寝室はとりあえず寝る事ができれば良いと思っていませんか?特に他人に見られる事は少ない部屋ですし、寝具を揃える以外はなんとなく後回しにされがちな寝室です。
しかし1日の睡眠時間を8時間とすると、1日と言わず人生の3分の1が睡眠時間です。
その睡眠時間をいかに質の高いものにするかは人生において重要な事です。
寝室のつくり方において重要なのは、照明環境が重要だと言われています。
おしゃれなお気に入りの空間で、身体にやさしい照明環境をつくる事ができれば、心身ともに毎日健康に過ごす事ができます。
こちらの記事では、寝室の上手な照明環境の整え方と、そのポイントとなるヘッドライトの選び方をご紹介します。
球状ランプΦ65mmが2灯ついた ブラケットライト MBK036W(B)-2
ミニマルな直径65mmの乳白フロストガラスにより、やわらかな灯りを発する「スフィアシリーズ」の壁面ブラケットライトです。お好みに応じて縦横、どちらの向きにも設置していただけるので、居室空間にあかりのリズムが生まれます。
天井照明だけで良い?ベッドライトの必要性
寝室の照明は、まぶしくない事が重要です。見上げてまぶしいような位置に裸電球のペンダントライトやダウンライトがあるのは、良質な睡眠環境をつくる上で好ましくありません。
ベースとなる天井照明は調光・調色のできるタイプのシーリングライトがあると万能です。
ダウンライトやペンダントライトを取り付けたい場合は、枕元側ではなく足元側に配置するのが良いでしょう。
さらに寝室では天井照明以外に、ベッドライトがおすすめです。
ベッドライトとは、ベッドに直接取り付ける事のできる補助灯の事を指すか、その他ベッドサイドライトとも言われる、ベッド周辺に配置する補助灯を言います。
例えばホテルでは、訪れる人のリラックス目的以外に、寝る以外のさまざまな使い方が想定されています。そのため天井照明・間接照明・ベッドライトなどを使い、一室多灯の照明計画がされている事がほとんどです。
家庭の場合でも、寝るだけなら天井照明だけでも良い話かと思いますが、実際には入眠前後で色々と寝室で行動しているのではないでしょうか。
寝室でベッドライトをおすすめする理由として、以下のようなパターンがあります。
①自分1人が寝るためだけに使う場合
寝る前に読書や雑誌を読んだりする時、ベッドの上でリラックスしたい時に手元を見る事ができます。
②家族も使うが、生活リズムの違いもあり、ばらばらの時間に寝る場合
家族に迷惑が掛からないよう、トイレに立ったり子どものお世話をする事ができます。
③寝るだけでなく、寝室でテレビを観る場合
テレビを観る時は目にとって部屋は明るい方が良いです。寝る時間に移行する際はベッドライトだけの弱い明かりに切り替えるのが良いです。
ベッドライトの種類:間接照明
間接照明とは、天井や壁に光を当てて、その反射光によって空間を明るくします。直接ランプが見えないので目にやさしく、リラックスした上品な印象を与えます。
また、寝室の間接照明にはオレンジ色の電球色と言われるランプ色がおすすめです。電球色はあたたかみのある暖色で、目も疲れにくく落ち着いた雰囲気の空間づくりができます。
●建築化照明
ホテルのように壁や天井に造作をした間接照明(建築化照明)やブラケットライトがあると各段におしゃれで雰囲気のある空間になりますが、大工工事・電気工事が必要となるため、専門業者に依頼しないといけません。
壁や天井に一体化されているのですっきりして邪魔になりません。調光・調色のできるタイプもあり、ハウスメーカーのモデルハウスなどでも多用されており人気のある照明タイプです。
●ブラケットライト
球状ランプΦ65mmが2灯ついた ブラケットライト MBK036W(B)-2
ブラケットライトは壁に取り付ける事ですっきりしますし、手も届きやすい位置に取り付けられるので、ベッドライトにおすすめです。建築工事などの予定がある方は是非おすすめします。
上の写真のように、乳白色のセードなどでランプが直接見えないタイプのものは、やわらかく周りを控えめに照らしてくれます。ほどよいサイズ感で間接照明として、手元灯として役立ちます。
●手軽に間接照明のヘッドライトが欲しい場合
布シェードのシンプルなフロアスタンド GST003
工事を伴うような間接照明を取り入れることは出来ないという場合、コンセントを挿すだけのフロアランプやスタンドライトがおすすめです。
光と影の出方によって部屋にアクセントと広がりを与えてくれるので、部屋が広く見えたりおしゃれに見えます。
また、置いておくだけで存在感のあるデザインが豊富なので、さらに寝室がお気に入りの空間になります。
ランプが直接見えないタイプのセードやカバーのある照明は、間接照明として取り入れやすく寝る前のゆっくりした時間を過ごす部屋づくりに是非取り入れたいものです。
ベッドライトの種類:直接照明
間接照明が壁や天井に光を当てる事で間接的に部屋を明るくするのに対し、
スポット的に直接明るくしたい対象を照らす照明タイプを直接照明と言います。
間接照明とは違い、ランプの光を透過しない金属素材でできているものが多いです。
ベッドライトで直接照明を取り入れたい場面
主に、読書や書き物、子どもの絵本の読み聞かせなどで手元をしっかり見たい時です。
直接照明タイプは、生活リズムの違う家族と使う寝室の場合特におすすめです。明かりの範囲が狭いので、家族に迷惑をかけないで明かりをつける事ができます。
また、向きを変える事のできるタイプなら、その向きを天井や壁に当てて間接照明として使う事もできます。
●スタンドライト
サビ風黒色塗装ワークライト[MST023]
勉強にも使えるようなスタンドランプもさまざまとありますが、勉強用のデスクライトは集中力を高めるために、白色~青色に近いランプ色のものも多くあります。
寝室に置くスタンドライトは、リラックスできる空間づくりのために、調光・調色のできるタイプか、上の写真のように電球色タイプを使うと良いでしょう。
ベッドライトの取付方法:注意点
先述したように、それぞれのヘッドライトのタイプによって取付時に注意点があります。
●建築化照明・・・間接照明用のテープ状または棒状のLEDランプを仕込むので、専門業者による大工工事と電気工事が必要です。
●ブラケットライト・・・壁面に穴を開けて配線するので、基本的には電気工事が必要です。
これらを設置したい場合、賃貸住宅の場合は、工事依頼を管理会社に相談なく勝手に行わないようにしましょう。
また、手の届く位置に設置する場合は、触っても大丈夫なセードやカバーのあるものにするか、ぶつかったりしないような配置にしましょう。
フロアランプやスタンドライトの場合は、転倒の恐れがないような配置計画を立てましょう。
●スタンドライトやフロアランプを置く場所がない
●もっとすっきりさせたい、けれど工事もできない
そんな時には下のようなタイプもあります。
ASTRO LEDリーディングライト 読書灯 GBK017 要施工
ベッドのヘッドボードに穴を開けて、その裏からコンセントに繋ぐというタイプの照明もあります。
またはベッドのヘッドボードに最初から照明がついているベッドもあります。
間接照明タイプを使って部屋の雰囲気をおしゃれにする事を優先するか、直接照明タイプで実用性を優先するかは考えようですが、実用性も高く、装飾性もあるようなベッドライトも数々あります。色々と選ぼうと思うとまた寝室づくりは楽しいですね。
まとめ
いかがでしたか?寝室をおしゃれにする方法はヘッドライトを使った一室多灯照明にある事が分かりました。また、おしゃれになるだけでなく、照明環境によって質の高い入眠環境をつくる事ができると分かりました。我が家には天井照明しかなかったという方も、是非気軽にベッドライトを取り入れてみましょう。色々と選んでいるうちに、もっと寝室づくりが楽しくなり、おうち時間が大好きになりますよ。