洗面所で使う照明は意外と重要です。朝は歯磨きやひげ剃り、身支度をする場所として使いますし、夜はお風呂に入ったりと利用頻度は多いので、照明の色は快適な洗面室を作り出す要素として欠かせません。
この記事では、洗面所に適した照明や効果、選ぶポイントを紹介します。また、洗面所に適した照明を選ぶことのメリットについても紹介します。
「照明をどうやって選べばいいのか」「選ぶ基準が分からない」といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
フレーム内側から光るライト付き鏡 GBK027B
イタリアのデザイナーがデザインしたライト付き鏡。イタリアのデザイナーによるスタイリッシュなLEDフレーム付ミラーライト。フレームの内側にLEDを配し、シャープな印象を与えるデザイン。空間をよりスタイリッシュに演出します。
照明に使われる色の種類と、その特徴を把握しよう
まずは、照明に使われる色にはどんな種類があり、それぞれどのような特徴があるのかを把握しておきましょう。洗面所を快適にするには自分がいいなと思う照明を選ぶ必要があるので、照明の色と特徴を知ってから照明選びをしましょう。
家庭用で使われる照明の色には、大きくわけて以下の5つになります。
昼光色
昼光色は白に青みがかった照明の色で、すがすがしく爽快な雰囲気を演出します。
照明に使えば部屋全体が非常に明るくなるので、勉強や在宅ワークなど作業をする空間におすすめです。明るい照明に照らされることで脳が活性化し、作業に集中できるようになります。
ただし、5つの照明の中で最も光の刺激が強いため、昼光色は目を覚ましてしまう可能性もあります。勉強や仕事に集中したいときは効果的ですが、リラックスしたい空間には合わない照明といえます。寝室に昼光色の照明を設置してしまうと覚醒して眠りを妨げる可能性もあるので、設置する場所に注意しましょう。
昼白色
昼白色は昼光色から青みが抜けて自然な光に近い色です。
ナチュラルな光なので、明るすぎず暗すぎない印象を与えてくれます。ほどよい明るさで空間を照らしてくれるので、家のどこに設置しても違和感がありません。リビングやキッチンはもちろん、トイレや廊下、洗面所、玄関や寝室などどこに設置しても問題ありません。
安定感があるので、どの照明にしようか迷ったときは昼白色の照明にするのがいいでしょう。
白色
純粋な白色の照明です。
昼白色にくらべてナチュラルな雰囲気は少しなくなってしまいますが、昼白色同様どこに設置しても違和感なく部屋を照らしてくれます。おだやかな雰囲気の空間を演出したい場合に向いている照明です。
温白色
温白色は昼白色に暖色のオレンジ色が加わったような色で、落ち着きのある雰囲気を演出してくれます。
柔らかい空間になるので、リラックスしたい部屋に設置するのがおすすめです。リビングやダイニング、趣味のスペースなどを温白色で照らせば、気分を落ち着かせながらくつろいで過ごすことができます。
勉強や仕事など集中して作業に取り組む部屋には向いていないですが、それ以外の部屋であればどこに設置しても家の雰囲気に馴染んでくれます。
電球色
電球色は温白色よりオレンジ色が強く、より柔らかい暖色になっています。温白色同様、部屋を照らせば落ち着いた空間に演出してくれます。
温白色との違いは、よりオレンジ色の強い暖色なので家族の顔や手元が見えにくくなります。そのため、電球色は寝室の照明や癒しを演出するような空間に向いています。
1人でリラックスして過ごす空間には、電球色は最適だと言えます。強い光ではないため、目も疲れにくいので、しっかり休むことができます。
ミラーライト 600×900 側面スイッチ MBK012 MBK013
鏡面にLEDライトが埋め込まれたミラーライト。鏡の側面に近接スイッチが付いたタイプで、直接触れなくても点灯と消灯ができます。薄型でスタイリッシュなデザインが特徴で、ホテル・レストラン・エステ・ジムのパウダールームなどを気品のある空間に演出します。
洗面所の照明を選ぶときのポイントは何か
冒頭でも紹介したように、洗面所は1日の中で利用する機会が多いので、どの照明を使うかで快適さは変わってきます。
では、洗面所の照明を選ぶときに気を付けるポイントはどこなのか。どの照明器具でも問題ないというわけではないので、選ぶときの判断基準を知っておきましょう。
鏡に自分がはっきりと映るか
洗面所では、身だしなみを整えたり化粧したりする機会が多いため、鏡を見る機会も必然的に多くなります。そのため、鏡に自分の姿がはっきり見えるような照明を選びましょう。
身だしなみを整えたり化粧したりするためには、なるべく自然な光である必要があります。暗すぎたり明るすぎたりすると実際と見え方が変わってしまうので、注意しなければいけません。
手元がはっきり見えるか
洗面所には歯ブラシやひげ剃り、メイク道具といった小物が多い傾向にあるので、手元が暗いと身だしなみのチェックや化粧に時間がかかってしまいます。特に朝は忙しく準備することもあるので、手元が暗いと時間に追われて余裕がなくなってしまいます。手元が暗くならないように照明を設置しましょう。
湿気の影響を受けにくいか
洗面所の照明選びでは、照明の色以外にも目を向けましょう。
洗面所はお風呂場が近かったり水回りだったりと、湿気が多い場所になりやすいです。湿気が多いと電球が劣化してしまい、ランプがつかなくなるといったことが起こり得ます。寿命を早める可能性があるので、湿気対策ができている照明かどうかも選ぶポイントです。
湿気対策としては、湿気の影響を受けにくい防湿型の照明を選ぶようにしましょう。湿気対策ができていれば長く電球を使えるようになるだけでなく、漏電や火事といったトラブルを防げます。
また、湿気対策は防水効果もあり、防水対策をすることでも漏電や火事、電球の寿命短縮を防げるので、洗面所の照明を選ぶ際は1つの基準にしましょう。
手入れが簡単か
湿気が多い場所で電球を使っていれば、いくら対策しても多少寿命が縮んでしまう可能性はあります。利用シーンも多いため、長く使うためには定期的な手入れが必要になります。
手入れの方法としては、埃を払ったり雑巾で汚れを拭いたりと比較的簡単です。しかし、複雑な形をした照明や手入れしにくい設置場所にあると定期的な手入れが面倒になってしまい、結果として電球の寿命を縮めてしまう可能性があります。
洗面所の照明は定期的な手入れが必要であることを理解した上で、短時間で手入れを済ませられるかも、照明を選ぶポイントです。手入れができるかも検討しましょう。
ポーランド〈Miior社〉デザインの鏡が手前に引き出せるライト付き鏡GBK024-S
女性でも片手で軽々引き出せるLEDライト付き鏡。ミラーを顔のそばに引き寄せることで、より明るくクローズアップして使用できます。メイクアップの時やお年寄りの方、身体の不自由な方、メガネをかけているお客様に人気があります。革新的なデザインと機能性とモダンさんで海外の高級ホテルに採用されています。
洗面所に合う照明の色は?
照明の色の種類や特徴、照明を選ぶポイントまで紹介したところで、結局どの照明の色が洗面所に合うのでしょうか。
身だしなみの確認や化粧など鏡を使って自分の姿をチェックする機会が多いので、明るすぎず暗すぎない照明を選ぶといいでしょう。
設置する場所に合わせて、照明の光を選びましょう。例えば、店舗やホテルなどの洗面所は雰囲気を大事にするので電球色、一般家庭・個人で使用される場合は、太陽の光に近い色の白色を選ぶと、メイクなどが外の光に近い仕上がりになって良いでしょう。
ただし、照明が設置される高さや数によって手元を照らすために電球を低く設置した場合は昼光色や昼白色が見えやすいですし、高い位置に多めに電球を設置すれば温白色であっても十分に洗面所全体や手元を照らせます。
洗面所の形や構造に合わせて電球の設置場所や設置できる数が決まるので、明るすぎず暗すぎずを意識して照明の色を変えていきましょう。もし照明の色に迷ったら、昼白色がおすすめです。
まとめ
この記事では、洗面所に適した照明の色や照明の種類、選ぶポイントについて紹介しました。
洗面所の照明は普段気に掛けることが少ないので忘れてしまいがちですが、利用シーンは多いのです。そのため、照明の色や電球の設置場所、高さにこだわることで過ごしやすく快適に感じるようになります。
この機会に洗面所の照明を見直し、洗面所を快適に使えるような照明の色を検討してみましょう。