家づくりをする時に自分の理想も大事ですが、家族のように思って暮らしているペットにも快適に暮らして欲しいと思う方が多いと思います。
そこで、今回は、ペットが快適に暮らすために大切な家づくりのポイントについて解説します。
ペットと暮らす上で大切なことをまとめましたので、ぜひご覧ください。
お部屋で楽しむ この字型 スタイリッシュな水耕栽培キット Akarina14 OMA14
野菜栽培キット「灯菜」シリーズで一番コンパクトでうれしいと人気のAkarina14。自分へのご褒美、引っ越し祝い、ギフトとしてもたいへん喜ばれています。Akarina14のサイズは幅21×奥行10×高さ27.4cmというコンパクトサイズです。お部屋の小さなスペースで日光の代わりにLEDライトを照らして水耕栽培にてハーブ・レタス・サラダ菜や、またペットのネコやうさぎが喜ぶ植物(ネコ草・チモシーなど)も育てられます。また2個組み合わせてご使用していただいても素敵です。
目次
- 1 大切なペットと暮らすための家づくりで知っておくべきこと
- 2 大切なペットが安心して暮らせる家が大前提!
- 2.1 足腰に負担がかかりにくい床材を選ぶ
- 2.2 階段の傾斜は緩やかに
- 2.3 浴室での事故防止のためドアは内開きを選ぶ
- 2.4 独立型のキッチンならより安全
- 2.5 配線コードにはカバーを
- 2.6 窓やベランダでのペットの落下防止対策
- 2.7 ペットにとって有毒な植物は何か確認する
- 2.8 掃除を楽にする工夫を考える
- 2.9 運動できる遊び場を確保
- 2.10 ペットフェンスで安全確保
- 2.11 ペット用品のストックスペース
- 2.12 空調や換気にも配慮
- 2.13 【犬の場合】足が洗える場所作り
- 2.14 【犬の場合】運動できる回遊動線も有効
- 2.15 【猫の場合】キャットタワー・キャットウォーク・日向ぼっこスペースを造作
- 2.16 【猫の場合】ペットドアを設置
- 2.17 【猫の場合】爪研ぎスペースを作る
- 3 ペットと暮らす家ならペットのプライバシー空間も作ろう
- 4 まとめ
大切なペットと暮らすための家づくりで知っておくべきこと
大切なペットと暮らす家を考える際は、自分達のペットの特徴や習性を理解しましょう。
犬や猫、ハムスターやインコなど、それぞれ動物の特徴や習性は全く異なります。
ここでは、ペットとして多い犬と猫を中心にお話しします。
ペットの特徴を知っておこう
犬と猫の特徴や習性を以下にまとめてみました。
特徴と間取りの検討 | |
犬 | ・運動が大好きなので、思いっきり走り回れる間取りが最適。・外の景色を眺めるのも好きなので、犬が眺められる窓を設置する。・壁に寄りかかって寝ると安心できる。・一人が嫌いなので、家族が集まる部屋にくつろげるスペースを作ってあげる。・体温調節が苦手なので、体の熱を冷ませる場所があると良い。 |
猫 | ・立体的で高いところが好きなので、キャットウォークを作るのが理想。梁を表してそこを歩けるようにするのも良い。・日向ぼっこスペースを作る。体温調節とノミ・ダニ駆除のために必要。・狭い場所が好き。・爪とぎ用の柱の設置。・ペットドアを付けてあげて自由に歩き回れるようにする。・毛繕いが好き。 |
このように、犬と猫だけでも全く特徴が異なります。
ペットの特徴をしっかりと捉えて、ペットがリラックスして過ごせる家づくりを考えましょう。
大切なペットが安心して暮らせる家が大前提!
ペットと一緒に暮らすなら、ペットが安心して暮らせる家が大前提です。
また、ペットを家の中に留守番させる際も、怪我をしないような配慮をしなければなりません。
大切なペットが安心して暮らすためにも、さまざまなポイントに気をつけながら家づくりをしていきましょう。
足腰に負担がかかりにくい床材を選ぶ
ペットの生活スペースにはコルク材やペット用のコーティングをした床材を使うなど、ペットの足腰に負担のかからない床材を選びましょう。
一般的なワックスをかけたフローリングだと、ペットが走り回った時に滑って転んで怪我をする可能性があります。
階段の傾斜は緩やかに
階段はペットにとって運動ができる場所でもあります。
ペットが高齢になった時のことも考えて傾斜が緩やかで段差が低めのものにしましょう。
降りる際に肉球への衝撃も軽減されるので、肉球を傷つけにくくなります。
浴室での事故防止のためドアは内開きを選ぶ
浴室のドアは内開きにしましょう。
実は、浴室はペットの事故が起きやすい場所でもあります。
お湯が入った状態の浴槽に足を滑らせて溺れてしまうなどの事故が起きる恐れがあるからです。
そのような悲しい事故が起こらないように、浴室のドアを内開きにしてペットが簡単に出入りできないようにしましょう。
また、普段から浴室のドアは閉めるようにして細心の注意を払うことも大切です。
独立型のキッチンならより安全
最近ではキッチン・ダイニング・リビングが空間でひとつにつながっている間取りが多いですが、ペットと暮らすなら独立型のキッチンもおすすめです。
キッチンは刃物や火を扱う場所なので、ペットが出入りするのはとても危険です。
ペットの安全を考えた上でも独立型のキッチンにするのも良いでしょう。
独立型にしない場合でも、ペットが出入りできないようにフェンスを設置しやすい形にしたり、段差をつけるなどして生活スペースを分けるようにすると安心できます。
配線コードにはカバーを
パソコンや家電製品の配線コードにはカバーを必ずつけましょう。
ペットはコードをかじって遊ぶ可能性もあるので、感電防止のためにも大切です。
また、コンセントの位置もできるだけ高めにしてカバーをつけると、より安心です。
窓やベランダでのペットの落下防止対策
猫は高いところが好きなので、窓枠やカーテンレール、ベランダの手すりに登って遊ぶことがあります。
また、犬も外の景色を眺めるのが好きなので、ベランダのフェンスから頭を出すこともあるでしょう。
ペットの落下防止のために、ラティスや目隠しフェンスを使うなどして事故を未然に防ぐようにしましょう。
ペットにとって有毒な植物は何か確認する
新居に観葉植物を飾りたい方もいるかもしれません。
しかし、人間にとっては問題なくても、ペットにとって有毒な植物がいくつかあります。
犬と猫にとって有毒な植物を以下にまとめてみました。
犬 | ポトス、ポインセチア、アロエ、ユリシクラメン、アイビー、ナンテン、イチイ、ジンチョウゲ、チューリップ、スズラン、ヒヤシンス、スイセン等 |
猫 | ポトス、スパティフィラム、アロエ、ユリ科の植物、アジサイ科、イチイ科、キキョウ科、プラム属、スミレ、キク科、アイビー、ポインセチア等 |
以上のように、犬・猫にとって有害な植物は多くあります。
誤ってペットが口にすると、中毒を起こしたり、最悪の場合死んでしまう可能性もありま
人間の食べ物でも、犬・猫にとって有害なものがあるので、食べこぼしなどをペットが食べないように注意する必要があるでしょう。
反対に、犬・猫がいても安心して楽しめる植物には以下のようなものがあります。
- ガジュマル
- サンセベリア
- シュロチク 等
ペットがいるけど観葉植物を飾りたい方は、ペットにとって有害ではないかどうかを調べてから飾るようにしましょう。
掃除を楽にする工夫を考える
ペットと暮らすなら毎日の掃除が楽になる工夫を考えるのも重要です。
犬や猫は、毛が抜ける生き物なので抜け毛の掃除が必要になります。
また抜け毛には糞尿がついている場合もあり、放置するといつの間にか家族やペットが吸い込んでしまう場合もあります。
特に半外飼いの猫や、散歩に行く犬の場合は外からの汚れを家の中に持ち込ませないようにしなければなりませんが、家に入る前に全てを取り除くのも大変です。
犬・猫が持ち込んだ汚れで家が不潔にならないようにするためにも、壁紙や床材は汚れのつきにくい素材を選んだり、掃除がしやすいフラットな部屋の作りにしましょう。
木目調ダクトレール用スポットライト
丸みがあるシンプルな形状で、コンパクトなスポットライト。光の方向を自由に変えることができ、壁に飾ってある絵やオブジェを照らすことができます。部屋の一部やインテリアを引き立たせるように照らすことができるのが特徴の照明です。
運動できる遊び場を確保
犬・猫が自由に遊んでいいスペースを家の中に設けるようにしましょう。
犬は毎日散歩に連れて行ってもらったり、半外飼いの猫なら自由に外を出入りできますが、家の中でも自由に遊んで良い場所を作ってあげてストレス発散させてあげてください。
ペットフェンスで安全確保
キッチンや玄関など、飛び出したら危険な場所には飛び出し防止のペットフェンスを設置しましょう。
また、犬の場合階段の上り下りで腰を痛めてしまう可能性もあるので、階段部分にもペットフェンスがあると良いでしょう。
ペット用品のストックスペース
ペットのご飯やトイレ用のペットシーツや砂などは、まとめ買いする方も多いのではないでしょうか。
買い物の回数を減らしていつでも取り出せるようにするためにも、ペット用品のストックはまとめて保管しておくこともおすすめです。
例えばキッチンのパントリーやシューズインクロークを、ペット用品も保管する場所として使う予定ならたっぷり収納できるように面積を広めにとると良いでしょう。
空調や換気にも配慮
ペットと暮らす場合は、臭いやハウスダストなどの換気もしっかりできるようにしましょう。
24時間換気システムがあれば、ある程度は問題ありません。
しかし、夏・冬は極端に気温が変化するので、留守番中のペットが快適に過ごせるような工夫も必要です。
例えば、冬は日の光が取り込めるように南側に大きな窓を設置したり、夏は熱がこもった体を冷やせるように土間スペースを作ったりするのも効果的です。
【犬の場合】足が洗える場所作り
犬の場合、散歩が終わったら汚れた足を洗ってあげる必要があります。
玄関やシューズインクロークにペットシンクを設ければ、家に帰ってすぐに洗ってあげることができます。
家の中に泥や虫を入り込ませずに、犬も気持ちよく家に上がれます。
【犬の場合】運動できる回遊動線も有効
室内で運動できるように、行き止まりのない回遊動線の間取りにするのも良いでしょう。わざわざ運動のできる広いスペースをとる必要もなく、いつまでも走り回れるので犬の運動不足解消にもなります。
空間をほんわか照らす5灯の球状ランプ付きシーリングライト
かわいい球状のランプがリズミカルに天井を照らします。灯具のつく水平アーム部分は上下と横向きで位置を変えられるため、オリジナリティのあるアレンジが可能。
【猫の場合】キャットタワー・キャットウォーク・日向ぼっこスペースを造作
猫の場合は、上下運動がストレス発散になります。
また、日向ぼっこも大好きなので、日当たりが良くてひとりでリラックスできる場所を作ってあげるのが良いでしょう。
【猫の場合】ペットドアを設置
猫は自分のテリトリーをパトロールする習性があります。
自由に動き回れるようにペットドアをつけてあげれば、猫も自由気ままに動けてストレス発散になります。
【猫の場合】爪研ぎスペースを作る
爪とぎは猫の本能です。
しかし、せっかくの新居の壁や畳、ソファなどの家具を爪とぎでボロボロにされたくはないですよね。
爪とぎは猫にとってストレス発散や気分転換にもなるので、猫が自由に爪とぎできる場所を作ってあげるようにしましょう。
ペットと暮らす家ならペットのプライバシー空間も作ろう
人間と同じく、ペットにもプライバシーがあります。
トイレや寝る時など、自分の部屋や安心できる空間でひとりになりたい場合もあります。
ひとりになれるスペースがなくて、ペットが窮屈に感じないためにも、ペットのためのプライバシー空間を作ってあげるようにしましょう。
安心してご飯を食べられる場所を作る
ペットがひとりで暮らせる場所を用意しましょう。
また、ご飯や水飲み場は人の動線からずらした場所に配置してください。
ペットが安心してご飯を食べられる場所を作るのは、ペットだけでなく家族にとっても大切なことです。
ペットはご飯を食べている時は興奮状態になっていることが多いです。
そんな時に小さい子どもが手を出すと、噛みつかれたりなど怪我をさせてしまう可能性があります。
ペットにとっても家族にとっても安心できるように、ペットのためのご飯を食べるスペースを確保してあげましょう。
ペット用トイレスペースは人目が気にならない場所に
ペット用のトイレスペースは、家族から見えない場所に設置しましょう。
できるだけ奥まった場所に配置し、壁や床に防水加工を施すことでペットも家族も快適な空間になります。
まとめ
大切なペットと暮らすための家づくりについて解説しました。
ペットにとって快適な暮らしを実現するためにも、これまで紹介したことを参考に家づくりを計画してみてくださいね。