい時におすすめ。デスクライトやベッドサイドに固定して使う場合に向いている。長いアームをクネクネと形を変えて使えるタイプもあるので、ピンポイントで対象を照らしたい時にも使える。アームが長い分、強度が必要なのでクリップの強度を確認しなければならない。ヒンジ部分もヘッドの重みを支えられるかをしっかりと確認しましょう。 |
アームが短いタイプ | ピンポイントで強い灯りを照らしたい場合におすすめ。暗い場所でも遠くから見えやすい。暗くなりやすい手元を照らすのにも向いている。アウトドアで帽子や上着のポケットに取り付けて使える超小型タイプのものも売られている。360度回転するものであれば、部屋の間接照明やインテリアの装飾ライトとしても使える。アームが短いので、持ち運びがしやすい。 |
以上のようにロングタイプとショートタイプでそれぞれの特徴があります。
使用する場所にはどちらのタイプのクリップライトが向いているか、使用したい用途に合うのはどちらかをしっかりと考えてから購入しましょう。
クリップのくわえ幅と強度を確認
クリップライトは、商品によってクリップが開く幅が異なります。
挟みたい場所の幅と、購入したいクリップの開き幅が違うとうまく挟めずに安定しない可能性もあります。クリップの開き幅(くわえ幅)は2.5cm〜3cmのものが主流です。中には5cm以上開くものもあるので、使えるシーンも増えてきます。
持ち運んでさまざまな場所で使いたい方は、くわえ幅の対応範囲が広いものを選ぶと良いでしょう。
また、クリップに滑り止めがついていると安心です。滑り止めは、重さのあるクリップライトを使用したり、屋外で使用する場合には特に効果を発揮します。クリップの内側にクッションがついているタイプなら、挟んだ箇所を傷つけることもありません。本に挟んだり、柔らかい素材を挟んだりする予定があるなら、クッション付きのものを選びましょう。
機能を重視する
クリップライトには、調光調色機能付きのものもあります。電球には、青白い色の昼光色・自然光に近い昼白色・オレンジ色の電球色の主に3色あります。仕事や勉強、細かい作業を集中して行いたい場合は、集中力を高めて脳を活性化させてくれる昼光色がおすすめです。
反対にリラックスしたい時には、気持ちを落ち着かせてくれる電球色の灯りが向いています。クリップライトを固定したい場所によっては、電球の色や明るさを使い分けたい場面もあるでしょう。そんな時に、調光調色機能付きであればフレキシブルに使い分けられるのでおすすめです。
また、使い方に合わせてアームが360度回転する「フレキシブルアーム」のクリップライトも売られています。好きな角度や高さに調整が可能なので、さまざまな場面で大活躍するでしょう。
コスパを考えるならLED電球
LEDは、白熱電球よりも消費電力を抑えられ、節電効果が期待できます。寿命も長いので、長く使い続けられるのでコストパフォーマンスに非常に優れています。最近では物価や電気代が高騰し続けているので、少しでも節約するならLED電球のクリップライトを選びましょう。
屋外で使う場合は防水機能が必須
クリップライトを屋外で使う予定の場合は、防水機能がついているものを選んでください。防水機能がないクリップライトを屋外で使用すると、雨によって故障や感電事故を引き起こす恐れがあります。特にプールサイドや海などの水が近くにある場所で使う場合は、防水機能付きのクリップライトが必須です。防水機能のある商品には「IPX4/生活防水」、「IPX7/完全防水」などが記載されています。これは防水性能のレベルのことで、水の侵入に対する保護等級が記されています。IPX4は、「いかなる方向からの水の飛沫によって有害な影響を受けない」レベルで、雨を防ぐ程度であればこのレベルの商品でも問題ありません。
ちなみに、IPX7は、「規定の圧力、時間で水中に没しても水が侵入しない」レベルのもので、水たまりや浅い川に30分間浸かってもしっかりと防水されていることが証明されています。
素材で選ぶ
クリップライトは、素材が違うだけで雰囲気も全く変わってきます。木製は温かみが感じられ、アルミや金属製は無機質でレトロな雰囲気を味わえます。自分の部屋をどんなテイストの部屋にしたいかによって、選ぶ素材も変わってくるので、まずは自分の部屋のテイストをはっきりとさせておくようにしましょう。
デザインで選ぶ
クリップライトにもおしゃれなデザインのものが多く売られています。インテリアのアイテムとして取り入れるなら、デザインにもこだわってみましょう。和紙や竹を使った和風や、木製のナチュラルテイスト、アイアンやメッキが使われたレトロな雰囲気のものなど種類はとても豊富です。クリップライトをインテリアのアクセントにするか、部屋に馴染ませるかによってもどんなデザインのものを選ぶかが全く変わってきます。自分の部屋をどんなインテリアテイストにしたいのか、イメージをはっきりとさせてそれに見合うクリップライトを選ぶのがおすすめです。
まとめ
クリップライトの種類やおすすめの選び方について解説しました。室内でも屋外でも使えるクリップライトは、商品の種類も非常にたくさんあります。どんな場面で使いたいのかや、どんなデザインのものが欲しいのかをはっきりさせた上で商品を選ぶのがおすすめです。これまで解説したことを参考に、お気に入りのクリップライトを探してみてくださいね。