皆さんは毎日、化粧鏡はどんなものを使っていますか?お出かけ前のお化粧はどこでしますか?ヘアセットはどこでしますか?どこで化粧鏡を使うかによって、その形や大きさはさまざまです。
朝に鏡を見る時は、その日一日のはじまりとなるので、できるだけ気分よく朝を迎えたいですね。こちらの記事では、毎日のおしゃれがより楽しくなるような、今おすすめの化粧鏡をタイプ別にご紹介します。
化粧鏡はどこで使う?
化粧鏡を使う場所は、洗面所・リビング・寝室のいずれかというのが一般的です。
玄関やトイレ・ウォークインクローザットに掛け鏡のある家もありますが、少し暗かったりスペースが足りなかったりのため、そこでお化粧をする人は少ないです。
洗面所なら、お化粧だけでなくヘアセットもまとめて行え、汚れた手もすぐに洗えるため、化粧鏡を使うのにおすすめな場所です。
家族がいる場合や、賃貸物件などのため、十分に化粧道具を置く場所を確保できない場合やその他の理由で、リビングや寝室に化粧道具と一緒に化粧鏡を置くスペースをつくる人もいます。
部屋別:おしゃれな化粧鏡の選び方
各部屋によって、ふさわしい化粧鏡の形状タイプが違います。適材適所でその場所に合った選び方をご紹介します。
●洗面所
間接光 ミラーライト 鏡面スイッチ MBK017R MBK018R
ホテルのように洗面所に2人以上並べる位のスペースと、化粧品やヘアアイロンなどを広げる事のできるカウンターがあると素敵ですね。
洗面ボウルの正面にある鏡でも良いのですが、お化粧をするには洗面ボウルの上に顔を前に突き出す必要があります。
洗面所におすすめな化粧鏡のタイプは以下のようなものです。
・正面鏡が前に伸びて出てくるタイプ
・拡大鏡が別にあるタイプ
・三面鏡タイプ
・カウンターの長い洗面所なら、カウンター部分まで横に長い鏡
時間を掛けてゆっくり身支度をしたい時は、椅子も置けるスペースもあるとよりおしゃれで便利ですね。
●リビング
あまり広い洗面所ではない、忙しい朝はちゃちゃっとお化粧を済ませたい、椅子や床に座ってゆっくりお化粧をしたい、とさまざまな理由でリビングでお化粧をする方もいます。
リビングでは、
・出し放しでもおしゃれなデザインの卓上鏡
・折り畳みのできる卓上鏡
などが化粧鏡としておすすめです。
●寝室
お化粧する姿をあまり家族にも見られたくないという人もいます。
一昔前までは、「鏡台(きょうだい)」を嫁入り道具として親が娘に持たせる文化がありました。鏡の付いた家具で、近年で言うとドレッサーの事なのですが、鏡は古くから神聖で高級なものとして扱われてきました。
寝室はプライベートな空間であり、リビングなど人目につく空間に出る前に身だしなみを整えたいという人もいます。
和室を寝室とする人は和室にドレッサーを置く場合もあります。
寝室には机が無かったり、粉や液体類が寝具に付く事を防ぐために、やはり台の付いたドレッサータイプの化粧鏡がおすすめです。
astro 鏡の上に設置するミラーライト 5灯 GBK020 4灯 GBK021
デザインと品質・こだわりを持ったイギリスのブランド〈Astro〉のミラーライト。クロームメッキの銅板に、電球を模したガラスグローブが等間隔で付いているシンプルで高級感あふれるデザイン。新築のパウダールームや、ご家庭の洗面台の照明としてお使いいただけます。メイクのときに使うとまるで女優のような気分を味わうことができます。
光環境を考えたおしゃれな化粧鏡とは?
鏡は風水的にも清潔な場所で、自然光の入る位置に置くのが良いとされています。
また、自然光は照明におけるものの色の再現性(=演色性<えんしょくせい>)を図る数値の基準光とされており、ものの色を識別するのにも適した光と言われます。
自然光から考える、化粧鏡を使う時に必要な照明は?昼光色がおすすめ
明かりの色にはそれぞれの特色があります。
化粧鏡を使う場合、自然光がない場合もあります。化粧鏡を使う時が、集中して行う作業と捉えると、手元、顔周りの色や形がはっきり見える必要があります。
照明のランプの色は、下のように分かれます。
電球色・・・オレンジ色の夕日のような色
昼白色・・・白色の太陽光に近い自然な色
昼光色・・・青みがかった晴天の色
・電球色は夜のリラックスタイムの顔のお手入れ程度ならおすすめですが、お化粧や歯磨きなど細かい部分を見るにはあまり向いていません。
ただし電球色は演色性が高い商品もあるので、化粧鏡の場合は購入時に演色性数値の高いものを選ぶのも1つの方法です。
平均演色評価数Raという数値が100に近いほど、自然光で見たものの見え方の再現率が高いとされています。
・昼光色はデスクワークなど集中したい時にもおすすめですが、青みがかっており化粧鏡に使うには少々顔色が悪く見える事があります。
・昼白色は自然な色で顔色もはっきり見る事ができるので化粧鏡に向いています。
先述の各部屋のふさわしい形状に合わせて、さらに光環境の視点も考えたおしゃれな化粧鏡のタイプを部屋別にご紹介します。
●洗面所
洗面所の化粧鏡に自然光が当たるのが良いですが、間取り上それが難しい事もあります。
また、朝のお化粧時だけに限らず、洗面所は歯磨きや髭剃りなどで、家族が夕方から夜にかけてもよく利用します。
astro 鏡の上に設置するミラーライト 5灯 GBK020 4灯 GBK021
天井照明は、部屋すみずみまで明るくしてくれますが、頭上からの光の影で顔周りがやや暗く見えます。洗面所での照明計画は、天井照明で部屋全体を明るくする全般照明と、顔周りを明るくしてくれる昼白色の局部照明がおすすめです。
鏡が既に設置してある場合は、鏡の上にミラーライトを取り付けるのがおすすめです。
ミラーライトとは、鏡の上下左右などに設置される照明器具のことを言います。
壁に設置する照明「ブラケットライト」と同じではと思われるかもしれませんが、一般的なブラケットライトは電球色のものが多いのに対し、ミラーライトは演色性が高く、白色系の光のものが多いです。
またLEDランプが普及したことにより、鏡と照明が一体化されたものも近年では人気があります。
手前に引き出せるライト付鏡 GBK024-V Miior社 Fit.シリーズ 縦型
●リビング
リビングには建築基準法上、採光が取れているので自然光が入っている場合が多いです。
北側に置いて南向きに化粧鏡が向いていると、運気も上がり顔色もよく見えると言われています。
コードレスでライト付き鏡 LEDミラースタンド(屋内用・非防水)GST007
こちらは乾電池式のコードレスライト付化粧鏡です。片面が拡大鏡になっているのでアイメークもしやすく、リビングでゆっくりお化粧や夜のお手入れもできます。
出しっ放しでもおしゃれなデザインなのでおすすめです。
●寝室
寝室もリビングと同様に採光窓があるものですが、部屋の照明を電球色(オレンジ色)にしていたり、照明自体の数が少なかったりする家もあり、雨天時などには部屋が暗い場合があります。
ドレッサータイプまたは小さめの机を用意して、昼白色照明付きの化粧鏡があるのが理想的です。
手前に引き出せるライト付鏡 GBK024-V Miior社 Fit.シリーズ 縦型
ポーランドの革新的なミラーをデザイン・製造しているMiior社製。女性でも片手で軽々引き出せるミラーライト。ミラーを顔のそばに引き寄せることで、より明るくクローズアップして使用できます。
取付に注意が必要な場合もあり
鏡はごちゃごちゃした場所に置いたり、ごちゃごちゃしたものが映るのは良くありません。
ます. 大前提に割れ物ですので、安全な場所で顔がよく見える位置に置きましょう。
●壁付けの化粧鏡の注意点
・重量が重い
鏡は重量がかなりあります。大きいものだと10kg前後、三面鏡タイプの大きいもので30kg程の商品もあります。取付背面の壁内に下地補強が必ず必要になります。
壁に穴あけやビス止め、電気工事などが必要になるので、必ず建築会社に依頼するようにしましょう。
・電気工事が必要な場合もある
スイッチと照明の配線工事を伴う場合は、電気工事士の資格を持った人しか電気工事は行えません。電気工事会社や建築会社・工務店などに必ず確認しましょう。
・取付位置に注意
取り付けた後に、もっと高い位置にすれば良かった、低い位置にすればよかった、という事があります。また、化粧鏡の上にミラーライト(壁付け照明)を取り付けたい場合も、建築会社と位置をよく確認して取り付けてもらうようにしましょう。
洗面カウンターや水栓金具との高さバランスも、使い勝手に負担のないように注意しましょう。
特に三面鏡の場合は、開閉する時に手が左右上下何かに干渉しないかを確認しておく必要があります。
まとめ
いかがでしたか?お出かけ前の少しの時間の事ではありますが、身だしなみを整える大切な時間に必要となる化粧鏡についてご紹介しました。できれば照明で光環境も整えてあげると、顔色もよく見えてお化粧もしやすいです。
おしゃれなお気に入りの鏡を見て一日がはじまり、一日を終えるという生活は、毎日の暮らしをより豊かなものにしてくれますよ。